元スレP「アイドル達を徹底的に無視する」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
351 = 336 :
移動中
P「····」
千早(とりあえず理由を聞かなくちゃ)
千早「プロデューサー、私何かしましたか?」
千早「怒っていても理由を教えてくれなくちゃ謝れません」
千早「だから無視しないでちゃんと言って下さい」
P「····」
千早「やっぱり無視、ですか···」
千早(うぅ···どうしよう···)グスッ
P(!?)
やっぱ無理だ
352 = 341 :
いけてるからはよ
353 = 221 :
千早「今日はCD発売イベントとして握手会をやるんでしたね」
P「…………」
千早「あの、何で無視するんですか? 仕事に支障が出たらどうするんです」
P「…………」
千早「いくらプロデューサーでも怒りますよ」
P「…………」
千早「はぁ……」
千早(プロデューサーは理由もなくこんな事をする人じゃない。それはよく分かってる)
千早(何かあったのかしら?)
354 = 221 :
かぶった
サーセンwwww
355 = 336 :
>>354
どうぞどうぞ
356 :
被せる奴ってわざとやってんだろ
357 = 221 :
――CDショップ
千早「あの、現場でもそんな態度でいるつもりですか?」
P「…………」
千早「何かあったんですか、プロデューサー」
P「…………」
千早「まあ、なんでも、いいですけれど」
千早(一瞬だけど、顔がこわばった気がような)
358 :
千早「プロデューサー」
P「」
千早「プロデューサー?」
P「」
千早「プロデューサー、どうして無視するんですか」
P「」
千早「怒りますよ?ふざけないで人の話を聞いてください」
P「」
千早「いい加減にしてくださいプロっ…」
千早「死んでる…」
359 = 221 :
数時間後――
千早(お客さんいっぱい来てくれたわ……嬉しい)
千早(それにトラブルがなくてよかった。プロデューサーがこんな状態でトラブルなんて起きたら、対処する自信がない)
千早(まだまだ未熟ね、私)
店長「お疲れ様でした!」
千早「お疲れ様でした」
P「本日はこのような催し物を開いていただき、本当にありがとうございました」
店長「いえいえ、如月さん目当てでお客様も大勢来てくれまして……こちらこそ感謝しております」
P「ははは……それでは、失礼いたします」
店長「えぇ。またご縁があれば」
360 = 221 :
千早「プロデューサー、今日はお客さんがいっぱい来てくれましたね」
P「…………」
千早「昔の私だったら、あんなに大勢の相手をしてたら……きっとてんてこまいになってますね」
P「…………」
千早「まぁ、今の私でも……何かトラブルが起きたら対処できるか分からないです」
千早「春香や美希だったら大丈夫でしょうけどね」
千早「私は今までそういう事、全てプロデューサーに任せっきりでしたから」
P「…………」
361 = 221 :
千早「反応がない相手に話をしていると、何だか虚しくなってきますね」
千早「まるで壁にでも話しかけてるみたい」
P「…………」
千早「この先もずーっとそんな風にするつもりですか?」
P「…………」
千早「はぁ、こういう時はどうすればいいのかしら……」
362 :
Pはいつも壁に話しかけてたからこれでおあいこってか
363 = 221 :
――事務所
P「ただいま帰りましたー」
小鳥「プロデューサーさんに千早ちゃん、お疲れ様です。どうでした、今日は?」
P「バッチリですよ、えぇ」
小鳥「最近の千早ちゃんはすごいですからねー」
P「全くですね、はい」
千早(あ、褒めてくれた)
千早(……って何を考えてるのよ。ただ音無さんの言ったことに同意しただけだわ)
小鳥「千早ちゃん、どうかしたの?」
千早「えっ?」
小鳥「何だか上の空って感じだったから……」
千早「い、いえっ……なんでもありませんよ」
小鳥「そう? ならいいのだけれど」
364 = 221 :
春香「おかえり、千早ちゃん」
千早「ただいま、春香」
春香「千早ちゃん。今日一緒に帰ろ?」
千早「いいわよ。支度してくるから、ちょっと待ってて」
春香「分かったよー」
365 = 221 :
――帰り道
春香「今日は握手会だったよね。どうだった?」
千早「無事に終える事ができたわ。お客さんもたくさん来てくれたし」
春香「そっかぁ、さすが千早ちゃんだね」
千早「そんなことないわよ。なにかトラブルが起きないんじゃないかって、不安で一杯だった」
春香「そんな時のプロデューサーさんだよっ」
千早「…………」
春香「千早ちゃん?」
千早「春香、私……プロデューサーに何かしちゃったのかしら」
春香「え?」
366 = 221 :
千早「プロデューサー、今朝から口を聞いてくれないの」
春香「えぇっ!?」
千早「私が何を言っても無言。事務所はおろか仕事場でまで……」
千早「今日、トラブルが起きなくて本当によかった」
春香「はぁ……。プロデューサーさん、そんなやり方じゃダメですよ」
千早「はる、か……?」
367 = 221 :
千早「何か知ってるの? 教えて!」
春香「落ち着いて千早ちゃん。肩、いたいよ」
千早「ご、ごめんなさい」
春香「プロデューサーさんからは口止めされてるんだけど……言った方がいいよね、うん」
千早「口止め……?」
春香「うん。千早ちゃん以外のみんなは知ってる」
千早「私以外って……」
春香「その理由も含めて話すよ」
368 = 342 :
ふむ
369 = 221 :
春香「プロデューサーさん、ハリウッドに留学に行くんだ」
千早「ハリウッド?」
春香「うん。少し前に招待状が来たらしくて……」
千早「一体いつ行くの?」
春香「来月。留学は一年ぐらいするみたい」
千早「そ、そんなに!? でも、何で私にだけ言ってくれなかったの……」
春香「言えなかった。千早ちゃんが苦しむと思ったからって言ってたよ」
千早「何それ……私は今日すごく苦しかったっていうのに」
370 = 221 :
春香「本当ならプロデューサーさんがハリウッドに行ってから話す予定だったんだけどね」
春香「無視するなんて思わなかった。一体何を考えてるんだろ、プロデューサーさん……」
千早「私、プロデューサーの家に行ってくるわ。何で無視をしたのか、問い詰めてくる」
春香「うん……頑張って!」
千早「えぇ。話してくれてありがとう、春香」
371 = 221 :
――プロデューサー自宅
千早(ここがプロデューサーの家ね)
ぴんぽーん
P「はーい! どちら様ですか?」
千早「あの、私です。千早です!」
P「…………」
千早「扉、開けてくれませんか?」
P「…………」
千早「留学するっていうこと、聞きました」
P「……っ!」
がちゃ
千早「お邪魔します」
373 = 221 :
千早「留学の件について私にだけ話さなかった理由は、私が苦しむと思ったから……そう聞きました」
千早「それ、嘘ですよね?」
P「嘘じゃない」
千早「嘘です!」
P「……なぜそう思うんだ」
千早「あなたは私が苦しむのが嫌だから……ではなく、自分が苦しむのが嫌だったんでしょう」
千早「一年も留学するなんて言われたら、それはもちろん苦しいし、悲しいですよ」
千早「でも何も告げられず、いつの間にか消えてたら……そっちの方が苦しいに決まってるじゃないですか!」
千早「あなたは苦しむ私を、自分が見たくなかっただけじゃないんですか……?」
374 = 221 :
P「参ったな。何もかもお見通しってわけか」
P「全部千早の言う通りさ。表面上では千早のためだと言ってるが……本当は全部自分のためだ」
P「千早の悲しむ姿を見て、留学への決意が鈍ることを恐れたんだ」
千早「今日、無視した理由は?」
P「千早は俺に依存してる。変な意味じゃなくて、仕事面での話な」
P「昔と比べるとかなり成長はしているが……とっさのトラブルなどにはまだまだ弱い」
千早「そうですね……それは自覚しています」
P「だから後一ヶ月で何とかできないかと思い、極力関わらないようにしようと決めた」
375 :
いいよー
376 = 221 :
17
千早「もう少しマシなやり方があったと思うんですけど……」
P「そう、かもな」
千早「かもな、じゃないでしょう! あんなやり方じゃ仕事に支障が出てもおかしくなかった。反省してください」
P「……ごめん、俺が悪かった」
千早「まったく……無視するにしても、現場までついていく理由が分かりません」
P「千早一人じゃ心配で……あ、これじゃダメか」
千早「そうですよ。そうやってあなたが甘やかすから……」
千早「甘やかすから、あなたに依存してしまうんです」
377 = 221 :
千早「プロデューサーはさっき仕事面で依存してるって言いましたけど……」
千早「私はそれ以外の面でも、あなたに依存しちゃってるんですよ」
P「それ以外って?」
千早「だ、だから、その……プライベート的な意味でっていうか、なんていうか」
P「千早、顔真っ赤」
千早「言わないでください! 恥ずかしいんですから……」
千早「と、とにかく! 一年もあなたが居ないだなんて耐えられませんっ!」
P「千早……」
千早「だから、留学に行くまでの間……ずっと、私の傍に居てください」
378 = 362 :
無理やりいい話に持って行こうとするなよ
380 = 221 :
一ヶ月後、空港――
P「見送りが千早一人だけっていうのは、嬉しいような、悲しいような……」
千早「みんなったら変に気を使っちゃって……まったく」
P「それじゃ、行ってくるよ」
千早「プロデューサー。私、やっぱり一年も耐えられそうにないです」
P「えぇっ! 一ヶ月ずっと一緒に居たじゃないか」
千早「むしろそのせいかもしれません。傍に居るのが当たり前だったというか……」
P「とは言ってもだな……」
千早「だから……」
P「だから?」
千早「私もハリウッドに留学することにしました!」
おわり
381 = 342 :
乙
ちーたん可愛い
385 = 336 :
残りって誰?
387 = 221 :
やよい 雪歩 真 律子 あずささん 亜美真美
あたりじゃないかな
388 = 308 :
りっちゃん、だれかりっちゃんをお願いします!!
389 = 336 :
誰か書いてくれないかな
391 :
オチが思いつかん
392 = 342 :
オチはネタばらししてハッピーエンドでおkだからはよ
393 = 214 :
BADENDでもいいのよ
394 = 341 :
むしろ俺としてはそっちの方が…ジュルリ
395 = 319 :
メンヘラの壁が一年もつきまとうとか拷問だろ
Pはむこうのねーちゃんとニャンニャンしたかろうに
396 :
貴音が良かった
397 = 391 :
ほ
398 :
真「プロデューサー、今日の仕事は何ですか?」
P「……」
真「…仕事、ないんですか?」
P「………」
真「予定表はっと…あるじゃないですか!もう、からかいました?」
P「………」
真「…行かないんですか?」
P「………」
小鳥「プロデューサーさん、真ちゃんの仕事の時間ですよ!」
P「ああ!ありがとうございます、音無さん」
真「」
399 :
待ってた
400 = 398 :
テレビ局 楽屋
真「プロデューサー」
P「………」
真「プロデューサー!」
P「………」
真「ぷ・ろ・でゅー・さあー!」
P「………」
真「うう…」
P「………」
真「…ボク、何か怒らせちゃいました?」
P「………」
真「うう…」
みんなの評価 : ★★★×4
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