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    元スレP「アイドル達を徹底的に無視する」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 実験 ×2+ - + - アイドルマスター + - 実験実験 + - 無視 + - 結局このオチ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 246 :

    貴音には敵わないな…

    やよいは強い子だからすぐには泣かない…はず

    252 = 248 :

    カチコチ

    (時計の音が虚しい……)

    貴音「……」

    (もう昼か、腹減ったな)

    貴音「……」スクッ

    「!」ビクッ

    貴音「……」スタスタ

    (出ていった……貴音でもこの空気はダメか、俺が悪いんだけど)

    (俺も昼飯食いに行くかな)

    貴音「……」ヌッ

    「うっわ!!」

    253 = 248 :

    貴音「お待たせいたしました」スッ

    (弁当とお茶……あぁ、買ってきてくれたのかな?)

    (ありがたいけど、ここはまだ我慢だ無視だ頑張れ俺)

    「……」スタスタ

    貴音「……」ポツーン

    貴音「……」

    貴音「…………」

    貴音「……ふむ」

    254 :

    貴音には勝てないと思うの

    255 :

    流石お姫ちんやで!

    256 = 248 :

    すき家

    「おぉう、今頃貴音が一人で弁当食ってると思うと罪悪感が」

    「しかし口数少ないだけで、普段の貴音とそう大差ないんだよな」

    「いつもと違う表情が見たいのに」ブツブツ

    「それにしても牛丼は旨いな、響の前で食う豚丼も旨かった」

    「さぁ午後も頑張って貴音を無視するか」

    257 = 248 :

    (ただいまーっと)シーハー

    貴音「……」ペコリ

    (出迎えのつもりだろうか)

    貴音「……」

    (二人分あった弁当が見事綺麗に消えている……いやまぁ音無さんが食べた可能性も)

    貴音「……」

    (くっそ、無視を仕掛けてる俺の方が心乱されてる気がするぞ!)

    貴音「……」

    「……」

    貴音「……」

    (黙って澄ましてたら死ぬほど美人だな)

    258 :

    勝てる気がしない

    260 = 248 :

    貴音「……」

    (恵まれた容姿に恵まれたスタイル、それでいて和も洋も似合う独特の雰囲気)

    貴音「……」

    (アイドルより女優のが向いて……いやいや、将来はともかく今はアイドルに全力投球だ)

    (それがプロデューサーである俺の役目でもある)ウンウン

    貴音「……」スッ

    (えっ?何?何で近づくの!?怒った?怖い!止めて!)

    貴音「あなた様、口元に汚れが……」フキフキ

    (そ、そんなことかよ!言えよ!口で!)ドキドキ

    貴音「……」

    (顔近いよ!)ドキドキ

    262 = 248 :

    貴音「……」ジッ

    (うおわぁ……)バクンバクン

    貴音「……ふぅ」スタスタ

    (戻った……何の溜め息?)

    貴音「……」

    (そしてまた沈黙か……そろそろ俺も辛くなってきたな)

    「はいさーい!皆のアイドル我那覇響ちゃんだぞー!」ガチャ

    (おっ!いいところに!)

    264 = 248 :

    「ん?プロデューサーと貴音だけか?」

    「そうだよ」

    貴音「……」

    「そっかー」

    「……」

    貴音「……」

    「何だこの空気は、ふ、二人とも喧嘩でもしたのか?」

    「いいや」

    「じゃあ何だよー暗いなぁもー。ま、まさか自分が何か悪いことしたか?」

    「いや別に、響は何も悪くないから気にしないでいいぞ」アタマポンポン

    「うぅ~この空気やだ」

    貴音「響」

    「んっ?」

    (おっ?)

    貴音「良ければ昼食に付き合い願いたいのですが」

    265 :

    お姫ちん食べ過ぎwwww

    266 = 248 :

    (さっき食ったじゃん!)

    「いいぞーまだ食べてないし、プロデューサーも行くか?」

    「俺はいいよ、もう食べたし」

    「つれないなー、アイドルのお誘いだぞ!両手に華だぞ」

    「華より団子派なんでな」

    「じゃあやっぱり食べに行くさー」グイグイ

    「あーもう」

    貴音「響、行きますよ」

    「ほーい、変態プロデューサー、お土産買ってきてあげないからな」

    「いらねーやい」

    「……」

    「……一人になってしまった」ポツーン

    267 = 258 :

    さすがお姫ちん

    268 = 248 :

    「……」

    「…………」

    「………………」

    「………………仕事しよう、うん」

    「新しい営業戦略でも考えるか」ガサゴソ

    「律子とももっと打ち合わせしないとな」

    「うーん真はいっそ王子様どころか俺様王様キャラで売るか……」ブツブツ

    「貴音も本当に女優業に本腰入れてみるか」ブツブツ

    「まーた春香にスポーツイベントオファーか、毎回毎回こけないっての、多分」ブツブツ

    貴音「……」コソコソ

    269 :

    お尻姫!

    270 :

    貴音
    あずさ
    美希が好きな俺はおっぱいが好きなんだろうなー

    271 = 231 :

    >>270
    歌が好きなのかもしれないぞ

    272 = 248 :

    二時間後

    「おっ、仕事してると早いなぁ」

    「んー!ちょっとだけ休憩するかな」ノビー

    「熱いお茶がほしい」コキコキ

    小鳥「失礼しまーす、お茶でもどうぞ」ガチャ

    「あれ、凄い良いタイミングですね、丁度欲しかったところでした」

    小鳥「あらら」

    「ありがとうございます、いただきます」ズズー

    「美味い!」テッテレー

    小鳥「貴音ちゃんの言った通りですねぇ」

    「はい?」

    小鳥「そろそろ休憩する頃だろうから、お茶持っていってくれって頼まれたんですよ」

    273 = 248 :

    「……」

    小鳥「お茶だって貴音ちゃんが自分で淹れたんですよ」

    「……」

    小鳥「自分で持って行かないの?って訊いたら、邪魔しては駄目だからって」

    「……」

    小鳥「私なら邪魔にならないんですかね……って聞いてます?」

    「え、あ、はい、どうも」

    小鳥「まぁそんな訳なんで、お礼なら貴音ちゃんに言ってあげてくださいね」

    「……はい」

    小鳥「あと響ちゃんが『変態プロデューサーにはハーゲンダッツあげないからな』だそうです」

    「後で泣かします」

    274 = 247 :

    お姫ちんマジ天使

    275 :

    これは惚れる

    276 = 248 :



    「……」

    貴音「……」

    (結局一日中無視してしまった……どっちかと言えば会話が無いだけなんだが)

    亜美「ヘイヘイ!そこの二人暗いぜ!」

    「お昼からずっとだぞ」

    真美「日本の未来より暗いぜ!」

    「そりゃ相当ヤバいな、真っ暗闇にならない内に帰った帰った」

    春香「お疲れ様でしたー!」

    真美「でしたー!」

    亜美「元気な兄ちゃんを見るのがこの時までとはまだ誰も知らなかった……」

    「ひいぃ……アホか、気をつけてなー」

    貴音「……」

    277 = 248 :

    「あれ、貴音は帰らないのか?」

    貴音「えぇ、少々用事が」

    「ふーん、変態プロデューサーに注意するんだぞ」

    「誰が変態だ誰が」

    「レッスン中に変なとこ触るし……」

    「ぶほぉっ!?」

    「ばーかばーか、じゃあねー」ケラケラ

    (あいつは明日おしりペンペンだな)

    (さてと)

    貴音「……」

    (どうしたもんか)

    278 = 242 :

    ヤる

    279 :

    お姫ちんを幸せにしたい

    280 :

    しこるか!

    281 = 248 :

    カチコチ

    貴音「……」

    「……」

    チクタク

    貴音「……」

    「……」

    貴音「……」

    (帰るに帰れない……)

    貴音「……」

    (普通に考えたらお茶のお礼を言うべきだよな)

    貴音「……」

    (ぐおぉ、この空気……無視しようとかすんじゃなかった)

    (俺が動揺してるじゃないか!)

    (もういいや、さっさとお礼言って)

    貴音「……」スタッ

    282 = 248 :

    貴音「お疲れ様でした」スタスタ

    「……」ポカン

    「……」

    「え、あれ?おいおいおい」

    「帰っちゃった……?」

    「いや待て待て待て」ガタガタ

    「追いかけなきゃ!」

    283 :

    ふむ

    284 = 248 :



    「あぁもう!なぜこんなことに!」ドタドタ

    「貴音はどこだ?そう遠くには……」キョロキョロ

    貴音「……」スタスタ

    「いた!おーい!貴……いや人が集まっちゃまずい」

    貴音「……」スタスタ

    「なんだあの早歩き」

    貴音「……」スタスタ

    「どこに向かってるんだ……?公園?」

    285 = 248 :

    公園

    貴音「……」

    (どう見ても歩いてるのになぜ早い……やっと追いついた)ハァハァ

    貴音「……」クルッ

    「わっ」ビクッ

    貴音「……」

    「……」ハァハァ

    貴音「……」

    (夜桜に月明かりに貴音……絵になりすぎだろ)ハァハァ

    貴音「あなた様はいけずです」

    「へ?」

    286 = 231 :

    うむ、その通りだ

    288 :

    優秀だな

    289 = 248 :

    貴音「あの様な仕打ちを何故……」

    (解ってたのか?)

    貴音「私にとってあなた様に掛けてもらう言葉が、あなた様とする他愛もない会話がどれほど大切か知っていながら」

    「……」

    貴音「私に落ち度があったのなら謝ります、ですが……理由も解らずにこんなのは……辛い……」

    「……」

    「すまん!!」

    「貴音が動揺する姿が見たくてつい、こんな子ども染みた真似を……本当にすまん!!」

    貴音「……」

    (そりゃ怒るよなぁ)

    貴音「……ぷっ」

    291 = 288 :

    いいねぇ

    292 = 248 :

    貴音「ぷっ……くすくす」

    「ん?」

    貴音「申し訳ありません、私もいけずでした」

    貴音「慌てるあなた様が子犬の様に可愛くて、つい」

    「……?」

    貴音「私は怒ってなどいません」

    「そ、そうなのか?」

    貴音「えぇ、ですが少々仕返しはさせていただきました、これでお相子です」

    「……」ポカーン

    貴音「事務所を飛び出して私を追いかけるあなた様……なかなか見物でした」クスクス

    「……泣いていい?」

    貴音「いけません」

    293 = 288 :

    素晴らしい

    294 :

    お姫ちん可愛すぎワロタ

    295 = 248 :

    「結局貴音の手のひらで踊ってたというわけか」ガックシ

    貴音「そうでもありませんよ」

    「?」

    貴音「あなた様が以前言っていたではありませんか」

    貴音「結婚するならたとえ会話が無くとも解り合える関係が理想だと」

    「言ったっけ?」

    貴音「ですからその……私は、言葉が無くとも、あなた様の意思を察しようと」

    (あぁだから貴音も黙ってたのか……)

    貴音「でも駄目ですね。私はまだまだ、その境地には至っておりませんでした」

    「いやいや恐ろしいくらい読んでたよ、心が読めるのかってくらい」

    貴音「いつも見ていますから」クスクス

    (はい負け、負けました!)

    296 :

    ラブリーお姫

    297 = 269 :

    さすがいい女

    298 = 288 :

    はらしょー

    299 :


    さすが俺の嫁

    300 = 248 :

    「まぁその、何にせよ、ごめんな」

    貴音「はい、こちらこそ」

    グゥ~

    「緊張解けたらお腹空いたな……お詫びにラーメン奢るよ」

    貴音「では遠慮無く」

    「……少しだけ遠慮してもらいたい」

    貴音「あなた様」

    「はい」

    貴音「あなた様は花より団子と仰いましたが、私は花も団子も、です」

    「?」

    貴音「いつの日にか本当に……あなた様と静かな時を過ごせる事を願っております」ニッコリ

    おわる


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