元スレ恒一「なんで見崎のことを無視するんだ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
651 = 225 :
恒一「松永さん? 今なんて……」
松永「そうだ……そうだよ……俺が……俺が止めたんだ……」ブルブル
恒一「止めた? 災厄をですか?」
松永「…………教室、教室に……」
恒一「教室?」
松永「教室に残したんだ……何かを……何か残したんだ…………」
恒一「教室に……残した?」
松永「何かを……何か……災厄を……」
恒一「……」
松永「災厄を止める方法を、残したんだ――――」
652 = 225 :
メシ食ってきます
653 = 240 :
食うな
655 :
いってら
657 = 257 :
俺は最後まで見届けるぜ
659 = 415 :
現象「はよ」
660 = 225 :
~数日後~
勅使河原「なにぃ!? 災厄を止める方法がわかるかもしれない!?」
恒一「ちょっ、声大きいって勅使河原」
勅使河原「あ、わりぃ……それで?」
恒一「うん……松永さんが言うには、教室にその方法を残したって」
望月「教室?」
勅使河原「昔の教室ってーと……旧校舎の方か?」
恒一「うん、多分」
勅使河原「やったじゃねーか! お手柄だぜサカキ!」
661 = 335 :
紫煙
662 = 225 :
勅使河原「そうとわかりゃ、早速赤沢に……」
恒一「あっ、ちょっと待って!」
勅使河原「……なんだよ?」
恒一「なるべく少人数で行きたいんだ」
望月「少人数? どうして?」
恒一「この間、夜見山の外だって言うのに杉浦さんが危うく死にかけたでしょ?」
勅使河原「そうだけどよ……あれは災厄とか関係ない事故だったんじゃねーのか?」
恒一「まあ、千曳さんにも話したらそう言ってたんだけど……万が一がある」
望月「万が一って……」
恒一「……災厄の法則が変わってるかも」
664 = 225 :
勅使河原「法則が……?」
恒一「うん、災厄の範囲や距離……それに期間とかも」
勅使河原「いやいや、そんなことあるわけねーって! だって26年前から法則はずっと変わってない筈だろ?」
恒一「そうとも言えないんだよ、今年は……僕のせいで」
望月「榊原くんのせい?」
恒一「ああ……僕が今のところ災厄で誰か死ぬのを食い止めてる」
恒一「それで現象がどのように変化するのか、それともしないのか……前例も無いからわからないでしょ?」
勅使河原「……まあ、そういわれるとそんな気も……?」
恒一「もし災厄の法則が変わってしまってたら――今後、何が起こるかわからない」
望月「……」
勅使河原「……」ゴクリ
665 = 225 :
恒一「だからできるだけ慎重に動きたいんだ」
恒一「皆に教えるのは……しっかりとした情報を得てからにしよう」
勅使河原「……そうだな、それがいい」
望月「うん、僕も賛成だよ」
勅使河原「それにしてもサカキ……お前って結構考えてんだな」
恒一「え?」
勅使河原「俺はてっきり無鉄砲の猪突猛進男だと思ってたんだが」
恒一「なにそれ!?」
望月「的を得てるね」
恒一「望月まで!?」
666 = 464 :
ホモ展開だったら怒る(憤怒)
667 = 225 :
勅使河原「まあそれはいいや、それでいつ旧校舎にいく?」
恒一「できるだけ早く行きたいんだけど……」
望月「今からはちょっと……この後家族で用事があるんだ」
恒一「じゃあ明日の朝とか?」
勅使河原「朝は俺が勘弁!」
恒一「じゃあ夜?」
望月「夜に探し物はきつくない?」
恒一「……じゃあ、明日の午後三時ってことで」
勅使河原「おう!」
望月「うん!」
668 = 225 :
勅使河原「そしたら待ち合わせ場所は美術部の部室でいいんじゃねーか? 確か旧校舎だろ?」
望月「そうだね、僕なら鍵も持ってるし」
勅使河原「じゃあ決まりだな!」
恒一「ごめんね、頼んでもいい望月?」
望月「うん、任せてよ!」
恒一「ありがとう、それじゃまた明日――」
669 = 225 :
~演劇部部室~
綾野「――それでね、溺れかけたところをこういっちゃんが泳いで助けにいったの!」
小椋「へえ、そんなことがあったんだ……」
綾野「あの時のこういっちゃんの勇姿と言ったら……もう見れないのが損なぐらい!」
小椋「ふーん……頑張ってるのね榊原くん」
綾野「え? 頑張ってるって?」
小椋「……あれよほら、皆を守るんだー、とか言う奴」
綾野「ああ! うん、こういっちゃんはしっかり皆を守ってるよ」
小椋「……」
670 = 532 :
さるさんよけ
671 = 428 :
小椋さんきた
673 = 631 :
小椋さんきた!
674 :
的を…得る?
675 = 225 :
綾野「こういっちゃんはかっこいいし頼りがいあるんだけど、鈍いのが玉に傷でねー……」
小椋「……」
綾野「この間だってさー」
小椋「……あーもういいわ、榊原くんの話はもういい」
綾野「え? なんで?」
小椋「こんなに榊原くんの話されてたら、耳からこういっちゃんが付いて取れなくなるわよ」
綾野「えー……まだ話足りないのにぃ」
小椋「いつも話てるくせにまだ足りないのか……」
676 = 225 :
小椋「それにしても、あんた明るくなったわね」
綾野「え? そう? 私は昔から元気いっぱいだったよ?」
小椋「まあ確かに傍目にははしゃいで見えるわね……けど」
綾野「けど?」
小椋「たまに何処か不安そうな表情するじゃない、3年3組になってからは特にそうだったし」
綾野「……あー」
小椋「まあ今はそれも全く見なくなったけど……やっぱりそれも榊原くんのお蔭なの?」
綾野「こういっちゃんの? ……そうかな、うん、多分そう」
小椋「ふーん……」
677 = 532 :
>>675
×玉に傷
○玉に瑕
678 = 544 :
>>674
どっちでもいいみたいな話もあるし、いいんじゃない
679 :
>>677
許してやれよ
680 = 225 :
小椋「……いいわね、恋する乙女って」
綾野「あれ? なになに、由美ったら羨ましいの?」
小椋「うざっ……!? 別に羨ましくなんてないわよ」
綾野「ふふふふ、しかしこういっちゃんは絶対に渡さないよ? ただでさえライバル多いのにこれ以上増えたらまいっちゃうもん」
小椋「だから違うって……あーもうどうでもいいわ、さっさと帰るわよ」
綾野「え? あっちょっと待ってよ由美ー! 私まだ準備終わってない!」
小椋「早くしなさいってば」
綾野「うん! ちょっと待ってて!」ガサゴソ
小椋「……」
小椋(榊原くん、か……)
682 = 265 :
通り魔来るだろ
683 = 225 :
~恒一宅~
恒一「……」カキカキ
恒一「……」キュッキュッ
怜子「……あら?」
恒一「……」カキカキカキ
恒一「……よし、できたかな」
怜子「何ができたの?」ヒョコッ
恒一「うわぁっ!?」
684 = 225 :
恒一「れ、怜子さん!?」
怜子「リビングで何書いてるかと思えば……なあにこれ?」
恒一「え、えーと……みんなにも今度説明するつもりだったんですけど」
恒一「先に概要だけでも仕上げておこうかなって思いまして」
怜子「どれどれ……ん?」
怜子「恒一くん、これって……」
恒一「……はい、実は千曳さんに話を聞いて思いついたんですが」
恒一「夏休みの数日間を使って――」
686 = 225 :
~小椋宅~
小椋「……」
コンコン
小椋「……兄貴、いるんでしょ?」
シーン…
小椋「……」コンコン
シーン…
小椋「っ……ちょっと! 返事ぐらいしなさいよ!」ドンッ
687 = 674 :
俺たちの登場だー!
688 = 225 :
小椋兄『……うっせぇな、なんの用だよ』
小椋「なんの用だ、じゃないわよ……いつまで部屋にひきこもってるつもり?」
小椋兄『……俺の勝手だろ』
小椋「勝手って……ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」ドンッ
小椋兄『っ……! っせぇな!! お前には関係ないだろ!!』
小椋「関係無くなんかないわよ!」
小椋兄『関係ねぇよ! たかが妹の癖に!!』
小椋「っ……!!」
689 = 674 :
兄の代わりに外付けHDDが犠牲になるのかwww
690 = 225 :
小椋「っ……どうして……」
小椋兄『っつーかなんだよ、今まで部屋をノックすることなんて無かったくせに――』
小椋「どうしてっ……あんたはそんななのよ!!」
小椋兄『……ああ?』
小椋「昔は……昔はもっとかっこよかったのに……!」
小椋兄『昔……?』
小椋「そうよ……昔は……今みたいじゃなかった」
小椋兄『……』
小椋「昔は……ヒーローみたいだったのに……榊原くんみたいなヒーローだったのに」
小椋兄『……はあ?』
691 = 229 :
小椋兄に刺し殺されるぞ
692 = 573 :
>>579
本物さん続きはよ
694 = 225 :
小椋兄『誰だよ榊原って? お前何言って――』
小椋「もういい!!」ドンッ
小椋兄『っ!?』
小椋「あんたなんか一生そこに引き籠ってなさいよ!! 死んじゃえばーか!!」
小椋兄『ああ!? てめーが死ねばーか!!』
タタタタタタ…
小椋兄『……』
695 :
小椋さんてアニメだと今のところ「兄貴!」しかセリフ無いよね?
696 = 428 :
>>695
マジ?
って台詞もあったし綾野さんとしゃべってたじゃん
697 = 229 :
>>695
割と喋ってただろ
699 :
>>692
なにこの自演
700 = 225 :
小椋兄「……」
小椋兄「……ちっ、なんだってんだよ由美の奴」
小椋兄「っと、画像収集に戻らねーと……」カチカチ
小椋兄「……」カチカチ
小椋兄「……」カチカチカチターンッ
小椋兄「……」
小椋兄「……」
小椋兄「……昔、か……」
小椋兄(昔の俺ってどんなんだったっけな……)
みんなの評価 : ★★★×6
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