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    元スレ恒一「なんで見崎のことを無視するんだ!」

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    みんなの評価 : ★★★×6
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    401 :

    なんで上条さん化してんだと思ったら中の人一緒だったのか

    402 :

    上条さんより立派だろ

    403 = 225 :

    ~数週間後~


    ピピピピピピ


    恒一「電話……勅使河原から?」ピッ

    恒一「もしもし?」

    勅使河原『サカキ、今大丈夫か?』

    恒一「うん、大丈夫だよ」

    勅使河原『なら今から言う喫茶店に来てくれねーか? 話したいことがあるんだよ』

    恒一「話したいこと?」

    勅使河原『おう、実はな』

    恒一「うん」

    勅使河原『――災厄を止める方法が分かるかもしれねーんだ』

    404 = 225 :

    ~喫茶店イノヤ~

    カランコローン

    恒一「えっと……」

    赤沢「恒一くん、こっちよ」

    恒一「あ、赤沢さん」

    赤沢「こんにちは、恒一くん」

    恒一「うん、こんにちは……赤沢さんも勅使河原に呼ばれて?」

    赤沢「そうよ……災厄のことについての話って言われなきゃ、誰があんな奴」

    恒一「あはは……」

    405 = 235 :

    気になって寝れないじゃないか

    406 = 225 :

    望月「ご注文は?」

    恒一「あ、えーと……」

    赤沢「私と同じやつを」

    恒一「えっ」

    望月「あら……ふふ、かしこまりました」


    スタスタスタ…


    恒一「……赤沢さん、なに飲んでるの?」

    赤沢「コーヒーよ」

    恒一「僕コーヒー苦くて飲めないんだけど」

    赤沢「大丈夫、ここのコーヒーは本物よ。ハワイコナのエクストラ・ファンシー」

    407 = 225 :

    赤沢「……ねえ恒一くん」

    恒一「なに?」

    赤沢「誰が死者だと思う?」

    恒一「死者?」

    赤沢「そう、クラスの一人が紛れ込んだ死者……それが一体誰なのか」

    恒一「うーん……誰がって言われても」

    赤沢「まあわからないわよね……私も皆目見当がつかないわ」

    恒一「うん……それに」

    赤沢「それに?」

    恒一「誰が死者だろうと関係ないよ」

    408 = 263 :

    怜子さん死なんねこれは

    409 = 401 :

    勝手にコーヒー頼んでドヤ顔する赤沢さん何度見ても吹く

    410 = 225 :

    恒一「僕がやるべきことは災厄を止め、皆を守ることだけだ」

    恒一「誰が死者とわかったところでそれは変わらないよ」

    赤沢「……もし、自分が死者だとしても?」

    恒一「……自分が?」

    赤沢「そうよ。クラスの一員である以上、貴方が死者の可能性もあるわ」

    恒一「……うん、変わらないよ。僕がその紛れ込んだ死者だとしても、何も変わることはない」

    赤沢「そう……」

    恒一「むしろ死者として蘇ってまで皆を助けるなんて、なんかヒーローみたいで格好よくない?」

    赤沢「……それ、自分で言う?」

    恒一「あはは、わかってるよ。冗談に決まってるじゃないか」

    赤沢「……まあ、死者じゃなくても貴方はもうヒーローだけどね」

    恒一「え?」

    412 = 225 :

    望月「お待たせしました」

    赤沢「ん、丁度コーヒー来たわね」

    恒一「あ……うーん、飲めるかなあ……」

    赤沢「いいから、騙されたと思って一口飲んでみて」

    恒一「わかったよ……」

    恒一「……」ゴク

    赤沢「……」ワクワク

    恒一「……! 苦いのに、甘い……」

    赤沢「! どうかしら?」

    恒一「美味しい! こんな美味しいコーヒー初めて飲んだよ!」

    赤沢「そう、よかったぁ……」ホッ

    413 = 261 :

    ラストより15年前の心霊写真が怖かった何だよあのガチ顔
    お風呂入れねーよ

    414 = 225 :

    カランコローン


    勅使河原「えーっと……お! いたいた! おーい!」

    恒一「あっ、勅使河原と望月が来たみたいだね」

    赤沢「……」スッ

    恒一「え?」

    勅使河原「え?」


    スタスタスタ ストン


    恒一(なんでわざわざ僕の隣に……?)

    勅使河原「……ええー? 俺ってそんなに嫌われてる?」

    赤沢「なに? はっきり言われたい?」

    415 :

    そろそろ現象さんは擬人化してでも恒一さんにクレーム入れに行くべき

    416 = 225 :

    勅使河原「それも悪くねーが……今日はいいや」

    恒一「それで話って?」

    赤沢「わざわざ呼び出したんだからそれほどの話なんでしょうね?」

    勅使河原「ああ、それだけどな……ほら望月、お前から話せよ」

    望月「う、うん」

    望月「実はね……この間――――」

    417 = 233 :

    現象「ぐぬぬ」

    418 = 401 :

    これ最後まで書くつもりならすごい大作になるな

    419 = 225 :





    恒一「……つまり、その松永さんって人が災厄を止める方法を知ってるかもしれないってこと?」

    勅使河原「そういうこと! だからその松永って人に会いに行けば……」

    赤沢「災厄を止める方法を教えて貰えるかも、ってことね」

    望月「うん」

    恒一「でもどうやって会いに行くの? いる場所もわからないのに……」

    赤沢「あら、身近にいるじゃない。松永さんの同級生が」

    恒一「えっ? ……あっ、そうか」

    420 = 395 :

    >>415
    むしろ自分でも止めたいけど止められなくて涙目だったところに颯爽と現れた恒一さんにベタ惚れ

    421 :

    >>415
    鬼才現る

    422 = 225 :

    ~夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。~

    恒一「……と言うわけで、怜子さんの同級生だった松永さんに会いにいくことになったんだ」

    「……そうなの」

    恒一「うん。よかったら見崎も一緒に――」

    「ごめんなさい、私はいけないわ」

    恒一「えっ……」

    「今お父さんが帰ってきててね……だから少しの間遠くにある別荘に遊びに行こうって」

    恒一「そうなんだ……じゃあ仕方ないね」

    「うん……わざわざ誘ってくれたのにごめんね」

    恒一「いや、気にしないで」

    423 = 421 :

    間違えた>>420

    424 = 225 :

    「……」カキカキ

    恒一「?」

    「……榊原くん、これ」スッ

    恒一「えっ? これって……」

    「携帯の番号」

    恒一「見崎携帯なんて持ってたんだ?」

    「うん、お母さんに持たされてるの」

    恒一「そっか……じゃあ何かあったら電話するね」

    「……うん」

    恒一「それじゃ、また来週学校で」

    「うん、またね」

    425 = 225 :

    ごめん一時間だけ休ませてちょっともう腰と指が痛すぎて死ぬ

    426 :

    >>425
    ちゃんと完結させてくれよ?

    427 :

    ものすごい死亡フラグだな

    428 :

    保守はまかせろー

    430 = 233 :

    最近アナザーSSのせいで寝不足だぜ

    431 = 428 :

    天然ジゴロ

    432 :

    赤沢さんかわいい

    435 = 225 :

    ~当日~

    勅使河原「おはよーっす!」

    望月「おはようございます!」

    「おはよ」ニコ

    恒一「おはよう二人とも」


    ブロロロロ…


    恒一「ん? あの車……」

    ガチャッ

    赤沢「お待たせ」

    恒一「赤沢さん?」

    436 :

    俺的に鳴ちゃんは今期一番可愛い
    きてたー

    437 = 225 :

    恒一「赤沢さんも行くの?」

    赤沢「ええ、もちろん」


    ガチャッ

    中尾「ううっ……」

    杉浦「大丈夫? 顔色よくない」


    恒一「あの二人も?」

    赤沢「ええ、話をしたら付いてきたいって言ってね」

    恒一「そうなんだ……中尾くんはどうしたの?」

    赤沢「ああ……どうも車に酔ったみたいね」



    中尾「オエェーーーーーッ!!」

    439 = 428 :

    いいぞ

    440 = 225 :

    恒一「中尾くん」スタスタ

    中尾「おぇえっ……な、なんの用だよ榊原」

    恒一「大丈夫? 相当酔ってるみたいだけど」

    中尾「うるせー、お前に心配される筋合いは……っ!? おぇええっ!!」

    恒一「全然大丈夫そうに見えないよ」サスサス

    中尾「はぁ……はぁ……くそっ」




    赤沢「中尾の癖に恒一くんに心配されやがって……!!」ゴゴゴゴ

    勅使河原「……」

    441 = 428 :

    そのまま病院へ

    442 = 225 :

    恒一「普段こんなに車に弱いの?」

    中尾「い、いや……乗り物には強いほうだけど」

    恒一「なのにこんなになってるの? ……どこか体調悪いんじゃない?」

    中尾「!? いやいや俺はすこぶる元気だぞ!?」

    恒一「駄目だよ嘘吐いちゃ、今日は出かけるのは止めて病院に行くべきだよ」

    中尾「病院!?」

    443 = 225 :

    恒一「怜子さん、ちょっと僕中尾くんを病院まで連れてくんで準備任せてもいいですか?」

    「オッケーよ! 任せといて!」

    恒一「それじゃ行こうか中尾くん」グイッ

    中尾「ちょっちょっと待て榊原! 俺は行くなんて一言も――」

    恒一「ほら中尾くん急いで」グイグイ

    中尾「まっ、待て! 俺は病院なんていかない!」

    恒一「なに子供みたいなこと言ってるんだよ、ほら行くよ」グイグイ

    中尾「ちょっ、待っ……!!」

    中尾「いやだぁああああああああ! 俺は赤沢の水着姿を見るんだぁああああ!!」




    ――中尾、その後頭部を検査したところ異常が見つかりそのまま入院、結局夏休みが終わるまで帰ってくることなく退場

    444 = 436 :

    合宿で死者をどうするのかが気になるな

    445 = 225 :

    恒一「ただいまー」

    「おかえりなさい、中尾くんの具合どうだった?」

    恒一「なんか頭部の検査することになって……長引きそうなので僕だけ先に戻ってきました」

    「あらそう、中尾くん残念ね」

    勅使河原「本当残念な奴だよな中尾って」

    望月「まあ残念だよね」

    赤沢「……残念な中尾は置いておいて、ところで恒一くん」

    恒一「なに?」

    赤沢「その後ろにいる二人はなに?」

    恒一「え?」


    桜木「おはようございます」ペコリ

    綾野「おっはよー!」

    446 = 428 :

    いいぞ!

    447 = 432 :

    素晴らしいぞ!

    448 :

    なるほど、これはなかなか


    なかなか…乙なもんですねぇ

    449 = 225 :

    恒一「ああ、さっき道の途中で会ってね」

    赤沢「……」

    恒一「松永さんのところに行くって話をしたら着いてきたいって言ってさ」

    桜木「私たちもついて行っていいですか?」(訳:抜け駆けしてんなよ)

    綾野「いいでしょ? 折角なんだからさあ!」(訳:思い通りにはさせねえぞ)

    赤沢「……そうね、いいんじゃないかしら」

    恒一「そっか、よかったね二人とも」

    桜木「はい!」

    綾野「うん!」

    赤沢「…………くそが」ボソッ

    杉浦「ドンマイ泉美」ポン

    450 = 225 :

    赤沢「ただし席順は私が決めるわ。恒一くんと私は私の車」

    赤沢「他は全員そっちの狭い車ね」クイッ

    「せまっ……」

    桜木「ふざけないでください!! そんなの横暴です!!」

    綾野「そーだよ!! そんなの絶対おかしいよ!!」

    赤沢「うるせー!! こっちは色々と予定が狂ってイラついてんだよ!! これぐらい好きにさせなさいよ!!」

    桜木「そもそも抜け駆けしようとしたのはそっちじゃないですか!!」

    綾野「そーだよ!! 私だってこういっちゃんと海行きたいもん!」




    勅使河原「……どう収拾つけんだよこれ」

    望月「僕に聞かないでよ」

    恒一「皆元気だなあ」


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