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    元スレ恒一「なんで見崎のことを無視するんだ!」

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    みんなの評価 : ★★★×6
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    801 = 428 :

    フラグがたったのは兄貴ルートか

    803 = 731 :

    兄貴の野郎・・・・

    805 = 302 :

    実はHDDも生きてて現場検証で警察に押収されてお縄につく展開だな

    806 = 631 :

    由美可愛いよ由美

    807 = 225 :

    ~数日後~

    小椋「おはよー」

    綾野「あっ由美!」

    小椋「ん、おはよう彩」

    綾野「おはよう……じゃなくて! 大丈夫なの!? 家にショベルカーが突っ込んだって聞いたけど……」

    小椋「ああ……まあ家は壊れちゃったけど、誰も怪我してないし大丈夫よ」

    綾野「そっか……よかったぁ」ホッ

    小椋「それに壊れたのってクソ兄貴の部屋だけだからね、あいつの部屋なんて無くても問題無いわよ」

    綾野「あー、いつも愚痴ってたよねお兄さんのこと……」

    808 :

    ここまで来ると運命の力まで操ってるな、恒一さん

    809 = 225 :

    小椋「うん、まあこれで兄貴の引き籠りも治るはずよ、なんせ引き籠る部屋が無くなっちゃったからね」

    綾野「そーなんだー……あれ? そうしたらお兄さん今どこで寝てるの?」

    小椋「えっ!? い、いやそれは……」

    綾野「?」

    小椋「それはそのっ、ねっ……あの――」


    ガララッ


    小椋「あっ先生来た! この話はこれでおしまいね!」

    綾野「え? ちょっと待ってよ由美!」

    三神「ほら皆さん! 席について!」

    810 :

    兄貴、ノーパソと外付けHDDやるから俺と代われ

    811 = 384 :

    兄貴うらやまけしからん

    813 = 229 :

    兄貴死ね

    814 = 225 :

    三神「今日はホームルームの前に重要なお知らせがあります」

    赤沢「お知らせ……ですか?」

    三神「はい、重要なお知らせです」

    三神「実はこのたび……今年の夏休みの数日間を使って、クラス合宿を行いたいと思います」

    桜木「合宿?」

    三神「そうよ、少し遠くにある夜見山神社と言う神社まで行ってお参りするの」

    赤沢「夜見山神社……」

    815 = 464 :

    兄貴は死んで然るべしだった

    816 = 428 :

    兄貴死ね
    現象さん頼んだ

    817 = 265 :

    兄貴死ね

    818 = 235 :

    兄貴死ね

    819 = 225 :

    三神「詳しいことはプリントを回します……これはしおりにもなるから大事にとっておいてください」

    三神「風見くん、皆に配ってくれる?」

    風見「あっ、はいわかりました」ガタッ

    三神「配りながら説明しますが、この合宿は自由参加です」

    三神「……しかし、私たちのクラスには皆さんもご存じの通りあるものが存在します」

    三神「ですからこの合宿は、それに関してとても重要なものとなるでしょう」

    三神「できる限り、参加できる人はするように」

    三神「では、質問がある人は手をあげて――」

    820 = 350 :

    お前らどんだけ兄貴殺したいんだよww

    822 = 225 :

    ~合宿当日~

    恒一「……」テクテク

    「……」テクテク

    勅使河原「……びっくりしたよなあ」

    恒一「なにが?」

    勅使河原「なにがって決まってんだろ……合宿にクラスの奴全員が参加したことだよ」

    恒一「ああ……そうだね、僕もまさか全員来てくれるなんて思っても無かった」

    「……やっぱり、皆どこかしら不安はあるのね」

    勅使河原「だな……あ、そうだ望月! あれちゃんと持ってきたか?」

    望月「あれって?」

    勅使河原「テープに決まってんだろ、カセットテープ」

    望月「ああ……うん、ばっちりだよ」

    勅使河原「よし! よくやった望月! お前は偉い」バンバン

    望月「いたっ!? ちょっと……背中叩かないでよ」

    勅使河原「ははっ、わりーわりー」

    823 = 617 :

    兄貴殺さなかったから、もうこれ終わったな

    824 = 235 :

    825 = 225 :

    恒一「……あれ?」

    水野「おーい! そこのやつらー!」

    勅使河原「ん? なんだ水野ー?」

    水野「合宿所前で集合写真撮るらしいから、さっさとこーい!!」

    勅使河原「おー! わかったー! よし行くかサカキ……ってどうしたんだ?」

    恒一「いや……なんか忘れてる気がするんだよね、なんだったかなぁ……」

    勅使河原「なんか? なんかってなんだよ?」

    恒一「いや、それが思い出せないんだよ」

    勅使河原「? まあ忘れてるってことは別にどうでもいいことなんじゃねーの?」

    恒一「そうかなあ……?」

    勅使河原「そうに決まってるって! ほら、遅れたらまずいからさっさと行こうぜ!」タッ

    恒一「あっ……待ってよ!」タッ

    826 = 225 :

    ~病院~

    中尾「……」

    中尾「……」

    中尾「……」

    中尾「……誰かお見舞いこねえかなあ」

    中尾「……」

    看護婦「検診のお時間でーす」

    中尾「あ、はい」

    827 :

    もう最新話か

    828 = 320 :

    中尾・・・

    831 = 225 :

    ~合宿所前~

    望月「それじゃ撮りますから、皆並んでー」

    恒一「わかっ――」

    綾野「私こういっちゃんの隣ー!」ダキッ

    恒一「わっ!?」

    赤沢「ちょっと! そこは私の場所よ!」

    綾野「はぁ!? そんなの決まってないじゃん!」

    桜木「なら反対隣は私ですね」

    恒一「桜木さん!?」

    杉浦「……じゃあ前は私ってことで」

    恒一「え!? ちょっと杉浦さんまで!?」

    832 = 225 :

    ギャーギャーワーワー
    ドケーオマエコソドケー


    望月「……おーい、写真撮りたいんだけどー?」

    勅使河原「いいよ望月、このまま撮っちまえ」

    望月「えー……? いいのこれ?」

    勅使河原「もういいよ、待ってたら日が暮れちまう」

    望月「……わかったよ、じゃあ撮るよー」


    望月「はい、チーズ」



    ――カシャッ

    833 = 225 :

    ~夕方・恒一の部屋~

    勅使河原「よーし、それじゃテープかけるぞ?」

    恒一「うん」

    「」コクリ

    望月「……」ゴクリ

    勅使河原「せー……のっ」カチッ



    ジー……キュルルル……


    松永『それが……それが起こったんだ……』

    834 = 532 :

    ほしゅ

    さるさんよけって今も必要なん?

    836 = 225 :





    松永『俺が殺したあいつが……ブブッが死者だったんだ』

    松永『どうやったら災厄を止められるのか……』

    松永『……死者を……死者を死に還す』

    松永『……それでその年の秩序は回復する』

    松永『――いいか? 死者を死に還せ』

    松永『クラスに紛れ込んだもう一人を――殺すんd』


    カチッ


    恒一「……」

    「……」

    勅使河原「……」

    望月「……」

    837 = 225 :

    恒一「……」

    勅使河原「……なんかすごいこと聞いちまったな」

    望月「……そう、だね」

    「……」

    勅使河原「……どうする?」

    恒一「……どうするってなにが?」

    勅使河原「……誰が」

    勅使河原「誰が――――死者だと思う?」

    838 = 827 :

    小椋兄だな

    839 = 225 :

    恒一「……誰が死者……」

    望月「その死者を殺せば、災厄は止まる……」

    勅使河原「それに殺しても皆の記憶からは消える、か……」

    恒一「……」

    勅使河原「……な、なあっ――」



    恒一「何も変わらないよ」

    840 = 631 :

    兄貴は大丈夫だよ

    841 :

    小椋さんマジ可愛いんだけどどうしよう

    842 = 225 :

    勅使河原「……えっ?」

    恒一「何も変わらない。このテープを聞いた意味は無かったね」

    勅使河原「……はあ?」

    恒一「誰か……誰か一人を殺して災厄を止めるなんて、そんなのできるわけないだろ」

    望月「で、でもっ……どうせその人は死者なんでしょ? それで災厄が止まるって言うなら……」

    恒一「……駄目だよ」

    望月「え?」

    恒一「死者なんかじゃない。生きてるんだ」

    843 :

    変われるよ。現に俺は変われた。

    844 = 769 :

    死者を含めて全員助けるとか熱いぜこういっちゃん

    846 = 225 :

    恒一「生きてる人間を殺すなんてできない」

    勅使河原「い、生きてる……?」

    恒一「そう、生きてるんだ。他の人と何も変わらない」

    恒一「感情もある、ものを食べる、体温もある……生きてる人間となにも変わらないじゃないか」

    勅使河原「なっ……」

    望月「榊原くん……」

    「……」

    恒一「そんな生きた人間を殺してまで災厄を止める必要はない」

    恒一「僕が――僕が死者も含めて守り抜けばいい」

    847 = 229 :

    恒一かっこよすぎ濡れた

    848 = 810 :

    生きているのなら、死者だって救ってみせる

    849 :

    この恒一さんなら死者蘇生もできそうな気がしてきた

    850 = 225 :

    ~食堂~

    カチャカチャ カチャカチャ


    恒一「……」モグモグ

    「……」モグモグ

    勅使河原「……」モグモグ

    望月「……」モグモグ

    勅使河原「……なあ」

    望月「ん? なに?」

    勅使河原「別に……別に殺そうとかそんなんじゃねえんだけど……死者は誰だと思う?」

    恒一「……? なんでそんなことを?」

    勅使河原「だってよ……普通に気になんじゃねえか」

    「……」


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