私的良スレ書庫
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元スレまどか「初めまして転校生の鹿目まどかです」
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まどかは後ろを振り向いて声の主を確認していた。
まどか「たっくん……」
まどか「………ママ?」
まどかの視線と、詢子さんの視線がぴたりと合う。
私のまどかの手を握る力を弱めた。
もはや、私は彼女を縛る術はない。
しかし、まどかは私の手を離さなかった。
いやそれどころか、強く握っている。
そして、震えていた。
まどか「たっくん……」
まどか「………ママ?」
まどかの視線と、詢子さんの視線がぴたりと合う。
私のまどかの手を握る力を弱めた。
もはや、私は彼女を縛る術はない。
しかし、まどかは私の手を離さなかった。
いやそれどころか、強く握っている。
そして、震えていた。
ほむら(……まどか)
きっと、詢子さんに会うのを恐れているのだ。
この世で最も近しい存在からも、忘れ去られたという現実に打ちひしがれなければいけないから。
自分の行き場のなさを認識しなくてはならない。
そんな辛い経験を味合うことを、まどかは予感しているのだ。
タツヤ「まろか、まろか~~」
詢子「お、おい…タツヤ」
鹿目詢子が、息子に手を引かれてこちらへ向かってくる。
きっと、詢子さんに会うのを恐れているのだ。
この世で最も近しい存在からも、忘れ去られたという現実に打ちひしがれなければいけないから。
自分の行き場のなさを認識しなくてはならない。
そんな辛い経験を味合うことを、まどかは予感しているのだ。
タツヤ「まろか、まろか~~」
詢子「お、おい…タツヤ」
鹿目詢子が、息子に手を引かれてこちらへ向かってくる。
まどかは、それを見て一歩、二歩と後ずさりをする。
そして私に「行こう」と、目で促す。
でも、それは違う……
ほむら「大丈夫よ、まどか……」
まどかの手を握り返した。
まどか「ほむら……ちゃん?」
私は覚悟を決めた。
ほむら「そう簡単に人は何もかも忘れることなんてできないのだから…」
そして私に「行こう」と、目で促す。
でも、それは違う……
ほむら「大丈夫よ、まどか……」
まどかの手を握り返した。
まどか「ほむら……ちゃん?」
私は覚悟を決めた。
ほむら「そう簡単に人は何もかも忘れることなんてできないのだから…」
そう言うと、まどかからこちらへ向かって歩いてくる詢子さんたちに視線を移した。
ほむら「こんにちは、この前はコーヒーありがとうございました。」
詢子「お、おう…」
多分、私の言葉は届いていないような気がした。
タツヤ「まろか~~!」
弟が、まどかに向かって手を伸ばす。
まどか「……たっくん」
詢子「!?」
まどか「……たっくん」
詢子「!?」
詢子さんはまどかを見つめ、黙ってしまった。
ほむら「これがこの前、話したまどかです。」
詢子「この子が…」
それ以上、私は何も言わないことにした。
それ以上の言葉は蛇足だという、確信があったのだ。
詢子「!?」
詢子さんはまどかを見つめ、黙ってしまった。
ほむら「これがこの前、話したまどかです。」
詢子「この子が…」
それ以上、私は何も言わないことにした。
それ以上の言葉は蛇足だという、確信があったのだ。
まどかは、再び詢子さんを見た。
まどか「う…」
まどか「初めまして…」
詢子「あ、ああ…初めまして」
まどか「う…」
まどか「初めまして…」
詢子「あ、ああ…初めまして」
詢子「タツヤとは、知り合いなのかい?」
まどか「え、えと…その……」
詢子「多分、そっちの子と一緒に遊んでくれたんじゃないのか?」
まどか「そ、そんな感じです」
詢子「そう。ありがとな……」
まどか「え、えと…その……」
詢子「多分、そっちの子と一緒に遊んでくれたんじゃないのか?」
まどか「そ、そんな感じです」
詢子「そう。ありがとな……」
「…いや」
詢子さんは、右手を額にあてながら頭を左右に振った。
詢子「いやいや、そうじゃないんだ、そうじゃ。」
まどか「え?」
詢子「アンタ、アタシとタツヤとアタシの旦那と……4人で……」
まどか「え、え?」
詢子「えと…、んと…」
詢子さんは、右手を額にあてながら頭を左右に振った。
詢子「いやいや、そうじゃないんだ、そうじゃ。」
まどか「え?」
詢子「アンタ、アタシとタツヤとアタシの旦那と……4人で……」
まどか「え、え?」
詢子「えと…、んと…」
詢子「くぅ~~~~~、なんか、ここまで出かかってんのに…ああああ、わかんねえぇえええええ」
詢子「苛々するぅうううう~~~!!!」
まどか「ぷ……」クスクス
緊張の糸が切れたように、まどかは笑った。
それに釣られるように、鹿目詢子も笑い出した。
詢子「苛々するぅうううう~~~!!!」
まどか「ぷ……」クスクス
緊張の糸が切れたように、まどかは笑った。
それに釣られるように、鹿目詢子も笑い出した。
詢子「うっしっししし…そうそう。こんな感じ。こんな感じ。アンタとはこんな感じの仲だったんだよ」
詢子「なんだろうな。全然思い出せねぇけど、ゴメンな。」
まどか「ふふふ、いいよ。いいよ。私も同じだから……」クスクス
詢子「うそつけ、アンタ、私の顔見て、ギクッってなってたじゃんよ!」
まどか「えへへ、そうだったかな。」
詢子「まあでも、アンタが初めましてってんなら、そうなんだろうな。」
まどか「うん。間違いないよ。」ニコッ
詢子「なんだろうな。全然思い出せねぇけど、ゴメンな。」
まどか「ふふふ、いいよ。いいよ。私も同じだから……」クスクス
詢子「うそつけ、アンタ、私の顔見て、ギクッってなってたじゃんよ!」
まどか「えへへ、そうだったかな。」
詢子「まあでも、アンタが初めましてってんなら、そうなんだろうな。」
まどか「うん。間違いないよ。」ニコッ
ほむら(まどか……)
詢子「そうかい…」
そう言うと、詢子さんはこちらに視線を向けてきた。
ほむら(!?)
その目はまるで、「娘をどうぞよろしく」と言っているような気がしてならなかった。
鳥肌が立つのを感じた。
ほむら(どうして……)
詢子「そうかい…」
そう言うと、詢子さんはこちらに視線を向けてきた。
ほむら(!?)
その目はまるで、「娘をどうぞよろしく」と言っているような気がしてならなかった。
鳥肌が立つのを感じた。
ほむら(どうして……)
詢子「でもタツヤと遊んでくれたんなら、今度ゆっくり礼がしたいね」
詢子「暇な時に、二人でうちに遊びに来な!最近は土曜なら休みが取れるから。」
まどか「わかったよ」
ほむら「ありがとうございます」
詢子「暇な時に、二人でうちに遊びに来な!最近は土曜なら休みが取れるから。」
まどか「わかったよ」
ほむら「ありがとうございます」
詢子さんは、きっと家の場所がわかるのか?などというツッコミはしないだろう。
私はもちろん行ったことはない。
詢子「ふふふ、楽しみにしてるよ。じゃあ、またな」
詢子「あっそうそう、いい忘れてた。」
詢子「そのリボン、似合ってるよ。あげた奴は、超いいセンスしてるな」
まどか「………」
そう行って笑いながら、鹿目詢子は去っていった。
私はもちろん行ったことはない。
詢子「ふふふ、楽しみにしてるよ。じゃあ、またな」
詢子「あっそうそう、いい忘れてた。」
詢子「そのリボン、似合ってるよ。あげた奴は、超いいセンスしてるな」
まどか「………」
そう行って笑いながら、鹿目詢子は去っていった。
劇場版はこんな感じの切ないけれどもハッピーな展開になればいいなぁ…
TV本編のような展開なら救いがなさすぎてやりきれない
TV本編のような展開なら救いがなさすぎてやりきれない
まどか「ふふ…自分で自分のこと褒めちゃって…」
まどか「バカみたいだよね、ホント」ウル
涙が地面に滴る。
まどか「うう…」
私は何も言わず、まどかを抱きしめた。
まどか「バカみたいだよね、ホント」ウル
涙が地面に滴る。
まどか「うう…」
私は何も言わず、まどかを抱きしめた。
>>486
脚本書く人がバッドエンド好きって聞いたんだけど大丈夫なの?
脚本書く人がバッドエンド好きって聞いたんだけど大丈夫なの?
まどか「覚えてて…」
まどか「覚えててくれたんだ…」
まどか「ママも……たっくんも……私のことを……」
ほむら「うん……」
まどか「もう、いないのに…」
まどか「本当の私は、もうどこにもいないのに…」
まどか「ううううう」
まどか「うううああああああああああああぁぁぁ」
まどかが泣き終えるまで、私はまどかのことを離さなかった。
この先も離しはしないだろう。
奇跡が終わるまでは、決して……
~町中~
まどか「なんで教えてくれなかったの?」
ほむら「何を?」
まどかの手を握りながら、商店街のイルミネーションの下を歩く。
クリスマスが近いせいか、浮き足立った姿が目立つ。
まどか「お姉ちゃん、私の知らない所でママと会ってたんでしょ?」
ほむら「そうね」
まどか「しかも、私が家に帰ってないの知ってたみたいだし…」
ほむら「まどかが言い出さないから、知らないふりをするのがいいと思ったのよ」
まどか「む~~~。」ムク
まどか「なんで教えてくれなかったの?」
ほむら「何を?」
まどかの手を握りながら、商店街のイルミネーションの下を歩く。
クリスマスが近いせいか、浮き足立った姿が目立つ。
まどか「お姉ちゃん、私の知らない所でママと会ってたんでしょ?」
ほむら「そうね」
まどか「しかも、私が家に帰ってないの知ってたみたいだし…」
ほむら「まどかが言い出さないから、知らないふりをするのがいいと思ったのよ」
まどか「む~~~。」ムク
ほむら(あなたの前では、何も知らないフリをするしかなかったのだもの)
どういう理由で、あなたが私の前に現れたのかはしらないけど
あなたはさっき、『本当の私はもういない』と言っていた。
それに詢子さんが自分の娘だと気づいていながら、正体を最後まで隠した。
きっともう長くいられないからだ。
夢はいつか覚めるものだものだから。
どういう理由で、あなたが私の前に現れたのかはしらないけど
あなたはさっき、『本当の私はもういない』と言っていた。
それに詢子さんが自分の娘だと気づいていながら、正体を最後まで隠した。
きっともう長くいられないからだ。
夢はいつか覚めるものだものだから。
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