元スレあかり「君と好きな人が百年続きますように」

みんなの評価 : ★
201 = 108 :
ほ
202 = 87 :
つまり、俺が>>112の続きを再開しても許される訳ですね?
203 = 140 :
あかりんええ子や
204 = 114 :
お姉ちゃんの優しい声。
自然と、私の強張っていた身体が楽になっていく。
あかり「……えへへ、ありがとぉ」
あかね「……」
あかり「……お姉ちゃん?」
中々離れないお姉ちゃんに声をかけると、ようやくお姉ちゃんははっとしたように
私から離れてくれた。
あかね「……ついあかりが可愛くて」
あかり「へ?」
あかね「な、なんでもないわ!ちゃんと着替えて寝なさいね!」
あかり「う、うん……」
お姉ちゃんがばたばたと出て行くのを見送る。
そのまま、ドアが閉められて暗くなった部屋、ほっと、息を吐いた。
私の中の重い気持ちが、ようやく落ち着いてくれたような気がした。
206 = 114 :
―――――
―――――
次に目を覚ましたのは、すっかり真夜中だった。
気持ちが楽になったおかげなのか、熱っぽかった身体はだいぶ楽になっていた。
暗い部屋にびくびくしながらも、私はパジャマの上に椅子にかけてあったカーディガンを
羽織って立ち上がる。
とりあえず電気を点けて時間を確認しなくちゃ――
壁伝いに、電源を探る。
そのとき机の上で何かがちかちか光って「ひぃっ」と思わず声を上げてしまった。
さっと電気を点けて光ったのが携帯だと知り、思わず脱力してしまう。
207 = 114 :
あかり「……びっくりしちゃったぁ」
はあ、と溜息を吐くと、私は身体に力を入れなおして机に近付いた。
チカチカ、チカチカ
急かすように光る携帯を手にとって、開ける。
着信が二件、ちなつちゃんからのものだった。
あかり「あ……」
時間はもう、とっくに12時を過ぎていた。
ちなつちゃんが電話してきたということは、もしかしたら仲直りできなかったんじゃ。
一瞬そんなことも考えてしまったけれど、そんなはずはない。
208 = 108 :
ほ
209 = 114 :
あかり「……」
どうしよう。
電話をかけなおすか、かけなおさないか。
夕方から眠ってしまったせいか、こんな時間なのに頭はすっかり冴えてしまっている。
考えているだけで、時間は過ぎていって。
私はそっと、アドレス帳を開けるとちなつちゃんの番号を探した。
通話ボタンを押す。
こんな時間に、非常識。非常識だからこそ、ちなつちゃんだって出ないと思ったから。
なのに。
ちなつ『――あかりちゃん?』
210 :
>>202
多分お前に期待してるのは俺だけじゃない
212 = 210 :
>>202
正しいっきにやってくれ
そうしないと、どちらかがどちらかに飲まれてカオスになる
或いは定期的にスレの内容とリンクさせてみて欲しい
VIPらしい面白い試みのスレになると思う
カオスを楽しむ的なね
213 = 114 :
あかり「……あ」
ちなつ『もう寝ちゃってると思ってた……』
電話の向こうで、ちなつちゃんは驚いたようにそう言って。
あかりだってそう思ってたよ、とは言いそびれてしまった。
あかり「……ごめんね、出れなくて」
ちなつ『ううん、それより身体、大丈夫?』
あかり「うん、だいぶマシになったから平気かなぁ」
ちなつ『……そっか』
ほっとしたようにちなつちゃんが言い、私も「うん」と頷く。
それから、なんとなくの不自然な沈黙。
215 = 114 :
ちなつちゃんの反応から結衣ちゃんとどうなったのか、私には読み取ることができなくて
次になにを言えばいいのかわからずに困惑していると、突然ちなつちゃんが笑い出した。
あかり「ち、ちなつちゃん……?」
ちなつ『ご、ごめん……なんか、おかしくって』
あかり「えぇ!?」
ちなつ『だって、あかりちゃん、クリスマス空けとくって』
笑い声の混じったちなつちゃんの声に、私はカアッとまた顔が熱くなっていくのが
わかった。
あのときは冷静じゃなかったからその……なんて言えるはずもない。
216 :
217 = 114 :
あかり「うぅ……」
ちなつ『……でもあのときのあかりちゃん、なんかすっごいかっこよく見えちゃった』
あかり「……へ?」
ちなつ『まあ一瞬だけだけどね!』
落ち込みかけた私に、ちなつちゃんの声がどきんと心臓を鳴らして落ち込めなく
してしまった。
ちなつ『あかりちゃんがあんなこと言っちゃうから、ちゃんと結衣先輩と仲直り、できたよ』
あかり「……そ、っか」
やっぱり、ちなつちゃんと結衣ちゃんがずっとケンカしたままなんてありえない。
結衣ちゃんだって、なんだかんだ言いながらちなつちゃんのことを大切にしていることは、知っていた。
良かったね、そう言った声は、ちゃんとちなつちゃんに届いたかな。
218 = 140 :
頑張れあっかりん
219 = 210 :
押し倒すんだ
220 = 114 :
ちなつ『私、なんだかあかりちゃんに助けられてばっかだね』
情けないなあ、というようにちなつちゃんが言う。
私は「そんなことないよ」と小さく答え、ずるずると冷えたカーペットの上に座り込んだ。
もたれかかったベッドは固い。
ちなつ『……』
あかり「……ちなつちゃん」
ちなつ『……あかりちゃん、あのね』
私、クリスマス空いてるんだけど。
ぽつりと言ったちなつちゃんの声は、随分と遠くから聞こえたような気がした。
あかり「……え?」
221 :
あかり可愛い
223 = 114 :
ちなつ『な、仲直りはできたんだけど、やっぱりまだちょっと結衣先輩誘いにくいし!』
あかり「う、うん……」
ちなつ『だから、どうせあかりちゃんも暇なら……』
その後の言葉をちなつちゃんは濁したけれど、私にはちゃんとわかってしまった。
ちなつちゃんは私を誘ってくれているのだ。
あかり「……あかりなんかでいいの?」
ちなつ『あかりちゃんだからいいの!』
ほ、ほら、京子先輩とかだと色々面倒臭そうだし……。
あ、もちろん悪い意味でもないんだけど!
すぐに返ってきた返事に、私は思わず笑ってしまった。
嬉しくて仕方がなくて。
224 :
>>219
どうやって電話で押し倒すんだよ
225 :
電話を押し倒すんだろ
228 = 140 :
キマシタワー!!
229 = 108 :
ほ
230 = 114 :
それからはまた、いつものようにテレビの話や雑誌の話や、そんな話を少しして。
私たちは電話を切った。
耳から離した画面をじっと見詰める。
本当に、ちなつちゃんと一緒にクリスマスを過ごせるなんて思いもしなかった。
だけど、だからこそちなつちゃんの声が聞こえなくなって不安な気持ちがどっと押し寄せてきた。
今日だって、ちなつちゃんのことでぐちゃぐちゃになってしまいそうな自分の存在に
気付いて。
もし大切な人と過ごすべきはずの日に、ちなつちゃんが私と一緒に過ごしてくれるのなら。
私は、結衣ちゃんが好きなちなつちゃんのことを、ちゃんと応援できるんだろうか。
おやすみ、と言ったちなつちゃんの声だけが頭から離れないまま私は横になる。
けれど、眠れるはずなんてなかった。
231 = 114 :
風呂ってきま
232 = 182 :
風呂代行
233 :
はい
235 = 140 :
ちなあか
236 = 210 :
>>232
代行なら書こうよ
240 :
100年も続いたらお前らしわっしわの干物だろうが。
もっと現実見て願い事白馬鹿
242 = 210 :
俺を透明にしてないやつが、まだいたことが驚き
もっとスルースキル鍛えときな
243 = 5 :
>>238
マジレスしちゃうと風呂代行ってのは
風呂は俺が入ってやるから1はこのまま書けっていうネタ
244 = 5 :
ってなんか俺が恥ずかしいことになってたw
245 = 210 :
>>243
いや知ってるけど……
最近知ったから嬉しいんでしょ?
可愛いなぁ
246 = 221 :
最近知った~という言い回しを最近知ったんですね
248 = 210 :
>>246
こういう煽りで
疑問形じゃなくて断定しちゃう人って頭軽いよね
249 = 210 :
>>247
まぁツッコミどころ作って馴れ合うのが趣味だし
250 = 210 :
でも最近あんまり派手にやる体力ないから、がちで潰せない
書きて戻ってきたときカオスなくらいじゃないと意味ないんだけどさ
みんなの評価 : ★
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