元スレあかり「君と好きな人が百年続きますように」

みんなの評価 : ★
553 :
>>549
きっとあかりは今、この時と似た気持ちなんだろうな……
554 = 455 :
ちなつ「だって私、あかりちゃんをいっぱい、傷つけちゃったよね」
知らない間に、私はあかりちゃんを傷つけてしまっていたはずだ。
あかりちゃんは首を横に振るけれど。
ちなつ「これからだって、あかりちゃんを傷つけちゃうと思う」
これからも、知らない間に、あかりちゃんを傷つけてしまうに決まっている。
私はひどいから。
それにあかりちゃんだって、もう私と一緒にいたくなんてないかもしれない。
あかりちゃんの好きだっていう気持ちを、私が知ってしまったから。
それでも。
ちなつ「でもね、これからもあかりちゃんと離れたくないって思っちゃうの」
559 = 418 :
まだかよおおおおおおおおおおおあ
561 = 455 :
あかり「……ちなつちゃんは」
握った手と手に、お互いの熱で次第に温もりが戻ってくる。
ちなつちゃんは、優しいね。
あかりちゃんがぽつりと言った。
あかり「……ひどいね」
ちなつ「だから、ひどいって言ったもん」
私はあかりちゃんと一緒にいたい。
まだ結衣先輩のことも忘れられないのに。
あかりちゃんを、利用してしまうかもしれないのに。
あかり「……これ以上一緒にいちゃったら、もう、あかり、応援できなくなっちゃうよ」
それなのに。
こうして手を握り返してくれるあかりちゃんこそ、優しすぎるよ。
562 = 430 :
ほ
563 = 533 :
30分もかかるんか
564 = 450 :
オマケ長すぎワロタ
565 = 430 :
むしろおまけが本編
566 = 455 :
雨混じりだった雪は、今はもうすっかりやわらかな雪に変わっていた。
私は「それでいいよ」と言って。
あかりちゃんが「そっか」と。
寒さも今は、心地よかった。
結局また風邪引いちゃいそうだね。
そう言うと、あかりちゃんも「ほんとだね」と笑う。
私はあかりちゃんから離れて傘を拾うと、畳んだ。
「帰ろっか」
そのまま、今度はきちんと最初からあかりちゃんの手を握って歩き出す。
いつもの距離。
けれどきっと、以前よりももっともっと近い。
もう後戻りはできないし、私たちはだから進むしかない。
嘘吐きでも、どれだけひどくたって。
聖夜でなら、許される気がしたから。
終わり
567 :
569 = 567 :
570 :
572 = 406 :
おわ
573 = 455 :
どうしても救いのある終わりにしたかった、長くなってすみません
ただきれいにまとめようと足掻いてひどいことになった気が
最後まで見てくださった方ありがとうございました
今度こそ終わりです
それではまた
574 = 393 :
乙でした
577 = 432 :
なんてこった・・・昨日今日と俺の休日の大半をこのSSに費やしてしもうた
何て素晴らしいちなあかなんだ・・・
俺としては、この救いのある終わり方でよかったよ
>>1へ最大限の乙
578 = 373 :
おつです
579 = 490 :
乙
今回は両方の視点で読めてよかった
俺もこの終わり好きよ
次も楽しみにしてる
580 = 379 :
乙!
これまた素晴らしいラストだった
長時間掛けて素晴らしい作品を書き込んでありがとう!
582 = 506 :
読み終わった後に残る余韻が半端ない
こう二人の機微な心情が強く心に残りました
乙です
583 :
乙でした
584 = 474 :
おつおつ
585 :
二人とも盛大に乙!
みんなの評価 : ★
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