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元スレあかり「君と好きな人が百年続きますように」

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ちなつは軽く身を捻り上体を傾がせ順手の突きをやり過ごし、
その姿勢で体駆を前に進め逆手の爪が有効である距離を潰し打たすことさえなく無力化
だがその間合いこそあかり必殺の左右からの双鷹爪撃の射程内だった
「たわけがッ!」
篭中の鼠背をいざ喰い破らんと風切り迫るあかりの湾指
ちなつは、
そのまま、傾いだ姿勢でただ額をあかりの肩に押し付けた
まるで母猫に甘え擦り寄る仔猫のように
だがそれだけで充分
両惻からの双撃は間合いと時逸が伍して初めて必殺となる
ちなつが押した僅な力はそれを狂わすには充足する
ぬるり、と無脊椎軟体生物を思わせる滑らかさでちなつはあかりの軛をすり抜けた―と認識した瞬間
あかりは地に叩きつけられていた
その姿勢で体駆を前に進め逆手の爪が有効である距離を潰し打たすことさえなく無力化
だがその間合いこそあかり必殺の左右からの双鷹爪撃の射程内だった
「たわけがッ!」
篭中の鼠背をいざ喰い破らんと風切り迫るあかりの湾指
ちなつは、
そのまま、傾いだ姿勢でただ額をあかりの肩に押し付けた
まるで母猫に甘え擦り寄る仔猫のように
だがそれだけで充分
両惻からの双撃は間合いと時逸が伍して初めて必殺となる
ちなつが押した僅な力はそれを狂わすには充足する
ぬるり、と無脊椎軟体生物を思わせる滑らかさでちなつはあかりの軛をすり抜けた―と認識した瞬間
あかりは地に叩きつけられていた
ちなつは抜け目なく勢いのままに行き過ぎるあかねの左腕に蛇のようにねっとり絡みつきぶら下がった
ただそれだけだが、いかにちなつが矮躯とは言え一人間分の重量を的を外し崩れた時に片手に懸けられたのだ
結果盛大に宙を舞い強かに地に打ち据えられる
それでも反射的に息吹を吐き肺嚢の空を抜き筋身の緊を弛め衝撃を少なからず散じるのに成功している辺り、
あかりもまた尋常の者ではない
その証しに即座に追い討ちをかけんと踵を巻き上げるちなつの軸足にガッチリと食い込むはあかりの爪指
薬物投与を始めとした数々の矯めはあかりに超人的な膂力をもたらした
その握力は鉄棒を溶けかかった千歳飴のぐらいにしか認識出来ない域である
強化されてないちなつの骨など枯れ木ほどにも感じないであろう
(捕った!)
ただそれだけだが、いかにちなつが矮躯とは言え一人間分の重量を的を外し崩れた時に片手に懸けられたのだ
結果盛大に宙を舞い強かに地に打ち据えられる
それでも反射的に息吹を吐き肺嚢の空を抜き筋身の緊を弛め衝撃を少なからず散じるのに成功している辺り、
あかりもまた尋常の者ではない
その証しに即座に追い討ちをかけんと踵を巻き上げるちなつの軸足にガッチリと食い込むはあかりの爪指
薬物投与を始めとした数々の矯めはあかりに超人的な膂力をもたらした
その握力は鉄棒を溶けかかった千歳飴のぐらいにしか認識出来ない域である
強化されてないちなつの骨など枯れ木ほどにも感じないであろう
(捕った!)
だがちなつは慌てず踵を振り下ろす
掴んだあかりの手に、ではない
更に上腕、肘の先一寸俗にいう漢散と言われるツボである
諸兄も覚えがあるだろう、肘を机にぶつけて痺を食らった経験
あかりを襲ったのはその大なるものだった
堪らず手を放し間合いをとるあかりの頭上をちなつの放った分銅が過ぎた
(武器術か)
なる程、ちなつは脆弱な肉体である
だがその弱小を本人が肯定し積極的に受け入れたなれの果ては、恐ろしく狡猾で獰猛だった
「メリィィックリスマァァスッ!」
あかりはこの素晴らしき敵手に対する敬愛をこめて叫ぶ
――そう、今宵は聖なる夜
――あなたと私の血で彩る
――素敵な素敵なクリスマス
掴んだあかりの手に、ではない
更に上腕、肘の先一寸俗にいう漢散と言われるツボである
諸兄も覚えがあるだろう、肘を机にぶつけて痺を食らった経験
あかりを襲ったのはその大なるものだった
堪らず手を放し間合いをとるあかりの頭上をちなつの放った分銅が過ぎた
(武器術か)
なる程、ちなつは脆弱な肉体である
だがその弱小を本人が肯定し積極的に受け入れたなれの果ては、恐ろしく狡猾で獰猛だった
「メリィィックリスマァァスッ!」
あかりはこの素晴らしき敵手に対する敬愛をこめて叫ぶ
――そう、今宵は聖なる夜
――あなたと私の血で彩る
――素敵な素敵なクリスマス
>>95から続ける
あかり「……え?」
私はきょとんとちなつちゃんを見た。
「なんてね」と笑ったちなつちゃんに。
あかり「……えへへ、そうだよね」
笑い返す。
そうだ、ちなつちゃんは私といたいわけじゃない。
ちなつちゃんがいたいのは私ではなくって結衣ちゃんで、だから私は、そんなちなつちゃんを
応援しなくちゃ。
チャイムが鳴った。
私はきょとんとちなつちゃんを見た。
「なんてね」と笑ったちなつちゃんに。
あかり「……えへへ、そうだよね」
笑い返す。
そうだ、ちなつちゃんは私といたいわけじゃない。
ちなつちゃんがいたいのは私ではなくって結衣ちゃんで、だから私は、そんなちなつちゃんを
応援しなくちゃ。
チャイムが鳴った。
―――――
―――――
櫻子「ねえ、あかりちゃんあかりちゃん」
あかり「うん、どうしたの?」
向日葵「吉川さん、どうかされたんですの……?」
昼休みになっても、ちなつちゃんの元気は回復するわけなんてなくって、むしろ放課後が
近付くにつれてずーんと重くなっていく一方だった。
さすがの櫻子ちゃんたちもちなつちゃんの様子に気付いたのか、こそこそと訊ねてくる。
櫻子「もしかしてお腹痛いとか?道端に落ちてた舐めかけの飴なんて食べるから……」
向日葵「それをするのは櫻子、あなたでしょ」
櫻子「はあ!?私がするわけねーし!」
―――――
櫻子「ねえ、あかりちゃんあかりちゃん」
あかり「うん、どうしたの?」
向日葵「吉川さん、どうかされたんですの……?」
昼休みになっても、ちなつちゃんの元気は回復するわけなんてなくって、むしろ放課後が
近付くにつれてずーんと重くなっていく一方だった。
さすがの櫻子ちゃんたちもちなつちゃんの様子に気付いたのか、こそこそと訊ねてくる。
櫻子「もしかしてお腹痛いとか?道端に落ちてた舐めかけの飴なんて食べるから……」
向日葵「それをするのは櫻子、あなたでしょ」
櫻子「はあ!?私がするわけねーし!」
京子ちゃんと同じこと言ってるよぉ、と内心で笑いを堪えながらも、私はちらっと
ちなつちゃんのほうに目を向けた。
給食を食べ終えてからは、朝と同じようにじっと机に突っ伏したまま動かない。
きっとまだ、結衣ちゃんのことを気にしているのだ。
向日葵「……それにしても本当に、どうされたのかしら」
櫻子「あかりちゃん、なにか知らないの?」
あかり「えっ」
櫻子「だってほら、あかりちゃん一番ちなつちゃんと仲いいじゃん?」
ちなつちゃんのほうに目を向けた。
給食を食べ終えてからは、朝と同じようにじっと机に突っ伏したまま動かない。
きっとまだ、結衣ちゃんのことを気にしているのだ。
向日葵「……それにしても本当に、どうされたのかしら」
櫻子「あかりちゃん、なにか知らないの?」
あかり「えっ」
櫻子「だってほら、あかりちゃん一番ちなつちゃんと仲いいじゃん?」
私は「そうかなぁ」と笑ってみる。
周囲の人に、そう思われるくらい私たちの仲がいいのだとしたら、とっても嬉しい。
実際、私たちはそれくらい仲がいいと思うし、これはあかりの自意識過剰なんかじゃない。
ちなつちゃんだって、私のことを誰よりも信頼してくれている。
でも、そのことがたまに、私の気分を重くさせてしまう。
それでもちなつちゃんと一番仲のいい友達でいられることは、幸せなのだ。
贅沢なんて、言ってられないのに。
櫻子「そうそう、だから自信持ちなよ!」
向日葵「なんの自信ですの……」
周囲の人に、そう思われるくらい私たちの仲がいいのだとしたら、とっても嬉しい。
実際、私たちはそれくらい仲がいいと思うし、これはあかりの自意識過剰なんかじゃない。
ちなつちゃんだって、私のことを誰よりも信頼してくれている。
でも、そのことがたまに、私の気分を重くさせてしまう。
それでもちなつちゃんと一番仲のいい友達でいられることは、幸せなのだ。
贅沢なんて、言ってられないのに。
櫻子「そうそう、だから自信持ちなよ!」
向日葵「なんの自信ですの……」
あかり「えへへ……ありがとー」
そう言ったとき、ちなつちゃんがぴくっと肩を揺らした。
そのままのろのろと顔を上げてきょろきょろ辺りを見回す。
櫻子「あれ、寝てただけ……?」
向日葵「櫻子じゃあるまいし」
櫻子「またそんなこと言うー!」
向日葵「本当のことでしょ」
あかり「あ、あのね!」
言い合う二人に、私はそう声をかけていた。
少し遠くのほうでちなつちゃんがぼんやりしているのを横目に、
私は「ちなつちゃん、今日は疲れてるみたいなんだぁ」と。
そう言ったとき、ちなつちゃんがぴくっと肩を揺らした。
そのままのろのろと顔を上げてきょろきょろ辺りを見回す。
櫻子「あれ、寝てただけ……?」
向日葵「櫻子じゃあるまいし」
櫻子「またそんなこと言うー!」
向日葵「本当のことでしょ」
あかり「あ、あのね!」
言い合う二人に、私はそう声をかけていた。
少し遠くのほうでちなつちゃんがぼんやりしているのを横目に、
私は「ちなつちゃん、今日は疲れてるみたいなんだぁ」と。
ちょうどあかりの中の人のラジオでハナミズキが流れてる
なんつー奇跡
なんつー奇跡
向日葵「え?」
櫻子「そうなの?」
嘘吐きにはなりたくない。
だけど、それ以上に「結衣ちゃんがいないから寂しいんじゃないかなぁ」とか、そんなことを
二人に説明したくなんかなかった。
ちなつちゃんが落ち込んでいる理由を、あかりだけが知っていたい。
そんなふうに、思ってしまって。
あかり「うん、だからそっとしておいてあげてくれないかな」
櫻子「そっかー、なにか落ち込んでるんなら励ましてあげようと思ったのになー」
向日葵「櫻子に励まされたって吉川さんもなにも嬉しくなんてないでしょうけど」
櫻子「なんだとー!」
櫻子「そうなの?」
嘘吐きにはなりたくない。
だけど、それ以上に「結衣ちゃんがいないから寂しいんじゃないかなぁ」とか、そんなことを
二人に説明したくなんかなかった。
ちなつちゃんが落ち込んでいる理由を、あかりだけが知っていたい。
そんなふうに、思ってしまって。
あかり「うん、だからそっとしておいてあげてくれないかな」
櫻子「そっかー、なにか落ち込んでるんなら励ましてあげようと思ったのになー」
向日葵「櫻子に励まされたって吉川さんもなにも嬉しくなんてないでしょうけど」
櫻子「なんだとー!」
ちょうどそのときチャイムも鳴って、櫻子ちゃんたちが自分の席に戻っていく。
それを見送りながら、私もちなつちゃんの後ろの席に腰を下ろした。
ちなつちゃんは相変わらずぼんやりとしていた。
声をかけるのを躊躇い、結局先生が来て何も言えなくなってしまった。
妙な罪悪感でいっぱいだった。
――――― ――
それを見送りながら、私もちなつちゃんの後ろの席に腰を下ろした。
ちなつちゃんは相変わらずぼんやりとしていた。
声をかけるのを躊躇い、結局先生が来て何も言えなくなってしまった。
妙な罪悪感でいっぱいだった。
――――― ――
放課後のチャイムが鳴る。
私はちなつちゃんの様子も見ずに、帰りの用意を済ませて前に立った。
そこでようやくちなつちゃんの顔をまっすぐ見て。
ちなつ「あかりちゃん……」
ちなつちゃんは戸惑ったような顔をして私を見上げていた。
私は精一杯の笑顔を浮かべて、「ちなつちゃん、部室行こー」と声をかける。
すると、ちなつちゃんは。
ちなつ「……すっごい自己嫌悪」
私はちなつちゃんの様子も見ずに、帰りの用意を済ませて前に立った。
そこでようやくちなつちゃんの顔をまっすぐ見て。
ちなつ「あかりちゃん……」
ちなつちゃんは戸惑ったような顔をして私を見上げていた。
私は精一杯の笑顔を浮かべて、「ちなつちゃん、部室行こー」と声をかける。
すると、ちなつちゃんは。
ちなつ「……すっごい自己嫌悪」
あかり「へ?」
ちなつ「あかりちゃんって、どうしてそんなに優しいのかなあ」
心の奥のほうが、小さく、ほんの小さく軋んだ。
あかりは、優しくなんてないよ。だってさっき、櫻子ちゃんたちに嘘吐いちゃった。
もちろんそんなこと、ちなつちゃんに言えるはずもなくて。
ちなつ「私、京子先輩のこと、ほんとにひどいこと言っちゃったんだよ」
あかり「……」
ちなつ「幼馴染の結衣先輩が、怒らないわけなんてないよ」
ちなつ「あかりちゃんって、どうしてそんなに優しいのかなあ」
心の奥のほうが、小さく、ほんの小さく軋んだ。
あかりは、優しくなんてないよ。だってさっき、櫻子ちゃんたちに嘘吐いちゃった。
もちろんそんなこと、ちなつちゃんに言えるはずもなくて。
ちなつ「私、京子先輩のこと、ほんとにひどいこと言っちゃったんだよ」
あかり「……」
ちなつ「幼馴染の結衣先輩が、怒らないわけなんてないよ」
京子ちゃんにもどんな顔すればいいかわからないと、ちなつちゃんは言った。
戸惑ったような表情から、今にも泣き出しそうな顔へと変わっていく。
あかり「……あかり、怒れるわけないもん」
ちなつ「……あかりちゃん」
あかり「だって、実際にちなつちゃんの言葉、聞いたわけじゃないし」
それになにより、ちなつちゃん自身が自分自身の言葉によってこんなにも
傷付いてしまっている。
ちなつちゃんだって本心で言ったわけじゃないのだ。
そんなちなつちゃんを怒れるわけないし、嫌いになれるわけなんてない。
戸惑ったような表情から、今にも泣き出しそうな顔へと変わっていく。
あかり「……あかり、怒れるわけないもん」
ちなつ「……あかりちゃん」
あかり「だって、実際にちなつちゃんの言葉、聞いたわけじゃないし」
それになにより、ちなつちゃん自身が自分自身の言葉によってこんなにも
傷付いてしまっている。
ちなつちゃんだって本心で言ったわけじゃないのだ。
そんなちなつちゃんを怒れるわけないし、嫌いになれるわけなんてない。
あかり「あかりはどんなことがあってもちなつちゃんを嫌いにならないよ」
ちなつ「……それはさすがに言いすぎだよ、あかりちゃん」
ようやく、ちなつちゃんがぷっと笑ってくれた。
私も「えへへ」と笑い返す。
きっと、言いすぎでもなんでもないのだろうけど。ちなつちゃんが笑ってくれて、よかった。
ちなつ「……ありがと、あかりちゃん」
あかり「……ううん」
きっと、結衣ちゃんだって嫌いになんてなってないよ。
京子ちゃんだってちなつちゃんにならなに言われても嬉しそうにすると思うなぁ。
ちなつちゃんが笑ってくれるなら、そんな言葉だってすらすら出てきてしまう。
本当に怒られなきゃいけないのは、嫌われたってしかたないのは、きっとあかりのほうだ。
ちなつ「……それはさすがに言いすぎだよ、あかりちゃん」
ようやく、ちなつちゃんがぷっと笑ってくれた。
私も「えへへ」と笑い返す。
きっと、言いすぎでもなんでもないのだろうけど。ちなつちゃんが笑ってくれて、よかった。
ちなつ「……ありがと、あかりちゃん」
あかり「……ううん」
きっと、結衣ちゃんだって嫌いになんてなってないよ。
京子ちゃんだってちなつちゃんにならなに言われても嬉しそうにすると思うなぁ。
ちなつちゃんが笑ってくれるなら、そんな言葉だってすらすら出てきてしまう。
本当に怒られなきゃいけないのは、嫌われたってしかたないのは、きっとあかりのほうだ。
―――――
―――――
部室を覗き込むと、京子ちゃんの姿はなかった。
先に中に入ったちなつちゃんが、テーブルに置いてあった紙を取り上げた。
私もその後ろから覗き込む。
『一年生諸君へ!
結衣のお見舞い行って来るよんっ☆ちなつちゃんたちも来たかったらおいで!』
あかり「あー、京子ちゃんからだぁ」
そう言ってから、はっとする。
ちなつちゃんは「うん……」と頷いて肩にかけていた鞄を持ち直した。
―――――
部室を覗き込むと、京子ちゃんの姿はなかった。
先に中に入ったちなつちゃんが、テーブルに置いてあった紙を取り上げた。
私もその後ろから覗き込む。
『一年生諸君へ!
結衣のお見舞い行って来るよんっ☆ちなつちゃんたちも来たかったらおいで!』
あかり「あー、京子ちゃんからだぁ」
そう言ってから、はっとする。
ちなつちゃんは「うん……」と頷いて肩にかけていた鞄を持ち直した。
ちなつ「あかりちゃん、どうする?」
あかり「……あかり」
きっとちなつちゃんは、結衣ちゃんのお見舞いに行きたくて仕方ないはずだ。
それに、結衣ちゃんと仲直りするチャンスで。
あかり「あかり、ちなつちゃんが行くなら、行こうかなぁ」
ちなつ「え?」
ちなつちゃんを、落ち込ませたのは結衣ちゃんだ。
結衣ちゃんだけが悪いわけじゃないって、ちゃんとわかっているけど。
でも今日は、一人で結衣ちゃんのお家に行きたいとはどうしても思えなかった。
ちなつ「……そ、そっか」
あかり「……あかり」
きっとちなつちゃんは、結衣ちゃんのお見舞いに行きたくて仕方ないはずだ。
それに、結衣ちゃんと仲直りするチャンスで。
あかり「あかり、ちなつちゃんが行くなら、行こうかなぁ」
ちなつ「え?」
ちなつちゃんを、落ち込ませたのは結衣ちゃんだ。
結衣ちゃんだけが悪いわけじゃないって、ちゃんとわかっているけど。
でも今日は、一人で結衣ちゃんのお家に行きたいとはどうしても思えなかった。
ちなつ「……そ、そっか」
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