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    元スレあかり「君と好きな人が百年続きますように」

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    タグ : - とある科学の超電磁砲 ×4+ - ちなあか + - ゆるゆり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 370 :

    うぅぅすべぇにいぃろのおおお

    402 = 399 :

    403 = 378 :

    あかり「……」

    ちなつちゃんの顔が、うまく見られなかった。
    いつものように、笑うことすら、できなくて。

    ちなつ「あかりちゃんに、いつかお礼したいなって思ってたから」

    あかり「……うん」

    ちなつ「さっきね、京子先輩からメールあって」

    どくん、と心臓が鳴った。
    ちなつちゃんは、言葉を続けた。

    ちなつ「でもほんとは、その前から結衣先輩に、誘われてて」

    あかり「へ……」

    405 = 378 :

    ちなつ「だけど、断っちゃった」

    きっと、あの電話の後結衣ちゃんは念のためにちなつちゃんに電話をかけたのだ。
    でも結衣ちゃんのことだから、「あかりからだめらしいって聞いて」
    そんな言い方をしたんだろう。
    それでちなつちゃんも。

    ちなつ「私、まだちょっと、結衣先輩と顔を合わせるの気まずかったから」

    あかり「……ちなつちゃん、あかり」

    ちなつ「私ね、あかりちゃんに逃げちゃったの。ごめんね」

    ごめんね。
    ちなつちゃんのその言葉は。
    すーっと私の中に吸い込まれて、溜息を吐くように沈んでいった。

    406 :

    穂種

    407 = 378 :

    今さら、行かないでなんて。
    言えるはずなかった。

    あかり「……ちなつちゃん、結衣ちゃんのとこ、まだ間に合うんじゃないかなぁ」

    ちなつ「え?」

    あかり「今ならまだ、間に合うよ」

    私の気持ちも。
    まだ間に合う。

    だって、あかりは。
    あかりは、ちなつちゃんに、幸せになってほしいから。

    408 = 379 :

    あかり・・・・・・

    409 = 378 :





    きっと、ちなつちゃんは私が大丈夫だよって、そう言うのを待っていたのだ。
    だったらちなつちゃんに、言ってあげなきゃ。
    ちなつちゃんを、離さなきゃ。
    背中を、押してあげなきゃ。

    ちなつちゃんの背中を押してあげるのが、あかりの役目だもん。



    410 = 399 :

    はい

    411 = 378 :






    あかり「いってらっしゃい、ちなつちゃん」




    412 :

    うんこ

    413 = 370 :

    せつない

    415 = 378 :

    ちなつちゃんの身体を、とんっと前へ押し出した。
    つんのめりそうになりながらちなつちゃんが私を振り返った。

    ちなつ「あかりちゃん……」

    あかり「あかりはもう、帰らなきゃいけないから」

    ちなつ「……そっか」

    あかり「結衣ちゃんも、京子ちゃんだってどんなことがあってもちなつちゃんを嫌いにならないよ」

    えへへと笑う。
    あかりはどんなことがあってもちなつちゃんを嫌いになれないよ。
    心の中だけで呟いて。

    ちなつ「……ありがと」

    ちなつちゃんは最後に、私にとびっきりの笑顔を見せてくれた。
    そのまま、大事そうにプレゼントの袋を抱えたまま私に背を向ける。

    残ったのは、うっすらとした、ちなつちゃんの温もり。
    それが冷めないように、私はそっと、自分の手で自分の手を包み込んだ。

    417 :

    泣きそう

    418 :

    ええがな

    419 = 385 :

    支援だよぉ

    420 = 378 :

    祈るように、包み込んだ。

    私にはきっと、ちなつちゃんのことを幸せにはできないから。
    だからお願いです。
    祈るように、私は思う。

    どうかちなつちゃんが幸せでありますように。

    もうすぐ、クリスマスも終わってしまう。
    その前にどうか、ちなつちゃんに奇跡が起きますように。
    私の祈りに応えるように、曇り空から雨混じりの雪がぱらぱらと降り始めた。

    終わり

    422 = 418 :

    あかりちゃん・・・

    424 = 378 :

    (あかり)と好きな人(ちなつ)が百年続きますように
    支援保守、最後まで見てくださった方、ありがとうございましたー

    それではまた

    425 = 400 :

    救いはないのか⋯

    426 = 379 :


    あかり・・・・・・・切ない・・・・・

    またいい作品サンクス

    427 :

    気づいたら終わってた

    428 :

    ちなつと結衣を応援する意味での題名かと思ってた

    まあ、乙

    429 = 378 :

    蛇足だとは思いますがもう少しだけ書かせてください

    430 :

    とりあえず期待

    432 :

    ちなあかの切なさは・・・何かこう・・・
    心にくるものがあるな・・・

    このちなあかもまた一つの答えか、、泣

    433 = 378 :

    ちなつ「……」

    はあ、はあ。
    私は走っていた。
    あかりちゃんに背中を押されて、結衣先輩の家へ。

    いつのまにか雪が降り始めていて、走って温まったはずの身体をも冷ましていって
    しまう。

    胸の前に抱えた結衣先輩と、それから京子先輩へのプレゼントがカチャカチャと
    音をたてる。
    あかりちゃんが背中を押してくれるから、私はいつまでも結衣先輩が好きな私で
    いられた。今は、あかりちゃんは、いない。少しだけ感じた、あかりちゃんの手の温かさも、
    雪が冷やしていって。

    それでも私は、あかりちゃんのためにも、走らなきゃいけなかった。

    434 = 432 :

    って凹んでる内に続ききたあああああ

    436 = 428 :

    「あかりちゃんの為にも走らなきゃいけなかった」っての見てメロスを思い出したわ

    437 :

    ふむ

    438 = 378 :


    結衣先輩が私のことなんか見ていないことは、最初から知っていた。
    いつだって、結衣先輩は京子先輩だった。
    きっと結衣先輩自身は気付いていないだろうけど、ずっと見ていた私は、結衣先輩が
    無意識のうちに京子先輩ばかりを見ていることは、ちゃんとわかっていた。

    だけど。

    『ちなつちゃんなら大丈夫だよぉ』
    『結衣ちゃんだって、ちなつちゃんのこと大好きだもん』

    あかりちゃんがそう言ってくれるから、私は信じていられた。
    結衣先輩のこと。
    結衣先輩が好きな自分のことを。

    439 = 432 :

    チーナ、走る方向はそっちちゃう!
    向かう場所はあかりの本心や!!

    441 = 378 :

    ごめん少し目がおかしいんで一旦休む
    6時までには戻る

    442 = 406 :

    ちょっと時計進めるわ

    444 = 379 :

    447 = 385 :

    保守だよぉ

    449 = 379 :

    450 :

    帰ってきてよぉ


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