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    元スレあかり「あかりの大好きな幼なじみさんたちへ」

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    1 :

    結衣「……」ピコピコ

    京子「結衣ー、このアイス食べてもいい?」

    結衣「うんいいよ、……というかすでに食べてるじゃん」

    京子「えへへ、まぁ細かいことは気にしないの、……おっ?」

    京子「なになに、新しいゲーム買ったんか結衣は」

    結衣「うん、たまにはナモクエ以外もいいかなと思って」ピコピコ

    京子「……ぎゃ、ギャルゲーだと?」

    2 = 1 :

    京子「ふふ、結衣ってけっこうオタクの文化に明るいよね」

    結衣「……あれだけコムケに駆り出されればそうなるよ」

    京子「私としてはとしては嬉しい限りです」ニコッ

    結衣「いやだからさ、京子のせいでもあるんだけど……」

    京子「すっかり私色に染まってしまったのね、結衣しゃんは」

    結衣「はぁ……もういいや、ちょっと大人しくしてて」ピコピコ

    京子「照れちゃって可愛いの~♪」

    3 :

    ときなもは京子のだっけ

    4 :

    あかハーと聞いて

    5 = 1 :

    結衣「……」ピコピコ

    京子「むっ、なんで金髪の子と2人でご飯食べなかったんだよ!」

    結衣「もう金髪の子は最初に攻略したから、次はこっちの赤毛の子」

    京子「へぇ、最初に選んだか……、いい心がけだよ」ウンウン

    結衣「まー、京子に似つかず思いやりのあるいい子だったよ」

    京子「なぬっ!?」

    結衣「お昼にお弁当持ってきてくれたりさ、ほんと甲斐甲斐しいというか」

    京子「むむむっ……」プクー

    6 = 1 :

    京子「結衣、私にそんなこと言ってええんか?ん?」グニグニ

    結衣「やえろ、ほっへぐにぐにしゅんな……」

    京子「あ、綾乃と千歳に言いふらしてやるからな、結衣はオタクだって!」

    京子「あの2人がそれを聞いたらきっとビックリするだろうなぁ~へへへ」

    京子「……謝るなら今のうちよ結衣?」ニコッ

    結衣「いや、一緒にコムケ行ったのにそんなの今さらだろ」

    京子「あ……、そだね」

    7 = 1 :

    京子「でも珍しいよね、女の子と女の子のギャルゲーなんて」

    結衣「かもな、大抵は男の子が主人公だもんね」ピコピコ

    京子「だねぇ……、結衣はさ女の子同士とかは抵抗無いの?」

    結衣「抵抗、か……」

    結衣「まぁ普通ではないんだろうけど、ウチの学校そういう子が多いから慣れちゃった」

    京子「だよねだよね、私も空き教室でイチャコラに遭遇してビックリしたよ~」

    結衣「ははは、それはちょっと気まずいな……」ピコピコ

    9 = 1 :

    <ピンポーン!(インターホンの音)

    結衣「はにかんでる……、ふふほんと可愛いなこの子」ピコピコ

    京子「て、ていうかほんとあかりそっくりだな……」

    結衣「うん、説明書の解説だと……」ゴソゴソ

       『赤髪にお団子、ニッコリ笑顔がトレードマークのあかりちゃん』

       『ピッカピカの中学一年生で春にこの学校に入学』

       『しっかり者で周りを気遣う優しい心の持ち主、……そんな彼女と貴方との恋の行方は?』

    京子「名前もあかりっていうのか!?」

    <ピンポーン!(インターホンの音) ピンポーン!(インターホンの音)

    10 = 1 :

    <ピンポーン!(インターホンの音)

    結衣「ごめんもうあかりにしか見えないやこの子……」

    京子「だよねぇ、性格もあかりそっくりで儚げというか」

    結衣「私はそこがいいと思うけどなぁ、……こう、守ってあげたくなるかな」

    京子「……あ、分かるかも」


    あかり「結衣ちゃーん、お家のカギ開いてたから勝手に入っちゃったよぉ……」ガラッ


    結衣「あ、本物のあかりだ」

    京子「よー、こっちの世界のあかりやい」

    あかり「んんっ!?あかりって他にも誰かいるの!?」

    12 = 1 :

    あかり「ふ、2人とも、さっきのってどういう意味……?」

    あかり「あかりには本物も偽物もないからね!!こっちの世界って!?」

    あかり「というかあかりインターホン何回も押したよね!無視しないでよぉ!」プンプン

    あかり「うぅぅぅ、お外からインターホンしっかり聞こえてたのに……」シクシク


    結衣「すごいツッコミの嵐だ、さすがあかり……」

    京子「いやぁ、結衣のツッコミもキレがあるけど、あかりもなかなかだ」

    結衣「うんうん、……ツッコミはあかりに任せて私もボケに回ろうかな」ピコピコ

    13 = 1 :

    あかり「もう……、ゲームに夢中になってて気が付かなかったんだね」

    結衣「ゴメンねあかり、ちょっとのめり込んじゃってさ」

    あかり「分かってくれればいいよぉ、あかりも勝手に入っちゃったし」

    あかり「……ふふ、ほんとナモクエ大好きなんだね」チラッ

    あかり「あれ?」

    京子「あー、これはナモクエじゃなくてギャルゲーだな」

    あかり「ぎゃるげー……?」

    14 = 1 :

    京子「まぁ簡単に言えばいまやってるのは、女の子と女の子の恋愛ゲーム」

    あかり「お、女の子と女の子……!?」ゴクッ

    結衣「たまにはナモクエ以外もいいかなと思ってさ、……おっと選択肢か」

    京子「ていうかあかり、なんでちなつちゃん一緒じゃないの!?」

    あかり「それがね、ちなつちゃん熱出しちゃったらしくて……」

    京子「なにぃ!」

    あかり「さっきお家に寄ったんだけど、これから病院行くみたいで」

    結衣「そっか、それは心配だな……」

    16 = 1 :

    結衣「じゃあ夕方になったらお見舞いに行ってみようか」

    あかり「そうだねぇ、病院から戻ったらメールするって言ってたから」

    京子「はぁ……、ほんとに大丈夫かなちなつちゃん」ガクッ

    あかり「歩けるくらい元気だったから、大丈夫だとは思うけど……」

    結衣「2人とも……、暗い顔してたらちなつちゃんまで滅入っちゃうよ」

    京子「結衣……そだね、とびっきりの笑顔とラムレーズンをもってお見舞いしよう!」

    結衣「そうなんだけど、ラムレはお前が食いたいだけだろ……」ピコピコ

    あかり「……」クスッ

    17 :

    ninjaしながらやれば

    規制かかるかわかるから

    18 = 1 :

    あかり「……」ニコニコ

    京子「どうしたんあかり、そんなにニヤニヤして」

    あかり「ニヤニヤ!?」

    あかり「……えっと、2人ともちなつちゃんのこと心配してくれてるんだなぁって」

    あかり「2人はほんと友達想いのいい子さんだよねぇ、……ふふ」

    結衣「そりゃあ可愛い可愛いちなつちゃんだから」

    京子「むっ……、ちなつちゃんは結衣には絶対渡さんからな!」

    結衣「はいはい」

    あかり「……」クスッ

    20 = 1 :

    あかり(ほんと、昔からずーっと2人を見てきたけど、相変わらずだね)

    あかり(いつも楽しい掛け合いであかりを楽しませてくれる……)ニコニコ

    あかり(結衣ちゃんと京子ちゃん、2人とも優しいから大好き……、なんてね)


    あかり「そうだ、あかりも一緒にゲーム参加するねっ!」ヒョコッ

    京子「あっ、もういま手を繋げば良かったじゃん!」

    結衣「まだ早いって、あまりがっついたらあかりに嫌われちゃうよ」

    結衣「とりあえず昔の懐かしい思い出、ムードを高める方向に……」ピコピコ

    京子「むっ……、そうだな、あかりならそっちのほうが良さそうかも」

    あかり「な、なにこれぇ……!」カァー

    21 = 1 :

    あかり「ちょ、ちょっと2人とも何なのこのゲーム!?」

    京子「あーもう静かにしててあかり、ギャルゲーって言っただろ?」

    あかり「でも……こ、このゲームの子どう見てもあかりだよね……」

    結衣「だな……、私にはもうあかりにしか見えない」ピコピコ

    結衣「見た目といい幼なじみという立ち位置、中身もとってもいい子で魅力的」

    あかり「ゆ、結衣ちゃん……あ、あんまり褒めないでよぉ~……」モジモジ

    京子「しかも名前もあかりって言うんだよこの子」

    あかり「えぇ!?」

    23 = 1 :

    ▽ 結衣
    誰もいない夕方の空き教室、遠くで吹奏楽の音がする。
    ここいにるのは私とあかりだけ、……他とは隔絶された2人だけの世界のように感じた。

    幼なじみとの会話に花が咲く、久しぶりの感覚に私の胸が高鳴る。
    トクントクン、と少しずつ鼓動のリズムは早くなる。

    ちゃんと朝起きてる?友達は出来そう?
    もっと聞きたいことはあるのに、つまらない会話しかできない自分が恥ずかしい。
    それでも他愛もない質問に、あかりは満面の笑みで答えてくれた。

    私に向けられるとびきりの笑顔、……頬が熱い、きっとあかりのせいかな。

    24 = 1 :

    京子「ふむふむ、あかりと空き教室で二人きりってことか」

    あかり「あわわわ……」ドキドキドキドキ

    京子「つーか、結衣ってばあかりにベタ惚れじゃん」

    結衣「やば……、なんか私も恥ずかしくなってきた……」カァー

    あかり「ゆ、結衣ちゃん、……やっぱりもう止めようよぉ!」

    結衣「いや、ここまで来たんだからあかりを落としたい、……私のものにしたい」ピコピコ

    あかり「っ……」カァー


    京子「むむむむむむ……」

    25 = 1 :

    あかり「だ、だめ、結衣ちゃん、あかりほんとに恥ずかしいから……」フルフル

    あかり「もうここで終わりにして、他のことして遊ぼうよ、……ね?」

    結衣「えぇ、でもせっかくここまできたのに」

    あかり「それでも絶対にダメなの!……お願い、結衣ちゃ~ん……」グスッ

    結衣「うぅん、まいったな……」

    京子「そうだぞ結衣、このまま進めちゃ絶対にダメだ!」

    あかり「京子ちゃん……」パァ


    京子「主人公の名前を京子に変えるべきだ!」

    あかり「なんで!?」

    26 :

    京子→あかり←結衣なら支援

    28 = 3 :

    サルくらったか

    30 :

    31 = 3 :

    33 = 30 :

    35 = 3 :

    カムバック!

    36 :

    これはさるさん喰らって怒りの不貞寝パターンですね…

    37 = 3 :

    00分になればさるさん解かれるよね?

    39 = 1 :

    あかり「ゲームを止めるように結衣ちゃんを説得するんじゃないの!?」

    京子「結衣ばっかりずるいんじゃないの~、私も参加したいよ」

    あかり「うっうぅぅ、ちょっとでも期待したあかりが恥ずかしいよ……」シクシク

    結衣「うーん、……京子に変えたら私が感情移入出来なくなるし」

    京子「そだね、結衣もここまで来たんだからあかりとにゃんにゃんしたいだろうし」

    結衣「そうそう、ちゃんとキスまで行きたいからさ」

    あかり「も、もういやぁ……」モジモジ

    43 = 1 :

    結衣「じゃあ主人公の女の子の名前を、……結衣ちゃん京子にすれば」ピコピコ

    京子「おぉ、それならあかりから結衣ちゃん京子ちゃんで呼ばれる!」

    結衣「これで平等かな、良かった良かった」

    あかり「もう、ツッコミ入れないからね、放棄するから……」

    京子「いま動かしてる女の子の名前は、デフォルトで結衣なの?」

    結衣「だね、しっかり設定も説明書に書いてある」

    京子「どれどれ……」

    44 = 3 :

    頭いい

    45 = 1 :

    京子『凛々しい顔立ちに黒髪のセミロングがよく似合う結衣ちゃん』

       『キリッとした見た目とは裏腹に、寂しがり屋さんと可愛い一面を持つ』
       
       『京子が作った部活内では、みんなの頼れるお姉さんのポジション』

       『押しには弱そうだから積極的な子と相性が良さ気……?』


    京子「だってさ、結衣にゃん」

    結衣「……なんか、恥ずかしいな」

    46 = 1 :

    京子「あのさ、まんま結衣じゃねコレ」

    結衣「というか主要キャラの名前がもうまんまだからね……」ピコピコ

    京子「京子、あかり、結衣、ちなつ……」

    京子「……」ゾクッ

    京子「お、おおう、……背筋がなんか冷たくなった」

    結衣「うん私も、……まぁ偶然だと割りきってこのゲームを楽しもうよ」

    京子「そだね、深く考えたら負けな気がする」

    47 = 32 :

    これは目が離せない

    48 = 30 :

    まさかこれを作ったのはあかn

    49 = 1 :

    あかり「ねぇねぇ、これって主人公は結衣ちゃんで固定なの?」

    結衣「いや、さっきの4人から選べるみたいだよ」

    京子「す、すげー……」

    結衣「かなりの数のマルチエンディングがあるらしいからさ、お得感はあるかな」

    あかり「じゃああかりが結衣ちゃんや京子ちゃんを攻略出来たりするんだ」ニコッ


    京子「いや、あかりには無理だろ」

    結衣「うーん、私たちがあかりを落とせても、あかりが私たちを落とすのは……」

    あかり「むむむむむ……」プクー


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