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元スレあかり「君と好きな人が百年続きますように」

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ちなつちゃんは結衣ちゃんが好き。
私はちなつちゃんが好き。
その好きが、ただの好きと違うことに気付いたのは、恥ずかしながら
つい最近のこと。
あかりはほんっと疎いよなあ、と京子ちゃんにも言われるくらいには、
私はそういうことに関してまったくと言っていいほどなにも知らなかった。
応援しているはずの友達を好きになることがこんなにも辛いことなのだとも、
なにも、知らなかったから。
ちなつ「あかりちゃん、聞いてる?」
あかり「へ!?」
私はちなつちゃんが好き。
その好きが、ただの好きと違うことに気付いたのは、恥ずかしながら
つい最近のこと。
あかりはほんっと疎いよなあ、と京子ちゃんにも言われるくらいには、
私はそういうことに関してまったくと言っていいほどなにも知らなかった。
応援しているはずの友達を好きになることがこんなにも辛いことなのだとも、
なにも、知らなかったから。
ちなつ「あかりちゃん、聞いてる?」
あかり「へ!?」
ぽんっと肩に置かれたちなつちゃんの手。
戸惑ったように覗き込まれる瞳が、私の心をさわさわと騒ぎ立てる。
あかり「き、聞いてるよぉ」
ちなつ「そう?ならいいんだけど……」
私は小さく笑いながら、ちなつちゃんの淹れたお茶に手を伸ばした。
熱いお茶で冷えた手を温めながら、なんとかかんとか、バクバクしている心臓を
落ち着ける。
ちなつ「なんかボーっとしてたから」
戸惑ったように覗き込まれる瞳が、私の心をさわさわと騒ぎ立てる。
あかり「き、聞いてるよぉ」
ちなつ「そう?ならいいんだけど……」
私は小さく笑いながら、ちなつちゃんの淹れたお茶に手を伸ばした。
熱いお茶で冷えた手を温めながら、なんとかかんとか、バクバクしている心臓を
落ち着ける。
ちなつ「なんかボーっとしてたから」
あかり「……ごめんねぇ」
ちなつ「ほんとだよもー!せっかく大事な話してたのにー」
膨れるちなつちゃん。
そんなちなつちゃんを見ながら、可愛いなぁ、と思ったことはもちろんひた隠しにして、
「く、クリスマスのことだよね!」とさっきの会話の断片を繋ぎ合せてなんとか思い出した
話題について触れてみる。
あかり「結衣ちゃんとどうやってクリスマスを一緒に過ごすか、って」
ちなつ「あ、ちゃんとわかってるんだ」
ちなつ「ほんとだよもー!せっかく大事な話してたのにー」
膨れるちなつちゃん。
そんなちなつちゃんを見ながら、可愛いなぁ、と思ったことはもちろんひた隠しにして、
「く、クリスマスのことだよね!」とさっきの会話の断片を繋ぎ合せてなんとか思い出した
話題について触れてみる。
あかり「結衣ちゃんとどうやってクリスマスを一緒に過ごすか、って」
ちなつ「あ、ちゃんとわかってるんだ」
あかり「えへへ……」
わかってるとは程遠い気もするけれど。
私は笑って誤魔化した。
ついでに、自分の口をついて出た「結衣ちゃん」という名前にずきりとした痛みを感じたのも、
一緒に誤魔化して。
ちなつ「で、その作戦は?」
あかり「へ!?」
ちなつ「ほら、やっぱりなにも聞いてないー」
あかり「……うぅ」
ちなつ「なんて、嘘だけどね」
わかってるとは程遠い気もするけれど。
私は笑って誤魔化した。
ついでに、自分の口をついて出た「結衣ちゃん」という名前にずきりとした痛みを感じたのも、
一緒に誤魔化して。
ちなつ「で、その作戦は?」
あかり「へ!?」
ちなつ「ほら、やっぱりなにも聞いてないー」
あかり「……うぅ」
ちなつ「なんて、嘘だけどね」
えっ、と俯かせかけていた顔を上げた。
ちなつちゃんは「だって」と笑う。
ちなつ「まだなにも決めてないし」
あかり「なんだぁ……」
ちなつ「でもあかりちゃんがなにも聞いてなかったことに関しての証拠にはなっちゃったね!」
あかり「あぁっ!」
ちなつ「よってあかりちゃんにはマッサージの刑!」
ちなつちゃんは「だって」と笑う。
ちなつ「まだなにも決めてないし」
あかり「なんだぁ……」
ちなつ「でもあかりちゃんがなにも聞いてなかったことに関しての証拠にはなっちゃったね!」
あかり「あぁっ!」
ちなつ「よってあかりちゃんにはマッサージの刑!」
ちなつちゃんのマッサージ!
身体がびくんと反応したものの、いつのまにか私はちなつちゃんに捕らえられてしまっていた。
あかり「ち、ちなつちゃん……」
ちなつ「今日こそはやめたげないんだからー!」
がしっと肩を掴まれ、そのまま部室の畳に横にされる。
ちなつちゃんが「大丈夫、優しくするから」と私を見下ろしながら笑う。
あかり「うっ……」
この間に逃げられなかったのは、私がそんなちなつちゃんに見惚れてしまったから。
それから、ちなつちゃんに触れられることが、少し、嬉しかったから。
身体がびくんと反応したものの、いつのまにか私はちなつちゃんに捕らえられてしまっていた。
あかり「ち、ちなつちゃん……」
ちなつ「今日こそはやめたげないんだからー!」
がしっと肩を掴まれ、そのまま部室の畳に横にされる。
ちなつちゃんが「大丈夫、優しくするから」と私を見下ろしながら笑う。
あかり「うっ……」
この間に逃げられなかったのは、私がそんなちなつちゃんに見惚れてしまったから。
それから、ちなつちゃんに触れられることが、少し、嬉しかったから。
ちなつ「さあ、覚悟してねあかりちゃん」
ギュッと目を閉じる。
ちなつちゃんの手が伸びてくるのがわかって――
京子「あー寒かった!」
ガタンッ
勢い良くドアが開かれて、京子ちゃんの声がした。きっとその横には結衣ちゃんもいるのだろう。
なんとなくほっとした気もするし、もう少し遅くに来てくれたらよかったのにと思う気もするけれど、
とりあえずちなつちゃんの魔の手から解放される。
ちなつ「あー残念。また今度ね」
京子ちゃんたちが部室の襖を開ける直前、囁かれたちなつちゃんの言葉。
もうそれだけで私はちなつちゃんに触れられる以上にドキドキとしてしまった。
ギュッと目を閉じる。
ちなつちゃんの手が伸びてくるのがわかって――
京子「あー寒かった!」
ガタンッ
勢い良くドアが開かれて、京子ちゃんの声がした。きっとその横には結衣ちゃんもいるのだろう。
なんとなくほっとした気もするし、もう少し遅くに来てくれたらよかったのにと思う気もするけれど、
とりあえずちなつちゃんの魔の手から解放される。
ちなつ「あー残念。また今度ね」
京子ちゃんたちが部室の襖を開ける直前、囁かれたちなつちゃんの言葉。
もうそれだけで私はちなつちゃんに触れられる以上にドキドキとしてしまった。
京子「さて、今日もちなつちゃんを……」
結衣「おいこら」
京子「って、あかりなに赤くなってんの?」
いつもは部室に入ってくるなり、ちなつちゃんに一目散に駆けて行く京子ちゃんが
先に私を見つけて驚くくらいには、きっと私の顔はひどいことになっていた。
ちなつ「あ、ほんとだ」
結衣「おたふく?」
あかり「ち、違うよぉ!」
結衣「おいこら」
京子「って、あかりなに赤くなってんの?」
いつもは部室に入ってくるなり、ちなつちゃんに一目散に駆けて行く京子ちゃんが
先に私を見つけて驚くくらいには、きっと私の顔はひどいことになっていた。
ちなつ「あ、ほんとだ」
結衣「おたふく?」
あかり「ち、違うよぉ!」
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ゝ: : |:l : : :| x====ミ x====ミ|: iリ このスレは常に赤座あかねさんに監視されています
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急にいなくなるこの感じは・・・まさかっ・・・
・・・前にちなあか長編を書いた人なのか?
・・・前にちなあか長編を書いた人なのか?
ちなあか長編の良作連発してる人は
いつ戻るか一言入れてから席外すよ
いつ戻るか一言入れてから席外すよ
>>35
いや俺も全部リアルタイムで読んだわけじゃないから
そういうのもあったかもしれない
だとしたらこっちこそスマン
「ともこさんのことが好きだったんだぁ」 と
「ずっと贈りたかった言葉があるんだよ」 は
3日に渡る保守合戦だったけど告知はあったはず
いや俺も全部リアルタイムで読んだわけじゃないから
そういうのもあったかもしれない
だとしたらこっちこそスマン
「ともこさんのことが好きだったんだぁ」 と
「ずっと贈りたかった言葉があるんだよ」 は
3日に渡る保守合戦だったけど告知はあったはず
結衣ちゃんに言われて首を振る。
うぅ、あかりってばみんなにどんなふうに思われてるんだろう。
京子「そうだな、あかりは昔おたふくかかったことあるし!」
結衣「それで私たちも移されたんだっけ」
ちなつ「えぇー!私も結衣先輩に移されたかったです!」
結衣「いや、私たちがあかりに移されて……」
ちなつ「結衣先輩に移されたのを私が移されるんです!」
京子「なら私が移したげるよちなつちゃん!」
ちなつ「京子先輩はいらないです」
京子「えっ」
うぅ、あかりってばみんなにどんなふうに思われてるんだろう。
京子「そうだな、あかりは昔おたふくかかったことあるし!」
結衣「それで私たちも移されたんだっけ」
ちなつ「えぇー!私も結衣先輩に移されたかったです!」
結衣「いや、私たちがあかりに移されて……」
ちなつ「結衣先輩に移されたのを私が移されるんです!」
京子「なら私が移したげるよちなつちゃん!」
ちなつ「京子先輩はいらないです」
京子「えっ」
あ、IDかわっとるが>>1
私に注目されていたのが違う方向にかわって私はふうと息を吐いた。
まだちょっとだけ皆に構って欲しかった気もするけれど、私はやっぱりこんなふうな
みんなを眺めているのが楽しい。
あかり「……」
いいなぁ、とか。
そんなふうに思わないわけでもないけど。
ちなつちゃんが一番楽しそうに笑っているのは、きっと結衣ちゃんがいるからだ。
私だけじゃ、ちなつちゃんのあんな笑顔を見ることはできないから。
まだちょっとだけ皆に構って欲しかった気もするけれど、私はやっぱりこんなふうな
みんなを眺めているのが楽しい。
あかり「……」
いいなぁ、とか。
そんなふうに思わないわけでもないけど。
ちなつちゃんが一番楽しそうに笑っているのは、きっと結衣ちゃんがいるからだ。
私だけじゃ、ちなつちゃんのあんな笑顔を見ることはできないから。
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