元スレ雪歩「765プロが倒産してもう二年半ですぅ……」
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1 :
──歩
「雪歩、本当にいいのか」
お父さんの声が、アスファルトと睨めっこをしている私の頭の上で聞こえました。
ちょっとだけ勇気を出して、唇をキュッと結んで言います。
「うん、もう決めたことだから……」
ふくらはぎがパンパンに張ちゃうくらい急な坂道を登って、平坦な道路を歩いて……。
私は一人、小さなビルを見上げます。
う、うん!わたし、これから変わるんだ!
階段を一段登るたびにドキドキが大きくなっていきました。
扉を開けて、その瞬間叫びました。
「あ、ああの!今日から、この事務所にお世話になります萩原雪歩って言いますぅ!16歳です!よろしくお願いします!」
2 :
待ってた
3 :
キマシタワー
4 :
待ってたぜ!
5 :
もう少しで最終回か
6 :
後編キター!!!
7 :
もう書いちゃうのか?
8 :
待ってた
9 = 1 :
「わ、私ダメダメな自分を変えたくてここまで来ました!トップアイドル目指して、頑張ります!」
周りが全然見えなくて、勢いに任せて一息に言い切りました。
返答はしばらく待っても返ってきません。
私は、段々と不安になって、思わず目が潤んできてしまいます。
「……えっと」
女の子の声が聞こえました。
恐る恐る見上げると、赤いリボンを髪につけた子がソファに座って、ティーン雑誌を広げていました。
「あはは……今、社長も事務員の人も留守なんです」
「そ、そうなんですか」
うぅ……どうしよ……。
女の子が、座っているソファをポンポンと叩きました。ほこりがちょっと、巻き上がります。
「とりあえず、ここで座って待ってなよ」
「は、はい」
言われるままに、小さく縮こまってそこ子の隣に座りました。
「はじめまして。私、天海春香です。トップアイドル目指してます!これから、よろしくね」
それが、私と春香ちゃんの出会いでした。
10 :
仕事中の響の会も全力だ
11 :
キテターーー
12 :
ゆきぽ期待
13 :
きたあああああああああああああ
14 :
今日はお腹大丈夫なのか?
16 :
続ききたあああああああ
17 :
きたか
>>1の体調が心配だが今日も支援するぜ
響の会も恒例化してきたか?ww
18 :
きたああああああああああああああああああ
19 :
きてるぅ~
22 :
初めて生で見れた
支援
23 = 1 :
「うぅ……また失敗しちゃった……」
広い広いレッスンルームの部屋の隅が、私の特等席です。
体育座りをして、すっぽりと収まるようにして座ると、すごく落ちついてきます……。
アイドルになって変わろうって思ったけれど、ドジしてばっかりで……。
やっぱり私には、無理だったりするかも、ですか……?
ふいに防音製の分厚いドアが、ゆっくりと開きました。
「……萩原さん」
「は、はい……!」
この声、私のちょっと、苦手な子だ……。
すごくストイックで厳しくて……
「あなたは、やる気があるんですか?毎回同じトコロで間違える。ステップは踏めない……」
「ご、ごめんなさいぃ……」
それから、10分間みっちりお説教をされてしまいました。
途中で、春香ちゃんがドーナッツを持って仲介にきたけれど
「天海さん、あなたもよ。音程が全くなってないわ。トブーじゃないわよ、トブーじゃ」
と一蹴されて、苦笑いを浮かべて頭をかいていました。
24 :
お腹の具合は大丈夫ですかよ?
25 :
走馬灯だと
26 = 5 :
回想は負けフラグ
28 :
うわあ 今日はもうないと思ってた。
響の会も支援するぞ !バチコーイ!
29 :
遅かったな
30 :
リアルタイム遭遇!とかいって喜ぶ奴の気が知れないわ
毎晩VIP見てれば見逃すなんてあり得ないと思うんだけどな
31 = 1 :
「とにかく、プロとしての自覚があるのならもっとしっかりやってください」
最後にそう言ってレッスンルームから出ていきました。
「うぅ……」
765プロダクションに入って数週間がたったけれど気づくのは、
私のダメなところばっかりで……。何も出来なくて泣いてばっかりで。
きっと、千早ちゃんみたいに熱意も実力もある人が、トップアイドルになれるんですね……。
事務所にキノコはやしちゃうくらいジメジメした気分でいると、
突然、天井にカエルが降ってきました。
「ひゃ、ひゃああああ!」
私は、思いっきり後ろにのけぞって、ソファから転げ落ちました。
身を起こすと、同じ顔の、ちっちゃな女の子が二人いました。手には、カエルの玩具を持っていました。
「んっふっふ→なにやらネガティブな方がおりすのう」
「だ、誰?」
ニカッと全く同時に白い歯を見せて、背中合わせになって言いました。
「双海真美」「双海亜美」
「よろしくぅ→」
どう見てもしょ、小学生だよね……?このくらいの年の子でアイドル目指してる子、いるんだ……。
32 :
埋まらない程度に保守してくれ埋まらない程度に
33 = 6 :
正露丸wwwwwwww
体調大丈夫かな?
無理しないようにねー
34 = 28 :
何年ぐらい前なんだ?
アニメしか見てないんでわからない。
35 = 24 :
アニメ開始の1年前くらいかね
36 :
前回って銃声がしたところでおしまいだっけ?
38 :
普通やや上レベルの平凡でほのぼのな文章のはずなのに、
このシリーズだとそれだけで焦燥感が止まらない。
死ぬなよ?死んじゃ嫌だよ?
39 = 28 :
たしか そう>銃声。
回想が不安を掻き立てる
40 = 1 :
765プロダクションに候補生として所属して、数週間がたちました。
そんな簡単に、デビューなんて出来るわけないと思っていたけれど
事務所で、ただお茶を飲んでる毎日を繰り返していると、ほんとにこれでいいのかな……なんて思っちゃいます。
「ごめんくださ~い」
のんびりした声が、入口から聞こえました。
私は辺りを見回しました。誰もいません。
壁に体をつけて、一歩一歩ドアの方に向かいます。
そっと頭を出して覗きこむと……キレイな黒髪のお姉さんが微笑みながら立っていました。
うわぁ、キレイな人ですぅ……。
「765プロダクションは、ここでいいのかしら~?」
「は、はい……」
私の声を聞くやいなや、ホッと肩を撫で下ろして相変わらずのんびりした声色でいいました。
「よかったわぁ~。道に迷ってしまって、こんな時間になってしまったわ~」
時計を見ると、すでに夜の8時を過ぎていました……。
「三浦あずさと申します~。アイドルの志望理由は、運命の人に会うためです。それにしても随分とお若い社長さんですね~」
41 = 28 :
あずささんは、相変わらずあずささんだなあ。
42 = 12 :
これは現時点から4年前くらいだろうか
43 = 29 :
ドンッ!
のあとが気になり過ぎてもうね
44 :
>>39
なるほど、これは走馬灯ってことか
45 :
前回って何時来たっけ
46 = 28 :
この回想
まさか・・・銃弾は・・・y・・
48 :
来てた!頑張れ1!
765プロの面々はもっと頑張れ!幸せになれ!
・・・幸せになってくれ・・・orz
響の会の一員として支援する。
49 = 17 :
もう一曲遊べるドンッ!
昨日はこれでフイタwww
50 = 16 :
回想シーンが淡々と進んでるなあ…
嫌な予感しかしないよ
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