元スレ紅莉栖「明日は5ヶ月ぶりに岡部に会える♪」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
253 = 231 :
ぽぽぽーん♪
254 = 135 :
255 = 219 :
>>254
もう許
256 = 215 :
ほす
265 :
保守しないと言ったな
あれは嘘だ
保守
266 :
>>265
いつ言ったんだよ
267 = 219 :
世界を騙して。
最初のあなたを騙して下さい。
268 = 265 :
>>266
すまん別の世界線でいっていたようだ
270 = 1 :
岡部「・・・ぐ・・・体中が痛い」
朝8時すぎ。
岡部「さすがに開発室で寝るのは無理があったか・・・ん?」
鈴羽の姿が無いかわりに、テーブルに1枚の書き置き。
「タイムマシン移動しに行ってきまーす! 鈴羽」
岡部「・・・ラジ館、まだ開いていないだろう・・・」
天真爛漫で、せっかちで、おっちょこちょい。
岡部「これも、母親似なのだろうか?」
未だ見ぬ、橋田至の妻となる女性。
人物像はなんとなく想像がついた。
271 = 12 :
>>270
許してやれよ…
273 = 1 :
紅莉栖「すー・・・すー・・・」
小さくうずくまる様に、身体を丸めて寝息を立てている。
岡部「ふっ・・・なんとも愛おしい姿だ」
タオルケットをかけなおす。
紅莉栖「・・・にへへ・・・岡部・・・好き・・・」
岡部(はぁうッ!)
寝言という黄金の矢は、いとも容易く岡部の心臓を貫いた!
俺はよろめきながらフラフラと後ずさる。
頭を冷やすため、外に出ることにした。
紅莉栖「・・・にへへ・・・」
274 = 36 :
いいぞ…!
276 = 265 :
確信犯クリス萌え
277 = 1 :
紅莉栖「・・・ん・・・」
8時半。
紅莉栖「睡眠時間、4時間か・・・んんー・・・ん?」
誰も居ない。
紅莉栖「二人ともどこ行ったのかな」
テーブルに1枚の書き置き。
「タイムマシン移動しに行ってきまーす! 鈴羽」
紅莉栖「・・・ラジ館、まだ開いてないんじゃ・・・」
278 = 1 :
岡部「お、起きていたか」
岡部が、コンビニの袋を手に帰ってきた。
紅莉栖「おはよう。鈴羽さんと一緒だったの?」
岡部「いや、あいつは俺が起きた時点でもういなかった。何時にここを出たのだろうな」
紅莉栖「意外とせっかちなのね。鈴羽さん」
岡部「母親に似たのかもな。ほら、軽い朝食だ」
紅莉栖「あっ、ありがと。いいの?お金」
岡部「これくらいは出す。ま、あまり大きな出費はできないがな」
紅莉栖「ううん、十分」
279 :
浮 気 疑 惑 急 浮 上
280 = 279 :
じゃなかった…
282 = 1 :
10時。
ズシン―――
岡部「おっ!」
紅莉栖「きゃっ!」
紅莉栖は岡部の腕にしがみ付く。
岡部「ああ、鈴羽が移動してきたのか」
屋上へ上がると、昨日ラジ館の屋上で見た金属の塊が鎮座していた。
鈴羽「よっこいせ、っと」
岡部「動くな」
鈴羽「誰!? なーんてね」
紅莉栖「これが、タイムマシン・・・!」
283 = 1 :
岡部「お前は何時にラボを出たのだ」
鈴羽「7時くらいかな。善は急げって思ったんだけどさー」
岡部「開いてなかっただろう」
鈴羽「そうそう、そのことすっかり忘れてた。あはは。しょうがないから公園で寝てたよ」
岡部「相変わらずサバイバルな奴だ。ひとまず問題は解決したな。この後はどうするんだ?」
鈴羽「今日はその辺観光したり、写真撮ったり、買い物したりで忙しいかな」
岡部「そうか。気をつけろよ」
鈴羽「オッケー、行ってきまーす!夕方には帰ってくるよー!」
岡部「・・・朝から元気だな」
紅莉栖は、会話に参加することなくタイムマシンに夢中になっていた。
紅莉栖「へぇー・・・はぁー・・・」
284 :
まだ残ってたか ④
285 = 1 :
鈴羽「さーて、と、まずはどこ行こうかな」
行きたい所リストと地図を手に、鈴羽は秋葉原を歩いていた。
鈴羽「ちょっと行きたいところ多すぎたかなー。でも移動にお金使いたくないし。 お、ドン・キホーテ」
ご存知、巨大ディスカウントショップの秋葉原店。
鈴羽「そうだ、折り畳み自転車とか、安いのないかな。・・・よし、8000円まで出せる!」
財布の中身と相談した後、意気揚々と店内へ入っていく。
鈴羽「お、あったあった。やっぱ安いなー。どーれにしようかなー・・・ん?」
自転車コーナーの隅に置かれた、在庫セール品に目が留まる。
鈴羽「キック、ボード?」
287 = 1 :
金属製の土台に、車輪が2つ、根元から長く延びたハンドル。
鈴羽「なんだろ、見たこと無いや」
展示してある見本品に、片足を乗せてみる。
スイーッ。
鈴羽「お?」
もう少し広いところに移動する。
スイーーーッ。
鈴羽「あははは!なにこれ面白い!いくら?」
”特価 3480円”
鈴羽「よっしゃ!これだ!」
288 = 1 :
ガーーーーーーーーッ
鈴羽「あははははははは!」
ガーーーーーーーーーーーーッ
鈴羽「あはははははははははははは!」
ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ
鈴羽「あははははははは!どんどんスピード上がってくー!」
信号待ちのパトカーを追い越してしまい、注意された。
鈴羽「ごめんなさーい」
警察官「これ、モーターとか付いてないよね?どうやったらそんなスピード出るの・・・?」
289 = 241 :
まさかのキックボードww
290 = 1 :
岡部「あいつ、大丈夫だろうか」
紅莉栖「鈴羽さんのこと?大丈夫って、何が?」
岡部「はしゃいで、警察のお世話になったりしていないかと思ってな」
紅莉栖「まさか、子供じゃないんだから。・・・ふわーぁ・・・」
岡部「どうした。寝不足か?」
紅莉栖「ちょっとね、あまり眠れなくて」
岡部「仮眠でもとるか?俺がどければソファーに横になれる」
紅莉栖「ううん、まだ大丈夫。もうちょっと、岡部と話してたいから」
岡部「って、滞在期間は1ヶ月もあるではないか」
紅莉栖「1ヶ月”しか”一緒に居られないの。だから、悔いの無いように、ね」
岡部(くっ・・・この上目遣いでの微笑み・・・!)
291 = 169 :
これは未来で流行る
292 = 240 :
まだだ,まだ壁は殴らんよ!
293 = 279 :
キックボードなんか2kくらいで買えるだろwww
俺も捕まりかけた事有るワロエナイ
294 :
>>7
おめで…たくないでございます!
295 = 1 :
鈴羽「ふー、危なかったー」
軽い注意だけで開放された鈴羽は、自重気味の速度でキックボードを漕いでいた。
だが余裕で自転車を追い越している。
鈴羽「生年月日が6年後だなんて、信じてもらえるわけないしねー。・・・おっ」
満開を過ぎ、はらはらと花びらを散らす桜。
カシャ。
鈴羽「いいねー。風流だねー。・・・そっか、なるほど」
鈴羽は何かに気付いたように、いたずらっぽくにひひと笑う。
鈴羽「よし、休憩終了!」
296 = 1 :
鈴羽「とうちゃーく!」
東京国際展示場。またの名を、東京ビッグサイト。
鈴羽「思ったより近かったなー。わー、海」
カシャ。
鈴羽「ここが、父さんと母さんの出会った場所なんだ」
自動販売機で買ったスポーツドリンクをぐいっと飲み干す。
鈴羽「今年の夏、だったかな。出会うのって」
15分ほど物思いに耽った後、地図を開く。
鈴羽「さーて、次は・・・お、ディズニーランド割と近いじゃん。ついでに行ってみよ」
297 = 1 :
紅莉栖が、手にしていた本をパサッと落とした。
紅莉栖「はっ・・・」
岡部「寝ていたな?」
紅莉栖「あ、ごめん、ちょっとうつらうつらしちゃった」
岡部「無理をするな。ソファーで寝るといい。今どけ・・・」
立ち上がろうとする岡部の腕を両手で掴み、肩にもたれかかるようにして目を瞑る。
紅莉栖「・・・このままで、いいよ」
岡部「フッ、デレの次は甘えん坊か」
岡部も目を瞑る。
岡部「俺も、考え事をしていたせいで寝不足だ」
紅莉栖「・・・すー・・・すー・・・」
麗らかな陽気の差し込むラボに、穏やかな空気が流れた。
299 :
お前か
支援
みんなの評価 : ★★★×5
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