元スレ紅莉栖「明日は5ヶ月ぶりに岡部に会える♪」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
51 = 1 :
まゆり「あっ、オカリン、お帰りー」
ダル「おおっと、後ろにいるのはもしかしなくても?」
紅莉栖「ハロー。みんな、久しぶり」
まゆり「紅莉栖ちゃんだー♪久しぶりだねー!」
るか「ご無沙汰しています」
フェイリス「おやおや、来日早々仲むつまじい登場ニャ♪」
岡部「萌郁もあとで来るそうだ」
まゆり「久々に全員集合だねー♪」
バッジに書かれた「A」の文字に視線を落とす。
岡部(・・・全員・・・か)
53 = 1 :
萌郁「おじゃましまーす」
まゆり「あ、萌郁さんトゥットゥルー♪ 全員そろったねー。それでは」
立ち上がり、数歩前へでて注目を促す。
まゆり「第5回、ラボメン全員ワイワイ会議ー♪」
紅莉栖「5回?」
紅莉栖は小首を傾げる。
紅莉栖「去年私がここにいたとき、第4回までやらなかった?まだ5回なの?」
まゆり「紅莉栖ちゃんが帰っちゃったら全員じゃないもん。だから5ヶ月ぶりの第5回なんだよー」
紅莉栖「あ、そうなんだ。うん」
54 = 46 :
あまねちん…
55 = 1 :
まゆり「紅莉栖ちゃんがいない間はねー、『ラボメンいっぱい会議』って名前なんだよー」
ダル「先週が第11回だったお」
岡部「というか、ラボメン全員ワイワイ会議の第1回に参加してないのだが」
るか「ところで牧瀬さんはいつまで日本にいらっしゃるんですか?」
紅莉栖「4月下旬くらいまでだから、丸々1ヶ月くらいかな」
フェイリス「そのうち、凶真とは何日会うのかニャ?ニャフフフ♪」
紅莉栖「ふぇ!?そ、それは、そりゃ、できるだけ会いたい・・・けど・・・ゴニョゴニョ」
岡部「俺は毎日一緒にいたいがな」
紅莉栖「ちょッ!?お、岡部、なに言って・・・」
萌郁「うふふ、顔、真っ赤」
56 = 1 :
岡部「聞こえなかったか?俺は毎日でもお前と一緒にいたい」
紅莉栖「あ・・・あう・・・あ・・・」
岡部「いまさら恥ずかしがることも無いだろう?俺とお前はもう公然の仲なのだからな」
ダル(オカリン、攻める! 圧倒的攻め・・・ッ!!!)
まゆり「ほら、紅莉栖ちゃんも言っちゃいなよー」
紅莉栖「う・・・わ、私も・・・毎日、一緒に・・・いたい、よ」
一同「やんや、やんやー!」
紅莉栖「もーー!からかわないでよ!」
岡部(フ・・・今度こそ勝った。まあ本音だが)
るか(いいなぁ・・・)
57 :
ツンデレ同士が互いにデレデレになるとこうも…
59 = 1 :
「おーい、岡部ー、聞こえるかー?」
ほどなくして、窓の外、階下から天王寺の声がした。
岡部「どうしました?ミスターブラウン」
天王寺「そろそろ車どかしてくれねえか?もうちょいしたらトラック来るんだよ」
岡部「わかりました。今移動します」
紅莉栖(あ、この流れ、イヤな予感がする)
岡部「というわけだから、俺は車を家に置いてくる。小1時間で戻る」
まゆり「いってらっしゃーい♪」
皆が岡部を見送る。
数秒の沈黙。
そして、全員がニヤリと笑いながらこちらを振り返った!
紅莉栖(やっぱり!)
61 = 25 :
うひひ
支援
62 = 1 :
天王寺「ったく、大学生の分際でクラウンなんか乗りやがって」
岡部「だから親の車ですって。自分じゃ買えませんよ」
天王寺「親のだろうがなんだろうが、そんな車乗り回してる時点で生意気だっつってんだ」
岡部「できれば俺だってもう少し小さい車がいいです。持て余し気味で」
天王寺「じゃあ俺の軽トラ貸してやる。デートに使えや」
岡部「遠慮します。ま、そのうち綯にも彼氏が出来て、家まで車で迎えに来
天王寺「それ以上言ってみろ。間違いなく殺す」
岡部「・・・すいません」
天王寺「それと、その彼氏も殺す」
岡部(だめだコイツ、早くなんとかしないと・・・)
63 = 36 :
萌郁さんかわいいなあ!
64 = 1 :
フェイリス「はてさて、クーニャンは日本に何しに来たのかニャー?」
ダル「はいはーい!僕知ってるおー!」
まゆり「はいダルくん!お答えをどうぞー!」
ダル「オカリンに会うために決まってるだろ常考ー!」
萌郁「その証拠はあるの?」
ダル「証拠もなにも、オカリン自分で言ってたお!」
るか「な、なんて言ってらしたんですか?」
ダル「『紅莉栖の上司が気を利かせてくれて、1ヶ月の休暇をもらったそうだ』って嬉しそうに答えてたのだぜ!」
まゆり「紅莉栖ちゃん、オカリンに愛されてるねー♪」
フェイリス「ラブラブニャンニャンだニャー♪」
ダル「末永く爆発しろ!ソイヤ!ソイヤ!」
紅莉栖「もう勘弁して・・・orz」
65 = 23 :
>>63
いじめたくなるよな
ドクペ浣腸したくなるわ
66 = 12 :
>>65
そんなssあったな
67 = 1 :
まゆり「そういえば、今回もホテルに泊まるの?」
紅莉栖「・・・・・・あっ・・・忘れてた」
萌郁「あら、紅莉栖ちゃんらしくない」
紅莉栖「そうだ、泊まるところだけは自分で確保してくれって言われてたんだった・・・」
ダル「浮かれすぎですね、わかります」
紅莉栖「1ヶ月間泊まるなんて、予約しとかないと無理だしなぁ・・・どうしよう」
フェイリス「だったら、うちに泊まるニャ?」
紅莉栖「え?でも、突然押しかけたりして大丈夫なの?」
フェイリス「他でもないクーニャンの悩み、フェイリスに任せるニャ!」
紅莉栖「えーと、じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」
ダル(いいなあ・・・)
68 = 1 :
フェイリス「でも今日はフェイリスもマユシィもバイトだから、帰るのは9時過ぎニャ。大丈夫かニャ?」
紅莉栖「9時か、うん、全然大丈夫」
まゆり「オカリンといっしょにここにいるからねー」
紅莉栖「うん、岡部とここにいるから何時でも・・・ちょっ!」
ダル「もう氏ねよオカリン。こんなの絶対おかしいよ」
萌郁「さて、後はお若い者に任せて、私は退散しましょうかね」
フェイリス「外泊はいつでも許可するニャーン♪」
るか「あ、あの、が、頑張ってくださいっ!」
まゆり「トゥットゥルー♪」
紅莉栖「ちょ、ちょっと待ってよ!
萌郁さん、たった2つ上じゃないの!?っていうか外泊許可って!
そもそも頑張れって何を!?わーん、せめてもう少しここにいてよー!」
70 = 1 :
岡部「ただいま、っと」
ニコニコするまゆり。
賢者タイム中のダル。
頬を染め目を逸らすルカ子。
大人の微笑を見せる萌郁。
ニヤニヤするフェイリス。
真っ赤になってアタフタする紅莉栖。
岡部「・・・何があった?」
71 :
ダルいつ抜いたんだよ
72 = 1 :
まゆり「さて、まゆしぃとフェリスちゃんはバイトに行くのです」
岡部「おお、気をつけてな」
萌郁「私もそろそろ戻らないと」
岡部「うむ、ご苦労だった」
るか「ボ、ボクも神社の手伝いがあるので、これで・・・」
岡部「そうか」
ダル「じゃ、ボクはコレがアレでコレだから帰るお」
岡部「なんだそれは」
紅莉栖(そう来たか・・・!)
岡部(そういうことか・・・)
73 = 1 :
紅莉栖の隣に腰掛ける。
岡部「そういえば、泊まるところはどうしたのだ?いつものホテルか?」
紅莉栖「それがね、予約するのをすっかり忘れてて」
岡部「ほう、お前らしくない」
紅莉栖「相当浮かれてたんだと思う。さっきまゆりがその話をするまで忘れてたくらいだし」
岡部「ではどうするのだ?よもやラボに1ヶ月寝泊りもできまい」
紅莉栖「フェイリスさんがね、うちに泊まっていきなよって言ってくれたの」
岡部「なるほど、あそこなら来客の一人や二人、問題ないな」
紅莉栖「そんなに大きい家なの?」
岡部「ああ。行けばわかる。そして驚くだろう」
75 = 1 :
紅莉栖の肩を抱き寄せ、髪をすくように優しく頭をなでた。
紅莉栖「っ、あ・・・」
岡部「こうしてお前に触れるのも、久しぶりだ」
紅莉栖「・・・うん(さっき空港で抱きついちゃったけど)」
岡部「・・・」
紅莉栖「・・・?」
岡部「好きだ、という言葉は陳腐であまり使いたくは無いが、それ以上の言葉が見つからない」
紅莉栖「そう?ストレートな感情表現だし、私は好きよ」
岡部「ツンデレ少女がそれを言うか」
紅莉栖「誰がツンデレよっ」
76 = 1 :
岡部「違う世界線でのお前は、まるで絵に書いたようなツンデレだったのだぞ」
紅莉栖「『べっ別にあんたの事なんか好きじゃないんだから!』みたいな?」
岡部「それに近いな。お互いあー言えばこー言う状態で、よく俺と口論になっていた」
紅莉栖「じゃあ岡部もツンデレだったんじゃない?」
岡部「フフフ、そうかもな」
岡部は天井を見上げ、哀しげな笑顔を見せる。
何故か、胸がズキリと痛んだ気がした。
岡部「その世界線でも、俺はお前に告白した」
紅莉栖「・・・私は、なんて返事したの?」
岡部「最後まで、『好き』とは口にしてくれなかった」
78 = 1 :
紅莉栖「最後まで、って?」
岡部「急にお前の帰国が決まってな。その前日に告白した」
紅莉栖「・・・じゃあ、私は気持ちを告げずに帰国したの?」
岡部「世界線が変わる直前になってお前はラボに帰ってきた。そして、何か言いかけたところで、お前の死んでしまった世界線に・・・」
岡部が目頭を押さえる。
岡部「・・・すまない。この話は思い出すだけでもダメなんだ」
紅莉栖「岡部・・・泣かないで」
岡部「カッコ悪いところを見せてしまったな。こんな姿を見られては幻滅されても文句は言えん」
紅莉栖「幻滅なんて、しないよ」
岡部の体に、やさしく、強く 抱き付く。
79 :
追い付いた
④
80 = 1 :
紅莉栖「そこまで私の事を想ってくれる人に、幻滅なんてしない」
岡部「・・・すまない。気を遣わせてしまったな」
紅莉栖「ううん、むしろ、もっと好きになっちゃった。 私はね、岡部の事が大好き」
岡部「・・・っ・・・」
隠し切れなかった思いが雫となり、紅莉栖の手の甲にポタリと落ちた。
紅莉栖「・・・だから、岡部の口からも、久々に聞きたいな」
岡部「・・・好き、だ」
紅莉栖「辛い記憶、思い出させちゃってごめんね。でも私は今ここにいる。これからも、ずっと、この気持ちは変わらないから」
81 = 1 :
まゆり「ただいまットゥルー♪」
紅莉栖「あ、おかえりなさい」
フェイリス「ニャ?もっとラブラブ空気が充満してるかと思いきや、そうでもないニャ」
岡部「お前たちが帰ってくる時間帯にそんな空気を出しているわけが無かろう」
フェイリス「ってことは、さっきまではラブラブ☆にゃんにゃんだったのかニャ~?」
岡部「んっふっふ~」
フェイリス「ンッフッフ~♪」
まゆり「んっふっふ~♪」
紅莉栖「ちょ、ちょっと岡部!誤解招いちゃうでしょ!な、何にもしてないから!」
82 :
支援する
最後まで頑張って
83 = 1 :
フェイリス「あ、凶真、クーニャンはうちに泊まるって聞いたかニャ?」
岡部「ああ、すまないな。1ヶ月近くも」
フェイリス「お安い御用ニャ。他ならぬ凶真の終生の伴侶となるクーニャン、超VIP待遇にて持て成すニャ!」
岡部「ああ、そうしてもらえるとありがたい」
紅莉栖「しゅ、終生の・・・」///
まゆり「まゆしぃも今日はフェリスちゃんのおうちにお泊りなのです」
岡部「そうか、ガールズトークに華を咲かすのだな」
フェイリス「話題の中心はクーニャンになるニャ。クーニャン、今夜は寝かさないニャ~」
紅莉栖「・・・やっぱり、そうなるのね・・・」
まゆり「あと10分くらいしたら行くからね」
84 = 1 :
まゆり「それじゃまゆしぃとフェリスちゃんは先に外行ってるよー。オカリン、おやすみー」
フェイリス「今のうちに別れのキスも済ませておくニャー♪」
岡部「く・・・あの猫耳め・・・黙っていれば好き放題言いおって」
紅莉栖「まるでボウガンを持った恋のキューピッドね」
岡部「物騒だな」
紅莉栖「それじゃ行くね。今日は長い夜になっちゃいそう」
岡部「ああ、無理はするな。体調には気をつけろよ」
紅莉栖「うん、ありがと。・・・」
岡部「どうした?」
紅莉栖「・・・しないの?」
86 = 1 :
窓から3人を見送り、深々とソファーに座り込んだ。
唇が未だにくすぐったい。
岡部(5ヶ月ぶり・・・か)
♪
メールが鳴った。
受信メール
3/27 21:33
件名:
本文:
聞いておきたい事があるニャ。
クーニャンのタブーな話題ってあるかニャ?
87 = 25 :
まゆり隊長!もう殴る壁がありません
どうすれば?
88 = 1 :
送信メール
3/27 21:34
件名:Re;
本文:
俺の話、と言っても無駄なのだろうな。
父親の話はしないでもらいたい。
受信メール
3/27 21:35
件名:Re;Re;
本文:
了解だニャ。凶真との話は根掘り葉掘り聞いちゃうから心配しなくてもいいニャ♪
あと、あまり遅い時間にならないようにするから、安心して欲しいニャ。
それじゃおやすみニャンニャーン♪
ああ見えて、フェイリスは気が利く娘なのだ。
89 = 1 :
紅莉栖「・・・!!」
紅莉栖は空を見上げた。
かのように見えたが、その目はビルの最上階を捉えていた。
フェイリス「フェイリスだニャ」
「お入りください」
玄関のオートロックが小さな金属音をたて、自動ドアが開く。
紅莉栖「これ、何階建てなの・・・?」
フェイリス「さ、二人とも入るニャ」
まゆり「フェリスちゃんち、久しぶりー♪」
フェイリス「クーニャン?どうしたニャ?」
紅莉栖「あ、うん、お邪魔します・・・」
91 = 1 :
玄関のドアを開けると、一人の執事が深々と頭を下げた。
黒木「お帰りなさいませ」
フェイリス「黒木、今日はお友達二人がお泊まりニャ」
黒木「かしこまりました。お荷物をお預かりしましょう」
黒木という名の執事が手馴れた手つきで荷物を受け取る。
黒木「そちらの方が牧瀬様ですね。お話は伺っております」
紅莉栖「あ、すいません。一ヶ月間お世話になります」
フェイリス「クーニャンはとっても大事な客人ニャ。粗相のないように」
黒木「かしこまりました」
紅莉栖(ふおお・・・!)
92 = 1 :
窓際に立ち、下を見下ろす。
人の姿はおろか、車でさえライトが点いてなければ認識はできない。
紅莉栖(・・・高い・・・)
紅莉栖「人の姿がほとんど見えない・・・)
紅莉栖(・・・・・・)
紅莉栖(・・・人がゴミのようだ・・・)
フェイリス「クーニャンは飲み物何にするニャ?」
紅莉栖「えっ、えーと・・・じゃ、アイスコーヒー」
93 :
NTRはやめてな
あとダルが可哀想だからホント
94 = 1 :
来客用の部屋に招かれる。
シングルベッドが4つ。ヘタなホテルよりもよほど豪華な内装。
フェイリス「クーニャン、寝るとき用の服は持ってきてないのかニャ?」
あっ。
紅莉栖「しまった。滞在中はいつもYシャツ1枚で寝てたから、つい・・・」
フェイリス「ニャフフ、やっぱり。ちょっと待ってるニャ」
まゆり「オカリンに会うことしか考えてなかったんだねー♪」
紅莉栖「う・・・」
言い返せない。
フェイリス「お待たせニャンニャーン。はい、クーニャンのパジャマ」
紅莉栖「え、貸してくれるの?」
フェイリス「来客用だニャ。更衣室はそっちのドアニャ」
95 :
うわなんだこれマグマうわーーー
96 :
>>93
ダルには将来約束されてるから大丈夫
97 = 43 :
ダルって誰と結婚するんだよ・・・
98 = 1 :
来客用とはいえ、けっして粗末なものではない。
紅莉栖(これ、いくらするんだろう・・・)
まゆり「あ、紅莉栖ちゃん、似合ってるよー。かわいいねー♪」
フェイリス「ちょっと大きかったニャ」
確かに袖が少し長い。手のひらが半分ほど隠れてしまう。
フェイリス「それより小さいのが無かったニャ、クーニャン、スリムだから」
紅莉栖「ううん、全然大丈夫。貸してくれてありがとう」
まゆり「袖が長くて手のひらが隠れる服装って、作者の趣味全開だよねー」
フェイリス「女の子のパジャマ姿が嫌いな男の人なんていないと思うニャ」
99 :
>>97
由季さんに決まっとるだろJK
みんなの評価 : ★★★×5
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