のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,143人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ響「765プロが倒産してもう二年さー……」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - アイドルマスター + - 倒産 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 :

    札束詰まった封筒とか嫌な予感しかしないんだが…
    つか伊織が引き取ってやればよかったのに

    53 :

    貴音かわいいよ貴音

    54 = 8 :

    ハム蔵……

    55 :

    ハム蔵…

    56 = 50 :

    ハムスターの寿命は短いからな…

    57 = 5 :

    ハムスターは2年~3年かな
    倒産から2年じゃ仕方ない

    58 = 1 :

    「う~ん、どこにいるんだ……」
    人がごった返す駅前で、自分は頭を掻きながらキョロキョロと辺りを見回した。
    片手に持った子犬の入ったケージが絶え間なく揺れている。

    「エサあげるから暴れるなー。犬代ー」
    ポケットからサーターアンダーギーを取り出して、犬代に食べさせる。

    「大体、目印は黒いスーツなんて言ってもそんなのいくらでもいるぞ……」
    もっと詳しく決めておけばよかったぁぁぁ!なんて後悔しつつも、仕方ないので、そのまま待つことにする。

    駅のベンチに座って、頬に手をついて待つことにした。
    数分ほど待つと自分の向いている方向とは逆側から、なんだかキザったらしい声が聞こえた。

    「す、すまねぇ、遅れちまった。」
    「えっ」
    「なっ」

    こ、こいつは牛丼屋で会ったチャラチャラロン毛……!名前は確か……

    1 天ヶ崎竜馬
    2 鬼ヶ島羅刹

    「鬼ヶ島羅刹ッ!」
    「あぁ、そうだ俺は鬼ヶ島……って誰だよっ!」
    羅刹は一度、片膝をついた後に手を額に当てて、また思い切り立ちあがってツッコんだ。

    やっぱり、なんだかとんでもない嵐が来るような気がするさー……

    59 :

    やよいが生きてるだけで俺は満足だっ!!

    60 = 32 :

    選択肢に正しいのが無いwww

    61 :

    馬鹿銀行振込しとけ!!

    62 :

    ヶしか合ってねぇじゃねぇか!

    63 = 1 :

    よりによって、受け取り人がこのハラたつチャラ男だったなんて……
    どういう巡り会いさー!

    だけど……
    「ぷっ、あはは。そんなチャラチャラしてるくせに、こーんな子犬を飼うのか。なんだか、ちょっと可愛いトコあるんだな」
    「なっ。笑うんじゃねぇ!」
    冬馬は卓球のバックハンドの要領で手を振り上げた。
    ……こうやって冷静に見てみると、いちいちオーバーリアクションで面白いぞ。

    「ったく」
    冬馬は自分のベンチの隣に腰かけた。あ、相変わらず腰かける位置が深いな……。
    「な、なにさ……」
    密着してきたので、自分は少しだけ距離を開けた。

    「やってられないぜ。子犬でも飼わないとな」
    ……もしかして相談を聞いてほしいのか?
    「とっくに気づいてたと思うけどな。俺はな、元アイドルなのさ。」
    ……知らんさー。
    「去年までは、楽勝!でトーゼンだろ!だったんだけどな。」
    ……?
    「とある理由で、解散しちまった……。ジュピターって名前、トーゼン聞いたことあるだろ?」
    ……ジュピター?どこかで聞いたような気がするぞ。確か、ニュースで……

    『ジュピター衝撃の解散!』

    「き、君もしかして元961プロなのかあああ?!」

    64 = 42 :

    これは…

    65 = 32 :

    あるぇー?
    もしかして貴音が961プロに入ったから?

    66 = 5 :

    あー、貴音に押し出された形か

    67 = 50 :

    札束は銀行に、貴音は水瀬家に逃げてぇぇぇぇぇぇ!

    68 = 61 :

    貴音の枕営業にまけたやつか

    69 = 1 :

    「そうだ。この俺が、今や牛丼屋のバイトなんてな……」
    ……それであんなに煩かったのか。

    冬馬はベンチの背もたれに両手を広げて乗せて、足を組んで曇り空を眺めていた。
    元アイドルって所に、自分はちょっと親近感を覚えた。少しだけ表情が和らぐ。

    「どうして解散したんだ?」
    「社長が変わってな……ライバルがいなくなったから張り合いが無いだとよ。
     ま、他にも色々あるんだろうが勝手すぎるぜ。」
    冬馬は足を大きく回ながら、組み直して続けた。だ、だから何でそんな挙動が大きいんだ……。

    「それで方針が変わったんだよ。これからはワンマン方針でいくってな。
     で、去年入った新人とどっちが961の看板アイドルか勝負した。……負けたよ。しかも3対1でな。」
    冬馬は歯を食いしばって続けた。

    「あの、俺たちを負かした時のアイツの憐れむような目!ムカつくぜ!
     何が『あなたたちはもう961プロに関わってはいけません。わたくし一人で十分です』だ!」
    な、なんか口調が貴音に似てるけど違うよな……。貴音は仲間同士の助け合いが大事だって前言ってたから。

    70 :

    ミキミキはどうなったんだよぅ…

    71 = 32 :

    貴音つええええええ

    72 = 5 :

    貴音は業を背負おうとしてるのか・・・

    73 :

    酉見せて

    75 = 1 :

    でも……天ヶ瀬冬馬。イヤなヤツかと思ってたけど、自分と全く同じ立場で頑張ってるんだな……。
    それに、よく見ると元アイドルなだけあって、意外と……。

    そう思ったら、胸の奥がトクンと熱くなった。
    あ、あれ……?なんだか自分、変だぞ?

    76 = 8 :

    おい

    77 = 42 :

    おい

    78 = 5 :

    おい馬鹿やめろ

    79 :

    おい




    おい

    80 :

    おっ始まったか

    81 = 1 :

    なんだか体が熱い……。

    「おい、どうした?」

    冬馬の顔が近づく。

    「ひゃあっ」
    自分は驚いて飛び上がった。

    なんだかドキドキするんだ……。

    冬馬の顔を眺めていると、頭がボーっとする。

    もしかして、自分、恋しちゃったのか?

    83 = 61 :

    >>1何してんですかー!?

    84 :

    あーあ
    やってはならないことを

    85 = 1 :

    「……実は自分も元アイドルなんだ」
    自分が何を喋っているのか、よく理解できない。目が潤んでるのがわかった。

    「なっ、そうなのか……」
    冬馬は驚いた顔をした。
    「通りで、美人だと思ったぜ」
    「えっ」
    顔がカーッと熱くなった。

    「実はな、牛丼屋でちょっかい出しちまったのも、その……よく言うだろ?気になるヤツほど意地悪をしちまうってな」

    ダメだ。なんだか何も考えられない……。

    86 = 73 :

    恋と見せかけての病気オチとかじゃないだろうな

    87 = 32 :

    え……?










    え?

    88 :

    おまえら文句言うなよ
    黙って見てろ

    89 :

    さすがだ>>1よくわかってる

    こういういの興奮するぜ、へへっ

    90 = 5 :

    鬱展開より鬱になる不思議

    91 = 70 :

    おいおいおい

    92 :

    急だな

    93 = 1 :

    「自分も、よくわからないんだけどなんだか気になってるの……かも」
    何言ってるんだ、自分は。

    不意に肩を抱かれた。ビクッと肩が震えた。

    「俺は、一度決めたことはゼッタイ実現する。恋を始めようぜ」
    「あ……」

    そんな、こんな駅前で……。
    冬馬の唇が近づいてくる。

    プ、プロデューサー……自分、自分は……。

    94 = 8 :

    やめろ……

    95 = 61 :

    と、ここでネタバラシ!
    ネタバラシィィイ!!?

    96 = 84 :

    冬馬は女、冬馬は女…

    97 = 92 :

    あー、金スラれるのかな?

    98 = 1 :

    「んん……」




    「ん……?」

    「は……ふぁ……ふぁいさぁい!」
    数センチで唇が届く寸前で、思いっきりクシャミが出た。

    「おい……」
    目を開けると、冬馬が目をつぶったままツバと鼻水まみれになってプルプルと小刻みに震えていた。
    「あ、あはは、ごめん……」
    うん?もしかして……自分はオデコに手を当てた。
    やっぱり、風邪ひいてた。昨日薄着で寝ちゃったからなー。
    そう意識したら、なんだか急にさっきの熱も冷めてきたみたいだ。

    「いやー、やっぱりさっきの言葉は、撤回撤回!どうやら勘違いみたいさー」
    「おいちょ、ちょっと待てよ。あ、愛してる、愛してるんだ!」
    うぅ、そんなまっすぐ言われると……
    「だーかーらー、勘違いだってば!わかんないかな……」

    100 :

    よくやった


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - アイドルマスター + - 倒産 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について