元スレ貴音「765プロが倒産してもう2年半なのですね……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
52 = 6 :
2年半とかあずささん結婚して子供も産んでるだろ
もちろん夫は私です
53 :
>>52
そういえばお見合いから1年半たってるのか…
54 = 14 :
千早の喉はどうなったんだー
55 = 1 :
「それじゃ。明日は4時起きだからゆっくりと休むように」
全ての収録が終わる頃には、時計は深夜の12時を回っておりました。
「はぁ……」
私はくたくたに疲れて、ベッドに倒れこむようにダーイビーングいたしました。
この所、仕事が急に増えて満足に眠ることもままなりません。
どこか体を壊していないか、心配なのですが気にかけてくれる者も誰一人としていません。
私は、765プロが倒産してすぐに別の事務所に移籍しました。詳しい名前は伏せますが、
色々と961噂が絶えないところでございます。
プロデューサー殿の死は随分と騒がれたのですが、逆にそれを逆手に取り、悲劇のアイドルとして売り出したのが
功を奏したようです。この2年で随分と知名度は広がりました。
そして、それと私の名が知れるに連れて事業も立ち上げました。食品産業を中心とした様々な分野に手を伸ばす四条グループという企業でございます。
まぁ、私はほとんど関わりを持っておらず伝統ある名家の名と、私のアイドルとしてのブランドを利用した、「四条」とは名ばかりの代物でございますが……。
56 :
お姫ちんきてた
57 :
黒いプロダクションなのにPいるのか
59 = 56 :
俺の真は無事なのか
60 :
きたー!
待ってたぜ
61 :
きたと思ったら案の定雑談だらけ
62 = 1 :
「少し、景色を眺めましょう……」
高層ビルのガラス張の壁に立ち、すでに用意してあったシャンパンを手に取り、口に含みました。
淡い酸味が疲れ切った体を仄かに癒します。
空模様は曇天で私の好きな月は見えません。
そのまま見下ろすと、ここからでもちらほらと車と行き交う人々がかすかに見ることができます。
ふと、街頭もあまり設置されていない細い路地に見知った頭髪の者が見えました。視力には自信がありますゆえ……。
シェルフからオペラグラスを取り出し、地上にいるその者に向かって照準を微調整します。
やはり……あの青髪は……。
「三浦あずさ……」
2年半前と変わらぬ出で立ちで、私の見知らぬ殿方と肩を並べて歩いておりました。
こんな夜遅くに二人っきりで路地を歩いくとなると、きっとただならぬ関係なのでしょう。
しかし、三浦あずさの浮かない表情を浮かべて、歩いています。
殿方が声をかけると、ハッとしたように無理をして作り笑いを浮かべております。
ここからでは会話を伺い知ることは敵いませんが、どうやら順風満帆とはいっておらぬようです……。
63 = 2 :
961か…
64 :
はっ!?貴音に見られていたのか俺!
65 = 44 :
>>64
おまえあずささんに作り笑いされてるぞ
66 = 6 :
>>64
それ俺だって
67 = 14 :
おいィ?
あずさが幸せになってないみたいなんだが?
まあ全員が幸せにならんと意味が無いが
68 :
【速報】おっぱいが破裂しそう
69 :
きたああああああ
72 = 39 :
落ちそう
74 :
落ちるのは困る
76 = 1 :
「ふぅ……」
気だるい体を携えながら、静かに机にオペラグラスを起きます。
照明を点けていないので、部屋の灯りは外から差し込む少々の光だけで、
どんよりとした暗闇が広がっております。
765プロの者と接触したのは、もう1年前の夏以来でしょうか。
「貴音さんの昔のお友達です!お話をさせてください!」といきなり電話がかかってきたと
いってプロデューサーから受話器を渡されました。携帯電話を持つことは許されておりません。
「もしもし……」
少し緊張した面持ちで受話器に向かって問いかけました。すると
『貴音さん!お久しぶりです!765プロの天海春香です!』
と鼓膜が破れるような大声が耳元で響きました。
少し意表を突かれましたが、眉一つ動かさずに、電話に応じました。
「春香、お久しぶりですね。元気にしておりましたか」
『う、うん!こっちはちょっと最近色々とあったけれど今は元気いっぱいですよ!』
「それは喜ばしいことです」
その後少し、間が空いて、春香の声が続きました。
『た、貴音さん。あのー忙しいでしょうけどどうにか会えませんか?……アイドルやりませんか?』
「……アイドル?アイドルなら私は今、やっておりますが」
77 = 74 :
春香…
78 :
まだ元気な頃の春香か
79 :
春香あああああ!!
80 :
いおりんを泣かせたのは許さない
81 :
やよいがどーなってるのか怖い
82 :
千早がもし起きて立ち直れたら、作曲して欲しい
それを集まったメンバーで歌って欲しい
83 = 2 :
この時間は15分くらいでスレ落ちるみたいだな
84 = 6 :
春香さん引き篭もりがたたってピザってそう
85 = 1 :
『え?!えぇぇええ?!』
春香の驚いた声と、何かが倒れるような大きな音が聞こえました。
電話越しですが向こう側の状況は用意に把握ができます。
意に介さずに、私は続けました。
「春香、私はもう別の事務所に移籍いたしました」
『えっ……あ……』
今度は戸惑ったような声。明らかに声のトーンが落ちております。
「申し訳ありませんが、多忙の身ゆえ……1か月先までは会うことはできません」
『……』
春香はしばらく黙りこんでしまいました。
お互い一言も発しないまま数分が過ぎると、
『あ、あはは!そうなんだ。うん、良かった良かった!貴音さん、頑張っているんですね!
私なんかとは大違いです!それじゃ、また時間がたったら連絡しますね!それでは!』
堰を切ったように、明るい声色で一斉に捲し立てると、有無を言わさずに一方的に電話を切られていました。
あれは何だったのでしょうか……。
86 :
>>81
今までのスレでの予測は満場一致で餓死だったな
87 :
>>86
ホームレスの可能性もあるぜ
88 = 15 :
春香…
89 :
待ってました。海外から支援
91 :
春香は大体何歳になってるんだ?
20ぐらいか
92 :
やよいなら俺のとなりでミイラ化してるよ
93 = 32 :
>>92
通報しました
94 :
響はどうなったんだろ
95 = 1 :
さらにそれから数日が経ち、番組の収録で都内の量販店へリムジンに乗り向かいました。
なんでもスタッフが最近インターネットの口コミで偶然見つけた珍しい場所で、私のイメージにピッタリなものが見つかるだろうと。
「さ、ここからは徒歩で向かいます。道が狭いので気をつけてお進みください」
運転手が、扉へ開けて私を外へ導きます。
私はカメラを持っている者や、メイク道具を持っている者に囲まれながら細い道を進みました。
確かに、足場が悪く、人が一人通れるか通れないかの砂利道が続きます。
この先に、本当に商い屋などあるのでしょうか……。
しばらく進むと、なかなか古風な白くて四角い建物がありました。
そして扉の横には手書きの看板が……。はて、この筆跡、どこかで目にしたような……。
扉の先を潜ると、なにやら面妖な動物が何百匹もおりました。
その檻の一つに、そろそろと近づくと、なにやら可愛らしい蛙が佇んでおります。
……ゲロッパ。
96 :
わぉ…
97 :
ひびき!
98 :
言ったそばから響か!w
99 :
おう…
100 :
やよいかも
みんなの評価 : ★★
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