元スレ勇者「魔王は死んだ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
701 :
3角関係でもアレなのにまた複雑に
いいぞ、ヤっちまえ
702 :
魔王娘は中古か。糞ビッチめ爆発しろ
支援
703 = 630 :
次スレは建てられんから中途半端に終わるかも
剣士「相変わらず酷いな勇者さん」ケラケラ
武闘家「まあ仕方ないよ。王女様連れて行く訳にはいかないし」
僧侶「そうですね‥」
勇者「という訳だ‥お前は連れて帰る」
王女「嫌。着いて行く。私は役に立つから‥連れて行ってよ」
勇者「駄目だ」
王女「なんで!」
勇者「危険過ぎる。お前は家に帰って俺達が魔王を倒して帰って来るのを待っていろ」
王女「っ‥勇者様の分からず屋ッ」タッタッ
僧侶「あッ王女様!」
705 = 630 :
勇者「‥」
戦士「行ってやれ、勇者」
武闘家「そうよ。ああいう子は行かないと後が怖いよ」クスクス
剣士「モテモテだな」ケラケラ
勇者「‥はぁ、仕方ない」
僧侶「‥勇者さん」
勇者「‥ちょっと行ってくる」
僧侶「‥ふふ、行ってらっしゃい」
706 = 666 :
次スレくらい頼めば立ててもらえる
それより完走を期待する
707 = 633 :
次スレはSS速報でもいいんじゃない?
708 = 630 :
じゃあ終わったら代行頼んで続きかくよ
とある丘
王女「‥‥」
勇者「王女」
勇者「‥すまない」
王女「それだけ?」
勇者「それだけだ」
王女「‥‥」
勇者「‥お前は一国の王女だ。だから連れて行く訳にはいかない」
王女「‥っ‥じゃあ、約束して」
王女「魔王を倒して、帰って来たら‥私と一緒に旅をして」
王女「約束してくれるなら‥待つ」
勇者「‥解ったよ。約束する」
王女「‥じゃあ、指切り」
――
709 = 701 :
打ち切り展開は嫌だぞ
子供産んでその代がどうなるか
もうパート化してもいいからやってくれ
何週間何ヶ月かかっても良いから
おかずには困らなくなるsゲフンゲフン
710 = 666 :
そうだな。あまり長くなるようならパー速かSSに移った方がいいな。
ここはVIP。
2スレ目は叩かれるのは必然
711 = 630 :
――
王女「‥あの約束は、果たせなかった」
王女「‥あなたが魔王になったから」
王女「だから私はあなたを倒して、私が勇者になる」
王女「そしたら‥旅が出来るんだもの」
王女「‥」ポロッ
王女「‥私は、あなたと‥勇者様と‥旅がしたかった、のに」グスッ
王女「く‥ぅ‥‥う」
弓使い「‥‥」
くのいち「‥‥」
弓使い「いつから居たのよ」
くのいち「先刻からだ」
弓使い「相変わらず抜け目がないわね」
くのいち「褒め言葉だな」
712 = 633 :
次スレキター
しかし、ハーレムってのは心が洗われる
713 = 630 :
パー速、SS速の場所がわからぬ
弓使い「しかし‥そんな昔話があったなんてね」
弓使い「そりゃあ辛い訳よ」
くのいち「お前が言うと軽い」
弓使い「きぃぃぃぃ!!」ジタバタ
くのいち「それより、情報が入った」
弓使い「何よ」
くのいち「勇者が生きていた。今は静養中」
弓使い「‥どうするのよ」
くのいち「お前に任せる」
弓使い「‥‥」
弓使い「しばらく黙っておくわ」
くのいち「‥そういう所は好きだ」
弓使い「ッば!?バカじゃないの!?」
714 = 666 :
パー速
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/
SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
制作速報
http://ex14.vip2ch.com/news4gep/
ほらよ。
期待してるぞ!④
715 :
ほれ
SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
716 :
これは近年稀にみる、良SS
717 = 630 :
おお ありがとうございます
お風呂入ってたから遅れました
718 :
どんどん続けて
720 = 630 :
くのいち「冗談だ」
弓使い「」
弓使い「‥まあ、しばらく黙っておくわ。勿論アンタも黙ってなさいよ、バレたらまた一年前の戦争が起こっちゃうんだから」
くのいち「解っている。私は王女の味方だ」
弓使い「右に同じくね」
くのいち「そういう事だ、しばらく間王女の足止めを頼むぞ」シュン
弓使い「はいはい、と」
弓使い「‥さて、と」
弓使い「恋の応援でもしようかしらね。‥‥私も欲しいわ彼氏」
721 = 630 :
魔王城
魔勇者「あれから進展は?」
魔王娘「ないな。すでに勇者が生きているのは知れている筈なのだが‥理由が解らん」
賢者「‥どうしてでしょうか‥」
魔勇者「‥情報を知っている奴が情報を洩らしていないという事か」
猫又「ありえねー事じゃねーな。何か理由があんだろうさ」
魔勇者「(‥やはり、あの女‥)」
魔勇者「賢者」
賢者「はい?」
魔勇者「話がある」
賢者「えっ‥」
魔王娘「賢者だけかッ?!」ガーン
722 = 630 :
魔王娘「」シュン
猫又「まあまあ」ポンポン
メデーュサ「まぁまぁ‥」ポンポン
魔王城中庭
賢者「は、話とは‥?」ドキドキ
魔勇者「‥俺と戦っていた、あの勇者」
賢者「えっ?」
魔勇者「‥俺達は、以前逢った事がある」
賢者「‥‥え?」
魔勇者「‥俺達が戦った国、覚えているだろう」
魔勇者「あの国には、一人王女が居た筈だ」
賢者「まさか、あの時の‥王女様?」
魔勇者「‥多分、な。強さは予想外だったが、多分あの娘だろう」
725 = 630 :
賢者「そんな‥あの娘が‥」
魔勇者「‥そのせいだろうな、俺達を襲った三人の内、誰かがそれを知って情報操作をしているに違いない」
魔勇者「‥やってくれるよ」
賢者「‥勇者さん。あの娘と、戦うんですか?」
魔勇者「やらなきゃならん。‥それに、王女とした約束すらも俺は忘れていた」
魔勇者「‥俺は、何を今までやっていたんだ」
魔勇者「‥人間に絶望し彷徨い。人間に制裁を加え様として、魔王になり。‥王女の事等、頭の片隅にもなかった」
726 :
倒して1年あったんだからなんとかなっただろうに
727 = 630 :
魔勇者「‥だから、俺は王女と逢い、戦わなければならない」
魔勇者「魔王と勇者としてではなく、な」
賢者「‥‥」
魔勇者「‥死にはしないさ。勿論あの娘も殺さない」
魔勇者「‥俺は、約束を守らなきゃならないからな」
賢者「‥じゃあ、私とも約束して下さい」
賢者「‥あの娘との約束、絶対守って下さいね」
魔勇者「‥ああ、だから」
魔勇者「これからしばらくはシないからな」
賢者「それはダメです」
魔勇者「」
728 = 633 :
ダメなんだww
729 = 631 :
つまりもっと強くなれということか
730 = 630 :
魔王娘「話は終わったか勇者」
魔勇者「ああ、終わったよ」
魔王娘「‥お前は色々巻き起こしてくれるな」
魔勇者「まがりなりに勇者だからな」
賢者「そんな事ありませんよ」クスッ
魔王娘「‥私を、救ってくれた時の様に、そいつも救ってやれ」
魔勇者「‥聞いていたのか」
魔王娘「魔族の聴覚を舐めるな。‥人間との約束を守る等‥気に食わないが‥な」
魔勇者「‥一年とは偉い違いだな。良く大人しくなったもんだ」
魔王娘「‥ふん、気のせいだろう。勘違いするなよ」アセアセ
731 = 630 :
魔王娘「それはともかくだ」
魔王娘「今から修行するぞ」
魔勇者「‥そうだな。久々に修行でもしてみるか」
魔王娘「勿論アッチのな」
賢者「アッチのなッ」
魔勇者「殺す気か」
王城地下
弓使い「‥王女ー‥うわッ」ガチャ‥キィィ
王女「‥何?」
弓使い「何?‥じゃないわよ‥何て魔力を漏らしてるのよ」
王女「‥弓使いには関係ない」
弓使い「‥」ポリポリ
弓使い「(‥期間も経ったし、頃合いかしら)」
弓使い「‥あのね、くのいちからの情報よ」
弓使い「‥勇者は生きている」
733 = 630 :
王女「‥そう」
弓使い「‥そうって」
王女「‥もったいぶって言うの、何か理由があったの?」
弓使い「(あ、ヤバいこれはヤバいわよ)」
弓使い「何の事かしら」
王女「‥私の独り言、聞いてたよね」
弓使い「(あわわわわわわわ)」
弓使い「知らないわよ。何言ってるのよ」
王女「答えて」
ゴァアァアァ‥
王女の身体から神々しくも莫大な魔力が溢れ出る
弓使い「ッ‥‥」
弓使い「‥‥聞いて、いたわよ」
王女「‥‥盗み聞き、良くない」
734 = 630 :
ちょっと休憩
735 = 633 :
っ旦
っじゃがりこ
737 = 630 :
じゃがりこうまうま
738 = 641 :
何時ぐらいに再開してくださるのか
739 = 630 :
弓使い「する気はなかったわよ?」アタフタ
王女「‥そう」
弓使い「(ああもう‥病んでるよ‥まったく)」
弓使い「ねぇ」
弓使い「逢いに行きなさい」
王女「‥」
弓使い「逢って、決着付けた方が良いわよ」
王女「あなたに、何が解るの?」
王女は鋭く弓使いを睨み付ける
弓使い「‥解らないわよ。だから、こう言ってるのよ」
王女「うるさい」
弓使い「うるさいじゃない。そんなうじうじしてる姿、私だいっ嫌いなのよ」
弓使いは、王女を挑発する
740 :
おっほ
741 = 630 :
王女「‥うるさい」
王女「うるさいうるさい」
王女「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいッ!!!!」
王女「あなたにッ、何がッ、解るのッ!!?」
王女「私の気持ちが、解るのッ?!」
王女「知った様な口を訊かないでッ!!」
王女「あなたは私じゃないッ!!」
王女「あなたは勇者じゃないッ!!」
王女「あなたは、ただの人間!!」
王女「あなたはッ」
バチィィン!!
王女「‥あ」
弓使いの平手打ちが、王女の頬を凪ぐ
弓使い「‥少し、落ち着きなさい」
742 = 630 :
弓使い「‥私には解らないわよ。でもね」
弓使い「王女は約束を破られたんでしょう?」
弓使い「そしたら、その約束を破った相手に、罰を与えるくらい、良いじゃないのかしら?」
王女「‥え‥?」
弓使い「勇者とか、魔王とか‥そんなの抜きで、喧嘩よ喧嘩」
弓使い「勇者とか魔王とかは‥その後で良いじゃない」
弓使い「だから」
弓使い「逢いに行きなさい」
743 = 633 :
弓ちゃんかっけぇ
744 = 630 :
王女「‥」
弓使い「ね?」
王女「‥‥うん。私、行く」
弓使い「よろしい」
王女「‥準備して来る」タッタッタッ
弓使い「ええ‥行ってらっしゃい」
弓使い「‥」
弓使い「あーあ‥本当、私って格好いいわ」
くのいち「自惚れ」シュン
弓使い「それやめろよ」
745 = 701 :
シュンwwwwwwwwww
746 = 630 :
くのいち「このまま行かせるのか?」
弓使い「ええ、行かせるわ。あんなうじうじした王女なんか見たくないし」
くのいち「‥相変わらず良い性格している」
弓使い「まぁね」フフン
弓使いは胸を張る
くのいち「‥‥」フフン
くのいちも胸を張る
弓使い「何だよお前ええええ」
747 = 630 :
―あの時の約束
「魔王を倒したら、一緒に旅に行く」
―そうだ、私はあの人と旅をしたい
王女「‥だから、あの人に罰を与えに行く」
王女「‥覚悟しててね、勇者様」
王女は笑みを浮かべる、まるで閉じ込められていた部屋から、外へと飛び出した笑顔の様に眩い笑顔で
王女「―絶対、勝つ」
そうして、決意を固める
749 = 630 :
そして数日後
数年前の丘
魔勇者「‥‥」
王女「‥‥」
賢者「(‥勇者さん)」
弓使い「(王女‥)」
魔王娘「(‥‥勇者)」
くのいち「‥‥」
王女「懐かしい」
王女「私はここで、あなたと約束を交わした」
王女「あなたはそれを受け入れてくれた」
王女「私は待っていた。あなたが帰って来るのを‥でも」
王女「あなたは私の前に現れなかった」
王女「‥今日は、あなたが破った約束の制裁を与えに来た」
750 = 630 :
王女「あなたが一年前、人々に制裁を加え掛けた時の様に」
王女「今度は、私が、あなたは制裁する」
王女「覚悟して。今の私は」
王女「あなたより強い」
王女「そして勝ったあかつきには」
王女「私と、旅をしてもらう」
魔勇者「‥数年前とは、立場が逆になったな」
魔勇者「参ったよ。お前があの王女だったなんてな」
魔勇者「だが」
魔勇者「‥女子供には、旅は危険だ」
魔勇者はそう言って剣を引き抜く
今までの剣とは違う、真っ黒く染まった剣
みんなの評価 : ★★★×4
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