元スレ勇者「魔王は死んだ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
1 :
勇者「魔王は倒した」
勇者「けど魔王倒した俺は‥人々から蔑まれ始めた‥」
勇者「何故だ‥俺は魔王を倒しただけなのに」
2 :
魔王は死んだ!もういない!
だけど、俺の背中に!この胸に!一つになって生き続ける!
穴を掘るなら天を衝く!墓穴掘っても掘り抜けて、突き抜けたなら俺の勝ち!
俺を誰だと思っている・・・俺は勇者だ・・・魔王じゃない
俺は俺だっ!勇者だぁぁぁ!!!
3 :
魔王は勇者の妄想の産物で
実は勇者こそが魔王だったのだ
4 :
代理有り難うございます。書き貯め消化しながら行きます。
勇者「‥魔王を倒して早一年」
勇者「人々から畏怖の目で見られ、辛過ぎる」
勇者「‥俺は、死ぬしかないのか」
勇者「いや‥死ぬ前に‥魔王を倒した場所にでも行ってみるか」ムクリ
‥
魔王城
勇者「‥懐かしいな‥そして魔物すら居ない」
勇者「一年前は魔物で埋め尽くされていたのにな」スタスタ
5 :
モンスターズ+か
6 :
後の魔王である
7 = 4 :
勇者「‥そういえば‥皆はどうしているだろうか‥心配だ」スタスタ
‥
勇者「‥ここは、玉座だったか‥もうボロボロだな」
勇者「魔王倒した直後は何かないかと玉座の裏を見てみたが‥何もなかったという事もあったな‥と?」チラッ
勇者「‥‥これは‥地下の入口‥」ゴゥン
勇者「‥こんな所があったのか‥久々に‥冒険魂が湧いて来た感じだ‥」クス
8 :
期待してる
9 :
モンスターズ+思い出した
10 = 4 :
魔王城地下
勇者「暗いな‥こんな事ならランプとか松明でも持って来れば良かった‥とお!?」ドサッ
勇者「暗くて‥足元が解らんな‥‥む?‥これはなんだ」ペタペタ
??「うきゃああ!!」
勇者「!?‥な、何だ‥誰だ!?」
??「それはこちらの台詞だ!顔を見せろ!」
勇者「‥それが出来たら苦労はしない」
??「‥すまん」
11 :
ニーチェかと
氏遠田
13 = 4 :
書き貯めながらしているので遅くなります。
申し訳ない。
勇者「‥‥とりあえずお前はここで何をしていた」
??「‥顔も見えない貴様に言う義理はない」
勇者「‥魔物が居ない今、考えられるのは人だけだが‥財宝でも漁りに来た盗賊か?」
??「盗賊、だと‥?貴様もう一度言ってみろ、その首をはねてやる」
勇者「顔も見えないのにはねられるか」
??「!?‥だ、黙れ!」
14 = 2 :
?って魔王?
意気投合しちゃう感じ?
15 :
おもしろそうだな
16 :
ニーチェかと思った
17 = 4 :
>>14さん
内緒です
勇者「‥仕方ない俺から言おう‥俺は勇者だ‥この世界の魔王を倒したな」
??「‥!?‥そうか‥貴様が、魔王を倒した勇者か」
勇者「そうだ。さて、お前にも名乗ってもらおうか」
??「‥私は、名乗らん」
勇者「‥ほう、それは不公平だな。せっかく名乗ってやったのに」
??「貴様みたいな生意気な奴に名乗る名前など持ち合わせていない」
勇者「‥随分と高飛車な奴だな‥まるでお偉い様だな」
??「あながち間違ってはいないな」
19 = 4 :
ニーチェてなに??
勇者「‥まあ良い‥俺は先に行く」スタスタ
??「あ、いやちょっと待て!」ガシッ
勇者「‥何だ?」
??「奥には‥行かない方が良い‥ぞ」
勇者「理由は」
??「あの、その、‥きっと魔王が仕掛けた罠があるぞ!」
勇者「何故魔王が罠を仕掛けたと決めつける」
??「うぐっ」
勇者「‥怪しいな、お前にも付いてきてもらおう」ガシッスタスタ
??「あ、いや、ちょっ‥」ズルズル
20 :
19世紀のドイツの哲学者
「神は死んだ」と言って、キリスト教を否定した人
21 = 4 :
成る程。
ちょっとお風呂いてきます
22 = 4 :
ただいまれす
勇者「‥灯り?何故こんな地下に灯りが‥」スタスタ
??「た、頼むぅ!!それ以上は行くなぁ!」ズルズル
勇者「‥あ、あれは‥ッ!」
??「ひっ!?」
勇者「まだ灯りしか見えてないぞ」
??「」
24 :
今日勇者をたくさんみかけるな
25 = 4 :
>>24
私もその一人。けど主旨が全く違う感じです。
??「ほ、本当に行くのか‥貴様」
勇者「興味があるからな」スタスタ
??「あ、あっちには良いことはないぞ」ズルズル
勇者「かもしれんが興味があるからな」スタスタ
??「‥どうしてもか?」ズルズル
勇者「くどい」スタスタ
??「‥覚悟しておけよ」ボソッ
勇者「‥‥?」
26 = 4 :
そして
勇者「‥‥‥これは」
??「‥最悪だ‥よりによって勇者に見られるとは‥」
勇者の眼前に広がった光景は、勇者を驚愕させる光景だった。
世界から消えた筈の魔物達が僅かな数だが、その場所に存在していた。怯える様に身体を寄せ合って
勇者「‥何故‥魔物が‥」
??「‥知りたいか、勇者」
勇者「‥‥!?‥お前、は‥‥」
27 = 4 :
勇者「誰だ」
??「いや‥えー‥‥」
勇者「ノリだ。すまん」
??「はあ‥私も魔物‥魔王様の側近をしていた者だ」
勇者「側近‥?‥‥そんな奴、居たのか‥」
側近「目の前にいるだろう。ちなみに種族は妖精種だ‥貴様と魔王様の決戦前に、私達はここに逃されたんだ」
勇者「‥‥ほう」
妖精側近「‥‥」
勇者「‥‥」
妖精側近「殺さないのか?」
勇者「気分が乗らない」
妖精側近「」
30 :
破壊神を破壊した男
やっぱモンスターズ+思い出してる人多いな
31 = 4 :
妖精側近「な、何故だ‥お前は勇者だろう‥?」
勇者「そう呼ばれていたのは一年前まで‥だな」
勇者「‥魔王を倒したせいか‥人々は皆、俺を蔑む様な視線で見てくる」
勇者「‥勇者とは、人々に勇者と言われて初めて勇者となる、ようは英雄と同じさ」
勇者「‥俺は最早勇者ではない。魔王を殺した奴‥魔王の変わりみたいな者だ」
勇者「‥という訳だ、例え今ここの魔物に襲われても魔物を殺す気はない。安心しろ」
妖精側近「ふん‥‥成る程な‥勇者ともあろう奴が‥堕ちたものだな」
勇者「何とでも言え」
32 = 4 :
勇者「‥しかしまだ魔物が存在していたとはな‥」
妖精側近「‥不思議か?」
勇者「当たり前だ‥魔王が死ぬと同時にその配下は消え失せると聞いた」
妖精側近「‥ただの迷信だ。ここだけではなくこの世界には魔物は存在している‥ただ姿を見せないだけだ」
勇者「ほう」
妖精側近「‥そして、ここに来た貴様には‥消えてもらうしかないのだが」
勇者「ほう」
妖精側近「‥怖くないか?」
勇者「怖いも何も、俺は死にに来たんだがな」
妖精側近「そうか‥ならば望み通り殺してやる‥!」ビュンッ
34 = 4 :
勇者「」
妖精側近「」
勇者「殺さないのか?」
妖精側近「気分が乗らないな」
勇者「‥マネをするな」スタスタ
妖精側近「したつもりはない。‥っておい!」
勇者「何だ」
妖精側近「勝手に仲間に近づくな!」
勇者「良いだろう‥‥お前は確か‥」スタスタ
??「ひっ‥こ、来ないで‥」
勇者「安心しろ‥何もしない」
??「‥うう」
36 = 4 :
勇者「メデューサだった‥か‥お前の同族達には苦戦したぞ」
メデューサ「うう‥み、見ないでえ!」カッ!!
勇者「!?」カチーン
妖精側近「‥阿呆だな」
‥
勇者「接近し過ぎたな」
メデューサ「す、すみません‥‥」
妖精側近「謝る事はない、コイツは勇者だ」
メデューサ「で、ですがぁ‥」ウネウネ
妖精側近「ウネウネするな!」
メデューサ「は、はぃッ!」シャキ
37 = 4 :
勇者「‥まあ、安心しろ‥お前達と争う気はない‥」
―‥アラソウキハナインダッテ
―‥ドウダロウ、アノニンゲン‥シカモアノ『ユウシャ』ダヨ
―‥デモユウシャカラテキイカンジナイ
―‥シンジテイイカナ
猫叉「‥はん」
妖精側近「‥‥解った。信じてやろう‥但し、条件がある」
勇者「‥条件?」
妖精側近「そうだな‥条件は貴様が」
―‥魔王になる事だ。
39 :
二点リーダとは珍しい
40 = 35 :
王道な流れで好感がもてる
41 = 4 :
勇者「」
妖精側近「」
勇者「帰る」ダッ
妖精側近「逃がさん」ガシッ
勇者「離せ。勇者が魔王‥お前は舐めているのか?」
妖精側近「舐めてなどいない‥現に貴様はもう勇者ではないのだろう?」
勇者「自称勇者だ」キリッ
妖精側近「なら死んだら王様の目の前で復活するだろう?」スッ
勇者「頼む止めてくれ王の前には行きたくない」アタフタ
42 = 4 :
勇者「第一‥俺は魔族ではない純粋な勇者の血を引いた人間だ」
妖精側近「‥一つ教えてやろう‥魔王も勇者や英雄と同じ。人々や私達魔物から畏怖や尊敬の目で見られる事で魔王と成る」
妖精側近「‥解ったか?ここに来た以上‥貴様は魔王になるしなくなっていたのだ」
勇者「‥‥‥」
妖精側近「お前は人間から怖れられているのだろう。ならば魔王となる資格はある」
メデューサ「勇者さんが魔王様‥‥なんか良い‥」ホワ
妖精側近「お前は黙ってろ」
メデューサ「」シュン
45 :
実にこのスレは>>2で終わってた
46 = 4 :
なるしなくなって
↓
なるしかなくなって
47 :
>>2と考えてること一緒だった
48 = 4 :
>>2にやられた感はあるけど覆してやる
勇者「‥‥時間をくれ」
妖精側近「良いだろう。10分だ」
勇者「鬼畜側近」
メデューサ「良く言われますよね」
妖精側近「」ベチン
メデューサ「はうん!!」ズザァッ
勇者「(‥強いな)」
妖精側近「‥良いだろう。1日与える。逃げれば貴様は人間と魔物‥両方を敵に回すだろう。肝に銘じておけ」
勇者「‥‥」
49 = 4 :
勇者「‥‥」
―‥俺が魔王?何故こうなった
―‥死にたいと思った勇者の末路なのか
―‥魔王になってどうなる
―‥人々の畏怖の対象となって生きるのか
―‥魔物の尊敬の対象となって生きるのか
―‥魔物は俺を受け入れてくれるだろうか
―‥けど、俺は人の輪には戻れない、魔王を殺したという傷がある限り
勇者「ふう‥‥」
メデューサ「‥悩んでますね」
猫叉「‥うじうじしやがって」
50 = 4 :
勇者「‥昔の仲間も‥敵に回すという事か」
―‥辛いな
勇者「‥魔王‥か‥俺は―」
そして朝
妖精側近「良く眠れたか勇者よ。さぞかし良く眠れただろう勇者よ。さあ早く応えを聞かせてもらおうか勇者よ」ニタァ
猫叉「(相変わらずの鬼畜妖精だぜ‥)」
メデューサ「(勇者さん‥‥)」
勇者「眠い。以上。もう1日くれ」
妖精側近「久々に風の大魔法でも使ってみたくなったな」ゴゴゴゴッ
勇者「冗談だ」
みんなの評価 : ★★★×4
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