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    元スレ傭兵「……どこだここは」

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    みんなの評価 : ★★★
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    101 = 82 :

    皇子「なあ、なぜ兄上は戦争に勇んで出かけるのだと思う?」

    傭兵「さあ。俺も何度か戦うのが好きで傭兵をやっているやつを見かけましたが、どいつもちょっと気が狂い気味のやつだったり、
      それ以外の楽しみにできようなことを知らないようなやつだったり……まあ、色々ですよ」

    皇子「……兄上は気が狂っていると?」

    傭兵「そうは言ってませんよ。でもそういう人間は大抵ロクな死に方をしない」

    皇子「っ……」

    傭兵(おっと……失言だったか)

    皇子「……すまない、変な話になってしまったな。余はこれで失礼する」

    傭兵「ええ。お兄様の無事を祈ってますよ」

    皇子「……ありがとう」スタスタ

    傭兵(機嫌を損ねたかもな……まあ、別に構わないか)

    102 :

    十二国記とヴァルキリープロファイルを思い出す

    103 :

    ____________
        <○√
         ∥
         くく
    しまった!ここは糞スレだ!
    オレが止めているうちに他スレへ逃げろ!
    早く!早く!オレに構わず逃げろ!

    104 = 82 :

    翌日

    騎士団長「おはよう。ちゃんと準備は出来ているか?」

    傭兵「ああ、ばっちりだ」

    騎士団長「そうか、なら心配はいらないな。これより君には、数人の騎士を連れて帝都より西の山に巣食う
        魔物の群れを討伐してもらいたい」

    傭兵「魔物の群れ……あれの集団か。気が遠くなる」

    騎士団長「大丈夫だ。君につける騎士は私が実力を保障するし、何より君の力ならちょっとやそっとじゃ魔物にやられはしないと信じている」

    傭兵「それはどうも。で、道案内はこいつらに任せていいんだな?」

    騎士団長「ああ。ついでにこの辺りの地理についても教えてもらうといい」

    傭兵「分かった。それじゃ、行ってくる」

    107 = 92 :

    しえんぬ

    108 = 96 :

    私怨

    109 :

    おもしれえ こういうの大好きだ支援

    110 = 82 :

    街道

    騎士A「……という感じで、西は山、南は森に囲まれ、東から北にかけては平地が広がっているといった感じです」

    傭兵「なるほど。悪くはない立地というわけだ」

    騎士A「そして、今から我々が向かうのが帝都正門から見て左にある山というわけです」

    傭兵「俺が森を抜けて入ったのは裏門だったのか」

    騎士A[ええ、そうなりますね」

    騎士B「そんなことより傭兵さん!」

    傭兵「ん?」

    騎士B「団長に勝っちゃうなんてすごいっすね!いったいどんな鍛え方してるんすか?」

    騎士A「お、おいB!」

    傭兵「鍛え方といっても……特にどうと意識してることはないが」

    騎士B「無意識に鍛えてあれっすか!すげー!」

    騎士A「す、すいません、やかましいやつで……」

    傭兵「……いや、いい」
      (こういうにぎやかなやつほど戦場で早めに死んでいくわけだがな……)

    111 = 109 :

    ベルセルク思い出す

    112 :

    基地に恋人がいるんだろ?

    114 :

    帰ったらプロポーズしようと思ってんだろ?

    115 :

    俺、実は基地に恋人がいるんですよ
    戻ったらプロポーズしようと
    花束も買ってあったりして

    116 = 113 :

    花束も買ってあるんだろ?

    117 = 86 :

    安心のスネーク感

    118 = 82 :

    騎士A「しかしBに注意しておいてなんですが、騎士団長に勝つというのは本当にすごいと思いますよ」

    傭兵「そうか。まあ、褒められて悪い気はしないな」

    騎士B「俺なんて新米の頃団長に挑んだら、あの裏拳だけで沈んじゃいましたし……」

    傭兵「それは鍛え方が足りていなかったな」

    騎士B「う……」

    騎士A「反省するべきだな?」

    騎士B「う、うるせえ!今はちゃんと鍛えてるから大丈夫だって!」

    騎士C「……」

    傭兵「……そっちのやつはてんで喋らないな」

    騎士A「ああ、そいつはいつもこうなんで気にしなくても大丈夫ですよ。それより、今から獣道に入りますけど大丈夫ですか?」

    傭兵「ああ。群れは山のどの辺りにいるんだ?」

    騎士A「大体3、4合目辺りだそうです。それでは行きましょう」

    119 :

    120 = 119 :

    敵イメージ

    121 = 82 :



    騎士A「この辺りだそうです」

    傭兵「そうか……気を引き締めて行くか」

    騎士B「だ、大丈夫かよC?」

    騎士C「……そっくり返す」

    傭兵「随分おびえているようだな」

    騎士A「まだBは魔物と戦ったことがないですからね。あいつが討伐に行った任務は、大体ガセ情報だったので」

    傭兵(それはなんとも不安な話を聞いた……)

       ……ガサガサッ!

    傭兵「!」

    騎士B「ひ!?」

    騎士A「来たか!?」

    122 :

    (´・ω・`)極度の厨二病の俺でも読み飛ばすレベル

    124 = 96 :

    紫煙

    125 = 82 :

    魔物「キシャアアアアアア!!」

    傭兵「なんだこいつは!?俺が遭ったのはまだ獣の姿だったが、こいつは……クワガタのあごを持ったクモ!?」

    騎士B「で、出たあ!!」

    騎士A「落ち着け!まず剣の動力を入れろ!」ガチャッ ギュイイイ……

    騎士C「……」ガチャ ギュイイイ……

    騎士B「あ、ああ!」ガチャ ギュイイイ……

    傭兵(これが例の『魔石を組み込んだ剣』か……)

    騎士A「たあっ!」ブゥン

       ブシャアッ!

    魔物「クキイイイイイイ!」

    騎士C「ふっ」ブオッ

       ベキィィン!

    魔物「シャシャアアアア!」

    傭兵(なるほど、一人が素早く切り込んで隙を作り、もう一人があごを折るか。いい流れだ。あとはもう一人がとどめ、といったところか)

    126 = 96 :

    ガチャ ギュィィィ…
    氏塩

    127 = 82 :

    騎士A「おいB、早く止めを!」

    騎士B「あ、ああ!だああっ!」ブンッ

    魔物「キイイイイ!」ギンッ

    騎士B「うわっ!」

    騎士A「何やってる!」

    騎士B「そんなこと言われても……」

    傭兵「やれやれ。下がれ、俺が仕留める」

    騎士B「えっ」

    傭兵(どうやらあごは硬いがそれ以外はそこそこの硬度らしい。ならば)

    128 = 82 :

    ダン!ダン!

    魔物「クシュッ」

    傭兵(腹に数発叩き込み隙を作って、接近したら……)
      「はっ!」ズブッ!

    魔物「キエエエエエ……!」ドサリ

    騎士A「顔にまっすぐナイフを……」

    騎士B「う、うめえ……」

    傭兵「ふう……あごが折れていたおかげで上手くいった。よくやってくれたな」

    騎士A「は、はい!」

    129 = 82 :

    騎士B「た、助かったあ……」

    傭兵「気を抜いている場合か。今からこいつみたいなのがもっとうじゃうじゃいる場所に乗り込むんだぞ」

    騎士B「ううっ……」

    騎士A「それでは、気を抜くことなく行きましょう」

    傭兵「ああ。これで倒し方も大体分かったしな。あごを折りさえすれば、後はまっすぐ顔に刃を突き立ててやればいい。
      一匹に対して二人でかかれば、倒せない相手じゃない」

    騎士A「ええ。では常に二人がかりでいくよう心がけましょう」

    130 = 87 :

    遅すぎうせろ

    131 = 82 :

    魔物の巣

       ウジャウジャ……

    傭兵「悪夢のような光景だな」

    騎士A「ええ、大体10匹以上はいるでしょうか」

    騎士B「だ、大丈夫なのか……?」

    傭兵「大丈夫だ。気づかれる前に一気に攻め込んで、体制を整えられる前に半数も削れば後はどうにかやれるはずだ」

    騎士A「では……」ス……

    傭兵「待て。ただ切り込んだってあいつらの体制は崩せない」

    騎士A「ではどうやって?」

    傭兵「こうやるのさ」ピンッ ヒョイッ

    132 = 82 :

       ズドオオオオオン!

    騎士A「うわ!」

    傭兵「もう一発……!」ピンッ ヒョイ

       ズドオオオオオオン!

    傭兵「今だ、行け!」

    騎士A「は、はい!」ダッ

    騎士B「たあっ!」ズシャ

    魔物「クケエエエ!」

    騎士C「はっ」ベキィン!

    傭兵「よし、これならいけるな」

    133 :

    ジェド・豪士がいると聞いて

    134 = 82 :

    騎士A「……はっ!」ズブッ

    魔物「クイイイイ……」

    傭兵「これで全部か?」

    騎士A「はい、おそらく……」

       ……グジイイイイイイイ!……

    騎士A「!?」

    傭兵「これは……!おい!」

    騎士B「え……?」

       ジャキン!

    騎士C「……!」

    騎士A「B!!!」

    傭兵「……なんだこれは……」

    大型魔物「グジジジジイイイイイ!!

    傭兵(でかい!さっきまでのやつもでかかったが、こいつは……大型戦車も敵わんサイズだ!)

    135 = 96 :

    やっとボスか…
    支援

    136 :

    騙して悪いが仕事なんでな。死んでもらおう

    137 = 82 :

    騎士A「なんてことだ、Bが……」

    傭兵「犠牲者を悼むなら後にしろ。お前も誰かに悼まれたくなかったらな」

    騎士A「は、はい」

    傭兵(どうする……あのサイズだ、あごもでかくてとても折れる厚さじゃない。
      となると、頭を一気に潰せるような大威力の攻撃を当てなければ……だが、それができるのは俺の携行爆弾しかない……そして残りの弾数は、一発……)
      「……お前ら、やつの脚を折れるか?」

    騎士A「え?」

    傭兵「手前の2本だけでいい、やつの頭の位置をもっと下げてくれ。そうすれば俺がやつを仕留められる」

    騎士A「ほ、本当ですか?」

    傭兵「ああ。あいつの敵は俺が取ってやる。だからお前らはやつを止めてくれ」

    騎士A「……分かりました。C、やれるか?」

    騎士C「ああ」

    騎士A「それでは、私達でやつの脚を切り落とします。そうしたら後は頼みます」

    傭兵「ああ。任せろ」

    138 :

    Bやられてたのか

    139 = 82 :

    騎士A「たああっ!」

    大型魔物「ギジャアアア!」ブンッ

    傭兵「させん!」

       ダンッ!

    大型魔物「グジッ!」

    傭兵(あの二人が脚を切り落とすまで、できるだけ注意を引き付けなければ……頭をこちらに向けておいてもらわないと、
      脚が切り落とせても仕留められん……)

    騎士C「……っ!」ブンッ

       ズシャッ!

    大型魔物「ジイイイイ!」

    傭兵(切り落とし切れなかったか!だが今ので傷が入ったはずだ……もう一発入れば!)

    142 = 82 :

    騎士C「ふうっ!!」ブンッ!

       ッパアアアン!

    大型魔物「zジイiイイe!」

    傭兵(よし!あとはもう片方……!)

    騎士A「たあああっ!」ブウゥン!

       ミシッ!

    騎士A「うおおおおおっ!」

       ……ッパアアアン!

    大型魔物「zzzzzzziiiiii!」

       ドスゥゥゥゥン

    傭兵(ここだ!)
      「これで……くたばれ!!」ピンッ ヒュッ!

    大型魔物「……ジイイイギイイイイイ!!」グオオッ

    騎士C「……!」

    騎士A「危ない!」

    傭兵(あごを……!まだそんな力を残していたか!)

    143 = 138 :

    戦闘シーンは会話と効果音だけじゃキツくね

    144 :

    脳内再生余裕
    書き溜めじゃないみたいだから地の文書いてたらさらに遅くなるんでない
    好きに書けばいい

    145 = 82 :

    傭兵(まずい……体に届く……!)

       ……ズドォォォォォン!!

    大型魔物「zzzz……gggg……!」

       ……ドスゥゥゥ……ン

    傭兵「……ま、間に合ったか……」

    騎士A「や、やった……!」

    傭兵「……全く、何が信じているだ。こんなものが出るなんて聞いていなかったぞ……」

    騎士A「こ、これで任務完了……ですよね?」

    傭兵「ああ。無事とは行かなかったがな」

    騎士A「B……」

    傭兵「……ちゃんと連れて帰って弔ってやろう。真っ二つにされたままほっとかれたんじゃ哀れだからな」

    騎士A「……そうですね」

    146 :

    朝まで残ってますように

    147 = 82 :

    中庭

    騎士団長「……報告は受けているよ。彼もいい騎士だったのだが……」

    傭兵「まさかあんな化け物が出るなんて思わなかった。ちゃんとあれくらいのものが出るなら出ると言ってもらわないと、
      対策不十分でやられるなんてことになりかねん」

    騎士団長「それは済まなかった。だがそれほどのサイズのものがまだこの近辺にいるとは想像もしていなかったよ」

    傭兵「それで済む話だと思っているのか?」

    騎士団長「……そうだな。今回は私に責任がある。済まなかった」

    傭兵「……まあ、もう過ぎたことだ。犠牲は出たが、俺はまだ生きている、それでいい」

    騎士団長「……今日はゆっくり休んでくれ。次の魔物討伐任務までは、城の警護が主な任務になる」

    傭兵「ああ、分かった。じゃあな」

    148 = 82 :

    ――それから数日後
    廊下

    傭兵「……」

    傭兵「……」

    ??「……あ、あの!」

    傭兵(……やっと話しかけてきたか)
      「……ん?」

    鎧の「い、異世界の傭兵殿……でございますね?」

    傭兵「ああ、そうだが」

    鎧の「わ、私、女騎士といいます。今年、第一騎士団に入団した新米で……」

    傭兵(女の騎士か……)
      「その新米騎士が何の用だ?」

    騎士「あ、あの……私に、稽古をつけてほしいのです」

    傭兵「稽古?」

    149 = 83 :

    女騎士がでたから支援

    150 :

    >>14
    お前なんて怖くねぇ!!!


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