元スレ妹「お兄ちゃん……お願いだから部屋から出てきて……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 92 :
ほ
103 = 60 :
保守ありがとうございます
書きます
104 = 79 :
きたーーーーーーーー
がんばれ
105 :
いやっほい
106 = 60 :
男「…なんでお前がそんな真剣に考えてるんだよ」
女「可愛い後輩が過酷な労働強いられてるからに決まってるでしょ!」
男「だから別に強制させてるわけじゃ――」
女「喋んなバカ」
男「なんでだよ!」
妹「…私、お兄ちゃんのお部屋掃除するの楽しいですよ?」
女「妹ちゃんも、出来ればもう少し嫌がって…」
妹「…?」
女「妹ちゃん、普通の女の子はね?こういう本とか、こういうDVDとかね…えっと…その…そ、そう!汚いから触っちゃいけないの!」
男「説明がざっくりしてるな…」
女「デリケートな問題だから」
妹「…なんでですか?」
女「第一、こういうの持ってる男の人って、変でしょ?」
妹「友ちゃんが、男子は仕方ないって…」
女「…あいつー、男を庇ったな」
107 = 60 :
男「いや、おかしくねえし、男子はだいたいそんなもん」
女「嘘つくな」
男「嘘じゃねえって。みんな何かしら持ってるって、人間だもの」
妹「……。」
女「……。」
男「な、お前も納得だろ?」
女「……。」
男「…ん?」
女「…普通の男子は」
男「…?」
女「…普通の男子は、こんな風にランドセルをしょった女の子とかを、そんな目で見ない」
男「だあ、見るなぁ!」
女「羞恥心があるなら、片付けなさいって」
男「だから、お前が来るなんて全然…」
女「妹ちゃんの前でもだってば!」
110 = 64 :
しえん
111 = 60 :
男「……。」
女「……。」
妹「…喧嘩…ですか?」
女「ち、違う違う」
男「…この話はおーわり」
女「あ、逃げる気?」
妹「…うー」
女「…あー、はいはい。おしまいね、おしまい」
男「そんなことより、女」
女「なに?」
男「お前の近況、聞かせろよ」
女「え…」
男「久し振りなんだから」
女「…うん!…あ、違う!そ、そうね、教えてあげてもいいわよ?」
妹「ふふ」
112 = 60 :
男「ごちそうさま」
妹「ごちそうさまでしたー」
女「……。」
男「…なんだ、人の顔見て」
女「美味しかった?」
男「ん?」
女「シチュー…美味しかった?」
男「……。」
女「……。」
男「…まあま――」ゲシッ
女「言うと思った」
男「褒め言葉を強要するんじゃねえよ!」
女「ニヤニヤしながら言うからよ」
妹「……。」
妹「…うん!」
113 = 60 :
男「ん、どした?」
妹「先輩!私、見てもらいたいものがあるんですけど」
女「私に?なになにー?」
妹「あ…えっと、自分の部屋にあるので取ってきますね」
男「…?」
女「重くない物?私が見に行こうか?」
妹「だ、大丈夫ですから!お兄ちゃんと一緒に待っててください」
女「う、うん…?」
妹「失礼しますッ!」
ガチャ
女「…妹ちゃんの部屋、久し振りに見たかったんだけどなぁ」
男「プライバシーだろ?察せよ、デリカシー無いな」
女「あんたにだけは言われたくないッ!」
男「…声がいちいちうるせえ」
114 :
妹「ほら、これお兄ちゃんがこの1年間くらいで使ったティッシュですよ」ガサッ
115 :
病んでるなそれは
116 = 60 :
男「……。」
女「……。」
男「…?」
女「妹ちゃん、遅いね」
男「だな」
女「やっぱり重たいものなのかな」
男「見せたい物、ねー…そもそも、どことなく不審な態度だったけど」
女「うん、なんか思いついた!みたいな」
男「…ん」
女「ん?」
男「……。」
男友『なんだったら妹さんは途中で席を外してさ、二人っきりに――』
男「…はあ」
女「なに?どうしたの?」
118 = 60 :
男「いや、たぶんな、男友の入れ知恵というか」
女「入れ知恵?」
男「あれだ、気を利かせてるんだよ」
女「…?」
男「…お前、勘鋭いんだから察せよ」
女「なっ…分からないものは分からないんだからしょうがないじゃない!」
男「だから、俺とお前の二人にしようって、変な気を遣ってるんだよ!」
女「……。」
男「…理解したか?」
女「…ん」
男「…なら良かった」
女「……。」
男「……。」
119 :
見てるぞ
120 :
過去作、教えてもらえたら、嬉しい、です
121 = 60 :
男「はは、こんなことされても、困るけどな」
女「……。」
男「……。」
女「……。」
男「…ん、じゃあそろそろ妹呼んでくるよ」
女「……。」
男「余計なことしやがって、たく…」
女「…男」
男「なんだよ」
女「なんで、引きこもりなんて、してるの?」
男「……。」
女「……。」
男「なんでって…」
女「……。」
男「理由なんて…ねえよ」
122 = 60 :
女「……。」
男「つまずいて、落ちこぼれて、落ち込んだら、こうなるしか…ないだろ」
女「そんなこと…ないでしょ」
男「……。」
女「そんなこと、ないよ」
男「…ま」
男「単純な理由だよ」
女「……。」
男「一番楽だから、これが」
男「自分の殻に閉じこもってれば、良いんだもん」
女「……。」
男「理由なんて、あるとしたら、それだけだよ」
女「…そっか」
123 = 60 :
男「…なあ、女。俺さ、お前が今考えてること分かるぞ」
女「うん」
男「それを踏まえた上で言うけどさ」
男「…お前、もう俺に関わるなよ」
女「……。」
男「今日、久し振りに会えて良かったよ…だからさ」
男「もう、良いよ。俺のこと気にしなくても、忘れてくれよ」
女「……。」
男「そのほうが、良いだろ?」
女「…良いだろって…誰にとって?誰に向かって、聞いてるのさ」
男「お前だよ、女」
女「……。」
男「……。」
ガラッ
妹「先輩!これ、わたしが書いた絵なんですけど、どうです…かあ…あ、あれ?」
124 :
高校私立って落ちようなくいないか?
絶対に、どっかのクラスには入れるように出来てるじゃん
125 = 60 :
男「……。」
女「……。」
妹「…どうした…の?」
男「いや、なんでもない」
女「…う、うん、なんでもないよ?」
妹「なんか、二人とも怖い顔してた…」
女「そんなことないって!…じゃあ、長いことお邪魔になっちゃったし、私は食器を洗って帰ろうかなーっと」
妹「え…あ…もう帰っちゃうんですか?」
女「もうって、わたしが来てから結構経ってるよ?」
妹「そ、そうですけどぉ…」
女「さ、食器洗っちゃいましょー」
妹「あ、食器はわたしが洗いますよ」
女「良いから良いから」
妹「申し訳ないですよー…あ、じゃあ私も手伝います」
女「お、助かる」
126 :
落ちない試験は無い
127 = 124 :
>>126
いや、
特進クラス
↓
大学受験クラス
↓
文化クラス
みたいな感じで点数ごとにわけられるじゃん。
だから、1番上のクラスに落ちたっていうならわかるけど
私立の高校に落ちるって聞いたことないんだけど。
128 = 60 :
女「男は…手伝わないよねー」
男「なんだよその目は…」
女「ううん、なんでも…じゃあ、またね、男」
男「……。」
女「またね?」
男「…はいはい、じゃあな」
女「ん、行こう、妹ちゃん」
妹「はいなー」
男「…女」
女「なによ」
男「シチュー、美味かった」
女「…な、なにさ急に!」
男「なんとなくだよ」
女「…ふん、その気まぐれ具合も、嫌いなの!」
男「はいはい」
129 :
>>127
何を言ってるんだ
バカなやつは誰だって学校側が斬るに決まってるだろ
うちの近くの公立中学の3年は今年三人落ちたらしいよ
まぁ私立に入れないバカどもは当然公立も落ちるだろうけどな
130 = 124 :
>>129
いや、それは不祥事おこしたりとかじゃないの?
塾のアルバイトやってるけど、
高校私立を学力で落ちるってのは、ホントに聞いたことないんだけど。
高校私立なんて、地域の人はほぼ、みんな受けるから
倍率なんてあってないようなものだろ。
上から取ったら、地元トップ高の生徒だらけになっちゃうし。。。
131 = 60 :
バタン
女「……。」
妹「ふふ、お兄ちゃん、シチュー美味しかったって。良かったですね先輩」
女「……。」
妹「先輩?」
女「……。」
女「あんたの好みなんて、まる分かりだっての、馬鹿…」
132 = 129 :
>>130
ああ、その三人の内の一人の兄貴は少年院送りにされたけど
後の二人は何も問題なかったんだよ
ただ、定期テストで五科目100点いくかいかないかみたいな奴らだったから
余裕で落とされただけって話
スレ汚しすまん
133 :
せつねーな
134 :
世の中偏差値高い私立高もあるんだよ
ってか議論なんてどうでもいいんだよ
登場人物みんな幸せになれこんちくしょう
135 = 60 :
男「……。」カタカタ
男「……。」
男「……。」カタカタ
男「……。」
男「……。」カタカタ
男「……。」
女『…馬鹿』
男「……。」
男「…あー」
バンッ
男「……。」
男「…今日は、疲れた」
ピコン♪
男「…ん」
137 = 60 :
男「…考えてる考えてる」
ピコン♪
tomo:それは、俺の持ってる情報とは違うな
男「…ん?」
刹那戦士:なにが?
tomo:いや、もうすぐ分かると思うけど
刹那戦士:?
tomo:あ、あいつ、やりかた分かったって
男「…は?」
刹那戦士:やりかたって、なんの?
tomo:ん?
tomo:なんのって
tomo:チャット
ピコン♪
[nyaonさんが入室しました]
138 = 60 :
男「……。」
男「…まさかな」
刹那戦士:なに、こいつ
nyaon:shine
刹那戦士:シャイン?なに、急に輝くとか言い始めたけど、大丈夫この人?
tomo:半角/全角ってとこ押して
男「……。」
nyaon:死ね
男「…おい」
カタカタ
刹那戦士:手袋ありがとう、暖かいよ
nyaon:な、なによ急に!バカ!わざとらしいのよ、あんたの褒め言葉は!
男「……。」
男「…女だ、こいつ、間違いない」
139 :
刹那戦士って、ひきこもりは確かに刹那的だな
141 = 60 :
tomo:教えてって言われたから、チャットのやりかた教えた
刹那戦士:このやろう…
nyaon:べ、別にあんたとチャットがしたいとか、そういうことじゃないんだからね!
刹那戦士:はいはい
男「……。」
男「…関わるなって言ったのに」
nyaon:私だってさ、暇じゃないからね!でもあんたが寂しくしてたら可哀想だし?
nyaon:そういう時にかまって欲しかったら、チャットくらいなら相手してあげても良いかなーって
男「人の話をまったく聞いちゃいない」
nyaon:ねえ、聞いてるの?あんた
nyaon:これじゃあ私がかまって欲しいみたいじゃない
nyaon:返事しろ、バカ
男「うるせえし」
刹那戦士:男友、強制退室のさせ方ってどうやるんだっけ?
nyaon:な、なにしようとしてんのよ!人がせっかく相手してあげようって言ってるのに!
142 :
なんか男痛いな。刹那戦士…….
143 = 92 :
ほ
144 = 139 :
さる?
145 = 60 :
男「おせっかいだし」
刹那戦士:そもそも、そのnyaonってなんだ?猫かよ、お前、カワイ子ぶりやがって
nyaon:な、人の勝手でしょうが!
tomo:「刹那戦士」には言われたくないと思う…
男「すぐ怒るし」
nyaon:うー、叩きたくても叩けないから、チャットって不便
刹那戦士:なに不穏当なこと言ってんだ…
男「おまけにすぐ手が出るし」
nyaon:ね、二人とも
刹那戦士:ん?
nyaon:こう言うのも変だけど…これから、よろしくね
tomo:よろしく
男「……。」
男「…でも」
146 = 60 :
妹「でも…なあに?お兄ちゃん」
男「うわっ!」
妹「きゃッ!」
男「びっくりした…」
妹「私もびっくりしたよぉ」
男「…いつからいた?」
妹「ん?いま来たところだよ?」
男「そ、そっか…なんか用?」
妹「あ、うん、瓶の蓋が開けられなくて…」
男「その瓶は?」
妹「あ、持ってくるの忘れちゃった…台所ー」
男「ん、開けてやるよ」
147 = 60 :
妹「うん、じゃあ持ってくる」
男「いや、台所に行くよ」
妹「え…?」
男「ん?」
妹「…お兄ちゃん、機嫌いい?」
男「なんで?」
妹「う、ううん、なんでもない」
男「…?」
妹「えへへ、行こう、お兄ちゃん」
男「おう…あ、ちょい待ち」
妹「はいな」
nyaon:男、見てる?寝ちゃった?
tomo:改めてよろしくって言うのが恥ずかしいんだ、きっと
男「…適当なこと言ってんじゃねえよ」
148 = 60 :
カタカタ
男「…よし、行くか」
妹「うん!」
構うなって言っても構ってきて
人の話を聞かなくて
うるさくて
おせっかいで
すぐ怒って
おまけにすぐ手が出る
でも
男「…好きなんだよなぁ」
妹「はい?」
男「ひとりごと」
妹「…?」
刹那戦士:よろしく、女
第1話 女 おわり
149 = 139 :
一話だったのかこれww
150 :
乙。おもしろい
みんなの評価 : ★★
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