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元スレ妹「お兄ちゃん、いっしょに寝よっ」兄「え……?」

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1 :

時刻はAM6:30──

(ボクたちはさっき起きたばかり)

(なのに寝ようってのはどういうことだ……?)



兄の思考の空白を突いた妹の低空タックルは──

兄の強靭なる下半身を的確に捕えた。

結果、妹は兄を押し倒すことに成功し、馬乗りとなった。

総合格闘技における技術の一つ『マウントポジション』である。



「ひっかかったね、お兄ちゃん」ニコッ

「ぐっ……!」

「パーンチッ!」ブンッ



ガッ! ゴッ! ゴスッ! ガッ! ガツッ!

4 :

こんなwww恥ずかしい文良くかけるなwwwwwwwwwwww

5 :

やりたいんだろ?
続けろ

6 = 1 :

たとえ小石でも、相応の速度を伴えば十分凶器となる。

妹の小さな拳はまさにそれであった。

音を置き去りにするスピードで放たれる、妹のパウンド(※寝技状態でのパンチ)は──

兄の輪郭をみるみる歪めていった。

ゴッ! ガゴッ! メキッ! ビキッ……!



「えへへ、ほねにヒビが入った音がしたよ!」

「……よくもやったなぁ!」

7 :

いもうとちゃんきゃわわ

8 :

はいはい、腹筋腹筋…え?

9 :

よく喋れるなw

10 = 1 :

だが──

「ふんっ!」グンッ

「!?」ブワッ



兄は全身の筋肉をバネのように稼働させ、馬乗りになる妹をハネのけた。

さらに──

ザクゥッ!

天から振り下ろす兄のヒジ打ちが、妹の頭に突き刺さった。



「いったぁ~い!」

11 = 1 :

兄の反撃は終わらない。

ボグゥッ!

左ボディブローが妹の脇腹を痛打、右ストレートで顎先を打ち抜く。

ガゴォッ!



「ひ、ひどい……」グスッ…

「お兄ちゃんがぶったぁ~~~~~っ!」タタタッ

「ちぇっ、そっちが先にやってきたくせに!」

「すぐいいつけるんだから!」

12 = 9 :

こいつら究極の生命体を超えた

14 = 1 :

「ママァ~!」タタタッ

「お兄ちゃんがね……お兄ちゃんがぶったの」グスッ

「あら~、ひどいお兄ちゃんねぇ」

「先にやってきたのは妹だよ!」

「だからって泣かすまでぶつことはないだろう?」

「お尻ペンペンの刑だ!」

「ちぇ~っ」



ベチンッ! ベチンッ!

父の平手打ちが、兄の尻に命中した瞬間──

その巨大な衝撃は外部にとどまらず体内に侵入し──

兄の直腸はおろか大腸、小腸にまで深刻な影響(ダメージ)を与えた。



「あだだ……っ!」

「朝からお尻ペンペンなんかさせるんじゃない、まったく」

16 = 1 :

この日の朝食はバッファローケーキ。

丸焦げになったバッファローの頭部に、ハチミツを2リットルブチ撒けたものである。



「甘くておいし~!」モグモグ…

「…………」

「あんた、まだスネてるの? ほら、お母さんはもう怒ってないから食べなさい」

「うん」モグモグ…

「…………」モグモグ… バサッ

「あなた、新聞読みながら食べないでっていつもいってるでしょ!?」シュバァッ



ベキィッ!

母の疾風の如きハイキックが父の首にめり込み、頚骨をへし折った。



「やれやれ母さんにはかなわないな」

17 :

つまんね
と思ったら何だこれ

18 :

何これ

19 = 1 :

「行ってきます」

「いってきま~っす!」

「行ってらっしゃい」

「ポチ、タマ! いってくるね~!」

ポチ「グルルルル……!」

タマ「ガルルルル……!」



ポチは体長四メートルのニホンオオカミ。

タマは体長五メートルのアムールトラ。

日々家族の鍛錬に付き合わされているため、

彼らの戦力が野生のそれを遥かに凌駕することはいうまでもない。



ポチ「グルル……ッ!」ギロッ

タマ「ガルル……ッ!」ギラッ

王者の風格ただよう眼光で、睨み合う二頭の獣。

20 = 7 :

あれ?かわいい妹ちゃんのスレかと思ったんだけど
やっぱりかわいい妹ちゃんスレだった

21 = 1 :

ポチ『ご主人や坊っちゃんら出かけたし、オセロでもやらね?』

タマ『お、いいね~』ムシャムシャ…

タマ『だけどオメー、カド取られたとたんに盤ひっくり返すのマジやめろ』ムシャムシャ…

タマ『あれやられるとマジ冷めっから』ムシャムシャ…

ポチ『わりーわりー、もうやらねえよ』

ポチ『ところでさっきから何食ってんだ、オマエ』

タマ『キャベツ』ムシャムシャ…

タマ『俺、生粋のベジタリアンだから』ムシャムシャ…

ポチ『ベジタリアンの虎とかねーわ』

タマ『オメーこそ重度の甘党だろうが、狼のくせに』ムシャムシャ…

ポチ『うっせえ。んじゃ、始めっか』パチッ

タマ『おう』パチッ

22 :

期 待

23 = 1 :

幼馴染「おっはよー!」

「おはよう」

「おはよー!」

幼馴染「二人とも、今日も元気そうね!」

「元気じゃないよ! 朝っぱらから妹とケンカして、お父さんに尻叩かれてさ」

「もうわすれてよ、お兄ちゃんったら」

幼馴染「うふふ、相変わらず仲いいわね」



この幼馴染の少女、実は合気道の達人である。

墜落しつつある旅客機の落下予測地点にて待ち構え、

その合気道の極意をもって機体をふわりと投げ飛ばし──

乗客乗員に一人の怪我も出さずに不時着させたという武勇伝を持つ。

24 = 1 :

<小学校 校門>

ザザザッ……!

「ちっす、組長」 「組長!」 「妹さんもおはようございます!」

「姐(アネ)さん!」 「姐さん、ちっす!」 「キャ~、お姉様~!」



「おはよう」

幼馴染「みんな、おはよう!」

「おっはよ~!」



兄たち三人を待ち受ける、大勢のクラスメイト。

この小学校では、クラスで最も強い者が『組長』になるという伝統がある。

兄は6年1組組長、幼馴染は6年4組組長である。

25 = 7 :

妹ちゃんしえん

26 :

ごめんなさい(;´∀`)
明日早いしねます!!
里紗さんとのメールもう日課だね笑
里紗さん愛してるよ(ノω`*)
それじゃあまた明日にゃ(´;ω;`)
おやすみんみん

27 :

なんですかこれ

29 = 1 :

「やれやれ、この挨拶だけは6年になっても慣れないよ」

幼馴染「私も……恥ずかしいわ」

「じゃあ、ここでお別れだな、妹」

「まだ一年生だからそんなに難しくないだろうけど、勉強、頑張れよ!」

「うん!」タタタッ

幼馴染「きっと妹ちゃんも組長になるでしょうね」

幼馴染「──あと、気をつけた方がいいわよ」

幼馴染「イヤなウワサがあるから」

「ウワサ?」

幼馴染「2組と3組の“アイツら”が、連合組んでアンタに仕掛けるってウワサ」

「ふん、ケンカならいつでも買ってやるさ!」

幼馴染「いざとなったら、私も助太刀するからね!」

30 :

タイトルに騙されてきました

31 :

紫煙

32 = 1 :

<教室>

「おはよう! 君のリコーダー、なめさせてよ!」

「ど、どうぞ!」

「はい、千円!」パサッ



リコーダー舐め──

いうなれば小学校の風俗である。

一回千円が相場だが、人気女子の中には一日で十万円以上稼ぐ猛者もいるという。



児童A「ヒューッ! 組長、朝っぱらからお盛んだねえ!」

児童B「本命(幼馴染)がいるってのに、モーニング笛舐めは欠かさないですもんね」

児童A「ま、“英雄色を好む”っていうしな!」

(た、たまんないなぁ……)ペロペロ…

(幼馴染は笛舐めさせてくれないんだもん)ペチャペチャ…

33 :

なんだこれ.......

34 :

もうやだこの国

35 = 1 :

授業開始──

ワイワイ……

「あ、先生来たぞ」 「席に座れっ!」 「早くしろっ!」

ガラガラッ!

担任「うう……」ブツブツ…

担任「眠い……」ブツブツ…

担任「帰りたい……」ブツブツ…

担任「帰って布団に入りたい……」ブツブツ…

「気をつけろ、みんな!」

「睡眠不足で、先生のストレスがヤバイ!」

「うつ病が発症するぞぉっ!」

36 = 22 :

まともな奴はいないのかwww

37 = 1 :

担任「うつ……うつ……うつ……」

「ま、まずい!」サッ 「すごい殺気だっ!」ササッ 「机の下に避難しろ!」ザッ



兄による、日頃の避難訓練の成果である。

クラスメイトの行動はグリーンベレーやデルタフォースといった

世界屈指の特殊部隊に匹敵するほど、迅速で正確だった。

ある者は机の下に潜り──

ある者は防弾チョッキを着用し──

またある者は窓から教室を飛び出した。



担任「撃つ!」チャッ

担任は懐から愛用のトカレフを取り出した。

38 = 7 :

キチ教師逮捕されちまえよwwwwww

39 = 22 :

世紀末小学校

40 = 1 :

パァンッ! パァンッ! パァンッ!



担任は重度の撃つ病患者で、ストレスが溜まると銃を撃たずにはいられなくなる。

鬼のような形相を浮かべ、教室内でトカレフを乱射する担任。

しかしこの日、クラスメイトたちに被害が出ることはなかった。



担任「ハァ……ハァ……ハァ……」カチッ カチッ

担任「くぅ~……スッキリしたぁ~」ブルブルッ

担任「では授業を始めましょうか、皆さん!」ニコッ

41 :

机って足の間なんもないしこえーよ

42 :

なんだこの世界

43 = 1 :

休み時間──

児童A「組長、さっきは助かったよ」

児童B「こないだ発症したばっかだから油断してましたぜ」

「先生の撃つ病は災害みたいなもんだから、油断しちゃダメだよ」

「災害はいつ来るか分からないからね!」

児童A「──にしても、あの人も撃つ病さえなければいい先生なんだけどなぁ」

児童B「まったくですぜ」

児童B「優しいし、授業分かりやすいし、どんな相談にも乗ってくれるし……」

「どんな人にだって欠点は必ずあるものさ」

児童A「さっすが~、組長は心が広い!」

45 = 1 :

給食──

「さぁ~て待ちに待った給食だ!」



今日のメニューは──

豚汁、サラダ、鶏のから揚げ、コッペパン、牛乳、ヨーグルト。



児童A「牛乳パックにストロー、刺しておいたぜ」サッ

「うん」

児童B「豚汁フーフーして冷ましておきましたぜ」サッ

「ありがと」

児童C「から揚げにレモン汁かけておきました」サッ

「…………」ビキッ

児童A(バ、バカ……ッ!)

47 :

いもちゅしえん

48 = 1 :

「…………」ビキッ… メキッ…

児童C「え!?」



兄の顔面が恐るべき変貌を遂げた。

極太の血管が浮かび上がり、炎のように紅潮したその顔は──まさに異界の帝王。

この瞬間、クラスメイトの約半数が失禁という事態となった。



児童A「組長はから揚げにレモンかけない人なんだよ! 知らなかったのか!?」

児童B「なんてことしやがった……」

児童C「あ、あわわ……」ジョボボ…

「…………」ゴゴゴゴゴ…

49 = 34 :

(小学六年生です)


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