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元スレ上条「キミハダレ?」 美琴「私は、ア、アンタの恋人よ!」
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上条「どうした? おい、美琴、大丈夫か? お前、顔色が悪いぞ」
美琴「何でもないわ」
美琴(冷静に考えてみれば、あのアンチスキルが気楽に一方通行の名前を口にしたのもおかしい。
当麻を捕らえるつもりなら、こちらが警戒するような真似をわざわざするかしら?
いやでも、彼女に害意はなくとも、当麻の身近な人間のところに刺客を送り込むことだってあり得る)
美琴(あのアンチスキルは一方通行と一緒に住んでいるような口ぶりだった。
そもそも、当麻の学校の教員が一方通行と同居していること自体、不自然過ぎる)
上条「なあ、どうしたってんだよ?
俺のこと覚えている人はいなかったけど、あそこって、俺が通っていた高校なんだろ?
あの教師に世話になった方が良かったんじゃないのか?」
美琴「何でもないわ」
美琴(冷静に考えてみれば、あのアンチスキルが気楽に一方通行の名前を口にしたのもおかしい。
当麻を捕らえるつもりなら、こちらが警戒するような真似をわざわざするかしら?
いやでも、彼女に害意はなくとも、当麻の身近な人間のところに刺客を送り込むことだってあり得る)
美琴(あのアンチスキルは一方通行と一緒に住んでいるような口ぶりだった。
そもそも、当麻の学校の教員が一方通行と同居していること自体、不自然過ぎる)
上条「なあ、どうしたってんだよ?
俺のこと覚えている人はいなかったけど、あそこって、俺が通っていた高校なんだろ?
あの教師に世話になった方が良かったんじゃないのか?」
美琴(そうね。普通はそれが自然よね。
これじゃ、私ってまるで頭のおかしな女だ。
でも、コイツにうまく説明する方法がない……)
上条「そもそも、何で名簿に名前がないんだ?
俺の学校って、本当にあそこで合ってるのか?」
上条「おかしいだろ? 一体どうなってるんだよ?
お前は心当たりがあるんじゃないのか?」
上条「どうしたんだよ! こっちを見ろ!」
美琴「ごめん、やっぱり今は言えないの……」
上条「お前……。なんて顔してるんだよ……」
美琴「え?」
上条「一人で抱え込むなよ! 俺には説明できないのかよ?
そんなに俺って頼りない男なのか!?」
美琴「違う!!!!」
これじゃ、私ってまるで頭のおかしな女だ。
でも、コイツにうまく説明する方法がない……)
上条「そもそも、何で名簿に名前がないんだ?
俺の学校って、本当にあそこで合ってるのか?」
上条「おかしいだろ? 一体どうなってるんだよ?
お前は心当たりがあるんじゃないのか?」
上条「どうしたんだよ! こっちを見ろ!」
美琴「ごめん、やっぱり今は言えないの……」
上条「お前……。なんて顔してるんだよ……」
美琴「え?」
上条「一人で抱え込むなよ! 俺には説明できないのかよ?
そんなに俺って頼りない男なのか!?」
美琴「違う!!!!」
美琴「…………」ポロポロポロ
上条「すまん……。強く言い過ぎた」
美琴「謝らないで。おかしいのは私だって分かってるから」
上条「いや、そんなことは思ってねえよ。
お前が俺のために一生懸命に頑張ってくれているのは分かっているし感謝してる」
上条「でもな、お前一人だけ、悩んでいるなんておかしいだろ。
これは俺のことなんだ。どんな事情でも、自分のことなら、受け止めるさ!」
美琴(言えない……。それでも言えないの…………)
上条「すまん……。強く言い過ぎた」
美琴「謝らないで。おかしいのは私だって分かってるから」
上条「いや、そんなことは思ってねえよ。
お前が俺のために一生懸命に頑張ってくれているのは分かっているし感謝してる」
上条「でもな、お前一人だけ、悩んでいるなんておかしいだろ。
これは俺のことなんだ。どんな事情でも、自分のことなら、受け止めるさ!」
美琴(言えない……。それでも言えないの…………)
美琴(どうしよう……。当麻の高校の人間もアイツを覚えていなかった……)
美琴(そればかりか、どこに監視の目が張り巡らせられてて
いつ当麻が襲われるかもわからない……)
美琴(まさか統括理事会がここまで手を伸ばして来るなんて……。
アイツが存在した痕跡をすべて消した上で、人知れず右手を回収するつもりなんだわ)
美琴(手詰まりだ。この先、どうすれば?
黒子にだけは、本当のことをすべて話して……)
美琴(いや、あの子は、統括理事会を疑うことを知らない。
それに黒子を危険に巻き込むわけにはいかない)
美琴(私、一人で何とかするしかないんだ………………)
美琴(そればかりか、どこに監視の目が張り巡らせられてて
いつ当麻が襲われるかもわからない……)
美琴(まさか統括理事会がここまで手を伸ばして来るなんて……。
アイツが存在した痕跡をすべて消した上で、人知れず右手を回収するつもりなんだわ)
美琴(手詰まりだ。この先、どうすれば?
黒子にだけは、本当のことをすべて話して……)
美琴(いや、あの子は、統括理事会を疑うことを知らない。
それに黒子を危険に巻き込むわけにはいかない)
美琴(私、一人で何とかするしかないんだ………………)
ちょっとこれから全裸待機しなくちゃいけないんで、
また後ほど。
また後ほど。
美琴「お願い、当麻。絶対に私から離れないって約束して……」
上条「あ、ああ……」
美琴「今はまだ説明できないの」
上条「…………」
美琴「でも必ず、アンタの知り合いを見つける。記憶も戻す。お願いだから私を信じて!」
上条「……当たり前だ」
美琴「ありがとう……」
上条「うぐぅ!!!!」ドサ
美琴「えっ、当麻!?」
上条「あ、ああ……」
美琴「今はまだ説明できないの」
上条「…………」
美琴「でも必ず、アンタの知り合いを見つける。記憶も戻す。お願いだから私を信じて!」
上条「……当たり前だ」
美琴「ありがとう……」
上条「うぐぅ!!!!」ドサ
美琴「えっ、当麻!?」
黒子「ヤレヤレ。いきなり駆け出して行ったから、後を追ってみればこの有様」
美琴「く、黒子! ついて来てたの?」
上条「痛ってぇ……。ド、ドロップキック? どっから現われた?」
黒子「流石に割って入るのは無粋と思って遠慮してましたけど、
お姉さまを泣かせるとなると話は別ですわ」
黒子「…………それで、その殿方のお知り合いは見つかったんですの?」
美琴「………………」
黒子(そんなお顔をなさって……)
黒子「一度177支部に参りません?
あそこの端末で調べれば、身元なんてすぐに分かりますわよ」
美琴「く、黒子! ついて来てたの?」
上条「痛ってぇ……。ド、ドロップキック? どっから現われた?」
黒子「流石に割って入るのは無粋と思って遠慮してましたけど、
お姉さまを泣かせるとなると話は別ですわ」
黒子「…………それで、その殿方のお知り合いは見つかったんですの?」
美琴「………………」
黒子(そんなお顔をなさって……)
黒子「一度177支部に参りません?
あそこの端末で調べれば、身元なんてすぐに分かりますわよ」
【177支部】
佐天「御坂さん、やっと出してもらえたんですね!
ずっと連絡できないから、みんな心配してたんですよ!」
初春「まあ機密に関わるお仕事なら、外部と連絡できないのは仕方ないですよね。
でも白井さんが禁断症状で暴れるんで、毎日大変だったんですよ」
固法「ともかく長いことお勤めご苦労様」
美琴「あはは……みんなごめん……、いやあ、シャバの空気は美味しいなあ……」
上条「…………」(お前が言うとシャレにならん)
美琴「ところで、みんな学校は? なんで午前中から支部に集まってるの?」
佐天「いやだなー。
御坂さんが帰ってきたって、白井さんからメールをもらったんで、みんなで待ってたんですよ。
それに学校は、戦争が終わった直後なんで授業も変則なんです」
黒子「教員のなかにはアンチスキルとして出陣された方も大勢おりましたし、
今でも授業は完全には再開されていませんの」
佐天「御坂さん、やっと出してもらえたんですね!
ずっと連絡できないから、みんな心配してたんですよ!」
初春「まあ機密に関わるお仕事なら、外部と連絡できないのは仕方ないですよね。
でも白井さんが禁断症状で暴れるんで、毎日大変だったんですよ」
固法「ともかく長いことお勤めご苦労様」
美琴「あはは……みんなごめん……、いやあ、シャバの空気は美味しいなあ……」
上条「…………」(お前が言うとシャレにならん)
美琴「ところで、みんな学校は? なんで午前中から支部に集まってるの?」
佐天「いやだなー。
御坂さんが帰ってきたって、白井さんからメールをもらったんで、みんなで待ってたんですよ。
それに学校は、戦争が終わった直後なんで授業も変則なんです」
黒子「教員のなかにはアンチスキルとして出陣された方も大勢おりましたし、
今でも授業は完全には再開されていませんの」
固法「ところで、さっきから気になっていたんだけど
御坂さんの後ろの人はどなた?」
佐天「私も気になってたんですよね。
御坂さんと白井さんが男の人連れて来るって、珍しいですよね」
初春「ま、まさか御坂さんの大切な人とか」ポー
御坂「え? ええ、まあ……、紹介す……」
黒子「断じて! そんないかがわしい関係ではありませんの!!!
こちらの方は、自称『記憶喪失』の迷い人。
行くあてもないとのことで、とりあえず保護してきた、それだけのことですわ」
御坂さんの後ろの人はどなた?」
佐天「私も気になってたんですよね。
御坂さんと白井さんが男の人連れて来るって、珍しいですよね」
初春「ま、まさか御坂さんの大切な人とか」ポー
御坂「え? ええ、まあ……、紹介す……」
黒子「断じて! そんないかがわしい関係ではありませんの!!!
こちらの方は、自称『記憶喪失』の迷い人。
行くあてもないとのことで、とりあえず保護してきた、それだけのことですわ」
上条「あ、えーと、俺、上条当麻っていうらしいんですけど、記憶をなくしているみたいで、
自分ことが思い出せないんですよね」
固法「記憶喪失? それなら病院で診てもらった方がいいわね。
いや、その前にアンチスキルに頼んで身元を捜さないと」
御坂「ちょ、ちょっと待ってください!
えーと、初春さんに確認したいことがあるんだけど」
初春「え、私にですか?」
自分ことが思い出せないんですよね」
固法「記憶喪失? それなら病院で診てもらった方がいいわね。
いや、その前にアンチスキルに頼んで身元を捜さないと」
御坂「ちょ、ちょっと待ってください!
えーと、初春さんに確認したいことがあるんだけど」
初春「え、私にですか?」
御坂「うん、7月にセブンスミストで起きたグラビトン事件、覚えているわよね?」
初春「もちろん。忘れることなんでできません」
御坂「あの事件が起きたとき、コイツに会っているはずなんだけど、記憶にない?」
黒子「まさか、グラビトン事件の真犯人……」
御坂「ダア! アンタはだまってなさい!」
初春「もちろん。忘れることなんでできません」
御坂「あの事件が起きたとき、コイツに会っているはずなんだけど、記憶にない?」
黒子「まさか、グラビトン事件の真犯人……」
御坂「ダア! アンタはだまってなさい!」
初春「えーと、すみません。ちょっと覚えていないです……」
御坂「そう……。佐天さんも近くにいたはずだけど、見かけた覚えはないかしら?」
佐天「う~ん、私は爆発の時は外に出ていたし、多分お会いしてないですね」
御坂「そうね。まあ二人ともニアミスみたいなもんだから、覚えてなくても不思議じゃないけど」
御坂(やっぱり誰も覚えていないか……)
御坂「そう……。佐天さんも近くにいたはずだけど、見かけた覚えはないかしら?」
佐天「う~ん、私は爆発の時は外に出ていたし、多分お会いしてないですね」
御坂「そうね。まあ二人ともニアミスみたいなもんだから、覚えてなくても不思議じゃないけど」
御坂(やっぱり誰も覚えていないか……)
初春「御坂さんは、その人が誰か、ご存知なんですか?」
御坂「ええ、よく知ってるわ」
固法「それなら身元はすぐに分かるわね。
名前を知っているなら、バンクで検索して、住所も学校も分かるわよ」
御坂「ええ、そうなんですけど…………
初春さん、お願いできないかしら」
初春「了解でーす」
御坂「ええ、よく知ってるわ」
固法「それなら身元はすぐに分かるわね。
名前を知っているなら、バンクで検索して、住所も学校も分かるわよ」
御坂「ええ、そうなんですけど…………
初春さん、お願いできないかしら」
初春「了解でーす」
黒子「初春、どうですの?」ヒョイ
美琴「………………」
初春「えーと、この学園都市には、姓が『上条』の人は439人、名が『当麻』の人は6人いますけど
『上条当麻』に一致する人は一人もいないんです………。
それに上条さんが通っていたというトアル高校の全学生の顔写真も見てみましたが、
上条さんらしい人は見つかりません」
美琴「そう………」
美琴「………………」
初春「えーと、この学園都市には、姓が『上条』の人は439人、名が『当麻』の人は6人いますけど
『上条当麻』に一致する人は一人もいないんです………。
それに上条さんが通っていたというトアル高校の全学生の顔写真も見てみましたが、
上条さんらしい人は見つかりません」
美琴「そう………」
美琴(やはりね。もう驚く気にもならない。
統括理事会は当麻の存在そのものを闇に葬るつもりね)
固法「どういうことかしら。学園都市の住人がバンクに登録されていないなんていうことはあり得ないわ」
上条「えーと、その『バンク』っていうのは住民台帳みたいなもんだよな。
それに登録がないってことは、…………どゆこと?」
黒子「身分を偽っているか、不法侵入者か、そうでなければ幽霊かってとこですわね」
初春・佐天・固法「………………」シーン
統括理事会は当麻の存在そのものを闇に葬るつもりね)
固法「どういうことかしら。学園都市の住人がバンクに登録されていないなんていうことはあり得ないわ」
上条「えーと、その『バンク』っていうのは住民台帳みたいなもんだよな。
それに登録がないってことは、…………どゆこと?」
黒子「身分を偽っているか、不法侵入者か、そうでなければ幽霊かってとこですわね」
初春・佐天・固法「………………」シーン
美琴「バンクに登録がない人間は、学校に入れない。
でも、私は、アンタが高校に通っているところを何度も見ているわ」
佐天「えーと、御坂さんが『上条』さんの名前や高校を間違って覚えているってことはないですか?」
美琴「いいえ。それはないって断言できる」
初春「でも、そうなると、バンクのデータが間違っているってことになります。
それはちょっと考えられないんじゃないでしょうか」
美琴「………………」(最近まで、私もそう思っていたわ)
でも、私は、アンタが高校に通っているところを何度も見ているわ」
佐天「えーと、御坂さんが『上条』さんの名前や高校を間違って覚えているってことはないですか?」
美琴「いいえ。それはないって断言できる」
初春「でも、そうなると、バンクのデータが間違っているってことになります。
それはちょっと考えられないんじゃないでしょうか」
美琴「………………」(最近まで、私もそう思っていたわ)
バイバイさるさんって言われてしまいました。
今日は、あと少し投下して寝ます。
今後は投稿の間隔をあけようと思います。
ちなみに一般論でかまわないのですが、どのくらいの間書き込まないと、
スレッドは落ちてしまうのでしょうか?
今日は、あと少し投下して寝ます。
今後は投稿の間隔をあけようと思います。
ちなみに一般論でかまわないのですが、どのくらいの間書き込まないと、
スレッドは落ちてしまうのでしょうか?
固法「御坂さんは、その人が高校に通っているところを見たと言っているけど、
校門のセキュリティチェックを通って、授業を受けているところまで確認したわけじゃないわよね?」
美琴「固法先輩、何がいいたいんですか?」
固法「言いにくいんだけど、
戦争中は、学園都市にロシア側のスパイが潜入しようとして大勢捕まってるの。
その中には学生を装った侵入者も多かったわ。
まあ、まさかとは思うけど、その人の身元を早くはっきりさせるためにも
アンチスキルに確認してもらう方がいいんじゃないかしら」
美琴「ちょ、ちょっと、待ってください!」
上条「いや、分かったよ。これ以上美琴にも迷惑をかけたくないし、
そのアンチスキルのとこに行ってくるよ」
美琴「だから、ちょっと、待ってって!」
校門のセキュリティチェックを通って、授業を受けているところまで確認したわけじゃないわよね?」
美琴「固法先輩、何がいいたいんですか?」
固法「言いにくいんだけど、
戦争中は、学園都市にロシア側のスパイが潜入しようとして大勢捕まってるの。
その中には学生を装った侵入者も多かったわ。
まあ、まさかとは思うけど、その人の身元を早くはっきりさせるためにも
アンチスキルに確認してもらう方がいいんじゃないかしら」
美琴「ちょ、ちょっと、待ってください!」
上条「いや、分かったよ。これ以上美琴にも迷惑をかけたくないし、
そのアンチスキルのとこに行ってくるよ」
美琴「だから、ちょっと、待ってって!」
黒子「まあ、不法侵入者というのは冗談ですわ。
お姉さまがここまでおっしゃるんですし、
わたくしにもそんなに害をなす殿方には見えませんしね」
美琴「黒子!!!」
黒子「第一、世界一厳重と呼ばれる学園都市のセキュリティをかいくぐって、
外部から侵入して来れるほど、
優秀なオツムがあるようにはとても見えませんもの」
美琴「あったり前でしょ!!」
上条(おい、美琴さん……)
お姉さまがここまでおっしゃるんですし、
わたくしにもそんなに害をなす殿方には見えませんしね」
美琴「黒子!!!」
黒子「第一、世界一厳重と呼ばれる学園都市のセキュリティをかいくぐって、
外部から侵入して来れるほど、
優秀なオツムがあるようにはとても見えませんもの」
美琴「あったり前でしょ!!」
上条(おい、美琴さん……)
初春「上条さんが学園都市の学生だったなら、こないだの大覇星祭にも参加していたんじゃないですか?」
美琴「うん、してたけど?」
初春「大覇星祭なら全世界に中継されましたから、
その映像が今でもYouTubeとかに残っているかもしれません」
佐天「さっすが初春! いいところに気がつくなあ」
初春「褒めても何も出ませんよ。御坂さん、上条さんが出場していた競技って覚えています?」
美琴「え、ええ。大会初日の一種目目で棒倒しに出場してたけど……」
美琴(いや、期待できない……。セキュリティの高いバンクのデータが消されてたんだ。
動画サイトなんて、まっさきに改竄されているわ)
美琴「うん、してたけど?」
初春「大覇星祭なら全世界に中継されましたから、
その映像が今でもYouTubeとかに残っているかもしれません」
佐天「さっすが初春! いいところに気がつくなあ」
初春「褒めても何も出ませんよ。御坂さん、上条さんが出場していた競技って覚えています?」
美琴「え、ええ。大会初日の一種目目で棒倒しに出場してたけど……」
美琴(いや、期待できない……。セキュリティの高いバンクのデータが消されてたんだ。
動画サイトなんて、まっさきに改竄されているわ)
初春「初日の一種目目、トアル高校が出場した棒倒しっと、
…………う~ん、見当たりませんね」カチャカチャカチャカチャ
美琴(そりゃ、そうよ。見つかるわけがない)
佐天「まあ、すべての競技が放送されたわけじゃないからね」
固法「他には出なかったの?」
美琴「三種目目に私が出場した借り物競走で一緒に走りました。
『一種目目に出場した高校生』っていうお題だったんだけど」
佐天「御坂さんが出た競技なら、きっと放送されてますよ!
動画サイトにも残っているんじゃないですか?」
…………う~ん、見当たりませんね」カチャカチャカチャカチャ
美琴(そりゃ、そうよ。見つかるわけがない)
佐天「まあ、すべての競技が放送されたわけじゃないからね」
固法「他には出なかったの?」
美琴「三種目目に私が出場した借り物競走で一緒に走りました。
『一種目目に出場した高校生』っていうお題だったんだけど」
佐天「御坂さんが出た競技なら、きっと放送されてますよ!
動画サイトにも残っているんじゃないですか?」
黒子「残念ながら、それはありませんわ。
黒子は、お姉さまが出場なさった競技はすべて確認済み。
でも、そんな殿方と一緒に走った借り物競争なんてございませんでした。
断言できますの」
美琴「…………」
佐天「まあ、御坂さんが男の人と手を繋いで走ったりしたら、
白井さんが黙っているわけないか……」
初春「私もきっと、とばっちりを受けてますよねー」カチャカチャカチカチ
初春「…………って、え!? ちょっと見てください! これって…………」
黒子は、お姉さまが出場なさった競技はすべて確認済み。
でも、そんな殿方と一緒に走った借り物競争なんてございませんでした。
断言できますの」
美琴「…………」
佐天「まあ、御坂さんが男の人と手を繋いで走ったりしたら、
白井さんが黙っているわけないか……」
初春「私もきっと、とばっちりを受けてますよねー」カチャカチャカチカチ
初春「…………って、え!? ちょっと見てください! これって…………」
固法「これは……」
上条「確かに、俺と美琴だな」
美琴(うそ…………。ついに、見つかった……。当麻が学園都市に生きていた証……)
佐天「あ、ほんとに手繋いで走ってる……てか御坂さんに引きずられてる……」
初春「上条さんが着ている体操服も調べてみましたが、トアル高校のものですね」
上条「確かに、俺と美琴だな」
美琴(うそ…………。ついに、見つかった……。当麻が学園都市に生きていた証……)
佐天「あ、ほんとに手繋いで走ってる……てか御坂さんに引きずられてる……」
初春「上条さんが着ている体操服も調べてみましたが、トアル高校のものですね」
美琴「ありがとう! 初春さん、ほんとに、ありがとう!」
美琴(良かった……。本当に良かった……)
黒子「お姉さまの手の平、お姉さまのタオル、お姉さまの素敵ドリンク、お姉さまとの間接キス……」ガンガンガンガン
佐天「あはは……」
初春「し、白井さん。頭を打ち付けるのはやめてください。机、壊れちゃいます……」
美琴(良かった……。本当に良かった……)
黒子「お姉さまの手の平、お姉さまのタオル、お姉さまの素敵ドリンク、お姉さまとの間接キス……」ガンガンガンガン
佐天「あはは……」
初春「し、白井さん。頭を打ち付けるのはやめてください。机、壊れちゃいます……」
美琴(でも、なぜYouTubeには残っていたんだろ?
学校の名簿やバンクのデータ、挙句には人の記憶まで消されているのよ?
そこまで周到な改竄をするようなヤツらが、こんな基本的な見落としをするかしら?)
上条「体操服がそうだってことは、やっぱり俺はさっきの高校の生徒だったんだな」
初春「あ、もうひとつ、御坂さんと上条さんが映っている動画、見つけましたよ!」
美琴「ああ、これ、玉入れのときのか」
学校の名簿やバンクのデータ、挙句には人の記憶まで消されているのよ?
そこまで周到な改竄をするようなヤツらが、こんな基本的な見落としをするかしら?)
上条「体操服がそうだってことは、やっぱり俺はさっきの高校の生徒だったんだな」
初春「あ、もうひとつ、御坂さんと上条さんが映っている動画、見つけましたよ!」
美琴「ああ、これ、玉入れのときのか」
映像は残ってたか…よかった
>>132
美味く保守してもらえれば1週間は持つ
でも構想が出来てるなり完成してるなりしているのであれば、数日中に投下しきっちゃうことをオススメする
規制もあるし、長引くと徐々に人が減って保守してもらえなくなる
>>132
美味く保守してもらえれば1週間は持つ
でも構想が出来てるなり完成してるなりしているのであれば、数日中に投下しきっちゃうことをオススメする
規制もあるし、長引くと徐々に人が減って保守してもらえなくなる
佐天「あれ、でも、これって中学生対抗の競技ですよね?
上条さん、さっきとは別の体操服着てるよ」
美琴「あ、それはね、その、私とコイツで賭けをしていて、
コイツったらバカだから、
私を負かすためにわざわざ中学生の競技にまで潜り込んできたのよ」
上条「どんだけアホなんだ、俺って……」
上条さん、さっきとは別の体操服着てるよ」
美琴「あ、それはね、その、私とコイツで賭けをしていて、
コイツったらバカだから、
私を負かすためにわざわざ中学生の競技にまで潜り込んできたのよ」
上条「どんだけアホなんだ、俺って……」
佐天「常盤台中学選抜20人かあ。あ、婚后さんもいる!」
初春「白井さんもケガしてなければ、出場してたんでしょうね」
黒子「う~ん、おかしいですわね。
婚后光子はともかく、お姉さまが出場していた競技をふたつも見逃していたなんて……
お姉さま、こんな黒子をどうかお許しくださいまし!」
佐天「あ、始まったよ…………」
上条「…………つーか、何なんですか、この戦場みたいに危険なフィールドは?
これが、体育祭とかどうなってんだよ、この街は?」
初春「白井さんもケガしてなければ、出場してたんでしょうね」
黒子「う~ん、おかしいですわね。
婚后光子はともかく、お姉さまが出場していた競技をふたつも見逃していたなんて……
お姉さま、こんな黒子をどうかお許しくださいまし!」
佐天「あ、始まったよ…………」
上条「…………つーか、何なんですか、この戦場みたいに危険なフィールドは?
これが、体育祭とかどうなってんだよ、この街は?」
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