私的良スレ書庫
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元スレ男「えっ……私がクビですか?」
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>>1の休憩長いな…
寝ちゃったとか…?
寝ちゃったとか…?
──女の家
男「いいのか、俺を家に入れてしまって」
女「害がないというなら構わない、約束してくれるんだろう?」
男「ああ……そうだが」
女「座れ」
女「自己紹介をしておこう。私はローラ」
男「……ローラ」
ローラ「この子の名前は……」
男「メル、だったか」
ローラ「そうだ、私の妹だ」
ローラ「あと、もう一人紹介したい者がいるのだが」
ローラ「とりあえず、その前に、お前の話を聞かせてもらおう」
男「いいのか、俺を家に入れてしまって」
女「害がないというなら構わない、約束してくれるんだろう?」
男「ああ……そうだが」
女「座れ」
女「自己紹介をしておこう。私はローラ」
男「……ローラ」
ローラ「この子の名前は……」
男「メル、だったか」
ローラ「そうだ、私の妹だ」
ローラ「あと、もう一人紹介したい者がいるのだが」
ローラ「とりあえず、その前に、お前の話を聞かせてもらおう」
ローラ「ふむ、異世界からやってきたということか」
男「信じて貰えるか?」
ローラ「信じるも何も、格好からして今まで見た事がないからな」
ローラ「他にそれを証明できる持ち物はないのか」
男「そうだな……これはどうだ?」
ローラ「なんだ、これは」
男「携帯って言うんだが、電源を入れると……」
ローラ「なっ……光ったぞっ!」
男「遠くの者と電話というか話が出来る物なんだが、生憎、今は使えない」
ローラ「どうやって出来てるんだ……中に火でも入ってるのか……」
ひょこひょこ……。
男(興味津々みたいだな、尻尾が横に揺れてる)
男「信じて貰えるか?」
ローラ「信じるも何も、格好からして今まで見た事がないからな」
ローラ「他にそれを証明できる持ち物はないのか」
男「そうだな……これはどうだ?」
ローラ「なんだ、これは」
男「携帯って言うんだが、電源を入れると……」
ローラ「なっ……光ったぞっ!」
男「遠くの者と電話というか話が出来る物なんだが、生憎、今は使えない」
ローラ「どうやって出来てるんだ……中に火でも入ってるのか……」
ひょこひょこ……。
男(興味津々みたいだな、尻尾が横に揺れてる)
ローラ「信じ難い事実だが、お前の話を信じよう」
男「そうか、ありがたい」
男「代わりと言っちゃなんだが、この携帯はあげるよ」
ローラ「ほ、ほんとかっ!」
男「ここじゃ充電出来ないから、起動時間は短いと思うがな」
ローラ「言ってることはよく分からないが、ありがたく頂戴するっ」
男「喜んでもらえて俺も嬉しい」
ローラ「……やはり、お前は他の人間とは違う」
男「前から気になっていたんだが、この世界にも人間はいるんだな?」
ローラ「我々の宿敵だ」
男「宿敵?」
男「そうか、ありがたい」
男「代わりと言っちゃなんだが、この携帯はあげるよ」
ローラ「ほ、ほんとかっ!」
男「ここじゃ充電出来ないから、起動時間は短いと思うがな」
ローラ「言ってることはよく分からないが、ありがたく頂戴するっ」
男「喜んでもらえて俺も嬉しい」
ローラ「……やはり、お前は他の人間とは違う」
男「前から気になっていたんだが、この世界にも人間はいるんだな?」
ローラ「我々の宿敵だ」
男「宿敵?」
ローラ「奴らは森を越えた先の、川の向こうにいる」
男「そうか……」
ローラ「気になるんだな」
男「それはやっぱりな……」
ローラ「アイツらの元にいきたいか?」
男「でも、ここの場所の情報が漏れるから駄目なんだろう?」
ローラ「すまないな、こちらも生死がかかっているんだ」
男「生死……か」
ローラ「私は、奴らの元にいくことを薦めない」
ローラ「お前さえ良ければ、ここに住んでもらっても構わないぞ」
男「そうか……」
ローラ「気になるんだな」
男「それはやっぱりな……」
ローラ「アイツらの元にいきたいか?」
男「でも、ここの場所の情報が漏れるから駄目なんだろう?」
ローラ「すまないな、こちらも生死がかかっているんだ」
男「生死……か」
ローラ「私は、奴らの元にいくことを薦めない」
ローラ「お前さえ良ければ、ここに住んでもらっても構わないぞ」
男「いいのか?」
ローラ「女だけで暮らしているのでな、少々男手も必要なんだ」
ローラ「手伝ってもらえるか?」
男「もちろんだっ」
ローラ「ただ、問題が一つある」
男「なんだ?」
ローラ「どうやって、仲間たちにお前を信用させるか、だ」
ローラ「人間のお前を見たら、すぐさま殺されるのがオチだろう」
男「……そんな」
ローラ「それだけ、我々と奴らの因縁の根は深いのだよ」
ローラ「それにもう一つ、身近な問題もある」
男「ん?」
ローラ「女だけで暮らしているのでな、少々男手も必要なんだ」
ローラ「手伝ってもらえるか?」
男「もちろんだっ」
ローラ「ただ、問題が一つある」
男「なんだ?」
ローラ「どうやって、仲間たちにお前を信用させるか、だ」
ローラ「人間のお前を見たら、すぐさま殺されるのがオチだろう」
男「……そんな」
ローラ「それだけ、我々と奴らの因縁の根は深いのだよ」
ローラ「それにもう一つ、身近な問題もある」
男「ん?」
ローラ「メル、こっちにこいっ」
メル「うんっ」
ローラ「先ほど話した通り、私達は姉妹で暮らしている」
ローラ「だが、実は私にもう一人、妹がいてな」
ローラ「その子が少々……」
?『ただいまぁーっ! 今、帰ったぜーっ!』
?『今日も獲物とってきたっ! 晩飯は豪華だぞっ!』
ガチャ……。
女の子「あれ? どうしたんだ、そんな困った顔して」
女の子「……って、あれ? お、お前……」
男「ど、どうもっ」
女の子「うわぁぁぁぁっ、人間じゃねぇかぁぁぁっ!?」
ローラ「ちょっと、お転婆娘なんだ……」
メル「うんっ」
ローラ「先ほど話した通り、私達は姉妹で暮らしている」
ローラ「だが、実は私にもう一人、妹がいてな」
ローラ「その子が少々……」
?『ただいまぁーっ! 今、帰ったぜーっ!』
?『今日も獲物とってきたっ! 晩飯は豪華だぞっ!』
ガチャ……。
女の子「あれ? どうしたんだ、そんな困った顔して」
女の子「……って、あれ? お、お前……」
男「ど、どうもっ」
女の子「うわぁぁぁぁっ、人間じゃねぇかぁぁぁっ!?」
ローラ「ちょっと、お転婆娘なんだ……」
セヌ「話は分かったよっ、こいつは他の人間と違うってことだろっ」
セヌ「でも、だからといって、何で家に住まわせなきゃいけないんだっ!」
ローラ「それも説明しただろ?」
セヌ「男手が必要だから? そんなの理由になってないっ!」
ローラ「他に行くアテもないんだ。ほかっておくのは気の毒だろう」
セヌ「姉さんは忘れちまったのかよ……」
ローラ「…………」
メル「…………」
セヌ「こ、こいつらは……」
ローラ「セヌっ! やめろっ!」
セヌ「……っ」
セヌ「私は人間なんかと一緒に住む気はないっ!」
セヌ「それは絶対変わらないからなっ!」
ローラ「おいっ、セヌっ!」
ガチャン……。
セヌ「でも、だからといって、何で家に住まわせなきゃいけないんだっ!」
ローラ「それも説明しただろ?」
セヌ「男手が必要だから? そんなの理由になってないっ!」
ローラ「他に行くアテもないんだ。ほかっておくのは気の毒だろう」
セヌ「姉さんは忘れちまったのかよ……」
ローラ「…………」
メル「…………」
セヌ「こ、こいつらは……」
ローラ「セヌっ! やめろっ!」
セヌ「……っ」
セヌ「私は人間なんかと一緒に住む気はないっ!」
セヌ「それは絶対変わらないからなっ!」
ローラ「おいっ、セヌっ!」
ガチャン……。
ローラ「…………」
男「説明して貰えるのか?」
ローラ「……何の話だ」
男「俺を馬鹿にするな。それぐらい気付ける」
男「セヌやお前が人間を毛嫌いする理由は、他にもあるんだろ?」
ローラ「それは……」
男「……誰か親しい者が殺されたか」
ローラ「…………」
ローラ「あれは、数年前の話だ」
ローラ「村が突然、奴らに襲われたことがあってな」
ローラ「天は黒、地は赤」
ローラ「地獄のような有様だった。そして、多くの命が犠牲になった」
男「…………」
ローラ「私達の両親も、そこで死んだんだ」
男「説明して貰えるのか?」
ローラ「……何の話だ」
男「俺を馬鹿にするな。それぐらい気付ける」
男「セヌやお前が人間を毛嫌いする理由は、他にもあるんだろ?」
ローラ「それは……」
男「……誰か親しい者が殺されたか」
ローラ「…………」
ローラ「あれは、数年前の話だ」
ローラ「村が突然、奴らに襲われたことがあってな」
ローラ「天は黒、地は赤」
ローラ「地獄のような有様だった。そして、多くの命が犠牲になった」
男「…………」
ローラ「私達の両親も、そこで死んだんだ」
男「……やはり、俺はここでは暮らせないよ」
ローラ「ま、待て」
ローラ「セヌも、少し経てばきっと分かってくれるっ」
男「でも、根本は変わらない」
ローラ「…………」
男「お前たちが人間を怨むことを変えることは出来ないだろ?」
男「残念にも、俺はその人間の一人だからな」
男「この世界の者じゃないけど、仕方がないさ」
ローラ「……お前」
男「ローラ、約束しよう」
男「ここを離れても、俺はお前たちのことを誰にも話したりはしない」
男「保証しろと言われると困るけど、信じて欲しい」
ローラ「…………」
男「頼むよ、ローラ。俺はここにいるべきじゃない」
ローラ「……分かった」
ローラ「ま、待て」
ローラ「セヌも、少し経てばきっと分かってくれるっ」
男「でも、根本は変わらない」
ローラ「…………」
男「お前たちが人間を怨むことを変えることは出来ないだろ?」
男「残念にも、俺はその人間の一人だからな」
男「この世界の者じゃないけど、仕方がないさ」
ローラ「……お前」
男「ローラ、約束しよう」
男「ここを離れても、俺はお前たちのことを誰にも話したりはしない」
男「保証しろと言われると困るけど、信じて欲しい」
ローラ「…………」
男「頼むよ、ローラ。俺はここにいるべきじゃない」
ローラ「……分かった」
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