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元スレ男「えっ……私がクビですか?」
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長老「……よいのだ、ガダ」
ガダ「…………」
長老「結論を急ぐことはない。後で嫌でも分かる事だ」
長老「その時になったら、皆に伝えよう」
ガダ「……しかし、それでは遅いのではないか」
ガダ「のちに後悔するようなことは、あってはならない」
長老「……きっと大丈夫だろう」
長老「今はそう、祈るしかない」
ガダ「…………」
ガダ「…………」
長老「結論を急ぐことはない。後で嫌でも分かる事だ」
長老「その時になったら、皆に伝えよう」
ガダ「……しかし、それでは遅いのではないか」
ガダ「のちに後悔するようなことは、あってはならない」
長老「……きっと大丈夫だろう」
長老「今はそう、祈るしかない」
ガダ「…………」
──ローラの家
ガチャ……。
ローラ「……ん」
男「ローラ、ここにいたのか」
ローラ「少し夜風に当たりたくなってな……」
男「俺もお邪魔してもいいか?」
ローラ「構わない……ほら、隣に座れ」
男「よいしょ……」
ローラ「ふむ……」
男「……ん、うおっ」
ローラ「どうした?」
男「いや……夜空が凄い綺麗だな。びっくりした」
ローラ「わたしにはよく分からないが、そう驚くことか?」
男「前の世界だと、こんな一面の星空は見た事なかったからなぁ」
ローラ「……そうか」
ガチャ……。
ローラ「……ん」
男「ローラ、ここにいたのか」
ローラ「少し夜風に当たりたくなってな……」
男「俺もお邪魔してもいいか?」
ローラ「構わない……ほら、隣に座れ」
男「よいしょ……」
ローラ「ふむ……」
男「……ん、うおっ」
ローラ「どうした?」
男「いや……夜空が凄い綺麗だな。びっくりした」
ローラ「わたしにはよく分からないが、そう驚くことか?」
男「前の世界だと、こんな一面の星空は見た事なかったからなぁ」
ローラ「……そうか」
男「月も二つあるし……不思議な世界だ、ここは」
ローラ「……男」
男「……ん?」
ローラ「一つ、聞いていいか?」
男「いいぞ、遠慮なく聞いてくれ」
ローラ「……お前は、この世界に来て幸せか?」
男「…………」
ローラ「肌も違い、身体も違う、そんなわたしたちに囲まれて」
ローラ「人を恋しく思う事はないのか?」
男「……ローラ」
ローラ「最近、感じているんだ」
ローラ「お前がこの村にますます馴染んでいって」
ローラ「殆どの村人たちは既にお前を仲間と認めている」
ローラ「もちろん……わたしの家だってそうだ」
男「…………」
ローラ「……男」
男「……ん?」
ローラ「一つ、聞いていいか?」
男「いいぞ、遠慮なく聞いてくれ」
ローラ「……お前は、この世界に来て幸せか?」
男「…………」
ローラ「肌も違い、身体も違う、そんなわたしたちに囲まれて」
ローラ「人を恋しく思う事はないのか?」
男「……ローラ」
ローラ「最近、感じているんだ」
ローラ「お前がこの村にますます馴染んでいって」
ローラ「殆どの村人たちは既にお前を仲間と認めている」
ローラ「もちろん……わたしの家だってそうだ」
男「…………」
ローラ「あんなに忌み嫌っていたセヌも、今ではああだし」
ローラ「……わたしに至っては、お前に対して……最大の信頼をおいている」
男「ありがとな……」
ローラ「だが、心配なんだ……」
ローラ「お前の存在が、今以上に、大切になっていった時」
ローラ「わたしたちにとって……かけがえのない存在になった時」
ローラ「男、お前は側にいてくれるのだろうか?」
男「…………」
ローラ「……行ってしまわないか?」
ローラ「ずっと側にはいてくれないのか?」
男「……それは……」
ローラ「今はただそれが不安なんだ」
ローラ「我ながら、恥ずかしい悩みだろう?」
ローラ「……わたしに至っては、お前に対して……最大の信頼をおいている」
男「ありがとな……」
ローラ「だが、心配なんだ……」
ローラ「お前の存在が、今以上に、大切になっていった時」
ローラ「わたしたちにとって……かけがえのない存在になった時」
ローラ「男、お前は側にいてくれるのだろうか?」
男「…………」
ローラ「……行ってしまわないか?」
ローラ「ずっと側にはいてくれないのか?」
男「……それは……」
ローラ「今はただそれが不安なんだ」
ローラ「我ながら、恥ずかしい悩みだろう?」
男「……行かないよ」
ローラ「えっ……?」
男「俺はどこにも行かないさ」
男「ずっとこの村で……それこそ死ぬまで」
男「迷惑かもしれないけど、暮らし続けていたい」
ローラ「…………」
男「村の仲間に、本当の意味で必要とされたい」
男「だから、ここにいる」
ローラ「……そうか」
男「おう、しばらく世話になるぞ」
ローラ「うん……ずっといてくれ……」
ローラ「ずーっとだ……」
ローラ「えっ……?」
男「俺はどこにも行かないさ」
男「ずっとこの村で……それこそ死ぬまで」
男「迷惑かもしれないけど、暮らし続けていたい」
ローラ「…………」
男「村の仲間に、本当の意味で必要とされたい」
男「だから、ここにいる」
ローラ「……そうか」
男「おう、しばらく世話になるぞ」
ローラ「うん……ずっといてくれ……」
ローラ「ずーっとだ……」
──ゼド公国
宰相「全軍準備が出来ました」
宰相「不意を狙い、朝方、進行します」
リスト「そうか、そうか」
宰相「捕虜の扱いはどうなさいますか」
リスト「……いらぬ」
宰相「は?」
リスト「『そんものはいらぬ』と申した」
宰相「し、しかし……それでは……」
リスト「人間ではないヤツに、何故道義などあろう」
リスト「殺せ。ただ、殺し尽くせばよい」
宰相「…………」
リスト「明日が楽しみだよ、宰相」
宰相「全軍準備が出来ました」
宰相「不意を狙い、朝方、進行します」
リスト「そうか、そうか」
宰相「捕虜の扱いはどうなさいますか」
リスト「……いらぬ」
宰相「は?」
リスト「『そんものはいらぬ』と申した」
宰相「し、しかし……それでは……」
リスト「人間ではないヤツに、何故道義などあろう」
リスト「殺せ。ただ、殺し尽くせばよい」
宰相「…………」
リスト「明日が楽しみだよ、宰相」
──早朝 ローラの家
男「……ん……」
?「男っ、起きてくれっ!」
男「え……」
ローラ「大変なんだっ! 早くっ!」
男「……っ」
ガバッ……。
ローラ「男……」
男「どうした? 何があった?」
ローラ「人間が……」
ローラ「人間が森に侵入したって……」
男「……そうか」
男(遂に来ちまったのか……)
男「行ってくる」
ローラ「お、男……」
男「……ん……」
?「男っ、起きてくれっ!」
男「え……」
ローラ「大変なんだっ! 早くっ!」
男「……っ」
ガバッ……。
ローラ「男……」
男「どうした? 何があった?」
ローラ「人間が……」
ローラ「人間が森に侵入したって……」
男「……そうか」
男(遂に来ちまったのか……)
男「行ってくる」
ローラ「お、男……」
フルパワァにもうすぐ終わるから止めろとか言っておきながら放置とかとんだクズだな
男「村の仲間を任せたぞ? お前が率いるんだ」
ローラ「あ、ああ……」
男「よし、これで安心だ」
男「少しばかり、みんなの役に立ってくるか」
ローラ「…………」
男「……セヌとミルは?」
ローラ「ミルはまだ寝ている……セヌは……」
ガチャ……。
セヌ「おい、男っ!」
男「……あ、セヌ」
セヌ「なに、ぼぉーっとしてんだよっ! 行くぞっ!」
ローラ「男……お前が何とか言ってくれ……」
ローラ「わたしが言っても、この子、聞いてくれないんだ……」
男「……どういうことだ、セヌ」
ローラ「あ、ああ……」
男「よし、これで安心だ」
男「少しばかり、みんなの役に立ってくるか」
ローラ「…………」
男「……セヌとミルは?」
ローラ「ミルはまだ寝ている……セヌは……」
ガチャ……。
セヌ「おい、男っ!」
男「……あ、セヌ」
セヌ「なに、ぼぉーっとしてんだよっ! 行くぞっ!」
ローラ「男……お前が何とか言ってくれ……」
ローラ「わたしが言っても、この子、聞いてくれないんだ……」
男「……どういうことだ、セヌ」
セヌ「な、なんだよ……」
男「その格好は、どういうことだと聞いているんだ」
セヌ「それは……みんなと一緒に戦う……」
男「いいかげんにしろっ!」
セヌ「……っ」
男「そんなに甘いもんじゃないんだっ!」
男「お前が行って何になる? 男連中だけが戦う意味を理解してるのか?」
セヌ「……だ、だって……」
男「……お前の気持ちは分かる」
男「だから、ここの皆を守ってやってくれ」
セヌ「……え」
男「お前の大事な姉さんを、妹を」
男「その格好は、どういうことだと聞いているんだ」
セヌ「それは……みんなと一緒に戦う……」
男「いいかげんにしろっ!」
セヌ「……っ」
男「そんなに甘いもんじゃないんだっ!」
男「お前が行って何になる? 男連中だけが戦う意味を理解してるのか?」
セヌ「……だ、だって……」
男「……お前の気持ちは分かる」
男「だから、ここの皆を守ってやってくれ」
セヌ「……え」
男「お前の大事な姉さんを、妹を」
男「もう誰一人失いたくないだろ? なら、自分の手で守るんだ」
セヌ「…………」
男「俺が帰ってくる間、二人を任せたぞ?」
セヌ「お、おうっ」
男「よし……ローラ」
ローラ「……うん」
男「──行ってくる」
セヌ「…………」
男「俺が帰ってくる間、二人を任せたぞ?」
セヌ「お、おうっ」
男「よし……ローラ」
ローラ「……うん」
男「──行ってくる」
──広場
ドン「お、男」
男「遅くなったな……どうなってる?」
ドン「先ほど、隊が決まったところだ」
ドン「やはり、お前と俺は一緒になったぞ?」
男「……そうか、それは頼もしい」
ドン「後ろは任せとけ。死ぬ気で頑張れよ?」
男「おう、分かってる……」
ドン「ただ、引き際も肝心だ」
ドン「無理につっぱしって、死ぬのだけはやめてくれよ?」
男「ああ、大丈夫だ」
ドン「……なら、いいが」
ドン「お、男」
男「遅くなったな……どうなってる?」
ドン「先ほど、隊が決まったところだ」
ドン「やはり、お前と俺は一緒になったぞ?」
男「……そうか、それは頼もしい」
ドン「後ろは任せとけ。死ぬ気で頑張れよ?」
男「おう、分かってる……」
ドン「ただ、引き際も肝心だ」
ドン「無理につっぱしって、死ぬのだけはやめてくれよ?」
男「ああ、大丈夫だ」
ドン「……なら、いいが」
ドン「今のお前は、少し……心配だ」
男「……どういうことだ?」
ドン「目が……違うんだよ」
男「ん?」
ドン「死を覚悟の戦を前にした目つきじゃねぇ……」
ドン「お前は……怖くねぇのか?」
男「……怖い、か」
男(どうなのだろう……でも)
男(やっと、この村の仲間のためになれる……)
男(そう考えると……胸が熱くなるのを止められない……)
長老『みなの者っ!』
ドン「……長老の話だ、いよいよだな」
男「ああ」
男「……どういうことだ?」
ドン「目が……違うんだよ」
男「ん?」
ドン「死を覚悟の戦を前にした目つきじゃねぇ……」
ドン「お前は……怖くねぇのか?」
男「……怖い、か」
男(どうなのだろう……でも)
男(やっと、この村の仲間のためになれる……)
男(そう考えると……胸が熱くなるのを止められない……)
長老『みなの者っ!』
ドン「……長老の話だ、いよいよだな」
男「ああ」
──数時間後 ゼド軍司令部
リスト「……戦況はどうなっておる」
宰相「それが……」
リスト「どうした?」
宰相「芳しくありませぬ……」
宰相「まるで、この戦のタイミングを予期していたかのようで」
リスト「……っ」
宰相「……心の動揺を隠しなされ。兵の士気に影響しますぞ?」
リスト「わかっておる……わかっておるわ」
宰相「…………」
リスト「あやつらめ……ここまでしても、無理なのか……」
宰相「……想像以上の抵抗です」
リスト「……戦況はどうなっておる」
宰相「それが……」
リスト「どうした?」
宰相「芳しくありませぬ……」
宰相「まるで、この戦のタイミングを予期していたかのようで」
リスト「……っ」
宰相「……心の動揺を隠しなされ。兵の士気に影響しますぞ?」
リスト「わかっておる……わかっておるわ」
宰相「…………」
リスト「あやつらめ……ここまでしても、無理なのか……」
宰相「……想像以上の抵抗です」
宰相「未だかつてないほどの全戦力で、向こうは戦ってきております」
リスト「…………」
リスト「……獣か」
宰相「…………」
リスト「……獣たちを味方について……そうだったな?」
宰相「はっ……」
リスト「『森の民』とは良く言ったものよ……」
リスト「それこそ……人ならずものではないか」
リスト「…………」
リスト「……獣か」
宰相「…………」
リスト「……獣たちを味方について……そうだったな?」
宰相「はっ……」
リスト「『森の民』とは良く言ったものよ……」
リスト「それこそ……人ならずものではないか」
──森の中
グサッ……。
男「……はぁ……はぁ」
ドン「……大丈夫か……男」
ドン「今回は、かつてないほどの数だ……」
ドン「……もしかしたら、川を越えられるかもしれん……」
男「…………」
ドン「どうした……さきほどから、腑に落ちない顔だな?」
ドン「同族を殺してしまって……ショックが大きいのか?」
男「……なぁ……ドン」
男「……お前たちは、気付いていないのか?」
男(これはおかしい……おかしすぎる……)
ドン「えっ? 気付いてないって……何の事だ?」
男「……そうか」
男「ガダ……そういうことだったのか……」
グサッ……。
男「……はぁ……はぁ」
ドン「……大丈夫か……男」
ドン「今回は、かつてないほどの数だ……」
ドン「……もしかしたら、川を越えられるかもしれん……」
男「…………」
ドン「どうした……さきほどから、腑に落ちない顔だな?」
ドン「同族を殺してしまって……ショックが大きいのか?」
男「……なぁ……ドン」
男「……お前たちは、気付いていないのか?」
男(これはおかしい……おかしすぎる……)
ドン「えっ? 気付いてないって……何の事だ?」
男「……そうか」
男「ガダ……そういうことだったのか……」
──セルドーヌ王国 首都ジューべル
レーラ「リスト公率いるゼド軍が、戦闘を開始しました」
国王「そうか……始まってしまったか」
レーラ「ただし、苦戦しているようです」
国王「……そうであろう」
国王「あの男……森の民の中でも彼らが特に戦に強いことを知らぬのだ」
レーラ「……え、それは……」
国王「……お前も知っておるだろう」
国王「森の民というのは、文字通り、森に住まう者たちのことを言う」
国王「昔は多くの種族がいたようだが、今も残っているのは三種族のみ」
レーラ「……三種族」
レーラ「リスト公率いるゼド軍が、戦闘を開始しました」
国王「そうか……始まってしまったか」
レーラ「ただし、苦戦しているようです」
国王「……そうであろう」
国王「あの男……森の民の中でも彼らが特に戦に強いことを知らぬのだ」
レーラ「……え、それは……」
国王「……お前も知っておるだろう」
国王「森の民というのは、文字通り、森に住まう者たちのことを言う」
国王「昔は多くの種族がいたようだが、今も残っているのは三種族のみ」
レーラ「……三種族」
追い付いた支援
ここまでwktkさせたんだから何としても完結させなさいよね!
ここまでwktkさせたんだから何としても完結させなさいよね!
国王「ゼドと面している森には、『キャター』という種族がいる」
国王「獣の尻尾と耳をつけた者たちで……」
国王「彼らは他の獣たちと言葉を交わすことができ」
国王「戦闘に特化した、強靭な身体が特徴である」
レーラ「次は……」
国王「我が国に住まう『エルフ』」
国王「長寿の生を持ち、人間の我々とは極力関係を持とうとしない」
国王「仮にあの深い森に進んだとしても、奥には辿り着けん」
レーラ「……では、あと一つは?」
国王「…………」
国王「──『オーク』だ」
国王「獣の尻尾と耳をつけた者たちで……」
国王「彼らは他の獣たちと言葉を交わすことができ」
国王「戦闘に特化した、強靭な身体が特徴である」
レーラ「次は……」
国王「我が国に住まう『エルフ』」
国王「長寿の生を持ち、人間の我々とは極力関係を持とうとしない」
国王「仮にあの深い森に進んだとしても、奥には辿り着けん」
レーラ「……では、あと一つは?」
国王「…………」
国王「──『オーク』だ」
──森の中
男「ドン……これを見ろ」
ドン「あ、おお……」
男「黒い玉」
男(前にアイツが見せてくれたもの……)
男(……それが今、戦場に数多と転がっている)
ドン「……それが、どうしたって……」
男「分からないんだよ」
男「なんで、殺した人間の死体が……」
ドン「……ん?」
男「──この玉に変わるんだ?」
ドン「何故って、それが当たり前で……」
男「違う」
ドン「は?」
男「人間は死んで、黒い玉だけ残るなんてことはない」
男「ドン……これを見ろ」
ドン「あ、おお……」
男「黒い玉」
男(前にアイツが見せてくれたもの……)
男(……それが今、戦場に数多と転がっている)
ドン「……それが、どうしたって……」
男「分からないんだよ」
男「なんで、殺した人間の死体が……」
ドン「……ん?」
男「──この玉に変わるんだ?」
ドン「何故って、それが当たり前で……」
男「違う」
ドン「は?」
男「人間は死んで、黒い玉だけ残るなんてことはない」
ドン「ど、どういうことだ?」
男「戦いが始まってから、ずっとおかしいと思ってた」
男「二人組で人間を遅い、首を切断する」
男「何故、わざわざ……そんな手間をとらないといけない?」
ドン「そ、そうしないと、アイツらは死なないからだろ?」
男「……それがおかしい」
ドン「わかんねぇ、俺にはわかんねぇよ……」
男「人間には致命傷っていうのがあってな」
男「首を切らなくても、身体を深く傷つけられると出血大量などで死んでしまうんだ」
ドン「……しゅっけつたいりょう……」
男「……それに、死んで……こんな玉になんかならない」
男「死体が消えるなんて、ありえないことなんだ」
ドン「……ん? つまりどういうことだ?」
男「……ここで俺達が戦っている奴らは」
男「──人間じゃない」
男「戦いが始まってから、ずっとおかしいと思ってた」
男「二人組で人間を遅い、首を切断する」
男「何故、わざわざ……そんな手間をとらないといけない?」
ドン「そ、そうしないと、アイツらは死なないからだろ?」
男「……それがおかしい」
ドン「わかんねぇ、俺にはわかんねぇよ……」
男「人間には致命傷っていうのがあってな」
男「首を切らなくても、身体を深く傷つけられると出血大量などで死んでしまうんだ」
ドン「……しゅっけつたいりょう……」
男「……それに、死んで……こんな玉になんかならない」
男「死体が消えるなんて、ありえないことなんだ」
ドン「……ん? つまりどういうことだ?」
男「……ここで俺達が戦っている奴らは」
男「──人間じゃない」
──セルドーヌ王国 首都ジューべル
国王「かくいう私も彼らを見た事はない」
国王「森の奥深く、人間が住まわない場所でひっそりと暮らしているという」
レーラ「……そんな民がいるんですか」
国王「書物に書かれているだけだが……」
国王「薄い緑色の肌、そして、細い尻尾」
国王「綺麗に輝く赤い瞳が……とても美しい、との記述がある」
レーラ「……それが『オーク』」
国王「どこに住んでおるのだろうな」
国王「……死ぬまでに、一度会ってみたかった……」
レーラ「……お父様」
国王「かくいう私も彼らを見た事はない」
国王「森の奥深く、人間が住まわない場所でひっそりと暮らしているという」
レーラ「……そんな民がいるんですか」
国王「書物に書かれているだけだが……」
国王「薄い緑色の肌、そして、細い尻尾」
国王「綺麗に輝く赤い瞳が……とても美しい、との記述がある」
レーラ「……それが『オーク』」
国王「どこに住んでおるのだろうな」
国王「……死ぬまでに、一度会ってみたかった……」
レーラ「……お父様」
1時間に無支援で投下できる量は9か10
それを超すと支援が必要
書き込み占有率は7割ぐらいだったか
投下量の半分の支援があれば止まらずに書き続けられる
それを超すと支援が必要
書き込み占有率は7割ぐらいだったか
投下量の半分の支援があれば止まらずに書き続けられる
>>942
遠慮しないでください
遠慮しないでください
──数時間後 ローラの家
長老「駄目だ……用意をしろ」
ローラ「……えっ?」
長老「戦況は厳しい……もう多くの者が死んでしまった」
ローラ「そ、そんな……」
長老「もう少しで、川を越えられる」
長老「だが今も、仲間たちが懸命に戦っておるはずだ」
長老「我らが逃げる、その時間を稼ぐためにだけに……」
長老「……一刻も早く、逃げなければ」
ローラ「……村を捨てるんだな?」
長老「ああ」
長老「そうだ……」
長老「駄目だ……用意をしろ」
ローラ「……えっ?」
長老「戦況は厳しい……もう多くの者が死んでしまった」
ローラ「そ、そんな……」
長老「もう少しで、川を越えられる」
長老「だが今も、仲間たちが懸命に戦っておるはずだ」
長老「我らが逃げる、その時間を稼ぐためにだけに……」
長老「……一刻も早く、逃げなければ」
ローラ「……村を捨てるんだな?」
長老「ああ」
長老「そうだ……」
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