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元スレ男「はぁ……俺と妹が勇者ですか……」
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男「zzz……」
妹「……起きて」ユサユサ
男「zzz……」
妹「起きて、お兄ちゃん……」ユサユサ
男「ん……今起きる……先に下降りてて……」
妹「今起きて」
男「ん……なんだよもう……」
男「……おはよう」
妹「おはよう」
男「……どこだここ」
妹「……起きて」ユサユサ
男「zzz……」
妹「起きて、お兄ちゃん……」ユサユサ
男「ん……今起きる……先に下降りてて……」
妹「今起きて」
男「ん……なんだよもう……」
男「……おはよう」
妹「おはよう」
男「……どこだここ」
妹「さぁ……さっき起きたらこんなことに」
男「……キレーなとこだなぁ」
妹「すごくのどかだねぇ」
男「……俺死んだの?」
妹「いやでも地獄には見えないし」
男「俺地獄行きなの?」
妹「とりあえずどうする?」
男「もう一回寝る」
妹「じゃあ私も」
男「……キレーなとこだなぁ」
妹「すごくのどかだねぇ」
男「……俺死んだの?」
妹「いやでも地獄には見えないし」
男「俺地獄行きなの?」
妹「とりあえずどうする?」
男「もう一回寝る」
妹「じゃあ私も」
男「風が爽やか…………」
妹「いいとこだねー……」
男「……なんか目が冴えちゃった」
妹「私も」
男「……格好は昨日寝たときのまんまなんだな」
妹「そうだね」
男「……あそこにどこかで見たような村っぽいのが見えるな」
男「行ってみるか」
妹「私こんな格好じゃ行けない」
妹「いいとこだねー……」
男「……なんか目が冴えちゃった」
妹「私も」
男「……格好は昨日寝たときのまんまなんだな」
妹「そうだね」
男「……あそこにどこかで見たような村っぽいのが見えるな」
男「行ってみるか」
妹「私こんな格好じゃ行けない」
男「だって雨でも降ったらどうするんだよ」
妹「我慢する」
男「日が暮れて夜になったら?」
妹「その前には帰れるよ」
男「帰れなかったら?」
妹「我慢する」
男「我が儘言ってないで行くぞ」
妹「やだぁー」
妹「我慢する」
男「日が暮れて夜になったら?」
妹「その前には帰れるよ」
男「帰れなかったら?」
妹「我慢する」
男「我が儘言ってないで行くぞ」
妹「やだぁー」
男「……」
妹「……」
妹「……草の上裸足で歩いたのなんて何年ぶりだろう」
男「さぁ……」
妹「気持ちいいもんだね……」
男「そうだな……こんな良い感じの丘が日本にもあったんだな……」
妹「ここ日本なの?」
男「さぁ……」
妹「……」
妹「……草の上裸足で歩いたのなんて何年ぶりだろう」
男「さぁ……」
妹「気持ちいいもんだね……」
男「そうだな……こんな良い感じの丘が日本にもあったんだな……」
妹「ここ日本なの?」
男「さぁ……」
男「……着いた」
妹「石畳の上もまたいいもんだね」
男「あ、人だ!見るからに村人だ!話しかけるぞ!」
妹「ちょ、ちょっと……恥ずかしいよ……」
男「まずはここがどこか聞かなきゃな」
男「すいませーん!」
村人「はい……? !!!!」
男「ちょっとお尋ねしますが、ここはどこなんでしょうか?」
村人「ちょっ……ちょっとの間そこでお待ちください!!」
男「あっ、ちょっと!」
男「……行っちゃった」
妹「……なんなんだろうね」
妹「石畳の上もまたいいもんだね」
男「あ、人だ!見るからに村人だ!話しかけるぞ!」
妹「ちょ、ちょっと……恥ずかしいよ……」
男「まずはここがどこか聞かなきゃな」
男「すいませーん!」
村人「はい……? !!!!」
男「ちょっとお尋ねしますが、ここはどこなんでしょうか?」
村人「ちょっ……ちょっとの間そこでお待ちください!!」
男「あっ、ちょっと!」
男「……行っちゃった」
妹「……なんなんだろうね」
男「……仕方ない、言われた通り待ってみるか」
妹「お兄ちゃん上着貸してよ。恥ずかしい」
男「あ、はいはい」
妹「……赤ジャージの下にも赤Tシャツかよ……酷いな」
男「いいだろ別に。部屋着なんだから」
妹「部屋着で外出るなよ」
男「お前なんてパジャマじゃないか」
妹「可愛いでしょ?」
男「ならジャージ返せ」
妹「ヤダ」
妹「お兄ちゃん上着貸してよ。恥ずかしい」
男「あ、はいはい」
妹「……赤ジャージの下にも赤Tシャツかよ……酷いな」
男「いいだろ別に。部屋着なんだから」
妹「部屋着で外出るなよ」
男「お前なんてパジャマじゃないか」
妹「可愛いでしょ?」
男「ならジャージ返せ」
妹「ヤダ」
村人「村長!こっちです!!」
男「……今村長とか聞こえたな」
妹「場所を尋ねるだけでずいぶん大袈裟だね」
男「ありがたいけどちょっと気遣いが重いな」
村人「村長!彼らです!!」
村長「おぉ……!これはまさしく……!!」
男「……今村長とか聞こえたな」
妹「場所を尋ねるだけでずいぶん大袈裟だね」
男「ありがたいけどちょっと気遣いが重いな」
村人「村長!彼らです!!」
村長「おぉ……!これはまさしく……!!」
男「あ、村長さんですか。あのですねちょっとお尋ねしたいことが」
村長「とうとう……この日がっ……!」
男「あの、聞いてます?」
村長「この世界にもっ……まだ希望がっ……!」
妹「……なんだろう、泣き崩れた」
男「なんだこれ」
村人「村長!すぐに馬車を手配します!!」
村長「おぉ……よろしく頼む……」
村長「とうとう……この日がっ……!」
男「あの、聞いてます?」
村長「この世界にもっ……まだ希望がっ……!」
妹「……なんだろう、泣き崩れた」
男「なんだこれ」
村人「村長!すぐに馬車を手配します!!」
村長「おぉ……よろしく頼む……」
男「……馬車?」
妹「またずいぶん時代を感じさせる乗り物ですね」
男「いや……これは時代と言うより……」
村長「今!馬車が来ますので!!とにかく私と一緒に乗ってください!!話は中でします!!」
男「……知らない人についてくのはなぁ」
妹「お兄ちゃんいくつよ」
男「えーと……じゃあまぁはい、わかりました」
妹「またずいぶん時代を感じさせる乗り物ですね」
男「いや……これは時代と言うより……」
村長「今!馬車が来ますので!!とにかく私と一緒に乗ってください!!話は中でします!!」
男「……知らない人についてくのはなぁ」
妹「お兄ちゃんいくつよ」
男「えーと……じゃあまぁはい、わかりました」
村人「村長!!連れてきました!!」ガラガラガラ
村長「うむ。さぁ!乗ってくだされ!」
妹「わぁ……馬車って初めて」
男「俺もだ……揺れるな」
妹「あんまり乗り心地は良くないね」
村長「……先ほどは取り乱してすみませんでした」
男「いえいえ。ところでこの馬車はどこへ向かってるんですか?」
村長「この国の首都でございます」
男「東京……じゃないよなぁ」
妹「でも日本語だよ?」
村長「そこであなた方にはこの国の王に会っていただきます」
男「日本じゃないな」
妹「日本じゃないね」
村長「うむ。さぁ!乗ってくだされ!」
妹「わぁ……馬車って初めて」
男「俺もだ……揺れるな」
妹「あんまり乗り心地は良くないね」
村長「……先ほどは取り乱してすみませんでした」
男「いえいえ。ところでこの馬車はどこへ向かってるんですか?」
村長「この国の首都でございます」
男「東京……じゃないよなぁ」
妹「でも日本語だよ?」
村長「そこであなた方にはこの国の王に会っていただきます」
男「日本じゃないな」
妹「日本じゃないね」
男「あの……何故僕たちが王様に?」
妹「服は貸していただけますよね?」
村長「……あなた方は、この国を、いや世界を救う勇者だからです」
男「うわぁ」
妹「間抜けな顔した勇者だなぁ……」
男「自虐的になるのはよくないぞ」
妹「お兄ちゃんポジティブ」
妹「服は貸していただけますよね?」
村長「……あなた方は、この国を、いや世界を救う勇者だからです」
男「うわぁ」
妹「間抜けな顔した勇者だなぁ……」
男「自虐的になるのはよくないぞ」
妹「お兄ちゃんポジティブ」
村長「……私たちの国にはある伝説が言い伝えられているのです」
男「……さっきからものすごくRPGくさいなぁ」
妹「やったね、私ら勇者らしいよ」
男「……こういうのは中学生の頃に体験したかった」
村長「……赤き異色の衣を纏いし男女がこの世を救うであろう」
男「赤ジャージと赤パジャマか」
妹「なんか適当っぽい伝説だね」
村長「今この国は滅亡の危機にさらされています」
男「魔王に侵略でもされてるんですか?」
村長「!!やはり知っているのですね!!?」
男「いや当てずっぽうです」
男「……さっきからものすごくRPGくさいなぁ」
妹「やったね、私ら勇者らしいよ」
男「……こういうのは中学生の頃に体験したかった」
村長「……赤き異色の衣を纏いし男女がこの世を救うであろう」
男「赤ジャージと赤パジャマか」
妹「なんか適当っぽい伝説だね」
村長「今この国は滅亡の危機にさらされています」
男「魔王に侵略でもされてるんですか?」
村長「!!やはり知っているのですね!!?」
男「いや当てずっぽうです」
村長「……伝説の勇者は異世界の人間だと伝え聞いております」
男「はぁまぁ多分そうなんでしょう」
妹「私ちょっとワクワクしてきたよ」
村長「詳しい話は国王から話されますので、今はおやすみください」
男「はぁ……さっき起きたばかりなんですけど」
妹「どれくらいかかるんですか?」
村長「夜までには着くでしょう」
男「げぇ……長い」
妹「お兄ちゃんトランプ持ってる?」
男「寝るときにトランプは持たねぇ……」
妹「だよね……」
男「はぁまぁ多分そうなんでしょう」
妹「私ちょっとワクワクしてきたよ」
村長「詳しい話は国王から話されますので、今はおやすみください」
男「はぁ……さっき起きたばかりなんですけど」
妹「どれくらいかかるんですか?」
村長「夜までには着くでしょう」
男「げぇ……長い」
妹「お兄ちゃんトランプ持ってる?」
男「寝るときにトランプは持たねぇ……」
妹「だよね……」
──
───
────
村長「着きました。ここが王都、○○です」
男「うわぁ……すげぇ……」
妹「本当にRPGだ……」
男「つーかなんか見られてる……」
妹「着替えたい……」
村長「伝説の勇者の件は早馬で既に王に知らせてあります」
村長「あなた方のことはこの街から順に国中に知らされることでしょう」
妹「パジャマの勇者……恥ずかしい……」
───
────
村長「着きました。ここが王都、○○です」
男「うわぁ……すげぇ……」
妹「本当にRPGだ……」
男「つーかなんか見られてる……」
妹「着替えたい……」
村長「伝説の勇者の件は早馬で既に王に知らせてあります」
村長「あなた方のことはこの街から順に国中に知らされることでしょう」
妹「パジャマの勇者……恥ずかしい……」
村長「では、このまま城へ向かいます」
男「このまま!?」
妹「着替えは!!?」
村長「? あなた方の着ているそれは、勇者たる証です」
村長「王に会うまで脱ぐことはなりません」
妹「そんな……」
男「ジャージにTシャツで面会か……アルバイトの面接でもこんなラフな格好で行かねぇよ……」
男「このまま!?」
妹「着替えは!!?」
村長「? あなた方の着ているそれは、勇者たる証です」
村長「王に会うまで脱ぐことはなりません」
妹「そんな……」
男「ジャージにTシャツで面会か……アルバイトの面接でもこんなラフな格好で行かねぇよ……」
──
───
────
王「そなたらが、件の勇者殿か」
男「は、はいまぁ多分……」
王「この国は今、魔王軍の侵略により、大変疲弊しておる」
王「もはやこの国の陥落は時間の問題だ」
王「そなたらには、魔王の退治を頼みたい」
王「やってくれるな?」
男「詳しく話してくれるんじゃなかったのか……」
妹「あ、あの、私たちただの高校生とクズ大学生ですよ?そんなこと……」
王「コーコーセー?よくわからんが、そなたらは確かに伝説の勇者。必ずや魔王を打ち倒してくれるだろう」
男「はぁ……」
───
────
王「そなたらが、件の勇者殿か」
男「は、はいまぁ多分……」
王「この国は今、魔王軍の侵略により、大変疲弊しておる」
王「もはやこの国の陥落は時間の問題だ」
王「そなたらには、魔王の退治を頼みたい」
王「やってくれるな?」
男「詳しく話してくれるんじゃなかったのか……」
妹「あ、あの、私たちただの高校生とクズ大学生ですよ?そんなこと……」
王「コーコーセー?よくわからんが、そなたらは確かに伝説の勇者。必ずや魔王を打ち倒してくれるだろう」
男「はぁ……」
王「それに、これはそなたらの問題でもあるのだ」
男「え?」
王「そなたらは異世界の住人と聞く。そなたらがこの世界に来たのは、魔王による秩序の乱れのせいだとされておる」
男「つまり魔王を倒さないともとの世界には戻れないと?」
王「さよう」
男「はぁ……もう一度聞きますが、僕らには魔王を打ち倒す力があるんですね?」
王「そうだ。というより、そなたらの力しか魔王には通じない」
妹「え?」
王「魔王を打ち倒すには聖なる力が必要なのだ。それを持ち合わせるのはそなたらだけなのだ」
妹「せ、聖なる力……プッ」
男「こら笑うな!」ヒソヒソ
男「え?」
王「そなたらは異世界の住人と聞く。そなたらがこの世界に来たのは、魔王による秩序の乱れのせいだとされておる」
男「つまり魔王を倒さないともとの世界には戻れないと?」
王「さよう」
男「はぁ……もう一度聞きますが、僕らには魔王を打ち倒す力があるんですね?」
王「そうだ。というより、そなたらの力しか魔王には通じない」
妹「え?」
王「魔王を打ち倒すには聖なる力が必要なのだ。それを持ち合わせるのはそなたらだけなのだ」
妹「せ、聖なる力……プッ」
男「こら笑うな!」ヒソヒソ
男「はぁ……じゃあまぁ魔王討伐、やらせていただきます」
王「おぉ!やってくれるか!!」
王「では……こちらへ来てくれ」
男「なんでしょう?」
王「そなたらにこれを授ける」
妹「わぁ……綺麗な腕輪」
王「それは勇者の証だ。それを付けていれば、この国の者の援助を受けることができるだろう」
男「なるほど……ありがとうございます」
王「それと、これは私からの個人的な餞別だ」
王「おぉ!やってくれるか!!」
王「では……こちらへ来てくれ」
男「なんでしょう?」
王「そなたらにこれを授ける」
妹「わぁ……綺麗な腕輪」
王「それは勇者の証だ。それを付けていれば、この国の者の援助を受けることができるだろう」
男「なるほど……ありがとうございます」
王「それと、これは私からの個人的な餞別だ」
妹「わぁ……これまた綺麗なネックレス……」
男「なんか青白く光ってますね……」
王「これは我が王族に伝わる、聖なる首輪だ。これを付けていれば、どんなダメージも一度だけ封じるというものだ」
男「これは一個しか無いんですね?」
王「そうだ……」
妹「ちょっとお兄ちゃん図々しいこと言わないの!ありがとうございます!」
男「なんか使い勝手の悪いアイテムだなぁ……」
妹「ちょっと!!」
王「……それでは、そなたらが無事に帰ってくることを祈っている。頼んだぞ」
男「は、はい!」
妹「はい!」
男「なんか青白く光ってますね……」
王「これは我が王族に伝わる、聖なる首輪だ。これを付けていれば、どんなダメージも一度だけ封じるというものだ」
男「これは一個しか無いんですね?」
王「そうだ……」
妹「ちょっとお兄ちゃん図々しいこと言わないの!ありがとうございます!」
男「なんか使い勝手の悪いアイテムだなぁ……」
妹「ちょっと!!」
王「……それでは、そなたらが無事に帰ってくることを祈っている。頼んだぞ」
男「は、はい!」
妹「はい!」
──
───
────
男「さて……金も貰ったことだし、装備でも揃えるか」
妹「たったの500G……」
男「そんなもんだ。だいたいお前まだGの価値知らないだろ」
妹「どーせはした金だよ。お約束お約束」
男「援助を受けられるっていっても普通に金は取られるんだろうしなぁ……」
妹「あ、武具屋だ!」
男「じゃあ適当に見繕うか」
───
────
男「さて……金も貰ったことだし、装備でも揃えるか」
妹「たったの500G……」
男「そんなもんだ。だいたいお前まだGの価値知らないだろ」
妹「どーせはした金だよ。お約束お約束」
男「援助を受けられるっていっても普通に金は取られるんだろうしなぁ……」
妹「あ、武具屋だ!」
男「じゃあ適当に見繕うか」
男「すみませーん」
店主「おぉ!!これは勇者様!!是非うちで装備を揃えていってください!!」
妹「……なんか首都の割りにしょぼいのしか売ってないなぁ」
男「最初の街だからな。こんなもんだ」
妹「あ、ローブ!かっこいい!!私魔法使いやる!!」
男「お前魔法使えんの?」
妹「まぁなんとかなるんじゃない?これください!!」
店主「はいありがとうございまーす!」
店主「おぉ!!これは勇者様!!是非うちで装備を揃えていってください!!」
妹「……なんか首都の割りにしょぼいのしか売ってないなぁ」
男「最初の街だからな。こんなもんだ」
妹「あ、ローブ!かっこいい!!私魔法使いやる!!」
男「お前魔法使えんの?」
妹「まぁなんとかなるんじゃない?これください!!」
店主「はいありがとうございまーす!」
妹「お兄ちゃんは?」
男「お前が魔法系やるなら俺は戦士系だろうが……鎧とかやだなぁ」
妹「なんでさ?」
男「重そうだし暑そうだし……」
妹「お兄ちゃんガリガリだもんね」
男「細まっちょなんだよ……いいや、適当に皮のやつ買ってく」
妹「死んでも知らないよー?」
男「まぁなんとかなるだろ。実際皮の服も鎧もそんなに防御力は変わらん」
妹「そんなことあるはずないんだけどね」
男「お前が魔法系やるなら俺は戦士系だろうが……鎧とかやだなぁ」
妹「なんでさ?」
男「重そうだし暑そうだし……」
妹「お兄ちゃんガリガリだもんね」
男「細まっちょなんだよ……いいや、適当に皮のやつ買ってく」
妹「死んでも知らないよー?」
男「まぁなんとかなるだろ。実際皮の服も鎧もそんなに防御力は変わらん」
妹「そんなことあるはずないんだけどね」
男「これでとりあえずジャージ勇者は脱却したな……」
妹「次は武器だね。まぁ私はこの杖でも買えばいいんでしょ」
男「俺はこの剣でも買えばいいんだろ……」
店主「まいどありー!」
妹「アクセサリ系は……無いね」
男「そういやさっきもらったネックレス、お前が持つの?」
妹「あったりまえじゃん。女の子なんだから」
男「まぁいいけど……」
妹「次は武器だね。まぁ私はこの杖でも買えばいいんでしょ」
男「俺はこの剣でも買えばいいんだろ……」
店主「まいどありー!」
妹「アクセサリ系は……無いね」
男「そういやさっきもらったネックレス、お前が持つの?」
妹「あったりまえじゃん。女の子なんだから」
男「まぁいいけど……」
男「さて……次は道具屋だ」
妹「周りの視線が熱いね……」
男「勇者だからな……こんなに注目されたのは高校の授業中に当てられたとき以来だ」
妹「もうちょっと何かあるんじゃない?」
男「あぁ飲み屋でゲロ吐いたときの方が注目されたな」
妹「ダメダメだね」
妹「周りの視線が熱いね……」
男「勇者だからな……こんなに注目されたのは高校の授業中に当てられたとき以来だ」
妹「もうちょっと何かあるんじゃない?」
男「あぁ飲み屋でゲロ吐いたときの方が注目されたな」
妹「ダメダメだね」
──
───
────
男「こんにちはー」
店主「あら勇者さん!いらっしゃい!!うちでキッチリ道具を揃えてってね!」
妹「回復薬と毒消しと目薬しか置いてないよ……」
男「最初の街だからな……蘇生用のアイテムは無いの?」
店主「あらやだそんなものあったらこの世に人が溢れかえっちゃうよ!」
男「そりゃそうだ……まいったな、死ねないのか」
妹「当たり前だよゲーム脳」
男「回復薬や毒消しってのも大概だけどな」
───
────
男「こんにちはー」
店主「あら勇者さん!いらっしゃい!!うちでキッチリ道具を揃えてってね!」
妹「回復薬と毒消しと目薬しか置いてないよ……」
男「最初の街だからな……蘇生用のアイテムは無いの?」
店主「あらやだそんなものあったらこの世に人が溢れかえっちゃうよ!」
男「そりゃそうだ……まいったな、死ねないのか」
妹「当たり前だよゲーム脳」
男「回復薬や毒消しってのも大概だけどな」
ドラクエの影響でかすぎて
勇者って言葉の意味とは違う使われ方されすぎだよな
勇者って言葉の意味とは違う使われ方されすぎだよな
男「とりあえず回復薬は10個くらい、毒消しと目薬は2個ずつあればいいだろう……」
妹「鞄に入る?」
男「さっきからこの鞄、いくら入れても膨らまない」
妹「不思議鞄だ!」
男「あれだろ、魔王のせいで秩序が乱れてるんだろ」
妹「なんとも都合の良い乱れだなぁ……」
男「ところでなんかアイテムがFFっぽいな」
妹「でも勇者はドラクエでしょ?」
男「まぁそれに限らないが……」
妹「鞄に入る?」
男「さっきからこの鞄、いくら入れても膨らまない」
妹「不思議鞄だ!」
男「あれだろ、魔王のせいで秩序が乱れてるんだろ」
妹「なんとも都合の良い乱れだなぁ……」
男「ところでなんかアイテムがFFっぽいな」
妹「でも勇者はドラクエでしょ?」
男「まぁそれに限らないが……」
男「さて、もう夜だし今日は宿屋に泊まるか」
妹「もうお金が尽きそうだよ……」
男「これくらい用意してくれてもいい気がするよな」
妹「ほんとだよ……プリンとか食べたいのに……」
男「売ってんのか?」
妹「宿屋はどっちだろう……聞いてみよう」
妹「すいませーん!宿屋ってどっちですか?」
町民「お、これは勇者様!宿屋はあちらです!!お気をつけて旅をしてください!!」
妹「はい!ありがとうございました!」
男「……さすがに決まった返ししかしないわけではないか」
妹「そりゃそうだよ。生きてる人だもん」
妹「もうお金が尽きそうだよ……」
男「これくらい用意してくれてもいい気がするよな」
妹「ほんとだよ……プリンとか食べたいのに……」
男「売ってんのか?」
妹「宿屋はどっちだろう……聞いてみよう」
妹「すいませーん!宿屋ってどっちですか?」
町民「お、これは勇者様!宿屋はあちらです!!お気をつけて旅をしてください!!」
妹「はい!ありがとうございました!」
男「……さすがに決まった返ししかしないわけではないか」
妹「そりゃそうだよ。生きてる人だもん」
──
───
────
店主「これは勇者様!今日はうちでゆっくり英気を養っていってください!!」
妹「はい、お世話になります」
店主「部屋は上の階の一番奥になります!ごゆっくりどうぞ!」
男「……ここか」
妹「質素なお部屋ですねぇ」
男「おい、壺があるぞ」
妹「……これは調べるしかないね」
───
────
店主「これは勇者様!今日はうちでゆっくり英気を養っていってください!!」
妹「はい、お世話になります」
店主「部屋は上の階の一番奥になります!ごゆっくりどうぞ!」
男「……ここか」
妹「質素なお部屋ですねぇ」
男「おい、壺があるぞ」
妹「……これは調べるしかないね」
妹「……あった、10Gだ」
男「……これはもらってもいいものなのか……?」
妹「……どうでしょう」
男「……いいや、もらっとけ」
妹「……いいの?」
男「流れ的に大丈夫と見た。そこのクローゼットも調べとけ」
妹「じゃあ一応……あった。帽子だ」
男「もらっとけ。大丈夫だろ」
妹「ほんとかなぁ……」
男「……これはもらってもいいものなのか……?」
妹「……どうでしょう」
男「……いいや、もらっとけ」
妹「……いいの?」
男「流れ的に大丈夫と見た。そこのクローゼットも調べとけ」
妹「じゃあ一応……あった。帽子だ」
男「もらっとけ。大丈夫だろ」
妹「ほんとかなぁ……」
男「……飯の前にもうひとつ実験だ」
妹「何するのさ?」
男「他の部屋へ行く」
妹「そっ、それはさすがにマズイんじゃ……」
男「普通ならな。ここは魔王のせいで秩序が乱れた世界だから」
妹「なんとも都合のいい……」
妹「何するのさ?」
男「他の部屋へ行く」
妹「そっ、それはさすがにマズイんじゃ……」
男「普通ならな。ここは魔王のせいで秩序が乱れた世界だから」
妹「なんとも都合のいい……」
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