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元スレ唯「サイレンが鳴ってる・・・」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - 安価 + - お嬢様 + - けいおん! + - これからどうなんだ? + - すげーな + - クロスオーバー + - ゲーム + - サイレン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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201 = 26 :

だって進まないから……
>>199
時間帯が時間帯だし仕方ないさ

202 = 26 :

ここは唯を信じて……!

「そりゃっ!」

一気にしゃがむ……もし唯がここでしゃがまなかったら…。

「わわっ」

おおっ! さすが唯! わたしの意思を読み取ってくれたか!

「ギャンッ」「キャウンッ」

私達の上空で凄い勢いでぶつかり合う犬屍人達。
それぞれ明後日の方に弾き飛ばされたのを見て、一気に仕留めにかかる。

「唯! そっち任せた!」
「う、うん! わかったよりっちゃん!」

弱っている犬屍人にわたしの必殺技が襲いかかる!
喰らえっ!

技名>>203

203 = 164 :

はかいこうせん

205 = 26 :

「はかいこうせん!!!」

「フクラハギッ」

「決まった……」

打撃なのにこうせん? って質問は受け付けな、い、

「なんかちょっと触っただけで倒しちゃったよ~。あれ? りっちゃんなにやってるの?」

「……反動で動けない」

「ふえ?」

「恐ろしい技だ……」

206 = 49 :

はかいこうせんワロタw

207 = 26 :

犬屍人を撃破した私達はいよいよムギの家の中に潜入を開始する。

「おじゃまします!」
「おじゃましませんよ~」

「それ小さい時に澪ん家でやったやった」
「わたしも和ちゃん家でおじゃましま~すって言うと邪魔になるなら帰ってって言うからおじゃましませんよ~って言ってよぉ」

「和は厳しいな~。あっ! そう言えば和から電話があったんだよ!」

「えっ?! いつ?!」

「朝方だったかな。何でかわからないけど交番の電話から」

「う~ん……携帯も圏外でかからないはずなのにね」

「謎だな…」

208 = 177 :

フラグ

209 = 26 :

途端、体が震える。

「唯! 伏せろ!!!」

「えっ?」

反応しきれていない唯の頭を掴んで無理矢理下げさせる。

チュインッ──

間一髪と言った具合にギリギリかわし、わたしと唯は左右に別れ、壁に隠れた。

「唯、わたしが囮になるからお前は中庭の封印を解きに行け!」

「そんなの無茶だよ! 相手は銃を持ってるんだよ!? りっちゃんが死んじゃうよ…!」

「唯…車で言ったろう!? 何があっても封印を解けって!」

「でも…やっぱりやだよ!! りっちゃんを置いてなんていけないっ!!」

駄々を捏ねるように首を振り拒否する唯。

210 = 26 :

1 それでも行くんだ、唯
2 全く…お前が死んでも知らないからな!

>>212

214 = 26 :

「全く……お前が死んでも知らないからな!」ニヤッ

「りっちゃん…」

「わたしが銃を撃って間を作る。その間に唯は中に入って隠れるんだ。そして視界ジャックで様子を見て後ろを取れそうならそいつで一発頼む。くれぐれも無茶はするなよ!」

「了解でありますりっちゃん隊員!」

「幸運を祈る、唯隊員!」

敬礼を交わし、りっちゃんの拳銃の音が合図になった。

パァン──

よーい…どん、まるでかけっこが始まる時の前みたいに緊張していて…ちょっと転びそうになったりした、けど…!
何とか中に入ることに成功した。とりあえずすぐ側にあった部屋へ逃げ込む。

「わぁ…本がいっぱい」

215 = 177 :

やべぇ熱い

216 = 26 :

「唯は上手くやったか…」

弾は後一発…陽動に使うにしては勿体無い。
私は再びそれをスカートにし舞い込むと、機会を伺う。

バァン───
バァン──

「くっ…」

鈍々しい音を上げながら玄関、いや、門の方が表現は正しいかもしれない。を削り取っていく。
撃たれるごとに自分の居場所が削り取られているみたいで悪寒が走った。

「だけど…ここがチャンスでもある」

あの猟銃は古いのか弾が二発しか込められないようだ。その証拠にどんな時でも二発撃つとその後若干間があった。

「その間にわたしも飛び込めれば…!」

217 :

りっちゃーん!頑張れ!

218 = 26 :

次だ…次に来たら飛び込む。出る振りをして陽動をかける、すると、
バァン──

「(一つ…)」
すかさず陽動、
今度はギリギリまで行く。

バァン──

「(二つ!!!)」

一気に飛び出し手短な部屋へと、

バァン──

「なっ……」

ズウッ───

「あ゛あ゛あ゛があああっ」

足を撃たれた……。
痛い……痛いよぉ……クソッ……何で三発目が…。
部屋に転がり込みながら片目を閉じ猟銃を持っている屍人の視界ジャック。

──【フエッヘッヘッ……】──

屍人は弾を一発だけ入れ、また狙いをつけている。
そうか……普段は一発づつにしておいて……わたしが出てこようとした時に素早く二発弾を入れたのか……なんてリロードの早さだよ…。

219 :

りっちゃん!りっちゃん!

220 = 177 :

りっちゃん…

221 = 49 :

屍人頭良すぎだろw

223 = 26 :

それにこの知能……並みの屍人レベルじゃない。何だよ……こいつ!!!

「クソ……立てよ…立てよわたし!!」

足から大量の血を流しながら、それでもバットを支え棒代わりにして立ち上がる。
幸い弾は貫通しているらしく、風通しはいい…かな。

──【死ね…殺してやる…幸せそうな面をしたやつなんてみんな死ね…】──

エントランスを降りてこっちに来ている…わたしを仕留めるつもりだろう。

「な…ろうっ!」

バットを下手に持ち構える、唯だけはやらせない…!
相討ちになってでも倒す…!

224 = 44 :

おいおいバイトから帰還して見たらムギ
と澪死んでるじゃん・・・

225 = 26 :

ギリギリの所で視界ジャックか切れる、なるほど…体力がなくなると出来なく…なるのかな?

ただ扉に向かって走り、敵が見えたところでバットを大きく振りかぶる。

「持っていけ!!!」

わたしの命と引き換えだ!!!

カチャリ……

コンマ数秒、多分テレビでよく言われてる百分の何秒ってやつ足りない。
このバットが当たる前に…やつは引き金を引くだろう。
そうわかっていてもわたしはもう逃げない。この一発にはわたしだけじゃない、澪や梓…みんなの気持ちが込もってんだよ!!!

「届けええええええええええええええええ!!!!」

バァン──

226 :

あ…

227 :

神は言っているここで死ぬ定めではないと…

228 :

銃もった屍人のリロードを狙うのは基本だよな!

っておい

229 = 177 :

りっちゃああああああああああああああん

230 = 217 :

ああ…

231 = 26 :

「……」

「…………オゥ…」


「間に合っ…た?」
「…………」

糸の切れた人形みたいに倒れ込む律。

「りっちゃん!!!!」

頬と足から血を流し、眠ったように倒れている。

「…り゛っち゛ゃん……」

律の頬にポタリと落ちる……

「……」

鼻水。

「やけにねっとりしてると思ったら鼻水かよっ! 視界ジャック損だよ!」

「りっちゃん!!! 生きてて良かったよぉ……」

「ギリギリな。唯がなんか投げつけたおかげで射線がズレたみたい。てか何投げたんだよ?」

「火掻き棒!」

233 = 177 :

やったああああああああああああああああああああ

234 = 47 :

怪我してもほっとくと治るんだっけ

235 = 26 :

「あの車に入ってたやつか……救われたな、火掻き棒に」

「だね!」

「」ビクッ


「唯、わたしは動けないから一人で封印を解きに行ってくれないか?」

「でも……りっちゃんの手当てしなきゃ!」

「それぐらい自分でできらぁい。心配するなよ。人間頑丈に出来てるからこれぐらいじゃ死なないよ」

「……ほんとに?」

「ああ。りっちゃん嘘つかない」

「…………うん、わかった。じゃあ行ってくるね! 封印解いたらすぐ戻ってくるから!」

走り去る唯の後ろ姿を見て、安心した。これでもう大丈夫だな。

「さて……と。いるんだろう、ムギ。出てこいよ」

236 = 217 :

やったああああああ!

237 = 26 :

怪力屍人「オギャアァァァァァ……」

「変わり果てちまったな……ムギ」

よっこらしょっと。
バットを杖がわりにして立ち上がる。このバットには本当世話になったな…。

「今……楽にしてやるから」

ごめんな……唯。わたしは結局生きられる運命じゃなかったみたいだ。
でもここまでお前を守れて良かったよ。
あの時光る世界でしたみんなとの約束……守れたかな?

予告ホームランの構えでいい放つ。

「りっちゃん甲子園、開幕だぜ」

唯、後、任せた。

238 = 164 :

マジでムギが怪力屍人かよ

239 = 47 :

ておおおおおおい

240 = 49 :

やっぱり紬が怪力屍人かよおおおお

242 = 26 :

──

「早く……早く封印を解いてりっちゃんの手当てを…」

ドアと言うドアを、扉と言う扉を開け、白色の光を追う。まるで江戸時代の殿様みたいな絵面だなんて思いながら、ようやく中庭へ辿り着いた。

「この噴水を壊せば……!」

目に入った大きめの石の目の前でしゃがみ込み、

「ふんすぅぅぅぅぅぅぅぅいっぱああああああああああつぅぅぅぅぅぅぅぅ」

ありったけの力で持ち上げる。
よたよた歩きながら水を溜めてる要因となってる噴水の段差に上り、石を、

「やめて、お姉ちゃん……」

「憂……?」

243 = 217 :

ま、まさか憂が…

244 = 26 :

──

「どうしたよ!? そんなもんかぁ!? 今のりっちゃんは絶好調だぜ!?」

怪力屍人「アアアアアアアア」

なんとかキッチンまで誘導出来たのはいいけど……そろそろ立ってるのも限界くさいな。

ここに入って回してから数分……そろそろいいか。

「どうしたよ! そんなもんか!?」

ひたすら煽る、もっと近づけないと……!

怪力屍人「ウキャアアアアアア」

中華鍋を投げつけてくるムギ。それを弾かずかわす……。

「あっ……」

余程足に来てたのか避けた拍子に尻餅をついてしまった。
その間に距離を詰められ、

「シャランラァァァァァァァァァァ」

首を締め上げられたまま持ち上げられる。

245 = 177 :

ドキドキするぜ

246 = 228 :

しゃらんらwwwwwwwwww

247 = 119 :

金スマが脳裏に

248 = 26 :

なんて力だよ……、こりゃ後数秒持たずにへし折られるな。
他人事みたいに洞察した後、スカートとヘソの間にある拳銃を取り出す。

これで仕上げだ……。
・・
また、救えなかったな……ちくしょう。

でもまあ……いっか。
次こそは……必ず。

全員助け出すんだ……。

その時力を貸してくれよ……わたし。

意識が消える前に、引き金を、引いた。


ズオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンン

───────────

249 = 26 :

「憂……なんで」

「お姉ちゃん……。どうして諦めてくれないの?」

「諦められるわけないよ!!! みんながこんなことになる世界なんて……」

「それが現実なんだよ」

「違うっ! わたしの知ってる世界は……もっと希望に溢れてた!!!」

「絶望は希望、一緒なんだよ、お姉ちゃん」

「ちがうちがうっ! わたしは……わたしは……みんながいない世界なんて絶対に認めない!」

「……じゃあ私が消えてもいいの? お姉ちゃんは」

「えっ……」

「お姉ちゃん、私は……」



堕辰子なの──

250 = 217 :

りっちゃああああああん


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