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元スレ美琴「あんたのこと嫌い」 上条「なん……だと…?」
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美琴が変わってしまったのは最近のことだ。
以前から好意を寄せていた上条に気持ちを伝えられず、
毎日イライラしていた。勝負では連戦連敗。素直に告白しようと
しても、ツンデレな性格が邪魔をする。もう限界だった。
そこで、黒子でストレスを発散することにしたのだ。
『お、おねえさま…!?』
初めて美琴に暴力を振るわれた黒子の顔は最高だった。
まさか慕っているお姉さまに殴られるとは夢にも思っていなかっただろう。
『黒子。ごめん。殴らせてもらうね』
『や…やめてくださいまし… あぁ!!』
『うふふ。たのしーな!』
一方的に暴力を振るわれる黒子は激しく動揺し、テレポート
する余裕すらなかった。殴られた痛み以上に心の方が痛かった。
以前から好意を寄せていた上条に気持ちを伝えられず、
毎日イライラしていた。勝負では連戦連敗。素直に告白しようと
しても、ツンデレな性格が邪魔をする。もう限界だった。
そこで、黒子でストレスを発散することにしたのだ。
『お、おねえさま…!?』
初めて美琴に暴力を振るわれた黒子の顔は最高だった。
まさか慕っているお姉さまに殴られるとは夢にも思っていなかっただろう。
『黒子。ごめん。殴らせてもらうね』
『や…やめてくださいまし… あぁ!!』
『うふふ。たのしーな!』
一方的に暴力を振るわれる黒子は激しく動揺し、テレポート
する余裕すらなかった。殴られた痛み以上に心の方が痛かった。
『人の苦しんだり泣いたりする顔ってこんなに素晴らしいんだね』
にっこりと笑う美琴。足元にはボロボロになった黒子がいた。
そうして味を占めた美琴は、大好きな少年の動揺する顔が見たくなり、
冒頭のシーンで罵倒してしみたのだ。上条が泣き出すとは予想外の
結果だったが、彼の悲しむ顔は十分に堪能できたのだから良しとした。
「とうまぁ……待っててね。私が癒してあげるから」
美琴は焦げてしまった黒子を踏みつけながら、明日上条に
会いに行くことに決めたのだった。
にっこりと笑う美琴。足元にはボロボロになった黒子がいた。
そうして味を占めた美琴は、大好きな少年の動揺する顔が見たくなり、
冒頭のシーンで罵倒してしみたのだ。上条が泣き出すとは予想外の
結果だったが、彼の悲しむ顔は十分に堪能できたのだから良しとした。
「とうまぁ……待っててね。私が癒してあげるから」
美琴は焦げてしまった黒子を踏みつけながら、明日上条に
会いに行くことに決めたのだった。
次の日。
学校帰りの美琴は、上条の家に直行した。
「とうまぁ? お邪魔するわね」
返事を待たずに玄関を開け、ずけずけと中に進入する。
「た、たんぱつ!? 何しにきたの!?」
インデックスはするめを食べていた。
「うん。ちょっと当麻に昨日のことを謝りにきたの」
「と、とうまならまだ帰ってきてないんだよ」
「そうなんだ。ところで、禁書ちゃん」
美琴の目が細くなる。
「な、なにかな? 目が怖いんだよ、たんぱつ」
学校帰りの美琴は、上条の家に直行した。
「とうまぁ? お邪魔するわね」
返事を待たずに玄関を開け、ずけずけと中に進入する。
「た、たんぱつ!? 何しにきたの!?」
インデックスはするめを食べていた。
「うん。ちょっと当麻に昨日のことを謝りにきたの」
「と、とうまならまだ帰ってきてないんだよ」
「そうなんだ。ところで、禁書ちゃん」
美琴の目が細くなる。
「な、なにかな? 目が怖いんだよ、たんぱつ」
「あんた、当麻のこと罵倒した?」
「したよ! たんぱつに言われたとおりにちゃんと罵倒したんだよ!!
とうまったら、泣きながら部屋を出て行ったんだよ!!」
「そう……」
美琴は目を閉じてため息をついた。
禁書はその妙な雰囲気に脅える。
(た、たんぱつはどうして怒ってるのかな? 私はちゃんと指示通りに
動いたんだよ? 大好きなとうまを傷つけたんだよ?)
「禁書ちゃん?」
美琴は禁書の肩に手を置いた。
「な、なに?」 ごくりと唾を飲み込むインデックス。
美琴はにやけながら
「あんたってさ。殴りやすそうな顔してるよね?」
「な…!?」
「動いたら殺すから。抵抗しても殺す。余計なことを口にしても殺す」
「あ……そ、そんな……」
「したよ! たんぱつに言われたとおりにちゃんと罵倒したんだよ!!
とうまったら、泣きながら部屋を出て行ったんだよ!!」
「そう……」
美琴は目を閉じてため息をついた。
禁書はその妙な雰囲気に脅える。
(た、たんぱつはどうして怒ってるのかな? 私はちゃんと指示通りに
動いたんだよ? 大好きなとうまを傷つけたんだよ?)
「禁書ちゃん?」
美琴は禁書の肩に手を置いた。
「な、なに?」 ごくりと唾を飲み込むインデックス。
美琴はにやけながら
「あんたってさ。殴りやすそうな顔してるよね?」
「な…!?」
「動いたら殺すから。抵抗しても殺す。余計なことを口にしても殺す」
「あ……そ、そんな……」
「いい声で鳴いてね?」
「……」
――ブンッ
「っ!!」
「……」
(流された!?こいつ……!)
「……10万3千冊の魔道書と、」
「!?」
「体術・格闘術が1600冊」
「……!」
「私の右足と、たんぱつの電撃、」
「……」
「どっちが疾いか……試してみる?」
上条の部屋が魔界と化しているころ、
「あーくそ!! どうして取れないのよこれ!!」
佐天さんはゲームセンターにいた。
「むかつくぅぅぅう!! なんでギリギリのところで取れないの?」
ゲシゲシと下品にユーフォーキャッチャーを蹴り飛ばす。
その姿は店員からマークされており、隣で見ていた初春が口を挟む。
「さ、佐天さん! そんなに叩いたら壊れますよ」
「いいから好きにさせてよ! どうしてもこの商品が取りたいの」
佐天が欲しがっているのは猫のぬいぐるみだった。
黒と白がペアになっており、名前のプレートには『黒レン』『白レン』と
書かれている。
「こらこら。君たち。ここは上条さんにまかせなさい」
「え?」
突然現れた上条はマシーンにコインを投入し、
あっという間にヌイグルミをゲットした。
「ほらよ」
佐天さんに手渡す。
「あーくそ!! どうして取れないのよこれ!!」
佐天さんはゲームセンターにいた。
「むかつくぅぅぅう!! なんでギリギリのところで取れないの?」
ゲシゲシと下品にユーフォーキャッチャーを蹴り飛ばす。
その姿は店員からマークされており、隣で見ていた初春が口を挟む。
「さ、佐天さん! そんなに叩いたら壊れますよ」
「いいから好きにさせてよ! どうしてもこの商品が取りたいの」
佐天が欲しがっているのは猫のぬいぐるみだった。
黒と白がペアになっており、名前のプレートには『黒レン』『白レン』と
書かれている。
「こらこら。君たち。ここは上条さんにまかせなさい」
「え?」
突然現れた上条はマシーンにコインを投入し、
あっという間にヌイグルミをゲットした。
「ほらよ」
佐天さんに手渡す。
「あ、ありがとうございます…上条さん。
恥ずかしいところを見られちゃいました」
顔を真っ赤にする佐天。
上条とは初春経由ですでに知り合っていた。
「きにするな。俺だって昔はゲーセンで暴れたものさ。
あ……そういえば昨日も家で大暴れしてしまった…」
落胆する上条。佐天は不思議そうな顔で
「何かあったんですか?」
「ああ。ミサカの奴に絶交されちゃってさ。腹が立ったんで
家で八つ当たりしちゃったんだよ。最低だよな俺…」
「ええ!? あの御坂さんとそんなことが!?」
「もう俺の顔も見たくないとさ。はは」
恥ずかしいところを見られちゃいました」
顔を真っ赤にする佐天。
上条とは初春経由ですでに知り合っていた。
「きにするな。俺だって昔はゲーセンで暴れたものさ。
あ……そういえば昨日も家で大暴れしてしまった…」
落胆する上条。佐天は不思議そうな顔で
「何かあったんですか?」
「ああ。ミサカの奴に絶交されちゃってさ。腹が立ったんで
家で八つ当たりしちゃったんだよ。最低だよな俺…」
「ええ!? あの御坂さんとそんなことが!?」
「もう俺の顔も見たくないとさ。はは」
上条はうつむき、くやしそうに唇をかんでいた。
肩を震わせ、今にも泣きそうになったそのとき、
「泣かないで下さい! 上条さん」
叫んだのは初春。大胆にも上条の手を握り、
彼の顔をまじまじと見つめる。
「う、ういはるさん?」
「上条さんはとても素敵な人です。レベルゼロなのに悪い人たちを
やっつけようとするし。正義感が強くて髪の毛がツンツンしてるところも
可愛いですよ? おかしいのは御坂さんの方です」
「そ、そうかな…?」
照れくさそうに顔を赤らめる上条。
「はい! 私も昨日は酔ってたので変なことを口走ってしまいましたが、
本当は上条さんのこと大好きです」
初春はひまわりのような笑顔でそう言った。
肩を震わせ、今にも泣きそうになったそのとき、
「泣かないで下さい! 上条さん」
叫んだのは初春。大胆にも上条の手を握り、
彼の顔をまじまじと見つめる。
「う、ういはるさん?」
「上条さんはとても素敵な人です。レベルゼロなのに悪い人たちを
やっつけようとするし。正義感が強くて髪の毛がツンツンしてるところも
可愛いですよ? おかしいのは御坂さんの方です」
「そ、そうかな…?」
照れくさそうに顔を赤らめる上条。
「はい! 私も昨日は酔ってたので変なことを口走ってしまいましたが、
本当は上条さんのこと大好きです」
初春はひまわりのような笑顔でそう言った。
「私も上条さんの味方ですよ!」
佐天さんが上条の腕に抱きつく。
「ちょ……」
上条は激しく動揺したが、佐天さんはむしろ
その反応を楽しみながらさらに強く抱きしめた。
「上条さんの良さが分からないなんて、御坂さんは損してますね。
私と初春はいつだって上条さんが大好きですからね」
「あ……あうあう……」
「上条さん。これからデートしませんか?」
「デ、デート!?」
その魅惑の単語にさらに動揺する。
「はい。デートです。初春もいいよね?」
佐天さんの提案に、初春は乗り気の様子。
「もちろんです。映画でも見に行きませんか?
今ちょうど割引チケットを持ってるんですよ」
佐天さんが上条の腕に抱きつく。
「ちょ……」
上条は激しく動揺したが、佐天さんはむしろ
その反応を楽しみながらさらに強く抱きしめた。
「上条さんの良さが分からないなんて、御坂さんは損してますね。
私と初春はいつだって上条さんが大好きですからね」
「あ……あうあう……」
「上条さん。これからデートしませんか?」
「デ、デート!?」
その魅惑の単語にさらに動揺する。
「はい。デートです。初春もいいよね?」
佐天さんの提案に、初春は乗り気の様子。
「もちろんです。映画でも見に行きませんか?
今ちょうど割引チケットを持ってるんですよ」
>>68
絹旗の口調に見えた
絹旗の口調に見えた
そのまま話はとんとん拍子で進み、三人は映画館に足を運ぶ。
「平日だから人が少ないですね」
上条の片腕に抱きついている佐天が言う。
「そ、そうだな。これなら人に見られる心配もなさそうだ」
上条は緊張しながら答えた。昨日は地獄が訪れたが、
今日は一変して天国のようだった。
「あそこに座りませんか?」
も片方の腕に抱きついている初春が空席を指さす。
そして三人は寄り添いながら席に座る。
(あはは……俺って意外と年下に人気あるのかな…)
上条は緊張して顔を引きつらせながら、映画が始まるのを待っていた。
「平日だから人が少ないですね」
上条の片腕に抱きついている佐天が言う。
「そ、そうだな。これなら人に見られる心配もなさそうだ」
上条は緊張しながら答えた。昨日は地獄が訪れたが、
今日は一変して天国のようだった。
「あそこに座りませんか?」
も片方の腕に抱きついている初春が空席を指さす。
そして三人は寄り添いながら席に座る。
(あはは……俺って意外と年下に人気あるのかな…)
上条は緊張して顔を引きつらせながら、映画が始まるのを待っていた。
上条が映画を見ているころ、
「とうまぁあああ! たすけてえええ!!」
「うっさいのよ。騒いだら人に聞こえるでしょうが!」
美琴が禁書に愛のあるお尻たたきをしていた。
「ほらああ! もっといい声で鳴きなさい!」
「あ! あふ! いやあ!! やだあ!!」
「きひひひひひひひ そうよ!ほおおら」
「あん! やん! だ、だめ! やめ」
禁書はすでに涙目だ。いつか大好きな上条が助けてくれること
を願いながら、お仕置きに耐えていた。
「とうまぁあああ! たすけてえええ!!」
「うっさいのよ。騒いだら人に聞こえるでしょうが!」
美琴が禁書に愛のあるお尻たたきをしていた。
「ほらああ! もっといい声で鳴きなさい!」
「あ! あふ! いやあ!! やだあ!!」
「きひひひひひひひ そうよ!ほおおら」
「あん! やん! だ、だめ! やめ」
禁書はすでに涙目だ。いつか大好きな上条が助けてくれること
を願いながら、お仕置きに耐えていた。
インデックスが地獄を見ているとき、上条らは
映画を終えてファミレスに来ていた。
「上条さん。あーんしてください」
佐天さんがパフェをすくったスプーンを差し出す。
「あ、あーん」
上条もこのハーレムに慣れてきたのか、割と自然な感じで
それを口に含む。
「おいしいですか?」
「ああ。とってもおいしいよ」
「佐天さんばっかりずるいです! 私のも食べて欲しいです。
あーんしてください」
対抗した初春がスプーンを上条に差し出す。
上条は照れながらも二人分のパフェを食べさせられていた。
口の中にクリームの風味が広がり、確かな満足感を得ていたが、
それも長くは続かなかった。
「何やってんのあんたたち?」
映画を終えてファミレスに来ていた。
「上条さん。あーんしてください」
佐天さんがパフェをすくったスプーンを差し出す。
「あ、あーん」
上条もこのハーレムに慣れてきたのか、割と自然な感じで
それを口に含む。
「おいしいですか?」
「ああ。とってもおいしいよ」
「佐天さんばっかりずるいです! 私のも食べて欲しいです。
あーんしてください」
対抗した初春がスプーンを上条に差し出す。
上条は照れながらも二人分のパフェを食べさせられていた。
口の中にクリームの風味が広がり、確かな満足感を得ていたが、
それも長くは続かなかった。
「何やってんのあんたたち?」
突然掛けられた声。
「「「!?」 」」
驚愕した一同が振り返ると、そこには怒りの形相の御坂
美琴が立っていた。上条が唾を飲みこんだ後質問する。
「な、なぜ御坂がここに!?」
「さっきまで禁書ちゃんで遊んでたんだけどね。私のビリビリセンサーが
警報を鳴らしたのよ。今、当麻が悪い女の子達につかまってるんだってね」
「禁書で遊んでいただと…!? まあそれはいい。なんでおまえが
俺に話しかける? 昨日もう話しかけるなと言ったじゃないか」
「ああ。あれはただの冗談よ」
「はい?」
上条は困惑した。
「「「!?」 」」
驚愕した一同が振り返ると、そこには怒りの形相の御坂
美琴が立っていた。上条が唾を飲みこんだ後質問する。
「な、なぜ御坂がここに!?」
「さっきまで禁書ちゃんで遊んでたんだけどね。私のビリビリセンサーが
警報を鳴らしたのよ。今、当麻が悪い女の子達につかまってるんだってね」
「禁書で遊んでいただと…!? まあそれはいい。なんでおまえが
俺に話しかける? 昨日もう話しかけるなと言ったじゃないか」
「ああ。あれはただの冗談よ」
「はい?」
上条は困惑した。
「意味が分からないって顔してるわね?
いいわ。説明してあげる」
美琴は腕組した。
「私はずっと前からあんたのことが好きだった。
それは今も変わらない。昨日のあれはただのお遊びよ。
あんたの動揺する顔を見て楽しんでただけ」
「なん……だとぉ」
それは上条にとって驚愕の事実だった。
元来朴念仁として定評のある人物である。
昨日の一見以来、二度と御坂に関わることはないと思っていた。
その矢先にこの告白である。動揺するなという方が無理がる。
「ぷ…ぷひぃ」
呂律が回らず、上条は一方通行のような顔をしてしまった。
いいわ。説明してあげる」
美琴は腕組した。
「私はずっと前からあんたのことが好きだった。
それは今も変わらない。昨日のあれはただのお遊びよ。
あんたの動揺する顔を見て楽しんでただけ」
「なん……だとぉ」
それは上条にとって驚愕の事実だった。
元来朴念仁として定評のある人物である。
昨日の一見以来、二度と御坂に関わることはないと思っていた。
その矢先にこの告白である。動揺するなという方が無理がる。
「ぷ…ぷひぃ」
呂律が回らず、上条は一方通行のような顔をしてしまった。
上条はそのまま固まってしまった。
美琴は彼の両脇にいる二人の少女達に視線を移す。
「あなたたち。私の当麻にずいぶん慣れ慣れしいじゃない?」
美琴が寮監も真っ青になりそうな目つきで脅しを掛ける。
「……!!」
それはまるで質量を持ったかのような勢いがあった。
美琴が殺気を放つだけで、店内の雰囲気は一変し、
近くで皿を回収していたウエイトレスはそれを派手に落としてしまった。
「黙ってないで、なんとか言いなさいよ」
美琴がさらに凄む。空気がさらに
『うわあああああ!!』
厨房では、どういうわけか火災が発生していた。
美琴の放つ凄まじい空気に動揺して手元が狂ったのだろう。
消火器を持った店長が慌しく消火活動を始めていた。
美琴は彼の両脇にいる二人の少女達に視線を移す。
「あなたたち。私の当麻にずいぶん慣れ慣れしいじゃない?」
美琴が寮監も真っ青になりそうな目つきで脅しを掛ける。
「……!!」
それはまるで質量を持ったかのような勢いがあった。
美琴が殺気を放つだけで、店内の雰囲気は一変し、
近くで皿を回収していたウエイトレスはそれを派手に落としてしまった。
「黙ってないで、なんとか言いなさいよ」
美琴がさらに凄む。空気がさらに
『うわあああああ!!』
厨房では、どういうわけか火災が発生していた。
美琴の放つ凄まじい空気に動揺して手元が狂ったのだろう。
消火器を持った店長が慌しく消火活動を始めていた。
阿鼻驚嘆の騒ぎと化すファミレス。
「三秒あげるわ。今すぐ当麻からハナレナサイ」
美琴がコインを取り出した。
「…!」
佐天さんと初春さんは、あれがレールガンを射出するための
準備であることを正しく認識していた。美琴が本気で元友人達を
殺す覚悟なのは、あの狂った目つきを見れば分かることだ。
だが、
「……っ」
二人は上条にしがみついたままだ。
動けないのだ。恐怖で足がすくみ、一歩もそこから動けない。
真の恐怖とはこういうものだ。
「ぷふふふふふうひいい」
一方の上条はカッパのような顔をして呆けている。
「三秒あげるわ。今すぐ当麻からハナレナサイ」
美琴がコインを取り出した。
「…!」
佐天さんと初春さんは、あれがレールガンを射出するための
準備であることを正しく認識していた。美琴が本気で元友人達を
殺す覚悟なのは、あの狂った目つきを見れば分かることだ。
だが、
「……っ」
二人は上条にしがみついたままだ。
動けないのだ。恐怖で足がすくみ、一歩もそこから動けない。
真の恐怖とはこういうものだ。
「ぷふふふふふうひいい」
一方の上条はカッパのような顔をして呆けている。
「さん……にぃ……」
美琴が死のカウントダウンを開始する。
その無機質な声がさらに恐怖をあおる。
(このままじゃ殺される)
佐天さんは母から貰ったお守りを握り締めながら
「上条さんは渡しません!!」
悪に対してはっきりと意思表示する。
それは願いだった。
美琴には力ではどうしても適わない。
だが、この上条に対する思いは本物。
たとえどんな危機に陥ろうと、これだけは曲げたくなかった。
「ふぅん…」
美琴の目がさらに温度を失っていく。
美琴が死のカウントダウンを開始する。
その無機質な声がさらに恐怖をあおる。
(このままじゃ殺される)
佐天さんは母から貰ったお守りを握り締めながら
「上条さんは渡しません!!」
悪に対してはっきりと意思表示する。
それは願いだった。
美琴には力ではどうしても適わない。
だが、この上条に対する思いは本物。
たとえどんな危機に陥ろうと、これだけは曲げたくなかった。
「ふぅん…」
美琴の目がさらに温度を失っていく。
「死のっか。佐天さん」
美琴が致死量の電流を放とうとしたが……
「いい加減にしろよ、てめえ」
上条が立ちふさがる。右腕で美琴の手を強く押さえていた。
「…? どうして邪魔するの?
当麻も一緒に電流浴びせようか?」
美琴は心底不思議そうな顔をした。
そして苛立ちを見せた。美琴の行動を邪魔するものは
全て悪であり、排除する対象だ。
上条でさえ、多少の罰を与える必要があると考えていた。
「御坂。おまえは最低だ」
上条がつぶやく。
「…?」
意味が分からず、美琴は首をかしげた。
美琴が致死量の電流を放とうとしたが……
「いい加減にしろよ、てめえ」
上条が立ちふさがる。右腕で美琴の手を強く押さえていた。
「…? どうして邪魔するの?
当麻も一緒に電流浴びせようか?」
美琴は心底不思議そうな顔をした。
そして苛立ちを見せた。美琴の行動を邪魔するものは
全て悪であり、排除する対象だ。
上条でさえ、多少の罰を与える必要があると考えていた。
「御坂。おまえは最低だ」
上条がつぶやく。
「…?」
意味が分からず、美琴は首をかしげた。
いっつも当麻と美琴のカップリングばっかりだから
たまには美琴ざまあしてみたいな
たまには美琴ざまあしてみたいな
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