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元スレ美琴「あんたのこと嫌い」 上条「なん……だと…?」
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>>684に感動したwww
お待たせ。それと保守ありがと。本日午後の投下を始めます。
上条ヒッキー編の始まり始まりぃ。>>669から
____________________________________________________
その日から、上条は家に引きこもるようになった。
学校は無断欠席し、鳴り続ける電話がやかましいので
電話線を抜いてしまった。
彼はベッドで踏ん反り返りながら、ドラクエに没頭し続けた。
毎日夜遅くに寝ては昼に起きる生活。
炊事洗濯は一切行わず、全てインデックスに任せている。
以前の正義の味方はどこへ消えたのか、彼にはもう
人としての感情が失われつつあった。
上条ヒッキー編の始まり始まりぃ。>>669から
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その日から、上条は家に引きこもるようになった。
学校は無断欠席し、鳴り続ける電話がやかましいので
電話線を抜いてしまった。
彼はベッドで踏ん反り返りながら、ドラクエに没頭し続けた。
毎日夜遅くに寝ては昼に起きる生活。
炊事洗濯は一切行わず、全てインデックスに任せている。
以前の正義の味方はどこへ消えたのか、彼にはもう
人としての感情が失われつつあった。
よくみたらとんでもない長寿スレになってんな
がんばってくれ
インデックスちゃんかわいいよちゅっちゅ
がんばってくれ
インデックスちゃんかわいいよちゅっちゅ
禁書はキッチンでお茶を淹れ、湯のみを盆に乗せてとことこ歩く。
「とうま、お茶淹れたよ?」
テーブルに二人分の湯のみを置くが、
「……あぁ。サンキュな」
上条の反応は淡白だ。今もDSの画面から目を離さない。
(うう。反応がすごく冷たいんだよ……。
どうしたら機嫌を直してくれるのかな……?)
禁書ちゃんは少し泣きそうになりながらも、
退屈しのぎにテレビをつけた。
ピッ
ちょうどニュースの時間だった。
女性アナウンサーが淡々と読み上げる。
「まずは数日前、学園都市内の高校で開かれたシマウマ裁判の経過について、
一部始終を撮影したビデオの映像が各国に流失した事件についてです。
欧州や中東など各国の首脳陣や人権団体の間で話し合われ、
大きな社会問題に発展しています」
ここで画面が切り替わって、ロシアに移る。
「わたくしは本日、ロシアのサンクトペテルブルクに来ております」
現地の男性キャスターが話す。眼鏡をかけており、知的な印象だ。
「冬宮殿前の広場では、ご覧の通りたくさんの市民が集まっており、
デモ行進をしています。彼らは白井黒子氏のファンで構成されており、
上条氏のあいまいな態度に強い不快感を示しております。
彼らは上条氏に対して、白井氏の名誉を守るため交際するべきだと
主張しており、ロシア警察は、各地で暴動が起きないよう警戒しています」
そして画面がイラクに切り替わる。
現地キャスターがはきはきと話す。
「ご覧下さい。現在、首都バグダードでは、多くの露店や道路などが
爆弾テロの被害にあって混乱しています。イラク内の若い男性らは、
美琴派と黒子派に分かれて対立しており、激しい銃撃戦を展開してます。
その中でも美琴保護戦線を名乗る過激派集団が活発にテロ活動を
行っていて、町は騒然としてます」
インデックスは画面は見ながらお茶を吹いてまった。
「ぶーーーっ! な、何が起きてるの!?
何かの冗談だよね!? 意味わかんないんだよ!?」
次に画面はイタリアに移る。首相のインタビューだ。
「現在、EU各国では上条氏に対する不満が広がっているが、
私はあえて上条氏を支持したいと思う。彼のハーレム願望は、
思春期の男子学生として当然の欲求であり、非難するほどの
ものではないからだ。ちなみに、私は愛人が五人ほどいる」
その次に映し出されたのはドイツだった。
スーツを着た偉そうなおじさんが記者会見をしている。
「先程議会で話し合ったところ、上条氏の性欲の強さは獣並で
あるという考えで一致した。でなければ大規模なハーレムを
作ったことの証明にならないからだ。また、今後の被害予想
についても話し合い、上条氏は次に打ち止め氏を狙う可能性が
高いと判断された」
さらに別のおじさんが映し出される。
ごつい顔で軍服を着ており、軍の司令官のようだ。
「打ち止め氏が至高の幼女であり、保護対象であるのは
ドイツ国民の総意である。もし日本国政府から要請があれば、
軍の主力を出動させる準備がすでに整っている。
また、我々の見解は一方通行氏と共通しており、近日にも
彼をドイツ国防軍司令部に招待し、今後の展開について
くわしく協議したい」
インデックスは、茶を噴いたせいでびしょ濡れになった
テーブルを拭きながらあきれていた。
「何で国際問題にまで発展してるんだよ……?
みんな絶対に頭おかしいんだよ……?」
次に映し出されたのはアメリカだ。
映画監督が記者会見している。
「すでにインターネットなどで報じられているが、私が次に製作するのは
上条氏のドキュメンタリー映画に決定した。彼の波乱万丈な人生は
非常に刺激的であり、かなりの興行収入が見込めると考えている。
特に御坂役は物語の鍵であるので、俳優は慎重に選ぼうと思う」
画面が切り替わってイギリス。
アナウンサーが原稿を読み上げる。
「ここ数日、イギリスのオークションでは上条氏と御坂氏が
公園で接吻した際の写真などが高値で取引されています。
特にその時彼らが座っていた公園のベンチが人気商品となり、
オズウェル,E,スペンサー男爵が、ベンチとしては史上最高価格で落札しました」
ここまで報じたところで、上条は切れた。
「どいつも……こいつも……」
DSをぶん投げて、静かに立ち上がる。
「ふざけやがってえええええええええええええええええええ!!」
吼えるシマウマ。すでにストレスは限界まで達しようとしていた。
無理もない。個人的な女性関係が世界中に公開されているのだ。
上条のプライバシーが存在しないのさすがに酷すぎる。
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおお!!」
叫んでも、どうにもならないのは分かっていた。
だが、こうせずにはいられなかった。
今まで本当に様々な事件に巻き込まれてきたが、
ここまで腹が立ったのは生まれて初めてだった。
「とうま。お願いだから落ち着いて…」
禁書が控えめに言いながら、上条の近くをうろうろするが…
「うるせえ!」
「あっ……」
頬を叩かれてしまった。
「……」
「……」
重い沈黙が訪れる。
「……」
「……ごめんね。とうま」
「…え?」
謝ったのはなぜかインデックス。
彼女は涙を堪えながら話した。
「いっつも私が迷惑かけてから悪いんだよね?
とうまが他所の女の子たちに癒しを求めちゃうのも分かるよ。
でも、これからは私がとうまに尽くしてあげるから…」
インデックスは上条に抱きつき、
「私だけを見て…。私はとうまが何やってたとしても受け入れるよ」
「……!」
上条が感じたのは強烈なデジャブ。
美琴や黒子の時と全く同じパターンだ。
上条はよく考えた後、禁書を押しのけた。
「よしてくれ。俺はもう女の子と仲良くなりたくない」
「……とうま」
「言っておくが、おまえに出て行って欲しいわけじゃないぞ?
これからもこの家に居てくれてかまわない。だが、必要以上に
べたべたするのはもうやめよう」
「……うん。分かった」
肩を落としたインデックスが頷く。
「いっつも私が迷惑かけてから悪いんだよね?
とうまが他所の女の子たちに癒しを求めちゃうのも分かるよ。
でも、これからは私がとうまに尽くしてあげるから…」
インデックスは上条に抱きつき、
「私だけを見て…。私はとうまが何やってたとしても受け入れるよ」
「……!」
上条が感じたのは強烈なデジャブ。
美琴や黒子の時と全く同じパターンだ。
上条はよく考えた後、禁書を押しのけた。
「よしてくれ。俺はもう女の子と仲良くなりたくない」
「……とうま」
「言っておくが、おまえに出て行って欲しいわけじゃないぞ?
これからもこの家に居てくれてかまわない。だが、必要以上に
べたべたするのはもうやめよう」
「……うん。分かった」
肩を落としたインデックスが頷く。
こうして微妙な関係のまま、さらに数日が経過した。
上条は相変わらず学校に行かず、DSをプレイしていた。
その世話焼きがインデックスの仕事である。
清掃は一通りこなせるようになったが、まだ料理までは
万全ではない。ご飯だけを炊くことは出来るので、
あとはスーパーで買った簡単な食材を調理するか、
出来合いの惣菜を購入するなりしていた。
「ポイントカードはお持ちでしょうか?」
スーパーのレジで店員に聞かれる。
「はい……って、あれ? あ、すみません。
家に忘れてきてしまいました」
財布の中を探すが、目的のカードは見つからなかった。
しょんぼりしながら会計を済ませる。
「…」
帰り道を歩いていると、主婦たちの噂話が聞こえてきた。
「まあ、あの子なんでしょ? あのシマウマの男の子ど同居してるのって」
「本当だわ。世界的に有名人になってる女の子よね」
「へぇ。結構可愛い子じゃない。年は小学生くらいかしら?」
「まだ彼と同居してるって噂じゃない。あんな男いい加減諦めればいいのに」
歯に衣着せぬ言い方とはこのことである。
彼女らの勝手な話はインデックスの心を深く傷つけた。
「うぅ…」
禁書は泣きそうになるが、必死で堪える。
今日も大好きな彼が家で待っているからだ。
早足でその場から去ろうとしたが…
「あなたが禁書目録さんね」
腕を組んでいる地位の高そうな女性。
「私は、ジャッジメント・第177支部所属の固法美偉よ。始めまして」
そう言って握手を求めてくる。
眼鏡の奥に知的な瞳を備えている女性だった。
インデックスは緊張しながら手を伸ばした。
「よろしく…」
「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。今日はあなたに話があるだけ」
「話…ですか?」
「ええ。少し話しが長くなるから、喫茶店にでも行きましょうか」
そして場所を移動した。
案内された喫茶店は洒落た雰囲気の店だった。
固法氏は適当に二人分の紅茶を注文した後、話を始めた。
「上条君は一週間ほど学校を無断欠席してるわ。
まあ、あれだけ有名人になってしまっては無理もないわね。
彼に同情する人も実は多いの。今回の報道は彼の
プライバイシーをずたずたにしたのよ」
話し始めると、固法氏は割とフランクな印象だった。
現在、上条氏のハーレム問題について大きな社会問題と
して扱われているが、その件について学校側やアンチスキル
と協議し、ある妥協案を検討したのだという。
「それがこの誓約書よ。これは浮気防止とハーレム撲滅に
同意するための書類なんだけど、上条君がこれに特定の
女性とお付き合いすると誓ってもらうために用意されたの。
署名したら各国語に翻訳して世界に好評するわ」
テーブルの上に乗せた用紙を見せる。
「……」
「…で、この誓約書を上条君に渡してもらえるかしら。今すぐ
決めろといってるわけじゃないわ。彼が立ち直るまで時間は
かかるでしょうけど、いつかは決断してもらうわ」
「……」
禁書は黙って話を聞いていた。その暗い表情を読み取った固法氏は…
「私はね、上条君が誰を選ぼうと興味はないの。それはジャッジメント
のほとんどの人がそう思っているわ。ただこれだけの大騒ぎになって
しまった以上は仕事としてやってるだけ。あなたも巻き込まれちゃって
大変だとたと思うけど、まあがんばって」
固法氏は禁書の肩を優しく叩いた後、踵を返して去っていった。
インデックスは複雑な思いでしばらく考え事した後、
口をつけていなかった紅茶に手を伸ばす。
「冷たい…」
紅茶はもう、すっかり冷めてしまった。
帰宅。
「ただいまなんだよ。とうま」
「……」
念のため一分ほど待ってみたが、やはり上条からの
返事はもらえなかった。
彼は相変わらずDSに没頭していて、禁書を見ようともしない。
(はぁ…)
少し憂鬱になりながも、インデックスはテーブルで
買い物袋を広げる。
今日は料理するのが面倒なので、スーパーで安売りの弁当を二人分買ってきた。
最近の弁当は本当に安いので重宝している。
それを食べる前に、こっそりと固法氏からもらった誓約書に目を通す。
(もし、とうまが私のことを好きになってくれたら、
本当の恋人になれるんだね)
誓約書によると、上条が浮気をした場合は法により罰せられると
書いてある。言い変えれば彼に一途な恋愛を強要させるものだ。
(私はくろこ達よりもずっと長くとうまと過ごしてきたんだよ。
私だってチャンスはあるはず…)
これはチャンスだと思った。
心を閉ざしてしまった彼をなんとかして救ってやればいいのだ。
シマウマ裁判が公になって以来、美琴や黒子らはすっかり現れなくなった。
理由は分からないが、彼女達にも色々と事情があるのかもしれない。
ちなみに、上条は携帯はもちろん、電話線を遮断して玄関にも施錠している
ため、可能な限り外部との接触を遮断している。
少し憂鬱になりながも、インデックスはテーブルで
買い物袋を広げる。
今日は料理するのが面倒なので、スーパーで安売りの弁当を二人分買ってきた。
最近の弁当は本当に安いので重宝している。
それを食べる前に、こっそりと固法氏からもらった誓約書に目を通す。
(もし、とうまが私のことを好きになってくれたら、
本当の恋人になれるんだね)
誓約書によると、上条が浮気をした場合は法により罰せられると
書いてある。言い変えれば彼に一途な恋愛を強要させるものだ。
(私はくろこ達よりもずっと長くとうまと過ごしてきたんだよ。
私だってチャンスはあるはず…)
これはチャンスだと思った。
心を閉ざしてしまった彼をなんとかして救ってやればいいのだ。
シマウマ裁判が公になって以来、美琴や黒子らはすっかり現れなくなった。
理由は分からないが、彼女達にも色々と事情があるのかもしれない。
ちなみに、上条は携帯はもちろん、電話線を遮断して玄関にも施錠している
ため、可能な限り外部との接触を遮断している。
さるだった。
__________________________________
インデックスは密かにガッツポーズした後、
上条攻略作戦に打って出るのだった。
「あー、腹減ったなー」
夜の八時。
今までずっとゲームしていた上条だが、
さすがにお腹がすいたのでお弁当に手を出そうとしていた。
だが……
「あー? 箸がねえじゃん。ったく」
付属してあるはずの割り箸がないので文句を垂れる。
ここで待ったました、と言わんばかりにインデックスが…
「とうまぁ。今日は私が食べさせてあげるんだよ!」
にっこり笑顔で割り箸を持つ禁書ちゃん。
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インデックスは密かにガッツポーズした後、
上条攻略作戦に打って出るのだった。
「あー、腹減ったなー」
夜の八時。
今までずっとゲームしていた上条だが、
さすがにお腹がすいたのでお弁当に手を出そうとしていた。
だが……
「あー? 箸がねえじゃん。ったく」
付属してあるはずの割り箸がないので文句を垂れる。
ここで待ったました、と言わんばかりにインデックスが…
「とうまぁ。今日は私が食べさせてあげるんだよ!」
にっこり笑顔で割り箸を持つ禁書ちゃん。
一方の上条は氷のように冷たい表情でこう言った。
「おい。やめろ」
「え?」
「そういうの、もうやめろって言ってんだよ」
「え……えっと……」
禁書はあたふたしたが、彼に物凄い顔で睨まれていた。
「俺は女の子と必要以上に仲良くしないって言ったろ?
もう懲り懲りなんだよ! いいから割り箸貸せよ」
「はい。ごめんなさい。怒らせるようなことして…」
「……」
禁書が申し訳なさそうな顔で謝った後、上条は特に
気にした様子もなく無言で食べ続けた。
インデックスは暇になったので、テレビをつけてみた。
内容はまたしてもニュース番組だ。
美人アナウンサーが原稿を読み上げる。
「今回のシマウマ裁判の結果から、常磐台中学では学生の
品格を守るため、不必要に異性と恋愛をしないよう
校則が一新されました。女子寮の寮監の話によると、
寮生のみ原則として男女交際は禁止させるとして、
今後も厳しく生徒を指導していく考えを表明しました。
禁書が呆けながら感想を述べる。
「へえ。くろこ達も苦労してるんだね…。
だから最近姿を見なかったんだ…」
画面は切り替わって国際ニュースだ。
なんと、ドイツ国防軍司令官と握手している一方通行の姿があった。
「今回の裁判で弁護役を勤めた一方通行氏は、日本時間の本日夕方、
訪独先のベルリンで国防軍・最高司令官のマンシュタイン氏と
会談しました。会談では、打ち止め氏の写真集や音声データなど
と引き換えに最新の軍事技術の提供が検討され、両氏は打ち止め氏を
保護する立場上、必要不可欠の措置だということで意見が一致しました」
ここで一方通行がインタビューに答える。
「この取引が成立すれば、日本国にとって多くの利益を
生むことになるだろう。また、幼女を守りたいという気持ちに
国境は関係ないということを改めて認識させられた。
打ち止めが、日本とドイツを結ぶ架け橋になることを期待している」
アナウンサーが続ける。
「次に芸能ニュースです。米国で製作中のドキュメンタリー映画、
『SHIMAUMA』について、
米国人監督のスティーブン・リンチ氏の記者会見の映像です」
リンチ氏が画面上に現れる。
「製作にかける費用は膨大なものになる。特に女子生徒役の俳優
に間しては世界中から応募が殺到しているため、かつてないほどの
クオリティーが期待できる。ロケ地は米国内で行う予定で、
学園都市を模倣した町を建設している」
ここで上条が切れる。
「えええい! 今すぐテレビを消しやがれえええええええええええ!!」
「は、はい! ごめんなさい!」
禁書が急いでテレビを消す。
「この取引が成立すれば、日本国にとって多くの利益を
生むことになるだろう。また、幼女を守りたいという気持ちに
国境は関係ないということを改めて認識させられた。
打ち止めが、日本とドイツを結ぶ架け橋になることを期待している」
アナウンサーが続ける。
「次に芸能ニュースです。米国で製作中のドキュメンタリー映画、
『SHIMAUMA』について、
米国人監督のスティーブン・リンチ氏の記者会見の映像です」
リンチ氏が画面上に現れる。
「製作にかける費用は膨大なものになる。特に女子生徒役の俳優
に間しては世界中から応募が殺到しているため、かつてないほどの
クオリティーが期待できる。ロケ地は米国内で行う予定で、
学園都市を模倣した町を建設している」
ここで上条が切れる。
「えええい! 今すぐテレビを消しやがれえええええええええええ!!」
「は、はい! ごめんなさい!」
禁書が急いでテレビを消す。
「ったく、どいつもこいつも俺をバカにしやがって…」
上条はベッドに横になり、すぐに寝てしまった。
「…」
禁書は密かに作戦を立てることにした。
今のニュースのせいで上条が腹を立ててしまったが、
黒子達が動けない状態である以上、チャンスに変わりはない。
それから毎日、禁書は上条に近づいてみた。
ある日。
あぐらをかいてDSをプレイしている彼の背後に忍び寄り、
さりげなく抱きついて密着してみるが、
「邪魔。どけ」
と淡白に言われて撃退された。
別の日の夜。
禁書はパジャマ姿で枕を抱きしめて涙目になりながら、
「とうまぁ。今日は寂しいから一緒に寝てほしいんだよ?」
と言っても…
「うっせ。一人で寝ろ、ボケ」
あえなく撃沈する。
その次の日。
湯上りで一枚のタオルを身に纏った禁書が、
「おーっと、足が滑っちゃったぁ!」
わざとらしく言って上条に抱きつこうとするが…
「危ねえな」
軽く回避され、床に顔を打ち付けてしまった。
(うぅ……痛いんだよ。どうすればとうまに振り向いてもらえるの?)
インデックスは涙目になりながらも諦めてはいなかった。
禁書はパジャマ姿で枕を抱きしめて涙目になりながら、
「とうまぁ。今日は寂しいから一緒に寝てほしいんだよ?」
と言っても…
「うっせ。一人で寝ろ、ボケ」
あえなく撃沈する。
その次の日。
湯上りで一枚のタオルを身に纏った禁書が、
「おーっと、足が滑っちゃったぁ!」
わざとらしく言って上条に抱きつこうとするが…
「危ねえな」
軽く回避され、床に顔を打ち付けてしまった。
(うぅ……痛いんだよ。どうすればとうまに振り向いてもらえるの?)
インデックスは涙目になりながらも諦めてはいなかった。
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