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    元スレ唯「ハンター試験?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - けいおん! + - なか + - キルア + - ハンター + - ハンター試験 + - 唯「琴 + - 阿良々木 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    751 = 702 :

    (でもホントは違うんだ・・・)

    (疎ましかった訳でも、憎かった訳でもない)

    (認めたくなかっただけなんだ・・・)

    (ホントは・・・うらやましかっただけなんだ)

    (唯に憧れてる自分に・・・気づかないふりをしてただけなんだ)

    (私・・・ホントは・・・)

    (唯と一緒にいられるだけで嬉しかったんだ・・・楽しかったんだ)

    (唯の事が・・・大好きなんだ!!)

    「唯ー!頑張れー!!」

    753 = 702 :

    唯の額からはナイフの切っ先によって血が流れてきていた

    「―――」ジリッ

    紬が割って入ろうとしたのを無言で止めたのは律だった

    「―――」

    律はかすかに笑っていた

    「唯先輩・・・」

    「唯ー!」

    「・・・」

    「・・・」

    754 = 702 :

    唯はまっすぐ憂を見つめていた
    憂の方が唯の眼を見て動揺させられていたのだ

    「何で・・・」

    「たった一言だよ・・・?」

    「ハンターになんかならなくてもいいじゃない・・・」

    「お姉ちゃんには私がいるじゃない・・・」

    「ご飯だって作るし、アイスも買ってあげる・・・」

    「危ない目にあったら私が助けてあげる・・・」

    「私が一生守ってあげるのに・・・」

    「・・・」

    756 = 702 :

    「命よりも意地が大事だっていうの!?」

    「そんなことで死んで本当に満足なの!?」

    「・・・」

    「答えてよ!!」

    憂が動揺するほどに唯は落ち着いて憂を見つめた

    「みんなと・・・一緒にいたいんだ」

    757 = 702 :

    「みんなと・・・ずっと一緒に笑っていたい」

    「みんなと並んで歩きたい」

    「いつか離れても、ずっとずっと繋がっていたい」

    「それに・・・」

    「憂とも、ずっと一緒にいたい」

    「・・・私は、ダメなお姉ちゃんだよ」

    「なんでも憂にやってもらって・・・頼ってばっかりで」

    「憂の方がお姉ちゃんみたいで・・・」

    「憂はずっと私の前を歩いてた」

    758 = 702 :

    「でも・・・私は変わらなきゃいけない」

    「みんなと並んで歩くため・・・」

    「憂と並んで歩くため」

    「いつまでも一緒にいられるって信じるため」

    「でも」

    「もし私がここであきらめたら」

    「一生心の底からみんなと笑いあえない気がする」

    「だから」

    「退かない」

    759 :

    今原作読んできた

    760 :

    これけいおんキャラでやる意味まったくねーな

    761 = 702 :

    「退かなきゃ・・・」

    「死ぬんだよ・・・?」

    「それでも」

    「退かない」

    (理屈じゃ・・・ないんだね・・・)

    「なら仕方ないか・・・」

    「お姉ちゃん・・・」

    「バイバイ」

    ヒュッ・・・

    762 = 752 :

    えっ!

    763 :

    これでこそ憂選手

    764 = 702 :

    「・・・」

    「まいったよ」

    「私の負け」

    「えっ・・・」

    「私にはお姉ちゃんを殺せない」

    「まいったと言わせる方法も思い浮かばない」

    「お姉ちゃんの勝ちだよ」

    「・・・」

    「そんなのダメだよ!!」

    「・・・」ピクッ

    766 = 702 :

    「ずるいよ!ちゃんと勝負しよう!」

    「・・・」

    「どうやって勝負するか決めよう!」

    「お姉ちゃん・・・」

    「私はもう負ける気でいるけど、もう一度勝つつもりで真剣勝負・・・そのうえでお姉ちゃんが気持ちよく勝てるような勝負方々を考えて勝負するの?」

    「うん!」

    「お姉ちゃん」ニコッ

    「?えへへ・・・」ニコッ

    「お姉ちゃんのバカー!!!」

    どこーーーーーん

    憂の渾身の一撃で唯は気絶した

    「う~ん」ピヨピヨ

    767 :

    憂かわいいい

    768 :

    今来た
    読むのだるいから、これまでの流れを15行でたのむ!

    769 = 760 :

    ハンタ読んだことあるなら見る必要なし

    770 = 702 :

    「私の負けです」

    ネテロ「うむ」

    「・・・ふう」

    「う、憂・・・」

    「みなさん・・・」

    「ごめんなさい!」

    「えっ」

    「私・・・どうかしてました・・・みなさんにもお姉ちゃんにも何て謝ったらいいか・・・」

    「気にすんなよ憂ちゃん、過ぎたことはもういいんだ」

    「ああ、唯も無事合格出来たし良かったよ」

    「・・・ありがとうございます、本当にごめんなさい」

    「唯先輩は・・・救護室に運ばれていくみたいですね」

    771 = 702 :


    「―――!」

    「・・・ベッドの上?」

    サトツ「おや、目覚めましたか」

    「ここは・・・」

    サトツ「最終試験会場ホテルの控室です」

    (そっか、ハンター試験の最中だったんだ)

    サトツ「腕はすぐくっつきますよ」

    (腕折られたんだった)

    サトツ「非常にきれいに折ってくれてます、むしろ完治後には丈夫になるくらいのもんです」

    (憂・・・)

    772 = 768 :

    >>769
    把握した
    しかしけいおんSS多いな
    昔はハルヒとかドクオ、ブーンが主人公だったけど
    人気キャラ使えば誰でも寄ってくるから、便利だよなぁ

    773 :

    つーかほとんど原作じゃん

    774 = 702 :

    サトツ「なにはともあれ、合格おめでとうございます」

    「サトツさん・・・私・・・」

    サトツ「ダメです」

    「・・・」

    サトツ「不合格者が何を言っても合格できないのと同じく、合格した者を不合格にすることもできません」

    サトツ「あとは君の気構え次第ですよ」

    サトツ「自分にプロの資格がないと判断したらライセンスカードを処分するのも封印するのも自由です」

    サトツ「売却するのもいいでしょう、どうせ他人には使用不可能です」

    サトツ「それでも大金で買いたがるモノ好きは大勢いますからね」

    サトツ「ただし一度合格した者が再び試験を受けることはできませんがね」

    775 = 702 :

    サトツ「先人たちの偉業の甲斐もありプロのハンターはかなり優遇されています」

    サトツ「それゆえに悪用のみを考えて試験を受けに来る輩も後を絶ちません」

    サトツ「そんな連中さえいなければ、本当は全員を合格にしたってかまわないのですよ」

    サトツは唯のハンター証を机の引き出しから取り出した

    サトツ「ほとんどのプロハンターにとってこのカードは」

    サトツ「命よりも大切なものであると同時に、意味のないガラクタでもあるのです」

    サトツ「大事なのはハンターになってから何を成したか、ですよ」

    776 = 702 :

    サトツ「唯ちゃん」

    サトツ「このカードを使う時期は自分で決めればいい、君ならそれができるでしょう」

    「うん」

    「これまでいろんな人に助けてもらって、いっぱい借りも作ったしね」

    「それを全部返してから使うことにするよ」

    サトツ「ええ、あらためて合格おめでとうございます」

    「ありがとう!」

    「あ、他の人はどうなったの?まだ試験中でしょ?」

    サトツ「いえ、もう試験は終了しました」

    「!」

    777 :

    なん…だと…?

    778 = 726 :

    殺っちゃった・・・のか?

    780 = 702 :

    「ホントに!?」

    サトツ「ええ、君はほぼ丸一日寝てたんですよ」

    サトツ「他の合格者は簡単な講習を受けています、後で君にも受けてもらいますが」

    「うん、でもそれより・・・」

    「誰が・・・落ちたの?」

    サトツ「それは―――」

    ―――――――――
    ――――――
    ―――

    781 = 702 :

    キルア「・・・」

    「みなさん、ほんとにお騒がせしました」

    「いいってホントに」

    「ああ、それより次・・・」チラッ

    「・・・」チラッ

    「・・・」

    「ねえ憂、どうして降参したの?」

    「え?」

    「私あのまま憂が唯先輩を殺しちゃうんじゃないかって思って・・・」

    「うん・・・」

    782 = 777 :

    ざわ…ざわ…

    783 = 702 :

    「正直私も殺そうと思ってた、殺して私も死ぬつもりだった」

    「どんな人でも痛めつけられた相手を見る目には負の光が宿るものだよ」

    「目に映る憎しみや恨みの光ってのはなかなか消せるものじゃないと思うの」

    「でもお姉ちゃんの目にはそれがなかった」

    「信じられる?腕を折られた直後だよ」

    「お姉ちゃんの目はもうそのこと忘れてたの」

    「・・・」

    「私の完敗だよ、お姉ちゃんの事全然分かってなかった」

    「お姉ちゃんならハンターになってもきっと大丈夫・・・そう思ったの」

    ―――
    ――――――
    ―――――――――

    784 = 702 :

    「キルアくんが・・・?嘘・・・」

    サトツ「反則による失格です」

    「反則・・・まさか」

    サトツ「相手を死にいたらしめました」

    「!」

    サトツ「一瞬のことでした、開始の合図と同時」

    サトツ「意図的に失格したものと思われます」

    「私が寝てる間に一体何があったの?」

    サトツ「順を追って話しましょう」

    サトツ「まず第2試合は―――」

    ―――――――――
    ――――――
    ―――

    785 :

    しえん

    786 = 702 :

    第2試合
    澪対律

    「律・・・」

    「・・・」

    (どうしてこうも私達同士が戦う事に・・・)

    (澪先輩・・・律先輩・・・)

    (どうなっちゃうの・・・)

    「・・・勝負だな」

    「・・・ああ」

    (殴り合い・・・?そんな訳ないか)

    (どうやって戦うのかしら)

    ネテロ「始め!」

    787 = 765 :

    紫煙

    788 = 702 :

    「ふっ!」ドコッ

    「うりゃ!」バキッ

    ドコッ!バキッ!ドズッ!ガスッ!

    「殴り合い!?」

    「二人とも本気・・・!」

    「こんなのって・・・」

    ドコ!バキ!ズカ!グシャ!

    「これも見るに堪えません!」

    (本気で殴り合ってる・・・あの二人が・・・)

    789 = 702 :

    (さっきの唯の試合が始まる前・・・)

    (第2試合が私達の対戦だって分かった時・・・)

    (こうやって戦うって決めたんだ・・・!)

    (まさか澪の方から殴り合いで戦おうなんて言われるとは思わなかったぜ・・・)

    「うわああああ!!」ドカ

    「あああああああ!!」ドコ

    (律・・・)

    「おりゃ!!」ドンッ

    「くっ!」

    ドサッ

    律の攻撃に耐えられなくなった澪は床に倒れた

    「どうした・・・?もう終わりか?」

    790 = 702 :

    「くそっ・・・」

    (殴り合いのケンカなんて・・・一生しないと思ってた)

    (まして律となんて・・・)

    「まだまだ・・・」グググッ

    「いくぞ!!」ダダッ

    (今・・・律と初めて向かい合ってる気がする)

    (律ってこんな顔するんだ・・・)

    (澪を殴る日が来るなんて思わなかったぜ・・・)

    (こいつも大きくなったもんだなあ・・・)

    (昔は・・・)

    (昔は・・・)

    792 = 702 :

    へ~澪ちゃんって左利きなんだ!

    澪ちゃんの髪きれいだね~!

    澪ちゃん!

    (律が・・・いつも話しかけてくれたんだ・・・)

    (作文を全校集会で読むときも・・・律が助けてくれた・・・)

    作文読みたくないの?

    だって恥ずかしいもん・・・

    恥ずかしくないよすごいよー!

    ぜ、全然すごくないよ!

    わたしだったらみんなに自慢するな~・・・

    793 = 734 :

    この時がポックルさんの一番輝く時

    794 = 702 :

    だったらりっちゃんが賞もらえばよかったのに!みんなの前で読むのやだよぉ!!

    ・・・澪ちゃん!今から家においでよ!練習しよう!

    ええっ!?

    でも・・・

    いいからいいから!!

    (あの時は・・・嬉しかったなあ・・・)

    パイナップルのマネ~

    全然似てないよ~

    ・・・えへへ

    (そうやってりっちゃんと仲良くなったんだっけ・・・)

    澪ちゃん!

    りっちゃん!

    795 :

    りっぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!

    796 = 785 :

    律は乱暴そうだけど澪の方が殴り合い強そうなイメージ
    いつも律のこと殴ってるし

    797 = 702 :


    「律・・・」

    「・・・なんだ?」

    「私・・・いっつも律に・・・りっちゃんに助けてもらってた」

    「澪・・・」

    「大きくなって・・・りっちゃんといつも一緒にいるようになった」

    「嬉しかった・・・」

    「さっき唯が言ってた事・・・私も分かるんだ」

    「対等なつもりだったけど・・・りっちゃんはいつでも私のヒーローだった」

    「ずっと私は・・・りっちゃんの背中を見て来た・・・」

    「そろそろ・・・並んで歩きたい・・・りっちゃんの顔・・・見たいよ」

    798 = 702 :

    「だから勝つんだ!りっちゃんに勝って!私はりっちゃんと一緒に歩く!!」

    「澪・・・ちゃん」

    「これで終わりにしてあげるよ!」

    「・・・」ニッ

    「りっちゃん!」

    「・・・澪ちゃん!」

    バキッ!!


    「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

    「ぐっ・・・」ドサ

    (澪ちゃん・・・)

    799 = 702 :

    (バカだなぁ澪ちゃんは・・・)

    (並んで歩きたいって・・・)

    (あたしは・・・初めて会ったあの時からずーっと)

    (並んで歩いてたつもりだったのに・・・)

    (助けられてたのはあたしの方だよ・・・)

    (澪ちゃんは・・・いつも隣にいてくれたんだから・・・)

    「澪のバーカ・・・」

    800 :

    こんなのでちょい泣きしてる俺の感性が心配になる


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