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    元スレ唯「ハンター試験?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - けいおん! + - なか + - キルア + - ハンター + - ハンター試験 + - 唯「琴 + - 阿良々木 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    702 :

    保守してくれた人ありがとう
    最終試験開始です

    残り300あれば多分終わります

    704 = 702 :

    4次試験終了から3日後

    ネテロ「さて諸君ゆっくり休めたかな?」

    ネテロ「ここは委員会が経営するホテルじゃが、決勝が終了するまで君達の貸し切りとなっておる」

    ネテロ「最終試験は1対1のトーナメント形式で行う」

    ネテロ「その組合せは・・・こうじゃ」

    そう言うとネテロはホワイトボードにかかっていた布を取った

    「!」

    「!」

    「!」

    706 = 702 :

    「・・・」

    ネテロ「さて最終試験のクリア条件だが、いたって明確」

    ネテロ「たった1勝で合格である!」

    「ってことは」

    ネテロ「つまりこのトーナメントは勝った者が次々ぬけていき、負けた者が上に登っていくシステム!」

    ネテロ「この表の頂点は不合格を意味するわけだ、もうおわかりかな?」

    「要するに不合格はたった一人ってことですか」

    ネテロ「さよう」

    707 = 702 :

    ネテロ「戦い方も単純明快」

    ネテロ「武器OK、反則なし」

    ネテロ「相手に「まいった」と言わせれば勝ち!」

    ネテロ「ただし、相手を死にいたらしめてしまった者は即失格!」

    ネテロ「その時点で残りの者が合格、試験は終了じゃ。よいな」

    ネテロ「それでは最終試験を開始する!!」

    708 = 702 :

    第1試合
    唯対アイ

    「唯ちゃん頑張って!」

    「うん!」

    (相手はアイさんか・・・ヒソカさんと同じくらい気になってたけど・・・)

    (いきなり戦えるなんてね、これで正体が分かるかも・・・)

    アイ「・・・」

    (アイ・・・最初の船から一緒だったけど、一体どんな人なのかしら・・・)

    アイ「・・・久しぶり、お姉ちゃん」

    「え・・・?」

    709 = 702 :

    アイ「私だよ、憂だよ」

    アイはそう言うと全身を覆っていたマントを脱ぎすてた

    「お姉ちゃん」

    「う・・・憂!?憂なの!?」

    「そうだよ」

    「ええ!?えええ!?」

    「何で!?どうやって!?一体どうなってるの!?」

    「ふふふ、お姉ちゃんってば」

    711 :

    この対戦カードかw

    712 = 702 :

    「最初の船の時からずっと憂がアイさんだったの!?」

    「そうだよ」

    「それなら教えてくれればよかったのに・・・」

    「ごめんねお姉ちゃん」

    「どうやって最終試験まで・・・って憂なら楽勝だよね、ハンター試験くらい」

    「そんなことないよ、お姉ちゃんが心配で大変だったんだから」

    「そんな~」

    「ふふふ」

    713 = 702 :

    「ねえ憂、あのさ」

    「あの、会長さん」

    ネテロ「何かね」

    「・・・」

    「勝つ条件は「まいった」と言わせるしかないんですよね?」

    「気絶してもカウントはとらないしTKOもなし」

    ネテロ「うむ、それだけじゃ」

    「・・・分かりました」

    「・・・」

    「・・・」

    714 = 702 :

    (憂・・・なんか変)

    (はっ!よく考えたらこれから憂と戦うのか!)

    (え~・・・ムギちゃんと戦ったばっかりなのに・・・)

    (・・・ううん、本気で戦うのが今の私に出来ることなんだよね)

    (それが憂の、そして私の為なんだ)

    (それに・・・これはきっと憂と戦う最初で最後のチャンス)

    (今、すっごくわくわくしてる!)

    「・・・」

    (きっと私より全然強いんだろうけど、体力とスピードなら負けないよ!)

    (速さでかきまわして勝機をみつける!)

    ネテロ「それでは」

    ネテロ「始め!!」

    715 = 702 :

    「お姉ちゃん」

    「えっ」ビクッ

    「私、お姉ちゃんに言いたいことがあるの」

    「何?」

    「ハンター試験、諦めて」

    「ええっ!?」

    「お姉ちゃんにはハンターなんて無理だよ」

    「う・・・憂?何言ってるの・・・?」

    「お姉ちゃんはハンターになんてならなくてもいいって言ってるの」

    716 = 702 :

    「憂・・・おかしいよそんなの」

    「お姉ちゃんがハンターになる事の方がおかしいよ」

    「憂・・・」

    「いいから諦めて、さあ今すぐ家に帰ろう」

    「お互いに平行線みたいだね・・・私は憂と戦うって決めたの!」

    「憂が来ないならこっちから行くよ!!」

    ダッ!!

    唯はダッシュで憂との距離をとりスピードでかく乱する作戦に出た

    「・・・」

    717 = 692 :

    さるよけしえ

    718 = 702 :

    スッ

    ダッシュで離した距離を憂は一瞬で詰め、唯の目の前まで移動した

    「!!」

    「スピードに自信があったんだね、確かにすごいけど」

    「遅すぎるよお姉ちゃん」

    ドコ!!

    憂の手刀が唯を捕らえた

    「残念だけど・・・」

    「―――!」

    ドサッ・・・

    719 = 702 :

    「・・・!」

    「唯!」

    「大丈夫か!?」

    「憂・・・なんか怖いよ・・・」

    ヒソカ「・・・」

    「さて普通の決闘ならこれで勝負アリだけど・・・」

    「ほら目覚ましてお姉ちゃん」グイッ

    「・・・う」

    720 = 702 :

    グラグラ・・・

    「・・・!!」

    「気分はどう?脳みそがグルングルン揺れるように打ったんだけど」

    「わかったでしょ?早く諦めて帰ろう」

    「いや!」

    パシン!

    ぐるんっ

    「・・・!!」

    「げほっ!」

    「何で分かんないかなぁ・・・」

    「うえっ!げほっ!」ビチャビチャ

    721 = 696 :

    ハンゾーポジかw

    722 :

    今起きた

    724 = 702 :

    「ほら早く」

    「~~~~!」

    「絶対いや!!」

    ズドッ!!

    「ぐぅっ!」

    「うげっ!」ビチャッ

    「・・・!」

    「唯!無理はよせ!次があるんだ、ここは・・・!」

    「澪!」

    725 = 702 :

    「お前が唯の立場ならまいったって言えるか?」

    「死んでも言わない!なんか憂ちゃんおかしいよ!わかってるけど言うしかないだろ!」

    「矛盾だらけだけど気持ちはよく分かる」

    (憂ちゃんは今おかしい)

    (ここは退け唯!自滅するぞ!!)

    メンチ「全く・・・会長の性格の悪さときたら私達の比じゃないわよ」

    メンチ「気軽にまいったなんて言える奴がここまで残れる訳ないじゃないの」

    メンチ「一風変わったどころかとんでもない決闘システムだわ・・・!」

    メンチ「あの娘やばいわよ」

    726 :

    メンチカツ買ってこよう

    727 :

    リオレオさんの声で再生余裕ですた

    728 = 702 :

    3時間後

    唯はもうまともに立つことも出来なくなっていた

    「・・・」

    「・・・」

    「3時間・・・経った・・・」

    「もう吐くモノも無くなってるぜ・・・」

    「起きてお姉ちゃん」

    「う・・・」グラグラ

    「いい加減にして憂!!何でそこまで・・・!!」

    「うるさいなあ、見るに堪えないなら消えたら?これからもっと酷くなるよ」

    729 = 681 :

    捕手

    731 = 702 :

    「憂ちゃん!もうやめて!」

    「・・・」

    「・・・私が代わりに相手してやる!」ダダッ

    役員「1対1の勝負に他者は入れません」

    役員「仮にこの状況であなたが手を出せば失格になるのは唯選手ですよ」

    「・・・!!」

    「大丈夫だよりっちゃん・・・」

    「!」

    「こんなの全然平気・・・まだまだ・・・やれる」

    「・・・!」

    733 = 702 :

    ドゴッ

    「う・・・」

    グイッ

    「!」

    「腕を折る」

    「・・・」

    「・・・本気だよ、諦めて!!」

    「・・・・・・」

    「い・・・」

    「いやだ!!」

    ボキッ!

    734 :

    原作を読み返してる気分だわ

    736 = 722 :

    つーかここで唯を負かすと、唯は2回戦に進むことになるわけだが、2回戦以降の相手が唯を殺しに来る可能性とか考えてないの?
    今すぐ家に帰ろうとか言ってるが、それならむしろ勝たした方がいいのでは?

    737 = 702 :

    「!!・・・・・・ッ」

    「・・・」

    「・・・」

    「マジで折りやがった・・・」

    「あ・・・ッ・・・!!」ブルブル

    「さあ、これで左腕は使い物にならない」

    「つまりこの後の戦いも当然勝てない、ハンター試験はおしまいだねお姉ちゃん」

    「――――ッ」ブルブル

    738 = 702 :

    「・・・ッ」ギリギリ

    「ムギ、止めんなよ」

    「・・・」

    「いくら憂ちゃんでもこれ以上何かしたら」

    「唯にゃ悪いが抑え切れねェ」ギリギリ

    「止める?」

    「―――私が?」

    「大丈夫、おそらくそれはないわ」ピリピリ

    「お姉ちゃん」

    739 = 734 :

    憂さん厨二病なのかな

    740 = 702 :

    「私無理な事言ってるかな?ただ諦めてくれればいいだけなのに」

    「早く諦めてくれたらこんな事にならなかったんだよ?」

    「ホントお姉ちゃんったら、心配かけさせないでよね~」

    「ふふふ」

    「・・・」

    「ハァ・・・ハァ・・・」

    741 = 702 :

    グググッ・・・

    「唯!もう立つな!」

    「・・・!!」ズキッ

    「・・・痛みと憂のおしゃべりで頭は少し回復してきたよ」

    「唯・・・」

    「腕が折れても、私はまいったって言わないよ・・・憂」

    「ふぅ・・・わかってないみたいだねお姉ちゃん」

    「私は忠告してるんじゃない、命令してるの」

    「命令されても聞かないもんね」

    「お姉ちゃん・・・」

    742 = 685 :

    憂メンヘラくせー

    743 = 702 :

    「お姉ちゃんは何も分かってない」

    「・・・お姉ちゃん、このハンター試験どうだった?」

    「・・・」

    「簡単だった?危ない場面は一つも無かった?」

    「・・・」

    「自分ひとりの力で勝ち残れた?死にそうにならなかった?」

    「・・・」

    「今もそうだよ、私みたいな普通の人間にすら太刀打ちできないよね?」

    「・・・」

    「でしょ?お姉ちゃんはこの程度の試験も満足にクリア出来ないんでしょ?」

    744 :

    普通ちゃうやんw

    746 = 702 :

    「これは試験だからまだいいよ」

    「相応の安全は保障されてるし、命の駆け引きもなかったから」

    「でもこれが本番、つまりハンターになってリアルな世界での出来事だったらどう?」

    「お姉ちゃんは間違いなく死んでるよね」

    「・・・」

    「試験でこれじゃ本番なんて絶対無理」

    「仮にハンターになってもすぐ死ぬか誰かに殺される」

    「勝手に死ぬならまだいいよ・・・よくないけど」

    「でも誰かに殺されたらって考えると・・・私には我慢できない」

    「だから・・・」

    「誰かに殺されるくらいなら・・・」

    「私が殺す、今ここで」

    747 = 696 :

    普通だと……?

    748 = 702 :

    「どうせ死ぬなら私が殺してあげるよ・・・せめて楽に・・・ね」

    憂は懐からナイフを取り出し、唯の額に当てた

    「・・・」

    「最後のお願い、諦めて家に帰ろうよ」

    「・・・・・・」

    「・・・やっぱりお姉ちゃんは何も分かってない」

    「死んだらハンターも何もないんだよ・・・?」

    「私はお姉ちゃんを殺しても来年また受験すればハンターになれるけど」

    「お姉ちゃんは死んだらもう何もかも終わりなんだよ」

    「私とお姉ちゃんは対等じゃないの!!」

    750 = 702 :

    (唯・・・)

    (私は・・・お前が疎ましかった・・・)

    (いつも明るくて楽しくてみんなの中心で・・・)

    (私には無いものをいくつも持ってる・・・)

    (最初はHTTの歌も私が作詞して歌ってたのに・・・)

    (いつのまにか唯が作詞して歌って・・・みんなに認められて)

    (ハンター試験でも学校とは全然違う顔を見せて)

    (活躍して・・・差を見せつけられて・・・どんどん離されていった・・・)

    (悔しかった・・・)


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