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    元スレ唯「ぎゃるげ!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 飲尿 + - けいおん! + - とある魔術 + - みなみけ + - もんはん + - ギャルゲー + - ハッピーエンド + - ハルヒ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 176 :

    よいよい

    202 = 108 :

    「~~~~~ッ!」

    私が床をのたうち回っている隣で、唯はぬいぐるみを大事そうに抱きかかえている。

    「ひどいよりっちゃん……ひどすぎるよ……」

    唯はポロポロと涙を溢しながら私に非難の言葉を浴びせる。
    が、私にその言葉が届くことはなかった。
    だって頭痛いんだもん。

    数分後、若干痛みから解放された私は唯の方を向いた。
    唯は未だにぬいぐるみを抱えたまま泣いている。

    204 = 108 :

    「いたた……」

    「りっちゃん……もう絶交する……」

    絶好という単語を聞いたのは小学生以来である。
    それはともかく、私は悟ったような口ぶりで唯に語りかけた。

    「なあ、唯。どうして憂ちゃんがこのぬいぐるみを自分で直さなかったか考えたことあるか?」

    「え……考えたことないよ、そんなこと」

    「そのぬいぐるみは唯が憂ちゃんに初めて自腹で買ったプレゼントなんだろ?
      だったら憂ちゃんにとってそれは唯の分身みたいなもんだ。
      まあ、これほど大事に持ち続けてたんだからそれはわかるな?」

    「う、うん……」

    205 = 108 :

    「それと壊れても修理しなかったこと。
      きっと憂ちゃんは唯に直してもらいたかったんじゃないかな」

    「へ? どうして?」

    「んー、わからん! 直感だ! 私にも弟がいるからさ、何となーく憂ちゃんの気持ちもわかるような気がするんだ」

    「えー……」

    疑いの目を向ける唯。
    激しく心外である。

    「ほ、本当だって! ほれほれ、縫い方教えてやるから自分でやれ!」

    「わかったよぅ」

    唯は渋々といった感じで針と糸を持った。
    絶好はどうなったんだか、まったく。

    206 = 121 :

    なんとなくで切り刻んだのかよ
    マジキチじゃん
    作者ちゃんと考えろやボケ

    208 :

    かきふらいに言ってどうすんだお前wwwwwwwwwww

    210 :

    このまえかきふらい食べたら吐きそうになった

    211 :

    ああ

    212 :

    お前にしては予想以上の伸びだね

    213 = 126 :

    >やべえなんかノッてきた!
    じゃねーよww
    そこまで切り裂く意味ねーだろww

    214 = 164 :

    (まあ心情的には3なんだけど……現実世界に戻る可能性は少しでも残しておきたいしな)

    この律は割と性格悪いw

    215 = 181 :

    >落ち着け私、カムバック私(笑)。


    やっぱりこいつら仲悪いwwwww

    216 = 211 :

    せやな

    219 = 108 :

    遅くなってすまねー

    >>212
    なぜ特定できるwww

    220 = 113 :

    チッ待たせやがって!!

    221 = 108 :

    一通り祭り縫いや、玉結びなどを教える。
    こんなことも知らずに、昨日はどうやって直そうとしていたのだろう。

    「ちょっとトイレ」

    「んー」

    チクチクとぬいぐるみを縫いながら唯は答えた。

    「頑張れ、唯」

    「今集中してるから話しかけないで」

    「へいへい」

    私は立ち上がると同時に、床に転がってあった唯の携帯電話を拾って部屋を出た。
    階段を下りながら唯の携帯を開く。
    若干、良心が痛んだ。……いやマジで。

    222 = 108 :

    アドレスボタンを押す。
    番号検索、000……はは、やっぱりな。

    私は000番の人物に電話をかけた。

    prrr

    『もしもし? お姉ちゃん?』

    「あ、ごめん、私。えーっと、田井中律だけど」

    『律さん? うーん、てっきり和ちゃ……和さんの所に行くかと思ったけど。
      ちょっと予想外でした』

    その口ぶり、大体の唯の動きは掴んでいたようだな。
    さすがはできた妹だ。

    「良かったら憂ちゃんの口から聞かせてくれないか? 事の真相を」

    223 = 108 :

    『はい、いいですよ』

    アレ? やけにさっさり系?

    『ていうか、別に真相とかそんな大仰なものでもないですよ』

    ふふ、っと可愛い声で電話越しに笑う。
    はあ、いいなあ唯。私もこんな風に可愛くて素直な妹が欲しいなあ。
    っと、今はそんな話しじゃない。

    「あのぬいぐるみを自分で修理しなかったのは、唯に直してもらいたかったんじゃなかと予想したんだけど」

    『んー、おしいですね』

    「違うの? むう、他に理由が思いつかない」

    224 = 192 :

    いーよいーよ

    225 = 108 :

    『本当のことを言っちゃうと、ぬいぐるみが壊れたことはどうでもいいんです』

    「え? そうなの?」

    『あ、もちろんお姉ちゃんが私にプレゼントしたことを忘れたり、ぬいぐるみが壊れた瞬間を見た時は悲しかったですよ?』

    「だろうね。んで、どうして修理しないでそのまま放置してたんだ?」

    『ん~……久しぶりに私のために頑張ってるお姉ちゃんを見たいなあと思ったんです』

    「は、はぁ……」

    どゆこと?

    『壊れたぬいぐるみを放置して、少しだけ元気のない感じでいればお姉ちゃんは私のために頑張ってくれるかなって。
      そしたら本当に頑張ってくれて。昨日も徹夜までして縫い物をしてたんですよ。……全部私のエゴなんですけどね……』

    「ふふ、そっか」

    私はスーパーウーマンの憂ちゃんしか知らない。でもやっぱりこの子も歳相応の女の子なんだなと思った。

    226 :

    お前ら的にはこんな憂どうなんよ

    227 = 109 :

    かわいい

    228 = 181 :

    >>226
    ありだと思う、憂は少し我が儘になった方がいい

    229 = 108 :

    『今日お姉ちゃんが帰ってきたら全部話そうと思ってたんですけど……全然帰ってこないから』

    公園か河原でチクチクと裁縫していた唯の姿が目に浮かぶ。

    『まさか律さんの家に行くなんて思ってませんでした。私もまだまだお姉ちゃんのことをわかってないですね』

    「そんなことはないと思うけど」

    『あだぁ!』

    唯の叫び声がした。お前もかよ。

    『お、お姉ちゃんの声!? 律さん! お姉ちゃんが! お姉ちゃんが!』

    「あー大丈夫大丈夫。今裁縫教えてぬいぐるみ修理させてんの。指に針刺しただけだろ」

    私もさっき刺したのは内緒。

    230 = 108 :

    『そうなんですか……もういいですよ、ぬいぐるみは自分で……』

    「いいのいいの。唯も乗り気だし、最後までやらせてあげて。今日はウチに泊めるからさ。
      憂ちゃんも今日一日くらい羽を伸ばせばいいんじゃないか?」

    『は、はあ……でもご迷惑じゃ……』

    「いーって。私も楽しいしな」

    『でも……』

    「一日でも唯と離れるのは嫌?」

    『はい……。……い、いやいや! 違います! 本当にご迷惑おかけしてしまうので、あのその……』

    「はは、わかってるって。と・に・か・く! ぬいぐるみは完成させてついでに唯の奴も明日ちゃんと送り届けるからさ! 宅急便で」

    『んー……はい……わかりました。あ、それと……た、宅急便かよー』

    な?









    可愛いだろ?

    231 = 108 :

    携帯電話を閉じ、自分の部屋に戻る。
    唯は未だにぬいぐるみとにらめっこ中だ。

    「精が出ますわねー奥さん」

    「あらー田井中さぁん。お子さんは今年お受験でしたっけぇ? 大変ですわねー」

    「おほほほほ、浪人生の平沢さんのお子さんに比べたら楽なものですわん」

    「浪人生!? なんで私の子供が浪人なのさ!」

    「いいからさっさと続きをしなさい」

    コツン、と唯の頭を小突いてやった。
    唯は不機嫌そうな顔を向ける。

    「むぅ~、りっちゃんから振ってきたくせに……」

    232 = 184 :

    かわいい

    233 = 108 :

    3時間後、ようやくぬいぐるみの修理が終わる。
    ぶっちゃけこの程度なら30分ほどで終わるレベルだと思うのだが……まあ口に出すことでもないので心の中にしまっておくとしよう。

    「できた! できたよりっちゃん!」

    「おー! やったな唯!」

    ぬいぐるみ完成に歓喜し、私達は抱き合った。

    チラリと時計に目をやるとすでに22時をまわっていた。

    「唯、今日はここに泊まっていけよ。さっき憂ちゃんにも言っておいたからさ」

    「え~……」

    「なんだよ」

    「エッチなことしない?」チラッ

    「バカ! しねーよ!」

    234 :

    ちゃんと全ルートかけよ

    235 :

    段階を踏んでからです!!

    236 :

    「じゃあいいよ。特別だからね」

    何が特別なのか良くわからないが。

    さっそく近くのファミレスで夕飯を済ませ、早々にシャワーを浴び、寝る準備はオッケー!

    「つーわけで電気消すぞー」

    「ほいほい」

    唯は私のベッドに、私は床に布団を敷いて横になった。
    これはなんというか、お約束というやつだ。

    「なんだか悪いですなー」

    「いいって。唯は特別ゲストだからな」

    237 = 236 :

    「えへへ~、りっちゃんこっち来る?」

    「ほう、この私を誘ってるのか?」

    私はギラギラした目で唯を睨んだ。

    「ふふ、りっちゃん目が怖いよー」

    「へっへっへ、怖いのは目だけじゃないぜー。ていっ!」

    私はルパン脱ぎで唯のいるベッドに突っ込んだ。
    ちなみにルパン脱ぎが失敗したことは言うまでもない。

    238 = 236 :

    ドスン!

    「着地せーこー」

    唯の方を向き、ふふんと鼻を鳴らしながらどや顔で言った。
    唯はまさか私が本当に突っ込んでくると思っていなかったのか、驚いた顔をしていた。

    「り、りっちゃん! 今何時だと思ってるの!」

    「えーっと、0時過ぎ」

    「こんなおっきな音出したらお家の人に怒られちゃうよー」

    「大丈夫だって。もうみんな寝てr」

    言いかけた瞬間、隣の部屋からドン! という大きな音がした。
    隣は聡の部屋である。どうやら今の音で起こしてしまったらしい。
    私と唯はお互い顔を見合わせた。

    「ほ、ほらぁ」

    「やっべー……」

    239 = 236 :

    「めちゃくちゃ怒ってるよ。壁パンは怒りの最上級だよ」

    「だな」

    「シーッ」

    「オーケー」

    小声で話す私達。
    でもさ、こういう時ってさ……。

    「……」

    「……」

    「ぷっ、くくく……」

    唯の体が小刻みに震える。

    「や、やめ……なんで笑ってんだ……よ……びゃははははははははは!」

    「あはははははは! りっちゃん笑い方へーん!」

    ドン!

    240 :

    >>151
    ヤーヤーヤーヤーヤーヤーヤー

    241 :

    聡www

    242 = 234 :

    キレる若者

    243 = 236 :

    「……」

    「超怒ってるよ」

    「うん」

    「……寝よっか」

    「ぷくく、だ……な」

    「だからなんでわら……っく……」

    「プスス……はあはあ……お、落ち着け唯。ホントに。頼むから」

    「そ、そうだね。このままじゃ悪循環だよ」

    「ああ……ところで唯、もやしって好き?」

    「え?」

    「もやし」

    「どうして今聞くの? まあ、もやしは好きでも嫌いでもないよ」

    「そうか、寝ろ」

    「ぶふwwwwwwwwwwwwww」

    「wwwwwwwwwwwww」
    私達はそれから2時間ほど眠れなかった(おそらく聡も)。

    244 = 236 :

    次の日私達の目の下に若干クマができつつも、寝不足の体にムチ打ち平沢家へと向かった。
    道中、唯は歩きながら寝そうになったり、私は電信柱にぶつかりそうになったりと散々だった。

    平沢家に着くと憂ちゃんが出迎えてくれた。
    憂ちゃんは私への挨拶もそこそこに、唯の手を取り泣きそうな顔で「本当にごめんね」と言っていたが、
    当の唯は何故謝られたのかわからなかったようだ。そりゃそうか。

    唯も修理したぬいぐるみを憂ちゃんに手渡しながら謝る。
    ぬいぐるみを受け取った憂ちゃんの嬉しそうな顔が印象的だった。

    私は姉妹の時間を邪魔するのも悪いと思い、早々に退散することにした。
    二人は手を繋ぎながら私を見送る。本当に仲が良くて羨ましく思う。

    帰路、私は昨日のお詫びとして聡にコーラでも買ってやろうかと思い、コンビニに立ち寄るのだった。

    245 = 236 :

    土曜日のある日。
    部活がない今日、暇をもてあました私は肉を求めるゾンビのように夕方の街を彷徨い歩いていた。

    「あ、律先輩」

    不意に後ろから声を掛けられる。
    「律先輩」と呼ぶ人間を私は一人しか知らない。

    「お、梓」

    「こんにち……えーっと、こんばんは?」

    日が沈みかかっている時間帯ではあるが、挨拶の言葉を律儀に言い換えるところが実に梓らしい。

    「どっちでもいんじゃね?」

    「そうですね」

    梓は興味なさげに淡々と返答する。

    (ちなみに全キャラ中、最も攻略が難しいと思われる……)

    246 = 236 :

    そしてこんなに書いて冒頭2EPしか終わっていないことに傷心しつつ、俺は眠りにつくのだった。
    おやすみー

    247 :

    よっつんばいならぬ乙んばい

    249 :

    なに寝てんねんカス
    徹夜でかけや
    書き溜めせんやつ多過ぎ
    死ね

    250 = 240 :

    これは長くなるな


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