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    元スレ唯「ぎゃるげ!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 飲尿 + - けいおん! + - とある魔術 + - みなみけ + - もんはん + - ギャルゲー + - ハッピーエンド + - ハルヒ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 31 :

    ぐぇあ

    52 :

    おいやめろ

    53 = 47 :

    ヒロイン同級生3人+後輩1人+先生1人か
    先輩がいないってのも珍しいな

    54 = 31 :

    >>53
    曽なんとかってひといただろ

    55 = 1 :

    「いつまで待たせれば気がすむんだこのバカ!」

    「のぉぉぉぉおおおおお……」

    私は澪のゲンコツに悶絶する。
    このゲンコツ、今ではほぼ日課となっている。
    澪、いつもそんなに怒ってたら若いうちにシワだらけになっちゃうぜ?

    (現実の澪よりいてぇ……この澪は私のこと嫌いなんじゃないか?)

    「ったく、髪もボサボサじゃないか」

    「澪が早く来いって言うから……」

    56 = 47 :

    >>54
    いやー明らかにサブキャラ臭がするな…FDで短めの専用√作られそうなタイプ

    57 = 1 :

    「仕方ないな……ほら、直してあげるからこっちにおいで」

    「え? お、おお……」

    澪は私の頭を掴み、自分の胸元に引き寄せた。

    「ぐお……!」

    澪しゃん……おっぱいが……当たりそうです。

    「律も、い・ち・お・う女の子だからな。こんな髪じゃ人前に出るのは可哀想だ」

    一応を強調するな。

    澪は鞄からクシを取り出し、私の髪を梳かし始める。
    他人に髪を触られるのはなんだかこそばゆい。

    「律って髪は綺麗だよな。いつも寝癖ひどいけど」

    「う、うるせーやい!」

    58 = 32 :

    >>54
    曽根だったっけ

    59 = 5 :

    確かに律はギャルゲの主人公向きだな

    60 = 1 :

    「なんだよ、せっかく褒めてあげたのに」

    澪は少し寂しそうな顔で俯いた。
    私はなんだかいたたまれない気持ちになり、澪の手からカチューシャを奪い取って脱兎のごとく駆け出した。

    「ち、遅刻するんだろ! 早く行くぞ!」

    そしてそれを装着しながら叫ぶ。

    「ああ! 待ってよ律ぅ!」

    私は澪の言葉に耳を貸さず、ズンズンと学校に向けて歩を進めた。

    (くっそ~……)

    61 :

    >>58
    味曽野さんだろ

    62 = 1 :

    (な~んか調子狂うな……普段の澪なら)

    ポワワーン

    「おい律。寝癖」

    「ん? あ、ホントだ」

    「……そんな頭で外出とか……女として終わってないか?」クスクス

    「ぐぬ……こいつ!」

    ポワワーン

    (ってな感じかな)

    64 = 1 :

    「はあはあ…・・・待ってよ律ぅ~!」

    「お、おぅ」

    「ひどいよ律! 一人でどんどん先に行っちゃうんだもん! おかげで汗かいちゃったろ!」

    澪の髪が汗で頬に張り付いている。
    その姿が妙に色っぽく見えた。

    「ち、遅刻しちゃうからな! 急ぐぞ澪!」

    「ちょ……!」

    私は澪の手をとり、学校に向かって走り出した。

    65 = 1 :

    せいもん!

    「とーちゃく!」

    「はあはあ……走るの速すぎ……」

    「遅刻するよりましだろ!」

    「まあそうだけどさ」

    「……ちょ! あ、汗でシャツが透けてる!」

    「え?」

    ほう、今日の澪は水玉ブラか。
    なかなかどうして。

    (ふ、ふざけんな! 私はこんな変態じゃない!)

    「ど、どうしよ律……」オロオロ

    「どうするったって……そうだ! 私ベスト持ってる! 待ってろ!」

    私は大急ぎで鞄をひっくり返し、ベストを取り出した。

    「ほら、これ着ろ!」

    「ありがとう律!」

    66 = 1 :

    飯食う

    67 :

    素晴らしい

    68 = 5 :

    早速好感度上げたな

    69 = 1 :

    戻りましたー再投下

    70 = 1 :

    澪はベストを受け取ると、すぐにそれを着る。

    「ふう……なんとかなったな」

    「ん……」

    「どしたー? ポケーっとして。疲れた?」

    「や、このベスト……律の匂いがするなぁって……」

    「ぶーーーーっ!」

    澪は俯き加減で頬を紅潮させながらモジモジしている。
    世の中の男共がこの姿を見たら一発で澪の虜になることは想像に難くない。
    実に女の子らしい仕草だ。
    私も見習いたい。

    「お、おまっ……! 変なこと言うな! 顔を赤らめるなー!」

    「だ、だって……」

    71 :

    各ヒロインエンドのあとにハーレムエンドか

    72 = 1 :

    「おっふたりさーん! おはよー!」

    向こうからよたよたと駆けてくるのは、軽音部ののんびり妖精平沢唯~!

    「お、おお唯。ちょっと今……」

    「何かあったの? あれ、澪ちゃん顔真っ赤だよ! 熱でもあるの!?」

    「へ!?」

    唯に指摘され澪の頬はますます紅潮する。

    (あーもう! 澪の奴、一体何をそんなに意識してんだよ!)

    「なんでもない! なんでもないから!」

    いかにもなんでもありそうなアタフタ具合に、唯の目ですら誤魔化せなかったようだ。

    「澪ちゃん! 今すぐ保健室に行こ!」

    「ほけ……! ホントになんでもないってば!」

    73 = 1 :

    「りっちゃん、澪ちゃんを保健室に連れてってあげて!」

    「え……」

    「私が?」

    「うん、だって澪ちゃん本当に風邪っぽいんだもん。悪くなったら大変だよ」

    「でも大丈夫だって、澪が」

    「行こうかな…・・・保健室」

    「えっ!?」

    「うんうん、そうしなよー。私は宿題を写さなきゃいけないのでさらば!」

    唯は私達に向かって敬礼をして一目散に玄関まで駆けていった。
    何故言いだしっぺが何もしないのか、謎だ。

    「……」

    「…行くか、保健室」

    「うん……」

    74 = 1 :

    (えっと、ちなみに唯のパラメータは……)

    【平沢唯】
    好き度☆☆
    友達度☆☆☆☆☆☆☆☆
    隊員度☆☆☆☆

    (澪よりは全体的に高いのかな。……隊員度……? って何……?)

    「律……」

    「お、おお。じゃあ行こっか、保健室」

    「うん……」

    【秋山澪】
    好き度☆☆
    友達度☆☆☆☆☆☆
    信頼度☆☆☆☆

    (お、澪のは信頼度と好き度があがってる)

    75 = 1 :

    そんなわけで私達は保健室にやってきたのだった。

    (どんなわけやねん……もうテキストに突っ込むのも面倒になってきた)

    「はは……別に具合なんて悪くないのにな……なんで来ちゃったんだろ」

    じゃあ戻ろうか、って言うのは野暮だよな。

    (野暮じゃないし……なんともないなら教室行こうよ、マジで)

    「とりあえず服脱いで汗拭きたいんだけど」

    「うん、拭けば?」

    「……」

    「ん?」

    「あっち向いてろー!」

    ゴツン!

    「なんでー!?」

    76 = 1 :

    澪に促されるまま、私は一人廊下側を向いた。
    一体なぜ殴られたのか、追求はしないことにした。

    (私は完全に男扱いかい……まあギャルゲーだから仕方ないのか)

    「よし! もういいよ。こっち向いても」

    振り返ると澪はベッドの上に腰掛けている。

    「律も座れば?」

    「は?」

    澪は自分の座るベッドを指差した。

    77 = 1 :

    私は戸惑いつつも澪の隣に腰掛ける。
    ギシ、という音と同時に澪の体が揺れる。

    「ん……」

    「な、なに」

    「別に……」

    「……」

    「……」

    なぜか沈黙する澪。
    私はこういう雰囲気が一番苦手だ。

    「何か喋れよ……」

    「律こそ……」

    79 :

    ギャルゲになるとややうざくなるなwww

    80 :

    モノローグ良い味出し過ぎwwwww

    81 = 5 :

     

    83 = 15 :

    我等が紬お嬢様はまだですか?

    84 :

    梓のパラ全体的にひっくそうだなw

    85 = 84 :

    おおっと

    86 = 5 :

    唯か澪が主人公だと梓含めて全体的に攻略楽そうだな

    87 = 5 :

     

    89 = 5 :

     

    90 :

    面白そうだったのに…
    このスレも保守スレと成り下がるのか

    91 = 84 :

    ほあー

    92 = 1 :

    「そもそも澪が座れって言ったんだろ……」

    「そうだけど……」

    「……」

    「……」

    沈黙。
    沈黙の保健室。

    (って、やかましわ!)

    「何か久しぶりだな、こういうの」

    不意に澪が口を開いた。

    「こういうのって?」

    「ん、二人っきりの静かな時間がさ」

    93 = 1 :

    「ああ、軽音部入ってからは私ら二人っきりってのはだいぶ減ったな」

    「5人でいるほうが楽しい?」

    「へ、変な質問するな!」

    「別にいいだろ。私と律の仲だし」

    「はは、まあそうか」

    「ふふ」

    何が可笑しいのかよくわからなかったけれど、私達は向き合いながら笑いあった。

    なんだかすごく懐かしい気分だ。
    そういえば、昔はよくこうしてなんでもないことで二人で笑いあってたっけ。

    94 = 80 :

    そのまま止まるなよー
    しえんやー

    95 = 1 :

    「そういえばさ」

    ひとしきり笑いあった後、澪は神妙な面持ちで喋りだした。

    「ん? どした?」

    「律は進路どうするか決めた?」

    「ああ、いやまだ」

    未だに進路未定は私と唯だけ。
    軽音部から二人も……。
    情けない限りである。

    「そうだな~。じゃあたこ焼き屋さんでもするか!」

    「バカ! 真面目に考えろ!」

    「おい、その言い方はないだろ。全国のたこ焼き屋さんに謝れ!」

    「いや、そういう意味でなく……」

    96 = 1 :

    「じゃあどういう意味かな~。ん? 言ってごらんなさぁい?」

    人をイラつかせる口調に定評のある私である。

    「だからそれは……ん~もう!」

    イジワルはこれくらいにしといてやるか。

    「にょほほ、冗談だって。私はまだ未定だよ。澪は推薦だっけ?」

    「あ、うん……」

    「さすが優等生は違うね。澪なら合格するよ。私が保障する」

    「別に律に保障してもらわなくても元から落ちるつもりなんてないし」

    「ほ~、大層な自信ですこと」

    「ふん! 当たり前だろ!」

    「でもさ、そしたら澪とは離れ離れか。なんか……アレだな」

    「アレって?」

    97 = 1 :

    「ん~、現実感がないっていうか。ほら、今まで澪とはずっと一緒だったろ?
      だから……あー、なんて言うのかな。離れるのかーって感じ。
      うー、うまく言えん」

    「ぷっ、つまり私がいなくて寂しいってことか?」

    「はんっ! 2、3日もすりゃあケロっとしとるわい!」

    「そっか」

    私に返答しながら澪は少し寂しそうな顔をする。
    笑ったり寂しそうにしたり、本当に起伏の激しい奴だ。
    ま、そんな素直なところが澪のいいところなんだよな。
    こんな澪だからこそ私達はずっと親友でいられたんじゃないかと思う。

    99 = 1 :

    「律もさ……頑張って……」ゴニョゴニョ

    「は? なに?」

    「り、律も頑張って勉強して私と同じ大学を受験しないか!?」

    「ほぇ?」

    思わず情けない声が漏れてしまった。
    だって仕方ないだろう。
    こんなこと言われると思ってなかったし、そもそも澪の受験大学は宮廷で、およそ私が頑張ってどうにかなるレベルではないのだから。

    「いや、だってなぁ……」

    1 そうするか!
    2 バカ言うな。無理に決まってんだろ。
    3 お前と同じ大学なんて行きたくない。キモオタのダッチワイフが気安く私に近づくな、妊娠してしまうだろうが。

    「え?」

    「な、なんじゃこりゃああああああああああ!?」

    「律、どうなんだよ」

    「いや、ちょ……」

    (この選択肢なに!?)


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