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    元スレ唯「ぎゃるげ!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 飲尿 + - けいおん! + - とある魔術 + - みなみけ + - もんはん + - ギャルゲー + - ハッピーエンド + - ハルヒ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    長くなるなら今のうちに移動すればいいと思うの

    255 :

    ほわったあ

    256 :

    260 :

    エロゲの場合、唯ルートのバッドエンドは刺されるんだろうな
    知らんけど

    261 :

    唯バッドは唯が自殺して憂に殺されるだな

    264 :

    ああ

    265 :

    あずにゃんおはよう

    266 :

    憂の唯に対する好感度とか見て見たいな

    267 :

    ギャルゲーてさ主婦がよくみるメロドラマや恋愛ドラマとさして変わらなくね?

    268 = 256 :

    271 :

    ほーしゅ!

    273 = 256 :

    ほや

    274 :

    276 :

    面白い

    277 = 255 :

    ふー

    278 = 236 :

    保守ありがとー

    279 = 236 :

    「律先輩は買い物ですか?」

    「や、暇だからブラブラしてただけ」

    「へえ」

    「……」

    (パラを知っているせいで、梓の一挙手一投足が冷たく感じる……)

    「どうかしたんですか?」

    「いや、なんでもない。梓はこれからどこ行くんだ?」

    「えと、ライブハウスに」

    「ライブハウスゥ!?」

    281 = 236 :

    まさか軽音部を辞めて外バンを……!?

    「ダ、ダメだ! 私はそんなの許さないからな!」

    「はい?」

    「私達に黙って外バン組むなんてそんなこと……」

    「ち、違いますよ! たまたま好きなバンドが出演するから見に行くだけです!」

    「なんだそういうことか……びっくりさせんなよ……」

    「私はライブハウスに行くだけでそういう発想になる律先輩にびっくりです」

    梓は適切に私の心をえぐる。
    たった今口げんかでは梓には勝てないだろうと確信した。

    282 = 249 :

    さんざん遅れて一言も無しか? 人格疑うわ

    283 = 274 :

    >>282
    目に汗でも入ったの?

    284 = 236 :

    「それで、今日は一人で来たのか?」

    「いえ、本当は純も来る予定だったんだけどドタキャンされちゃって……」

    「ふっふーん、実は梓って嫌われてんじゃね?」

    「むぅ……そんなことないもん!」

    顔を赤くして頬を膨らませながら子供っぽく怒る梓。
    憂ちゃんとは違った妹タイプで、実にかわいらしい。

    (こんなことばかりしてるから梓のパラは低いんだな……)

    「それじゃあ私はライブに行かないといけないので、これで」

    1 私も一緒に行っていいかな。
    2 そうなんだ、じゃあ私家帰るね。
    3 お前みたいなチンチクリンに好かれるバンドも気の毒だな。バカアホカス死ね。

    (3はもうただの悪口じゃないか)

    285 :

    >>282
    死ねだのカスだの書いといてまだ読んでるの?人格疑うわ

    286 = 280 :

    >>282
    赤くしときますね^^

    287 = 236 :

    (どう考えても1だろ……)

    「私も一緒に行っていいかな」

    「え?」

    「ライブハウス」

    「はい、いいですよ」

    やけにすんなりOKがでた。
    梓にはあまり好かれていないと思っていたのだが……。

    「チケット一枚余ってますから、はいこれ」

    私は梓からライブチケットを受け取る。

    「サンキュ、悪いね」

    「800円」

    梓は真顔で言った。

    「チケット代、800円です」

    金取るのかよ。

    288 = 252 :

    信代編まであとどのくらい?

    289 = 236 :

    余ったものなんだからタダでいいじゃねーかと思いつつ梓に800円を手渡し、急いでライブハウスに向かった。
    人気バンドが出演するということもあり、ライブハウス前は人でごった返していた。

    中に入るともっとひどい。
    狭いライブハウスが人で埋め尽くされていた。

    「混んでるな……」

    「律先輩がトロトロしてるから……」

    「……ごめん」

    ジト目で言われるのは地味にショックである。

    私達はライブハウスの最後方に陣取った(というよりここしかなかった)。
    ここは私が背伸びしてやっと見える位置である。
    これじゃあ、梓が。

    「梓、ステージ見えるか?」

    「み、見えない……」

    290 = 236 :

    「ん~」と唸りながら背伸びするのだが、前にいる男性の背中に視界が遮られてステージを見ることができない。
    かと言ってこの混みようで場所を移動することも不可能だった。

    「梓、どうする……?」

    梓は背伸びを止め、少し寂しそうな笑顔を私に向けた。

    「仕方ないですね。まあでも曲だけ聴ければそれで」

    「ごめんな……私がトロトロしてたから……」

    「え!? さっきのは冗談ですよ! そんなこと気にするなんて、律先輩らしくないですよ」

    「ん……」

    なんとかしてライブステージを梓に見せてやりたい。
    せっかくここまで来たのに好きなバンドの演奏を見れないなんて気の毒すぎる。
    なんとかして……。

    291 = 236 :

    私はその場にしゃがみ梓の股に頭を突っ込んだ。

    「へ!? ちょ、ちょっと律先輩! 何してるんですか!」

    「こうすりゃ見えるだろ、あらよっと!」

    「うわぁ!」

    私はその体勢のまま立ち上がった。
    THE肩車。

    「ちょっと何してるんですか! 下ろして!」

    まわりがざわざわし始めたのと同時に、梓の顔もカーっと赤くなる。
    「可愛いねー」「姉妹かな」「若いなぁ」などと声が聴こえるたび、梓の顔もどんどん赤くなっていた。

    「ほ、ほんとにやめてください! セクハラで訴えますよ!」

    ポカポカと私の頭を殴る梓。

    「いて! あだ! だってせっかくライブハウス来たのに演奏見れなかったら意味ないじゃん! いて!」

    292 = 271 :

    どんどん書くんだ

    293 = 236 :

    「いいから早く下ろして!」

    周りの目が気になり始めたのか、梓は体を曲げ、私の頭をガッチリ掴みながら小声で言った。

    「大丈夫だって! 演奏が始まれば周りも気にならなくなるって! ステージ見ろステージ!」

    「うぅ……」

    梓は諦めにも似た唸り声をあげた。余計なお世話じゃないことを祈る。

    するとステージには一発目のバンドが登場。
    客の視線はステージに釘付けだ。

    「な?」

    「な? じゃないですよ!」

    294 = 236 :

    「誰も私達のことなんて気にしてないって! それどころか微笑ましい光景だと思ってるかも」

    「そうですかねぇ……」

    「そうとも! おーし! ラストまでじっくり見ようぜー!」

    「1時間後ですよ」

    「え?」

    「ライブ終わるの、1時間後」

    「……」

    「それまでずっと肩車してるつもりですか?」

    「よ、よゆーよゆー! 私を誰だと思っていやがる。
      軽音部部長田井中律様だぜ? 澪なら3秒で潰されるけど、梓くらいなら3時間でも余裕だっての!」

    「へえ、それじゃあ部長様の根性、とくと拝見させてもらいます」

    ニヤニヤと子悪魔のような顔で笑う梓。
    アレ、立場逆転しとる。

    296 :

    時間が経つにつれてライブハウスの熱気もピークに。
    最初は嫌がっていた梓も足をパタパタさせ、体を揺らしながら食い入るように演奏を見つめていた。

    「あはっ、律先輩律先輩! このバンド超オススメです! ギターの人がすっごくうまくてですね」

    普段はあまり見せないような無邪気な顔で笑う梓。
    残念ながら梓を肩車している私は演奏を見ることができない。

    クソ、800円損した。

    「お、おおー……確かに中々のバンドじゃないかー……ははは」

    梓の重みに耐えつつ、見えもしないバンドの感想を述べる。
    なんて後輩想いで心優しい女の子なんだろう。
    こんな私が嫌われるはずがな……

    「も、もう……らめえええええええええええ!」

    「うわっ!」

    ついに梓の重みに耐え切れなくなった私はその場に崩れた。
    周りのお客さん、ごめんなさい。

    297 = 296 :

    私は這うようにして会場を後にすると、ライブハウス前の歩道に寝転がった。
    梓も後に続く。

    「いつつ……」

    「ごめんなさい……」

    「梓が謝ることじゃねーって。私が勝手にやったことだし。それよりまだライブ続いてるだろ。
      私はいいから見てこいよ。曲しか聴けないだろうけどさ」

    「いいんです。ここにいます」

    そう言いながら梓はハンカチを差し出した。

    「ふふ、おデコが赤くなってます。律先輩らしいですね」

    「そうかな……」

    「後先考えないで無茶ばっかりして……」

    298 :

    続けるんだ!

    299 = 255 :

    おうがんばれ


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