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元スレ魔法少女「補導された」
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刑事「・・・意味が、わからない。あの女性が、β・・・?」
ミカ「散々説明したの。βは、生殖活動に特化したタイプだって」
刑事「あれは、・・・人間だろう?」
ミカ「βだよ。生殖活動に特化した化け物」
刑事「じゃあ化け物は・・・」
刑事「――化け物は、子供を宿せるように人間の女性の形をしてるっていうのか・・・!?」
ミカ「ぴんぽーん。ご名答なの」
ミカ「βはαとの生殖のために現れるの。だから、αよりは討伐が楽勝なの」
伊藤「・・・ちょっとまってくださいよ・・・。あれは人間でしょう・・・!?」
ミカ「ヤツらは人間をモデルに進化しようとしてるの」
ミカ「ミカもびっくりだけど、人間を忠実再現したの?」
伊藤「・・・ま、まさか・・・」
伊藤「まさか、これまでの身元不明の遺体っていうのは・・・」
β「―――」
刑事「・・・忠実な、再現・・・」
伊藤「・・・人間の遺体だと思っていたのは・・・、『魔法少女』が倒した、β?」
伊藤「そっ、それなら・・・」
刑事「!おい!待て――」
伊藤「それなら、我々の追っていた『殺人犯』っていうのは・・・!」
少女「――さつ、じん」
刑事「――っ」ゾクッ
少女「――わたしの・・・、わたしの・・・まほう」
刑事「馬鹿野郎ッ!!」ダッ!
少女「・・・わた、わたし・・・、わたし・・・」
刑事「違う!!あんたは化け物を倒しただけだ!」ガシ!
刑事「誰も殺しちゃなんかいないッ!!分かるかッ!?なぁッ!?」
少女「・・・けい、じ・・・さん・・・」
刑事「そうだっ、俺だ。分かったな!?あんたは闘っただけだッ!」
少女「・・・私・・・、人の――」ガクンッ
刑事「っ!」
シュゥゥゥゥン・・・
女「・・・・・・・・・」
ミカ「・・・どうしてプリティーエンジェルは、精神が不安定なの・・・?」
刑事「・・・伊藤。車だ」
伊藤「――っ。は、はいっ」ダタッ
ミカ「・・・ねぇ、刑事さん」
刑事「・・・殺したからだ」
女「・・・・・・・・・」
ミカ「他の化け物は殺すのと、どう違うの?」
刑事「・・・形が、違う。βは、人間に似過ぎた」
刑事「――人間を殺したと、思っちまったんだ」
食べるエルフといい、VIPには定期的に面白いSSが現れるなw
検死解剖しても人間じゃないってわからないのか…
倒したら風化するんじゃないの?
そのうちお仲間が吸収しに来るってことは遺体安置所はいま…
そのお仲間の発生は分からないのかな?
倒したら風化するんじゃないの?
そのうちお仲間が吸収しに来るってことは遺体安置所はいま…
そのお仲間の発生は分からないのかな?
――――魔法がつかえるようになりたいって思ってた。
私は引っ込み思案で、いつも周りに合わせてヘラヘラしてたから、
画面の向こうの、底抜けに明るい少女に憧れていた。
彼女のように魔法がつかえれば、
私も彼女のように、なれるような気がして。
私も魔法が、つかえるようになりたいって思った。
成長するにつれて、もうそんな願い事は言わなくなったけれど。
なにか困ったり、困ったひとを見かけたりしたら、
魔法がつかえたらなぁ、って思ってた。
自分で解決したり、自分から手を差し伸べられないで、
すぐ魔法に頼りたくなる自分が、嫌いだった。
23歳のクリスマスに妖精が現れたときは、さすがに戸惑ったけれど。
心のどこかでは、やっと夢が叶うんだと思って、嬉しかった。
これで私は、誰かを救えるんだと思った。
これで私は、変れるんだと思った。
だけど。
だけど。
だけど。
私は、何?
私が倒してるのは、何?
私が殺してるのは、誰?
私は、何?
――翌日 午前1時30分 某病院
女「・・・ん」
刑事「・・・気がついたか」
女「・・・けいじ、さん・・・?」
刑事「ああ」
女「・・・わたし・・・」
刑事「よく眠っていた。なんなら、もっと寝てても大丈夫だ」
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・なにか飲むか」
女「・・・・・・・・・」
刑事「何がいい。甘いものか?どれ、買ってく・・・」スッ
女「・・・いかないで・・・」
刑事「・・・・・・・・・」ストン
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・・・・・・・」
>>676
原義ktkr
原義ktkr
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・・・・・・・」
女「・・・みましたか」
刑事「何をだ」
女「・・・敵」
刑事「・・・みた」
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・あれは・・・、ビックリしたな」
女「・・・私にですか」
刑事「・・・っ」
女「私に・・・、びっくりしましたか」
刑事「そんなわけない」
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・そんなわけ、ないだろ」
女「・・・・・・・・・」
こんな展開になるなんて>>1の時点で誰が予想しただろうか
刑事「・・・調子はどうだ」
女「・・・え?」
刑事「どこか痛いところとか、ないか?」
女「・・・だい、じょうぶです」
刑事「気持ち悪いとかは」
女「・・・ありません。・・・ふふ」
刑事「どうした?」
女「・・・けいじさん、お母さんみたい・・・」
刑事「・・・・・・・・・」
女「ん・・・、そうやってすぐ、黙るし・・・」
刑事「・・・ちょっと、体起こせるか?」
女「え・・・?」
刑事「体。・・・無理はしなくていいからな?」
女「はぁ・・・、まぁ・・・。・・・ん」モソッ
刑事「・・・これなーんだ」トンッ
>>689
刑事さん鬼畜すぎるだろww
刑事さん鬼畜すぎるだろww
>>689
いっきにホラーw
いっきにホラーw
女「・・・え・・・?」
刑事「ヒント、あんたの好きなもの」
女「・・・『お・・・に、ご・・・、ろ・・・し』・・・?」
刑事「そうそう」ポンッ
女「――酒っ!?」
刑事「ご名答」
女「え、え?意味がよく・・・?」
刑事「おちょこもあるぞ」
女「しかも呑む気ですか・・・!?」
刑事「悪ぃのかよ」
女「悪ぃですよ!ここ病院!私病人・・・!」
刑事「別に、あんたに呑めとは言ってないだろ」
女「ま、マジですか・・・?」
刑事「マジだ」トクトクトク・・・
女「・・・だめ刑事・・・」
刑事「呑むか?」
女「の・・・、呑みませんよ・・・!」
刑事「ふーん、やっぱり燗のほうが良かったか・・・」
女「そういう意味じゃないです!」
刑事「まぁ付き合え。ほら、持つだけ」トクトクトク
女「そんな・・・」
刑事「はい、かんぱーい」
女「・・・・・・・・・」
カツン
刑事「・・・んっ」キュッ
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・はぁ、旨。やっぱこのくらい辛くなくちゃな」トクトクトク
女「なんか一気にオヤジっぽくなりましたね」
刑事「ほっとけ。もうオヤジだっての」
女「・・・・・・・・・」
>>689
鬼かおのれはwww
鬼かおのれはwww
刑事「・・・妖精に、遺体を確認させた」
女「――っ」
刑事「予想通り、全部βの死体だった。・・・ん」クイッ
女「・・・そうですか」
刑事「・・・なんだかなぁ、上手く作り過ぎてて、透明化も風化もしないんだと」
女「・・・・・・・・・」
刑事「解剖もすっかり騙されてた。中身もまるっきり一緒だったから」
刑事「・・・へんなところこだわるよなー」
女「・・・そうですね」
刑事「・・・ん」クイッ
女「・・・・・・・・・」
刑事「・・・よく似た化け物だった」
女「・・・・・・・・・」
刑事「よく似た、化け物だったな」クイッ
女「・・・・・・・・・」コクン
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