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    元スレ唯「あ、けいちゃん先生!」桑田佳祐「はいはい。」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×25
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    351 :

    実際コンテストでggmみたいなの弾き出したら審査員たまげると思うが

    352 :

    朝まで残しといてくれ

    353 = 30 :

    「やったー!」
    「よっしゃー!」

    「うふふ、楽しみね♪」

    「桑田先生!今日からコンテストを見据えたご指導、よろしくお願いします!」

    桑田「・・・」

    「・・・?どうしたんだよくわっちょ。急に静かになって。」

    桑田「悪いけど、俺は反対。」

    「・・え?」

    354 = 293 :

    プロデューサーとしては超一流だもんな

    355 = 317 :

    自分みたいにならないほうがとかそんなんじゃないのかな?

    356 = 293 :

    プロデューサーが本気でやると
    しょぼいバンドでもそれなりになっちゃう不思議

    357 = 30 :

    「く、くわっちょどうして!?何でそんな事言うの!?」

    「そ、そうですよ!・・私達何か嫌な事・・・」

    桑田「いや、そうじゃないんだよあずにゃん。」

    「じゃあ何でだよ!?せっかくみんなやる気出してたのに!」

    「り、律落ち着け、・・みんなも・・桑田先生の話を聞こう?な?」

    「・・・わかったよ・・・」

    「うん・・」

    358 :

    おいいつの間に”あずにゃん”とか呼んでんだよ

    359 = 335 :

    くわっちょとあずにゃんのやさしい夜遊びですねわかります

    360 :

    あずにゃんてww

    361 :

    桑田「みんなは・・このコンテストに出て何がしたいんだ?賞金が欲しいのか・・プロデビューしたいのか・・」

    「そ、それも確かにありますけど・・でも・・」

    「うん、くわっちょ、それだけじゃないよ?みんなとライブやりたいの!」

    桑田「それなら、路上でもライブハウスでも出来るんじゃないのか?わざわざコンテストに出なくても・・方法はたくさんあるぞ。」

    「それは・・そう、だけど・・」

    「・・・違うよくわっちょ!」

    362 :

    俺もう寝るけどみんな頑張って保守しといてね

    363 = 30 :

    「私達の目標は武道館なんだ!

    今回、優勝は無理かもしれないけど自分達が今どれくらいの実力なのか、

    その物差しにもなるだろ!?

    ・・それに、もし優勝出来れば武道館へも一気に近くなるんだ!

    だから、だから出たいんだよ!」

    桑田「・・・」

    先程までの明るい雰囲気とは打って変わり、、
    いまだかつてこの部屋に漂った事がない程の緊張が広まり出した。
    HTTのメンバーは、皆うっすらと涙を浮かべている。
    桑田が、この事にまさか反対すると思っていなかったのだろう。
    増してこんな雰囲気になってしまうとは・・・。

    桑田「もし、仮に武道館にまで行けたとして・・・その後はどうするんだ?」

    364 = 300 :

    しえん

    365 :

    wktkしながら待ってるぜ

    367 = 293 :

    劇場版はこれだな
    主題歌でサザン復活w

    368 = 30 :

    桑田は、もちろん何の考えも無しに反対をしている訳ではない。
    桑田自身、コンサートを経てプロデビューをしている。
    当時は自分もその栄光に溺れ、周りに言われるがまま夢の世界に飛び込み、
    そして、決して逃れられないしがらみの中で生きる事になってしまった。
    もちろん、早々にプロを引退したミュージシャンも数多くいる。
    しかし、桑田の知る限りその多くは、一般人として生活しながらも
    ‘元芸能人’としての思い枷を引きずりながら生きる事を強いられている。
    ・・この子達には、そんな暗い道を歩いて欲しくない。

    369 = 300 :

    最後まで読みたいが・・・睡魔が・・・
    ラスト支援

    370 :

    オートリロードして寝よう

    371 :

    ちくしょうねるぜ

    372 :

    確かに、優勝するとは限らないし、
    駄目で元々で当たるのなら良い経験になり自分達と、
    また自分達以外のバンドの実力を知る良い機会だ。

    しかし、彼女達は自分達の実力を‘知らな過ぎる’事に問題があるのだ。
    優勝関係しなかったとしても、恐らく彼女達の演奏は誰かしらの目に止まるだろう。
    それ程の魅力が、彼女達にはあるのだ。

    それに、彼女達の魅力はその演奏だけに留まらない。
    ‘女子校の現役高校生’、加えて彼女達のルックスはとても魅力的だ。
    最初は上手く滑り出すだろう。しかし、少しでも人気に陰りが出てきたら・・
    どんな使われ方をするかは想像もしたくない。

    373 = 30 :

    自分がここで止めなくても、彼女達はいずれ誰かの目に止まってしまうかもしれない。
    しかし、それでも桑田は彼女達を汚いしがらみの中に歩ませてしまう事だけは、
    なんとしても止めたかったのだ。

    「武道館の後?そんなの決まってるよ!いつまでもみんなと一緒に活動するさ!
    なぁ?みんな!」

    律の言葉を聞き、HTTのメンバーは一人一人強く頷く。
    その目に全く迷いはなく、強い意志が込められていた。

    375 = 30 :

    桑田(俺も・・俺もそう思っていたよ。サザンならどこまでも活動して行けるって・・・。)
    桑田(でも・・・途中からそれは惰性になって行って・・・今じゃ活動休止だ・・)

    自分達の意思だけではどうしようもならない、強くて見えない力。
    それにどうしても道は逸らされてしまう。

    やはり桑田は、どうしても彼女達に賛成する事はできなかった。

    桑田「俺は、やっぱり賛成出来ないよ。悪いけど、コンテストを目指すなら自分達だけで練習してくれ。」

    桑田はイスから立ち上がると、出入り口に向かいながらHTTのメンバーにそう告げた。

    377 = 30 :

    「そんな・・くわっちょ!」

    「先生!」

    「ああ勝手にしろよ!私達だけで練習して優勝してやるさ!」

    「お、おい律!」

    桑田「・・・」

    「じゃあな!桑田センセイ!!」

    桑田「・・・」バタン

    378 = 30 :

    部室を出て、何も考えられなくなり重くなった頭を抱えながら廊下を歩く。
    彼女達を傷つけてしまった。
    自分のした事は正しかったのか・・高校生の、
    ささやかで無垢な夢をただむしり取ってしまっただけなのではないか・・
    自分も頭を冷やさないとならないかもしれない。
    そう思い、桑田はまだ騒がしい学校を出て、アパートへ向かった。

    「・・うぅ・・えぐっ、くわっちょ・・・」

    「・・律、気持ちはわかるけど、強く言いすぎだ・・あれじゃあ桑田先生・・」

    「・・・わかってるよ!」

    379 :

    すごい面白い
    支援

    380 = 30 :

    「律・・」

    「でも・・でも!私は・・くわっちょが反対するなんて思わなかったんだ!
    いつもみたいに笑って・・・下ネタでも言いながら協力してくれるって・・
    私達と同じ夢を見てくれると思ってたんだよ!
    でも・・でも突然・・突然‘現実を見ろ’みたいにらしくない事言うもんだから・・・
    だから・・だからついカッとなっちまって・・本当はあんな事言いたくなかったのに・・うぅ・・・」

    「律・・・」

    「酷いよ・・酷いよくわっちょ・・・
    いつもふざけて・・チャラチャラしてる癖にこんな時ばっかり・・
    こんな時ばっかり真面目に・・教師みたいに・・」
    「澪・・・」

    381 = 30 :

    「澪・・・」×
    「律・・・」〇

    382 = 317 :

    私怨

    383 :

    支援 おもしろいなぁ

    384 = 30 :

    「うえぇぇぇん・・・!澪・・澪ぉ・・・」

    「仕方が無いよ・・桑田先生は・・・本当に私達の教師なんだから。
    私達の事を本気で考えてくれて・・だからあんなに真剣に言ってくれたんだよ・・
    嫌われるかもしれないリスクを背負って・・・」

    「うん・・うん・・・わかってる・・わかってるよ・・わかってるんだよ?澪・・・
    わかってるんだよ、そんな事・・でも・・でもぉ・・・うえぇん・・
    くわっちょ・・くわっちょごめん・・ごめん・・・」

    「律・・・」

    385 = 30 :

    「明日、桑田先生に謝らないとな。」

    「うん・・うん・・・」

    「そして、もう一回私達の話を聞いてもらおう。」

    「うん・・・」

    「それが、今の私達に出来る精一杯の事だよ。」

    「うん・・ぐすっ」

    「・・ふふ、ほら、涙拭け、面白い顔になってるぞ。」

    387 :

    >>386
    シリアスなタイミングで宣伝すんじゃねーよバカヤロウwwwww

    388 :

    「うるさぁい、バカ澪ぉ・・・」

    「ふふ、バカはお前だ。バカ律・・・」

    「ううぅ・・・」

    ガチャッ

    「!くわっちょ!?」

    さわ子「・・あら、あなた達どうしたの?・・・喧嘩?」

    「さわちゃん・・・ぐすっ・・えっと・・あのね・・・」

    「・・・唯。」

    「りっちゃん・・」

    390 = 30 :

    「私が話すよ。」

    「律・・大丈夫か?」

    「ぐすっ・・・へへっもう大丈夫だ!」

    「律先輩・・・」

    「さわちゃん・・・実は。」

    391 = 30 :

    狭い天井。
    日はだんだんと陰り、部屋の中も気付かない内に闇が立ちこめて来ていた。
    しかし、今の桑田には起き上がる気力も、電気をつける気力もなかった。
    辺りからは響くカラスの鳴き声が聞こえてくる。
    時々風が窓を叩き、どこから入って来たのか、小虫が室内を飛びまわっている。

    放課後のこと。

    他に何か言い方がなかったのかと、桑田は頭を悩ませていた。
    ここに来てまだたった一週間。
    それなのに、HTTのメンバーは、彼の心の中の大部分を掌握してしまっていた。

    392 = 30 :

    明日から、きっと彼女達は自分によそよそしく接するようになるだろう。
    そう考えると、憂鬱な何かが桑田の胃の辺りをグッと握り締める。

    桑田「・・・そういえば、いつここから帰れるんだろうな・・・」

    逃げの考えから、つい桑田はポロッと呟いてしまった。
    自分でその言葉を聞き、案外自分は弱く出来ている事を、
    思い出したかのように気がついた。

    (まだ帰るには早い。)

    桑田「・・・!」

    どこからか声が聞こえた気がした。桑田は起き上がり、室内を眺める。

    395 = 30 :

    桑田(前も聞こえなかったっけな・・・)

    室内に何の異常も見られない事を確認すると、桑田は再び布団に転がった。

    桑田(・・疲れてるのかもな。)

    そう思い、少し眠ろうと瞼を閉じたその時、桑田の携帯が鳴った。

    桑田「・・・わ!」

    桑田(・・・)

    桑田「そういえばこっちに来て始めて携帯が鳴ったな・・・」

    桑田「知らない番号だ・・誰だろう。」

    疑問に思いながらも、桑田は通話ボタンを押した。

    397 = 30 :

    桑田「・・・もしもし。」

    さわ子「あ、もしもし、山中ですが・・桑田先生でしょうか。」

    桑田(山中先生・・・部活の事か?)

    さわ子「桑田先生、今少しお時間ありますか?」

    桑田「ええ、大丈夫ですか・・軽音部の子達の事ですか?」

    さわ子「うふ、そうです。あの子達がご迷惑お掛けしたみたいで・・では、駅前の〇〇でお待ちしていますね。」

    桑田「・・はい、わかりました。」

    何言われるんだろうなぁ・・と半ば不安になりながら、桑田は重い足を奮い立たせ指定された店へ向かった。

    398 = 30 :

    さわ子「あ、桑田先生、お待ちしていました。」

    桑田「どうも、遅くなっちゃって。」

    さわ子「いえいえ、大丈夫ですよ。あ、どうぞ座って下さい。」

    桑田「はい。」

    さわ子「・・・話は田井中さんから聞きました。」

    桑田「・・そうですか。」

    さわ子「桑田先生・・やっぱり、あなたは普通の人じゃないように思えます・・」

    桑田「・・はい。詳しくは言えないですが、俺はミュージシャンとしてメジャーで活動していました。」

    さわ子「・・・やっぱり・・・。」

    399 :

    朝しえん

    400 = 393 :

    さわちゃんって山中って名字だったんだ紫煙


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