元スレ唯「あ、けいちゃん先生!」桑田佳祐「はいはい。」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×25
551 = 477 :
もれちゃうよおおおおおおおお
552 = 549 :
これはひどい
553 = 30 :
(理由・・・新しい、若い力を守る事・・・それに気付く事・・・机の上ではなく、互いに楽器を持ちながら、共に新しい世界を作り出せる存在・・)
桑田(・・・)
(それが誰なのか・・・)
桑田(・・・)
漠然と、霞ながらではあるが、桑田は自分が何故この状況に置かれる事になったのか、
何の為にここにいるのか・・・理解する寸前の所まで来ていた。
桑田(・・・しかし・・・・。)
それを理解したら、取り返しのつかない事になってしまうのではないか。
何となく、しかし強烈に、桑田はそう思った。
桑田「・・今はみんなの事だけを・・・」
そう呟くと、桑田は頭まで布団を被り眠りに落ちるのだった。
554 = 549 :
桑田さんがいなくなったら、、
555 :
私怨
556 = 30 :
(一週間後、練習中)
ジャジャ、ジャーン!
唯「ふうー!」
梓「今、凄くいい感じでした!」
澪「あぁ!まさかこんなに早くこの曲が出来るようになるなんて・・!」
律「くわっちょ!どうだった!?」
桑田「・・・・ん!?あ、あぁ・・」
桑田は正直驚いていた。
もちろん、演奏出来るようになるとは思っていた。
曲も原曲より簡単なアレンジにしてはいるのだが・・
559 = 30 :
桑田(それにしたって、元はプロの、それも有能なサポメン仕様に作った曲だぞ・・)
単純なコピーをしているだけだったなら、そうは驚かない。
しかし、彼女達が演奏するとどうだろう。まるで彼女達の曲なのではないかという錯覚まで起きてくる。
桑田(・・こりゃ、優勝しちまうだろうな・・よっぽどの事がない限り・・・)
560 :
ライヴ
それでは放課後ティータイムで「TSUNAMI」です
561 :
サポメンかよww
562 = 540 :
原曲だと・・・?
なにひいてるのか興味津々だわ
563 = 30 :
紬「桑田先生?」
桑田「・・・あ、あぁ、うん驚いた。
まさかこんなに早い段階でこれだけ弾けるようになるとは。」
唯「へへー!」
律「当然だぜ!」
梓「桑田先生のご指導のお陰ですよ!」
澪「そうです。私達だけだったら、絶対にここまで出来てません。」
桑田(もちろんそれはあるが・・飽くまで俺はきっかけを与えてるだけだからなぁ・・
元々、この子達にはこれくらい出来る力があったって事だ。)
桑田(わからないもんだよなぁ・・こうやって見えない所に才能ってのは埋もれてんだから・・)
564 = 561 :
しえん
565 = 30 :
桑田(・・・!)
桑田(埋もれるような世界を作ったのは、俺達なんじゃないのか・・・?)
不意に、そんなニュアンスの考えが頭の何処からとも無く桑田の感情を揺らす。)
何があっても、何が起きても、それが降りかかるミュージシャンの一人一人を、
自分も含めて桑田は‘被害者である’と考えていた。
しかし音楽の世界に足を踏み入れて30年。そんな長い期間、
俺はずっと被害者面をしてなにをやっていたんだ・・・
‘おかしい’‘不条理だ’と思いつつも、その世界の中で上手く生きていく事だけを考え、
結果偏った形に思想は歪められ、自分の保守保身を第一に置くようになった・・・。
30年間も。
566 = 561 :
な、なんだって、、
567 :
>>561
ソロ曲なんだろ
568 = 555 :
さっきからなぜか脳内で顔が流れて困る
569 = 30 :
桑田(俺は・・何か出来たんじゃないか・・音楽業界を変えていく何かが・・
それなのに俺は、言い訳ばかりして、‘変えていく’んじゃなくて‘変わっていく’事を選んで・・)
桑田(結果・・・この子達のような存在が埋もれる世界を作ってしまったんだ・・
この子達は・・俺達が表舞台で活動する為の影に埋められていたんだ・・)
桑田(・・・だから、彼女達は光を求めるんだ、表舞台を・・昔の俺と同じように・・。)
桑田(30年間、それは何も変わっていないのか・・。)
桑田(・・でも。)
桑田(今の俺の立場なら・・‘サザンの桑田佳祐’の力なら、
それをどうにか出来るきっかけを作り出す事が出来るんじゃないか・・?)
桑田(影を作らない世界を・・・。)
570 = 469 :
しえん
571 :
支援するしかあるまい
572 = 30 :
桑田(ここに来た理由、か。)
一体誰が、どんな不思議な力が俺をこの世界に呼び出したのか。
そんな事はわからない。
しかし、この世界を・・
この音楽業界を憂う誰かが、何かが俺をここに連れてきたのではないか。
まず一つ、俺に音楽の楽しさを思い出させる為に、・・・そして、音楽が楽しかった頃、
その頃の自分と同じように活動している若者が、今もまだいるんだという事にも気付かせる為に・・
桑田(そして・・・)
桑田(そして・・・・・・)
576 :
追いついたしえん
彼女が髪を指で
577 = 30 :
この先を、桑田は考えたくなかった。
この世界では、桑田はただの高校教師。何の力もない。
・・しかし、元の世界、‘サザンの’桑田佳祐であれば、力も人脈も、
30年間培ってきた物がある。
桑田はこの世界に来て、音楽の楽しさを思い出し取り戻した桑田は、
今も自分の若い頃と同じように夢を追っている若者がいる事を、
‘教師’という近い場所で目の当たりにした。
578 :
しかし、書くペースが早いな、、
580 = 30 :
・・桑田がこの世界に来させられた最後にして最大の理由。
それは若き日の自分を取り戻し、
しがらみで満ちた世界に改めて向かい合った桑田が、
その世界を変えていくきっかけを作り出す事。
・・・元の世界に戻って。
581 :
やっぱ最後は戻るのか、、
582 = 30 :
桑田(・・・違う。)
桑田(俺にはこの世界全体を変えていく事なんてできない・・・!)
桑田(しかし、しかしこの子達だけだったら・・)
桑田(この子達だけなら、俺は守っていける。・・・守ってやりたい。)
桑田(でも、俺はこの世界では何の力もない・・)
桑田(俺の力では・・・見守る事しかできない・・・)
584 = 30 :
桑田はこの世界に来て初めて、‘一般人’となった自分を呪った。
サザンの名前さえ取り戻す事が出来たなら・・・彼女達をこの先も守っていけるのに・・
(・・・そろそろ戻ろうか。)
またあの声が聞こえる。
嫌になる程、はっきりと頭に響く。
・・意識が少し遠くなり、
桑田は薄く目を閉じた。
585 = 471 :
まだ戻るには早いぜ・・・
586 = 533 :
代わりに俺が行くしかないな…
588 = 424 :
うおお、どうなるんだ
589 :
>>586
先生、ギターは弾けないの?
えー、じゃあドラムはー?
…もーいいよ!さわちゃーん
590 = 581 :
桑田、、
591 = 30 :
車のエンジン音が聞こえる。
自分は車の後部座席で眠っている。
これから青山へ行って、アルバム制作の作業・・
・・なんだ、俺はやっぱり夢を見ていたのか。
それもそうだよな。俺が高校の教師で、女子高生に囲まれて・・
エロい事ばっか考えてるからこんな事になるんだ。
あと10分程で到着だ。
592 = 533 :
>>589
おいしいおにぎりならつくれるぜ?
593 :
おお!? 戻っちまったのか!?
594 = 30 :
そろそろ起きて、新曲の構想を・・
(・・い!)
(・・・くわ・・せんせい!)
どこからか声が聞こえる。
俺はまだ夢の続きを見ているのか。
そう思いながら何となしに伸びをし・・・
597 = 326 :
エロはいらん
支援
598 = 555 :
エロはどんな絵面で想像したらいいかわからなくて萎えるからいらないな
しえん
599 :
でも、けいおん!だってあと2年たったら「ああ、そんなのあったね」な存在になるかもしれないよな……
600 :
稲葉先生
桜井先生
草野先生
TERU先生
HYDEちゃん
か
みんなの評価 : ★★★×25
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