元スレなぎさ「プリキュアでトーナメント?」 つぼみ「ですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
201 = 166 :
大浴場。
のぞみ「うわ! 広ーい!!」
かれん「まぁまぁね」
りん「さすがお嬢様……このレベルでまぁまぁですか」
うらら「……」ツルペタ
こまち「そのうち、そのうちね」
うらら「はぁ……」
くるみ「さ! 汚れを落とすわよ!」
かれん「女の子しかいないからって一切隠さないのはどうなのよ」
その屋根裏では。
ブンビー「博士、全て首尾良く整っております」
サバーク「君は優秀だなブンビー君。なんなら砂漠の使徒になるかね?」
ブンビー「ありがたき幸せ……」
202 = 166 :
ブンビー「ところでやはり博士も商売目的ですか?」
サバーク「バカを言うな。私は純粋にプリキュアに興味を抱いているだけだ」
ブンビー(それってよりヤバいような……ま、いっか)
ガラリと浴場のドアが開く。
咲「あ」
舞「先客がいたみたいね」
のぞみ「咲ちゃん! 舞ちゃん!」
こまち「こんばんわ」
舞「どうも」ヌギヌギ
咲「……」
りん「入らないの?」
咲「入るけど、恥ずかしいから脱ぐとこみないでよ」
サバーク「ほう、意外な一面だな」
満「咲たまんないわ」
203 = 166 :
ブンビー「……え」
サバーク「……ん」
満「……あ」
ブンビー「どうも」
サバーク「よろしく」
満「あ……はい…………」
満「うわあぁぁぁーーー!! 咲ーーー!! 舞ーーー!!」
咲「な、何?」
舞「満さんの声よ!」
のぞみ「ブン……ビー?」
かれん「と、誰?」
こまち「とりあえずご退場願った方が良さそうね」
その後、満は屋根裏に潜んでいた理由を問い質されたが、見張りをしていたで押し通した。
204 = 166 :
浴場を出てもまだ咲の怒りは収まらなかった。
咲「あーもう! 信じられない! 光の園の警備ってどうなってんのよ!」
舞「あはは……」
満(ちっ! 余計な邪魔のせいで……)
なぎさ「でさー、あたしの靴下って……あ」
丁度浴場へ向かっていたなぎさ達とはち合わせる。
咲「……」
せつな「……」
舞「こ、こんばんわ」
せつな「怪我、大丈夫?」
舞「は、はい」
せつな「良かった」
咲「!」
205 = 166 :
思わずせつなに詰め寄る咲の前に、なぎさが立ちはだかる。
咲「先輩……」
なぎさ「色々言いたい事はあるだろうけど、手を出すなら見過ごせないよ」
咲「どっちの……」
なぎさ「私はどっちかだけの味方じゃないよ。ましてや誰の敵でも無い」
なぎさ「皆の味方。同じプリキュアなんだから当たり前でしょ」
咲「もういいです、行こう舞」
舞「う、うん」
一行に一礼して、先を追い掛ける舞。
206 :
咲が怖い…
207 = 166 :
なぎさ「あの子って意外と頑固ねー」
ほのか「そこが良い所でもあるのよ」
せつな「……」
なぎさ「気にするなとは言わない。でも、また皆で笑えるよ。このままなんてありえない」
ラブ「なんか、なぎささんが言うとそうなる気がします」
ブッキー「本当に、安心します」
美希「カリスマって奴ですか?」
なぎさ「ほ、褒めても何も出ないよ」
ほのか「そうよ、なぎさは凄いんだから」
ひかり「そうです」
なぎさ「いや~! 照れるなー!! あはははは!!」
せつな(皆で笑う……そう、その為にも……)
208 = 166 :
部屋に戻ると、即座にベッドに飛び込む咲。
舞「咲、私は本当に気にしてなんか」
咲「違うよ」
舞「え?」
咲「私、自分が情けない」
舞「どうして?」
咲「先輩の目……真っ直ぐ見れなかった。逸らした、逃げたの」
舞「そんな事……」
咲「勝てない……こんなんじゃあの人に勝てないよ……舞ぃ……」
家族にさえ見せないであろう情けない表情になる咲。
そんな咲を、黙って舞は抱きしめる。
舞「大丈夫よ。どんな状況でも、咲は乗り越えられるわ」
舞「私の事なんかいいけど……勝って、強い咲を見せて」
咲「舞……頑張るよ……」
209 :
やっぱり白黒と花鳥風月組はいいな~
210 :
しえん
211 :
┌──────┐ ┌──────┐
│マリン. ├─┐ ──┤アクア │
└──────┘ │ └──────┘
└── ──┐
┌──────┐ │ ┌──────┐
│ミント.. ├── └─┤ブラック │
└──────┘ └──────┘
┌──────┐ ┌──────┐
│ピーチ. ├── ┌─┤ホワイト │
└──────┘ │ └──────┘
┌── ──┘
┌──────┐ │ ┌──────┐
│ドリーム... ├─┘ ──┤ベリー │
└──────┘ └──────┘
┌──────┐ ┌──────┐
│ローズ. ├─┐ ──┤ルミナス. │
└──────┘ │ └──────┘
└── ──┐
┌──────┐ │ ┌──────┐
│レモネード ├── └─┤ブルーム. │
└──────┘ └──────┘
┌──────┐ ┌──────┐
│パッション. ├─┐ ──┤ルージュ │
└──────┘ │ └──────┘
└── ──┐
┌──────┐ │ ┌──────┐
│イーグレット.. ├── └─┤ブロッサム. │
└──────┘ └──────┘
212 = 166 :
なぎさとひかりの部屋。
なぎさ「んぐ~~!! 亮太ー!! 覚悟しなさい!!」
なぎさ「あ、藤P先輩……これ……受け取って下さい……ってコラ! メップル!」
なぎさ「ん~! まだ食べられるよぉ……むにゃむにゃ」
ひかり「どんな夢見てるんですかこの人は……」
ほのかの部屋。
ほのか「奇麗な景色……」
ほのか「あなたにもこんな景色を見て欲しかった……」
ほのか「せめて……もう一度……」
ほのか「だから、必ず私が……いえ、私達が……」
ほのか「待っててね」
ほのか「キリヤ君」
213 = 166 :
つぼみとえりかの部屋。
つぼみ「えりかぁ……もう寝かして下さいよぉ……」
えりか「何言ってんの!? 夜はまだまだこれからよ!!」
つぼみ「明日も早いんですから……」
えりか「てぇーい! 隙あり!」
手元の枕を投げつけるえりか。
つぼみ「はぁ……お泊まりだと異様にテンション上がる子っていますよね」
えりか「うっひょーい!!」
つぼみ「一人部屋に変えて貰おうかな」
えりか「ぐー……zzz」
つぼみ「そして勝手に寝ますか……と言うかなんという寝つきの良さですか」
えりか「ん……つぼみぃ……つぼみ……」
寝惚けているのか、手を伸ばすえりか。その手をつぼみは優しく握る。
つぼみ「ここにいますよ、えりか」
214 = 166 :
ラブとせつなの部屋。
ラブ「明日も頑張ってねせつな!」
せつな「ええ、精一杯ね」
ラブ「でも、出来ればあんまり危険な戦い方はしてほしくないな」
ラブ「負けても、誰もせつなを責めたりしないんだからさ」
せつな「……それは出来ないわ」
ラブ「……」
せつな「ねぇラブ」
ラブ「ん?」
せつな「いつか、ラビリンスに遊びに来てね……その時はきっと、幸せが溢れてるわ」
ラブ「え……うん! もちろんだよ!」
せつな「ありがとう」
215 :
???「ここが七人のキモオタとプリキュアの世界か」
216 = 166 :
ブッキーと美希の部屋。
美希「……」パシャパシャ
ブッキー「美希ちゃん……それ化粧水?」
美希「そうよ。お肌の張りは寝る時のケアが決め手なんだから」
ブッキー(中学生なんだから天然状態で十分なような……)
のぞみ達の部屋。
のぞみ「くー……zzz」
りん「すー……」
かれん「……」
こまち「……」
うらら「皆さん疲れてますね」
くるみ「ほぼ不戦勝だったから体力余って目がさえてるわ」
うらら「とりあえずレモンの香りでも広げておきます」
そして、太陽が昇り、準々決勝が始まる。
217 = 211 :
そういえば光の園の1日って虹の園の100年なんだよな
218 = 166 :
キリが良いので一端寝る
あと書き溜め分は出し切った
展開は考えてるけど、残りはアドリブで
13時くらいに起きると思う
保守と支援ありがとう
特にID:PsRJzVcy0
>>215
IDが橘さん
219 = 164 :
おやすみ
220 = 206 :
楽しみに待ってるぜ
221 :
誰が勝つかで作者がえこひいきしてる娘がよくわかる
222 = 211 :
プリキュア同士で戦わせる妄想なら俺もよくやる
223 :
13時までは無理だができるかぎり保守
225 :
書き込めば保守になるのか?
現在ニート中の俺も影ながら応援してます
ちなみに俺、スプラッシュ☆スターが好きです
ちょっと気になるのが、初代組を先輩扱いしてる所かなぁ…
DXって観た事無いんだけど、そんな接し方してるの?
なんかニコニコ動画の初代推しの奴みたいで嫌だなぁ…
まぁ、話的には盛り上るけどね
期待しておりまフ
226 = 223 :
ほ
228 :
このスレ面白いね最後どっかがまとめてくれないかな
支援
229 = 159 :
咲ってこんな必要以上にナリナリ言ってたっけか
230 :
保守頼むぜ
232 :
保
>>231
そろそろ大型テレビ買うか
233 = 228 :
>>232
俺は未だにアナログの世間乗り遅れ組だが
後々の為にDVD止めてBDの方にしといた保守
234 :
ホシュキュア、マーブルスクリュー マックスー! スパァァァァクッ!!
ブルーレイ8000円てタカイナー
通常DVD5000円
特装DVD6000円
さらに2000円高い8000円だぜ?
はたしてそんだけの価値を用意してくれてるのか?
235 :
それでも屑なら買ってくれるって私信じてる!
237 = 14 :
>>235
え?君だれ?
17人の中の誰かなの?
238 :
初代贔屓はそうしないと原理主義者が喚くから仕方ない
そもそもこの手の強さ議論を招くSSで荒れてないってのはすごいと思う
239 = 166 :
タルト『お待たせしました! 準々決勝開始やー!』
タルト『実況は引き続きワイや。今日はゲストも来てくれとるで』
ベリー『よろしく』
アクア『どうも』
パイン『私の出番……』
ハートキャッチ控え室。
えりか「んー! バッチリ寝たし、やってやるっしゅ!!」
つぼみ「えりかのせいで寝不足です……」
拳を握って突き出すえりかと、重そうな瞼をこするつぼみ。
えりか「あはは! 優勝したら安眠枕でも貰ってあげるよ!」
240 = 14 :
クソッ せっかくネタを仕込んだのに・・・
ハトプリDVDの1巻のマリンが例の左上ポジションなんだが
大丈夫かね?www
241 = 235 :
>>237
さっさと買って借金ゲットだよ!
242 = 14 :
>>241
つまんねーうえに意味わかんねーw
出直して来い!
俺敵には言ってたのがハデーニャとかで
んじゃ買わねーよ! ペッ て流れにもってきたかったです
意味はなんとなくわかるがつまんないね・・・
243 = 166 :
5GОGО控え室。
のぞみ「そいじゃあ、二回戦へ行ってきます!」
こまち「あの子は強いわよ」
うらら「て言うか、のぞみさんの願いって何なんですか?」
りん「頭を良くしてください」
ココ「ぷっ」
ナッツ「正しい願いナツ」
のぞみ「違うよ! そんなのいらないもん!」
りん「そんなのって……あんた教師になりたいなら」
のぞみ「そんなズルみたいなやり方でなっても嬉しくないよ」
のぞみ「夢って誰かと叶える事はあっても、誰かに叶えて貰うものじゃないよ」
のぞみ「だからさ、優勝したら皆でパーっと遊ぼうよ!」
りん「のぞみ……」
244 = 166 :
タルト『ほな行くでぇ! 大きなお友達のハートを鷲掴んで離さない! キュアマリン!』
花道を走り、リングに降り立つマリン。
マリン「海風に揺れる一輪の花! キュアマリン!」
タルト『小さなお友達の希望の星! 人気は未だ衰えず! キュアドリーム!』
ドリーム「大いなる希望の力! キュアドリーム!」
客「ドリームちゃーん! マリンちゃーん!」
マリン「サクサクっといくよ」
ドリーム「そうはいかないよ。皆で遊びに行こうって約束したばっかりなんだから」
マリン「現役として、負けられない!」
番人『試合開始!』
構えたまま動かない両者。
お調子者の二人とは思えないほどに会場は静まり返っている。
マリン(さすがに隙が無いなぁ……だったら)
245 = 166 :
マリン「マリン・インパクト!」
ドリームではなく、リングに掌底を放つ。
リングが砕け、礫が宙を舞う。
マリン「もう一丁! マリン・インパクト!」
瓦礫の一つをインパクトで弾き飛ばすマリン。
衝撃で細かく砕け散った瓦礫は散弾銃のようにドリームを狙う。
ドリーム「うわっ!」
紙一重で避けるドリームだが、瓦礫は次々に飛んでくる。
マリン「そりゃそりゃそりゃあ!!」
ドリーム「このっ……」
アクア『闘技場を利用するなんて、やるわね』
ベリー『さすが青いプリキュアね』
タルト『遠回しな自画自賛は置いといて……ドリームはんこのままやと危ないで!』
ドリーム「やられっ放しじゃないよ! プリキュア・シューテイングスター!!」
両腕を交差させて飛び上がり、オーラを纏って急降下するドリーム。
瓦礫など触れただけで消し飛ばしていく。
246 :
さるさる
247 = 166 :
マリン(来た来た! カウンターのマリン・ダイナマイトで撃ち落としてやるんだから!)
体を屈めてエネルギーを溜めるマリン。
マリン「マリン・ダイナマ……イ……」
四肢を広げて気付く。ドリームがどこにも見当たらない。
ドリーム「こっちだよ」
背後からの声に、慌てて振り向くマリン。
マリン「な、なんで後ろに!?」
ドリーム「言ってなかったっけ? シューティングスターは直進だけじゃないし、途中で止まれるよ」
マリン「ず、ズルい……」
ダイナマイトの空撃ちのせいで息が上がるマリン。
ラッシュが得意なだけに、それを外されると余計に体力を食った。
ドリーム「あとね、私の技もシューティングスターだけじゃないよ」
掌から光の蝶を生み出すドリーム。
ドリーム「夢見る乙女の底力! 受けてみなさい!」
248 = 166 :
ドリーム「プリキュア・ドリームアタック!」
マリン「きゃああー!!」
撃ち出され、マリンに激突する光の蝶。
可憐な見た目とは裏腹に、強力なエネルギーの込められたそれは大幅なダメージをマリンに与える。
それでも懸命に右手を伸ばすマリン。
マリン「マリン・シュート!」
ドリーム「プリキュア・クリスタルシュート!」
マリン・シュートを搔き消して光弾がマリンの体を吹き飛ばす。
番人『マリン、ダウン!』
マリン「あ……あう」
つぼみ「マリン!」
タルト『一回戦では圧倒的やったマリンはんが……』
アクア『確かにあの子の才能は歴代プリキュアでも屈指』
ベリー『でもまだまだその才能を使いこなせていないわ。ペース配分も滅茶苦茶』
アクア『あれだけ技を連発していれば、ガス欠にもなるわね』
パイン(喋る隙が無いよぉ)
249 = 166 :
ドリーム「才能だけで勝てるほど、プリキュアは甘くないよ!」
マリン「う……うるさい!」
距離を詰めて打撃戦を繰り広げるが、攻めるドリームに守るマリンの図式は変わらない。
ドリーム「ほらほら! こんな簡単なフェイントに引っ掛かっちゃダメだよ!」
マリン「うう……」
ドリーム「受けたらすぐ反撃しないと!」
マリン「この!」
ドリーム「大振り過ぎ!」
こまち「なんだかのぞみさん、戦い方を教えてるみたいね」
りん「のぞみなりに……二年分の戦いを後輩に伝えようとしてるんだと思います」
250 = 166 :
マリン「はぁっ……! はぁ……!」
大きく肩で息をするマリン。
客「はぁはぁしてるマリンちゃんたまらんわい」
ドリーム「もうスタミナ切れ?」
マリン「だ、誰が!」
ドリーム「大丈夫だよ」
マリン「何がよ!」
ドリーム「プリキュアは倒れれば倒れるほど、立ち上がった時にもっと強くなる」
ドリーム「だから、ここで私があなたが倒す!」
ドリーム「現役のあなただからこそ、私は負けるわけにはいかない!」
再び飛び上がるドリーム。
地上のマリンは悔しさを隠さぬ表情でそれを見ていた。
マリン「何よ……好き勝手言って……」
マリン「負けられないのはこっちだって同じなんだから!」
マリン「一緒に強くなるって! つぼみと約束したんだから!!」
みんなの評価 : ★★★×5
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