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    元スレなぎさ「プリキュアでトーナメント?」 つぼみ「ですか?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - ライアーゲーム + - とある + - なぎさ + - なぎさ「正座をして + - ひだまり + - ひだまりスッケチ + - キュアベリー + - スマイルプリキュア + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    651 = 616 :

    寝る
    明日の夕方までは落ちてませんように

    652 = 618 :

    タルト『いよいよ最後の試合……決勝戦や!!』

    客1「わおー!!」

    客2「うぎゃー!!」

    客3「あひゃひゃ!!」

    客4「おのれディケイドーー!!」

    タルト『お客さんも興奮を隠しきれへんみたいや!』

    タルト『オッズは……ややパッションはん有利や』

    タルト『しかし勝負は最後まで解らへん!!』

    タルト『さぁ、キュアブルームの登場……や……』

    リングに降り立ったのはキュアブライトだった。

    ブライト「天空に満ちる月、キュアブライト!!」

    653 = 618 :

    ラブ「せつなは!?」

    せつな「ここにいるわ」

    いつの間にかアカルンを使ってリング上にワープしていたせつな。
    変身し、パッションに変わる。

    パッション「パートナーをやられた恨みで上がってきたの?」

    ブライト「もうそんなのいいよ。舞は最初から許してたもん」

    パッション「へぇ。私が言うのもなんだけど、冷たいのね」

    ブライト「でもあなたを倒すのは変わらない……」

    番人『試合開始!!』

    パッション「出来るかしら?」

    ブライト「出来る出来ないじゃない、やるんだ!!」

    654 = 630 :

    鳴滝さんやっぱり見に来てたのかよwww

    655 = 618 :

    パッション「アカルン!!」

    消えるパッション。

    ブライト「ワンパターンだよ!!」

    両手から次々に光を生み出し、自らの周囲に張り巡らせるブライト。
    その光の弾幕が、出現したパッションを弾き飛ばす。

    パッション「く……」

    ブライト「さすがに対策くらい考えてるよ」

    ブライト「だっ!!」

    間合いを詰め、接近戦を仕掛けるブライト。

    パッション「その姿なら、遠距離戦の方が得意なんじゃないの?」

    ブライト「離れたらあなたのワープのが有利でしょ!」

    パッション「近くなら使えないとでも?」

    ブライト「使う暇も与えない! だだだだだだ!!」

    ブラックばりの連打を見せるブライト。
    少しずつパッションが後退していく。

    656 :

    勝てせつな!!数の暴力に負けるな!

    657 = 618 :

    ブライト「はっ!」

    精霊の力を込めた掌底で一気にパッションを吹き飛ばす。

    ブライト「光よーーーーっ!!」

    光弾を連続して飛ばすブライト。
    土煙が着弾点を覆い、パッションの姿が隠れる。

    ブライト「おおおおお!!」

    右腕を掲げ、特大の光弾を作って飛び上がる。

    ブライト「いけーーー!!」

    光弾をパッションの居る地点に向ける。

    パッション「残念、そこにはいないわ」

    上空に現れるパッション。

    パッション「自分で距離を取らないって言ったのに……え?」

    笑顔を浮かべて右手をパッションに向けるブライト。その手には光弾が残ったまま。

    ブライト「まだ撃ってないよ……光よ!!」

    658 :

    まあアカルン以外は並だからなあ

    659 = 618 :

    パッション「そん……な……うああああ!!」

    光弾に飲み込まれ、リングまで落ちるパッション。

    番人『パッション、ダウン!!』

    空中で一息つくブライト。

    ブライト「ふぅ、上手くいって良かった」

    のぞみ「咲ちゃん、強い……」

    りん「隙が無いね」

    えりか「よくあんなのと戦ったね~」

    つぼみ「もう一回って言われたらお断りします……」

    うらら「これで決まり……?」

    くるみ「とはいかないでしょうね」

    パッション「……」

    ブライト「ま、そう簡単にはいかないよね」

    立ち上がるパッション。その手にはパッションハープが握られていた。

    660 = 618 :

    ごめんね、コーヒー切れたから淹れるね
    ついでに一服させてね
    ほんとごめんね

    661 = 627 :

    私は一向に構わんッ!

    662 = 656 :

    ばか、気にすんなオナニーくらい自分のペースでやれ
    つまらないと思ってスレ開いたらおもしろかったプリキュアあんまり知らないが
    はじめにプリキュアになったほのかなぎさのキャラが大好きになった

    663 :

    いいなぁ
    俺コーヒー飲むと腹下すんだよね

    664 = 620 :

    支援支援
    最後まで応援してるよ
    SSっていいよね

    665 = 618 :

    パッション「良く解ったわ」

    パッション「あなたは強い」

    パッション「こっちもどうなっても良いくらいじゃないと、倒せないわね」

    そう言うと、ブライトにハープを向ける。

    ブライト「ハピネスハリケーン? でもこの距離じゃ……」

    くるみ「バカ! ワープさせられるのは技もなのよ!!」

    パッション「プリキュア・ハピネスハリケーン!!」

    ハリケーンを発生と同時にブライトの周囲に移動させるパッション。
    バリアを張り、それを防ぐブライト。

    ブライト「危なかった……ありがとうくるみ」

    パッション「喋っている余裕は無いわよ!」

    今度は自身をブライトの眼前にワープさせる。

    666 = 618 :

    パッション「はああっ!!」

    空中で猛攻をしかけるが、全てバリアに阻まれる。

    パッション「これならどう!?」

    超至近距離でワープし、ブライトの喉元にハープを突き付ける。

    ブライト「くっ!」

    パッション「ハピネスハリケーン!!」

    ブライト「はあぁ……」

    対するブライトも薄いバリアを全身に張り巡らせる。

    パッション「ハピネスハリケーン!!」

    ブライト「また!?」

    何度防がれても、ハピネスハリケーンを撃ち続けるパッション。

    ブライト「いい加減にして!」

    踵落としでパッションを落とし、それを追ってブライトもリングに降りる。

    パッション「ふふふ……」

    ブライト「何がおかしいの?」

    667 = 663 :

    パッションさん完全に悪役だな

    668 = 618 :

    パッション「さぁ? その内解るんじゃない?」

    ブライト(何か狙いがあるの……? でも、そんな事考えても仕方ない!)

    ブライト(私は私で戦うだけ!)

    ブライト「光よ!!」

    光弾を連射するブライト。
    パッションはそれを弾き、避け、あるいはアカルンを使って避ける。

    ブライト「攻めて来ないの?」

    パッション「こっちの勝手でしょ」

    ブライト「だったら決めさせてもらうよ!!」

    両手を重ね、これまでで最大の光弾を作るブライト。

    ブライト「言っとくけど、ワープさせれるような半端な攻撃じゃないよ」

    パッション「……」

    ブライト「いくよ……光よぉぉぉぉっ!!」

    669 = 649 :

    しえんた

    670 = 618 :

    リングを、大地を削って飛んでいく光の大砲。
    視界を覆うほどのそれを、パッションは冷静に見ていた。
    そして地面に手を付き、アカルンを発動させる。

    パッション「アカルン!!」

    地面ごとリングをワープさせ、光弾に対しての盾に使うパッション。
    跡形も無く消し飛ぶリング。

    つぼみ「あれを防いだ……」

    えりか「まだだよ!!」

    ブライト「おおおおお!!」

    パッションの行動を予測していたのか、次弾の準備を終えているブライト。

    ブライト「光よーー!!」

    パッション「アカルン!」

    それを今度はワープして避ける。
    が、またしてもブライトは光弾を発射する。

    ブライト「大きいのがダメなら!!」

    手頃な大きさの光弾を四方八方に乱射するブライト。

    パッション(そう……そうやって精一杯頑張って)

    671 = 618 :

    なぎさ「……」

    ひかり「どうしました?」

    なぎさ「いや、なんでパッションは攻撃しないのかなって」

    ほのか「確かにね、せめてブライトが撃つ前に潰すとか……」

    りん「ワープがあれば後ろを取ったり出来るはずだし」

    「まさか……」

    ブライト「はぁ……はぁっ……これならどうだ!!」

    上空に無数の光弾を飛ばすブライト。
    ブライトが腕を振り下ろすと同時に、光の雨となって降り注ぐ。

    パッション「そんなの」

    光弾の雨より高い位置にワープするパッション。

    ブライト「くそっ……」

    「咲! 冷静になって!」

    ブライト「解ってるよ!」

    叫んで飛び上がるブライト。

    パッション(そろそろかしらね)

    672 = 618 :

    ブライト「でえやっ!!」

    精霊の力を込めてキックを繰り出すが、易々とパッションに受け止められる。

    ブライト「そんな!?」

    パッション「はっ!!」

    そのままブライトを地面に叩き落とすパッション。

    ブライト「がはっ……」

    番人『ブライトダウン!!』

    ブライト「カウントいらない!」

    即座に立ち上がるブライト。
    目の前に迫るパッション。

    ブライト「バリアで!」

    パッション「無駄よ」

    パッションのパンチが、ブライトを吹き飛ばす。

    673 = 618 :

    ブライト「バ、バリアが……なんで……?」

    パッション「どうしてでしょうね?」

    追撃を繰り出すパッション。
    その攻撃の尽くが、ブライトを捉える。

    ブライト「精霊の力が……出ない……」

    「そんな!」

    「どうして!?」

    パッション「単純明快、考えるまでも無いわ」

    「エネルギー切れ……よ……」

    パッション「正解」

    ブライトの鳩尾に、パッションの膝がめり込む。

    ブライト「ぐふ!」

    番人『ブライトダウン!!』

    パッション「精霊の力を失くしたあなたなんか、敵じゃないわ」

    674 = 618 :

    パッション「あんなにハピネスハリケーンを受けて、その上であの無駄撃ち」

    パッション「空になるのも当然ね」

    番人『6、7……』

    なぎさ「立ちなさいブライト! こんなままで終わって良いの!?」

    「咲! 立って!」

    つぼみ「ブライトさん!」

    ブライト「大丈夫……まだまだ絶好調ナリ!」

    親指を立てて立ち上がるブライト。

    パッション「知らない内に随分人気者になったのね」

    ブライト「あなたもね」

    パッション「……」

    ブライト「皆があなたを心配してる、私はその代表としてここに立ってる」

    ブライト「だから……寝てられないよ!!」

    675 = 618 :

    パッション「心配……? 余計なお世話って言うのよ!」

    ブライト「甘えないでよ! 意地張って拗ねてるだけでしょ!」

    パッション「あなたに何が解るの!? ラビリンスに生まれた者の気持ちなんて、同じ住人しか……」

    ブライト「そんなの解んないよ! 当たり前じゃん!!」

    ブライト「解んないけど、友達だから知りたいし、教えて欲しいって思うんでしょ!!」

    ブライト「伸ばされてる手を掴みもしないで、我儘言わないで!」

    ブルームになって突撃する。

    ブルーム「うおおおーーっ!!」

    パッション「なんと言おうと」

    アカルンで後ろを取り、ブルームの後頭部を掴む。

    ブルーム「あぐ!」

    パッション「これが現実よ」

    676 = 618 :

    パッション「ふん!」

    ブルームの頭を地面に叩き付けるパッション。

    ブルーム「が……」

    パッション「この……このっ!!」

    手を離さず、何度もブルームを地面に叩きつける。

    タルト『これがプリキュアの戦いかいな……』

    パッション「あああああ!!」

    ブルーム「う……あ……」

    パッション「どうすれば良かったのよ!?」

    パッション「故郷を救える力があるなら、欲しがっちゃいけないの!?」

    パッション「諦めて他の人を祝福すれば良かったの!?」

    パッション「そんなに耐えられるほど、私は強くない!!」

    掴む場所を首に変え、ブルームを片手で持ち上げる。

    パッション「私にはもう、ラビリンスしか残ってない!!」

    679 = 618 :

    ラブ「せつな! もう止めて!!」

    ゆっくりとラブの方に顔を向けるパッション。
    その形相は、イースと言った方がより正しかった。

    パッション「やっぱり、あなたも……私が負ければ良いと思ってるんでしょ」

    ラブ「違う! せつなにそんな事して欲しくないだけだよ!!」

    パッション「そんな事? ラビリンスの再建がそんな事?」

    パッション「そうよね、あなた達にとってはその程度だわ」

    ウエスター「イース! いい加減にしろ!」

    パッション「どうして!? ラビリンスの再建は、私達三人共通の夢じゃないの!?」

    ウエスター「ラビリンスが良くなったって……」

    ラブ「そこにせつなが居なきゃ、意味なんて無いよ!」

    ラブ「私は、せつなの居るラビリンスに行きたいの!!」

    ラブ「だから……だから帰って来て! 私の親友のせつな!!」

    パッション「黙れ……黙れっ!!」

    ブルーム「ラブ……約束……守るから!!」

    680 = 618 :

    パッションの腕を掴むブルーム。
    その力の強さに、思わずパッションは手を放す。

    パッション「どこにそんな力が……」

    ブルーム「あなたもプリキュアだから解るはず」

    ブルーム「自分の為じゃない、誰かの為に戦う時、プリキュアには無限の力が宿るの」

    パッション「誰かって言うなら、私だってラビリンスの為に!」

    パッション「それとも、ラビリンスは守る価値が無いとでも言うの!?」

    ブルーム「違う! 誰も……あなたの戦う目的を否定なんかしてない!!」

    ブルーム「でも、目的の為に純粋過ぎて周りが見えてない」

    ブルーム「私もそうだった……」

    ブルーム「私を、仲間を評価して欲しくて、必死だった」

    ブルーム「皆が心配してくれてるのも気付かずに、バカだった」

    681 :

    馬鹿野郎…泣けてきたじゃねえか…

    682 = 620 :

    感動的な展開だ・・・支援

    683 = 618 :

    パッション「誰も私の事なんて……」

    ブルーム「昨日の晩、皆が私に何て言ったと思う?」

    パッション「知るわけ無いでしょ」

    ブルーム「『友達を助けて』……誰も、私にあなたを倒せとは言わなかった」

    パッション「それが……何なのよ!?」

    ブルーム「あなたの事が大切だって……誰かが、ううん、誰もが思ってる」

    パッション「うるさい……」

    ブルーム「口で言って解らないなら」

    構えるブルーム。

    ブルーム「先輩が教えてくれたように、今度は私があなたに伝えるよ」

    684 = 645 :

    あー、もう無理
    寝るから保守しておいて

    685 = 618 :

    ブルーム「はあああっ!!」

    踏み込み、全身の力を込めたパンチを放つブルーム。

    パッション「精霊の力無しじゃ効かないわよ!」

    だがブルームのパンチは、精霊の力以上の威力を持ってパッションを吹き飛ばす。

    パッション「が……は!!」

    ブルーム「精霊の力が無くたって!!」

    ブルーム「今の私には、皆の想いが宿ってる!!」

    ブルーム「ラブだけじゃない! 全員の想いが!」

    ブルーム「拗ねてる人になんか、負けない!!」

    ブルームの攻撃がパッションを幾度も吹き飛ばす。

    パッション「つ、強い……」

    パッション(強いのに……どうして……)

    パッション(とても、優しい……)

    686 = 618 :

    パッション「ボロボロのくせに!」

    ハイキックを繰り出すが、難なくブルームに避けられる。

    ブルーム「私だってもう倒れたいよ!」

    パッション「そうして欲しいわね!」

    ブルーム「そうはいかない! この背中と、ほっぺたにもらった想いがそんな事は許さないの!!」

    パッション「御託を!」

    ブルーム「あなたを元に戻すまで、負けられない!!」

    話しながらも一進一退の攻防を繰り広げる両者。

    パッション「はあっ!」

    下段蹴りでブルームを転ばせるパッション。
    倒れるブルームの喉を目掛け、手刀を放つ。

    パッション「止めよ!」

    687 :

    >ブルーム「あなたの事が大切だって……誰かが、ううん、誰もが思ってる」

    はぁ……素晴らしい

    688 = 618 :

    タルト『これは決まったかーー!?』

    ブッキー「ううん……見て!!」

    美希「寸止め……?」

    ブルーム「あ……」

    パッション「……」

    寸前で、パッションの手が止まる。

    ブルーム「どうして……」

    パッション「出来ない……」

    689 = 618 :

    大粒の涙を流すパッション。
    それが落ちて、ブルームの顔を濡らす。

    パッション「もう……無理……これ以上……」

    パッション「と、友達と……戦いたく……ない……」

    立ち上がるブルーム。

    パッション「ごめん……なさ……」

    パッション「あなたの……パンチを通して……皆の想いが……」

    パッション「私……私……」

    ブルーム「けじめの一発、いくよ」

    黙って頷くパッション。
    ブルームが客席を見渡すと、なぎさを筆頭に皆が、最後にラブが大きく頷く。

    ブルーム「はあああ……」

    ブルーム(私の中の力を! 全部絞り出す!!)

    ブルーム「だああああああああっ!!」

    大きく振りかぶった一撃が、パッションの顔面を張り飛ばし、壁まで激突させる。

    690 = 618 :

    それを見届けて、咲に戻りながら倒れるブルーム。

    「もう何も残って無いナリ……」

    番人『むぅ、変身が解けたか……だが、パッションもダウンしている』

    番人『先に立った方を勝者とする!!』

    タルト『パッションはんが立てるかどうかや』

    「咲! 頑張って! 立って!!」

    舞の声援に呼応するように、少しずつ立ち上がる咲。

    ラブ「……」

    ラブの肩に手を置くウエスター。

    ウエスター「言ってやってくれ」

    ラブ「うん」

    ラブ「せつなーー!! 頑張ってー!! 幸せ、ゲットだよ!!」

    ラブの方を見て、咲は微笑み、再び倒れる。

    パッション「ありがとう……ラブ、咲……皆」

    番人『優勝! キュアパッション!!』

    691 = 649 :

    しえすた

    692 = 618 :

    「咲!」

    試合場に飛び込み、番人を押しのける舞。
    咲を抱き起し、肩を貸す。

    「あははは……最後の最後で、かっこ付かなかったね」

    「そんな事無い! 咲は……咲は、最高よ」

    なぎさ「よくやったわね~このこの!!」

    クシャクシャと咲の頭を撫で回すなぎさ。

    「うええ……大事にして下さいよ」

    ほのか「それがなぎさの大事なのよ」

    「咲……」

    「大丈夫?」

    「ごめんね、二人とも……プリキュアにしてあげられなかった」

    693 = 618 :

    「咲らしくないわね」

    「そうよ」

    「ふぇ?」

    「小さい事をいつまでも気にしないの」

    「プリキュアじゃなくたって、あなたと私達は友達。それで十分よ」

    「舞も、ね」

    「二人とも……」

    「ただ、これだけは言わせて」

    「二人とも私達の為に……」

    満薫「どうもありがとう」

    「えへへ……」

    「どういたしまして」

    694 = 618 :

    せつな「……」

    咲達に近寄るせつな。

    せつな「あの……その……ごめん……なさい」

    「何を謝ってるの?」

    せつな「あ……」

    「優勝者がそんな顔しちゃいけないわ」

    「そーそー、もっと胸を張ってよ。じゃなきゃ負けた私がもっと情けないじゃん」

    せつな「ごめ……」

    ラブ「違う!」

    せつな「ラブ!?」

    ラブ「嬉しい時は、違う言い方でしょ」

    せつな「そうね……ありがとう、咲、舞」

    696 = 618 :

    くるみ「私達も」

    のぞみ「ボコボコにされたんですけど~」

    せつな「あっ……」

    りん「のーぞーみー」

    のぞみの頬を引っ張るりん。

    のぞみ「じょ、冗談だよりんちゃん!」

    りん「言って良い事と悪い事があるでしょうが」

    くるみ「でも借りは借りよ」

    せつな「解ってるわ」

    のぞみ「罰としてラビリンスの特選スイーツ食べ放題! それで許してあげる!!」

    自信満々といった体で言うのぞみと、キョトンとした顔になるせつな。

    りん「ダメだこりゃ……」

    697 = 618 :

    つぼみ「あう……くう……あうあうあー……」

    涙と鼻水を垂れ流すつぼみ。

    えりか「拭きなさいよもう」

    それを拭ってやるえりか。

    つぼみ「わ、私、プリキュアになって、本当に良かったです……ぐすっ」

    えりか「そうだね……海より深い私の心も、感動でいっぱいだよ」

    薫子「今のプリキュアも、なかなかやるわね」

    つぼみ「おばあちゃん!!」

    薫子「二人とも、良い勉強になったみたいね」

    つぼみ「はい!」

    698 = 618 :

    程無くして、宮殿にプリキュア達が集められる。

    クイーン「優勝おめでとう、キュアパッション」

    せつな「ありがとうございます」

    クイーン「それを祝して、全てを生み出す力の欠片を授けます」

    クイーン「あなたの願いを叶えると良いでしょう」

    せつなの手に、宝石のように固まった全てを生み出す力が収められる。

    クイーン「プリキュア達よ、これからも世界を頼みますよ」

    なぎさ「はい!」

    「任せて下さい!」

    のぞみ「何が起きたって!」

    ラブ「私達が!」

    つぼみ「守ってみせます!」

    699 = 681 :

    せつな、しあわせゲットだよ!!
    最近ようやく気付いたんだけど、

    し あわせゲットだよ!
    あ たし完璧!
    わ たし信じてる
    せ いいっぱい頑張るわ

    皆の口癖の頭文字合わせると、「しあわせ」だったんだな…フレッシュらしいなぁ~

    700 = 687 :

    そうそう、>>699もしあわせゲットだね


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