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    元スレなぎさ「プリキュアでトーナメント?」 つぼみ「ですか?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - ライアーゲーム + - とある + - なぎさ + - なぎさ「正座をして + - ひだまり + - ひだまりスッケチ + - キュアベリー + - スマイルプリキュア + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    153 :

    もうそろそろ13人で生き残り掛けて戦うプリキュアとか出てきそうな感じがするんだ

    155 :

    岡山キュア

    156 :

    書き溜めてるみたいだしなぎさ優勝に賭けとこう

    157 :

    >>153
    蛇モチーフの奴がやりたい放題暴れるんだな

    158 :

    岡山キュアときいて

    159 :

    だれかオッズ表作ってくれ

    160 :

    俺はもう寝るけど
    きっと朝目が覚めた頃にはこのスレ落ちてるんだろうな・・・
    vip板使うなっての!

    161 :

    たまにある誤字にクスリとくる

    164 :

    ほっほ

    165 = 156 :

    166 :

    ルミナス「輝く命、シャイニールミナス!!」

    ルミナス「光の心と光の意志、全てを一つにするために」

    えりか「長い変身ね~」

    つぼみ「私達も人の事は言えないんじゃ……」

    ルミナスに続き、ブルームも現れる。

    ブルーム「輝く金の花! キュアブルーム!!」

    「たぬー!!」

    ブルーム「ねぇ、試合の前に一つ聞いて良い?」

    ルミナス「なんですか?」

    ブルーム「なぎささん……キュアブラックって強い?」

    ルミナス「えっ?」

    ブルーム「いや、強いのは解ってるんだけど……なんて言うか……あ~! うまく言えない」

    ルミナス「なぎささんは……」

    167 = 166 :

    ルミナス「いつも明るくて笑っていて、どんな時でも絶対に助けに来てくれて……とても、頼りになる人です」

    ルミナスの言葉に満足気に頷くブルーム。

    ブルーム「そういう人だから、超えたくなるんだよね」

    ルミナス「え?」

    ブルーム「こっちの話。じゃあ行くよ」

    番人『試合開始』

    ブルーム「先手必勝!」

    リングを蹴って間合いを詰めるブルーム。
    精霊の力を込めたパンチを放つが、そこにはもうルミナスはいなかった。

    ブルーム「あれ?」

    「上よ!」

    何らかの技を出すつもりなのか、力を溜めるルミナス。

    ブルーム「アンクションはプリキュアには効かない……どうするつもり?」

    168 = 166 :

    ルミナス「ルルン! 力を貸して!!」

    ルミナスの叫びと共に、光の壁がドーム状に広がっていく。

    ブルーム「攻撃もしてないのにバリア?」

    「ブルーム! さっさと逃げて!」

    ブルーム「逃げる? なんで?」

    際限無く広がっていくバリアが、ゆっくりとブルームの居場所を奪っていく。

    ブルーム「え? ちょ、ちょっと待って……」

    リング中央から壁際、やがてはバリアに押し込まれ、倒れてしまうブルーム。

    番人『ぶ、ブルームダウン!』

    ブルーム「えー!!」

    タルト『なんちゅう作戦や! バリアで無理矢理ダウンさせおった!!』

    パイン『で、ですが……ルール上問題はありませんし、10カウントでルミナスの勝ちです』

    170 = 166 :

    タルト『優勝候補の一角、キュアブルームがまさか……大番狂わせが起こってしまうんやろか』

    番人『3、4』

    ルミナス「私のバリアはそう簡単に崩せません」

    なぎさ「す、凄いよルミナス! こんな手があったなんて!」

    のぞみ「か、勝っちゃうの?」

    「咲が負けるわけない!」

    「そうよ! 舞が見てるのよ咲!」

    ブルーム「うう……」

    ブルーム(そうだ……舞も、イーグレットもこんな風に)

    ブルーム(これはバリアだからまだマシだけど、イーグレットはもっと痛かったはず)

    ブルーム(あの借りを返すんだから……負けない!!)

    ブルームの四肢が光り輝く。

    ブルーム「だあああああっ!!」

    171 = 166 :

    精霊の力を全開放し、バリアを持ち上げるブルーム。

    ルミナス「そ、そんな……嘘……」

    ブルーム「でえやあぁぁぁっ!!」

    バリアごとルミナスを投げ飛ばすブルーム。
    無傷ではあるものの、唖然とした表情で受け身を取るルミナス。

    なぎさ「ありえない……」

    ブルーム「はぁ……はぁ、勝負はここからだよ!」

    ルミナス「いいえ……あれを破られたら私に勝ち目はありません、ギブアップです」

    番人『勝者、キュアブルーム!!』

    片手を上げて応えるブルーム。
    しかし歓声はどちらかといえば、意外な健闘を見せたルミナスの方に多かった。

    ブルーム「今日も咲ちゃん絶好調……ナリ……」

    寂しげな呟きは、誰にも聞こえない。

    172 = 166 :

    5GOGO控え室。

    りん「やっと出番かぁ、待ちくたびれましたよ」

    かれん「しっかりね」

    りん「はい。でも相手は新人ですし、なんとかなりますよ」

    こまち「解らないわよ。あの子達の成長スピードは目を見張る物があるわ」

    りん「実際戦ったこまちさんが言うならそうなんでしょうね」

    りん「ま、油断せずに頑張ります! 先輩らしいところも見せたいですしね!」

    かれん「その意気よ」

    りん「あと~、私が勝たないと5勢が負け越しになっちゃうんで」

    かれん「……」

    こまち「……」

    りん「あ、あはは、冗談ですって」

    173 = 166 :

    ハートキャッチ控え室。

    つぼみ「よし! 行きますよシプレ!」

    シプレ「はいです!」

    えりか「ありゃ、てっきり『先輩達と戦うなんて出来ません~』とか泣き叫ぶと思ってたのに」

    つぼみ「確かに戦うのは好きじゃありません。でも、ちょっと目標があるんです」

    えりか「目標?」

    つぼみ「はい。全てを生み出す力の欠片……それがあれば、ダークプリキュアにも対抗出来るかもしれません」

    えりか「つぼみ……」

    つぼみ「強くないと守れない……あの時痛感しました」

    つぼみ「だから、私は戦いから逃げません」

    えりか「そっか、うん、そうだね。決勝で会えるようにお互い頑張ろう!」

    つぼみ「はい!」

    薫子「……」

    174 = 156 :

    猿よけ

    175 = 166 :

    タルト『いよいよ一回戦最後の試合や! 情熱の乙女キュアルージュ対現役主人公キュアブロッサム!』

    パイン『地味にお花対決でもあります』

    客1「りんちゃんさーん!」

    りん「なによその呼び方……」

    客2「つぼみちゃーん! 俺の堪忍袋の緒も切ってくれー!!」

    つぼみ「え、え、あの、堪忍袋っていうのは……」

    りん「あ~、ほっといて良いよ多分」

    つぼみ「はぁ……」

    りん「じゃ、いくよ」

    つぼみ「はい!」

    りん「プリキュア・メタモルフォーゼ!」

    つぼみ「プリキュア・オープンマイハート!」

    176 = 166 :

    炎と花びらが試合場を彩り、二人は同時に変身する。

    ルージュ「情熱の赤い炎! キュアルージュ!」

    ブロッサム「大地に咲く一輪の花! キュアブロッサム!!」

    客2「ブロッサムとは地面に咲く花ではなく……」

    番人『試合開始!』

    のぞみ「りんちゃん頑張れー!!」

    えりか「つぼみー! しっかりー!!」

    のぞみ「む」

    えりか「む」

    ルージュ「花に火を向けるのは嫌だけど……」

    ルージュの掌の火球に生まれ、膨らんでいく。

    ルージュ「プリキュア・ファイヤーストライク!!」

    177 = 166 :

    タルト『いきなりの大技やー!!』

    ブロッサム(マリンがやったみたいに……)

    ブロッサム・インパクトの要領で手に力を込めるブロッサム。

    ルージュ「弾き返す気?」

    ブロッサム「はっ!」

    両手でファイヤーストライクを受け止めようとするブロッサム。
    しかし込める力が弱過ぎたのか、火球は腕をすり抜けて顔面にクリーンヒットしてしまう。

    ブロッサム「……」

    涙目になりながら硬直するブロッサム。ピンクのコスチュームは哀れにも焦げて煤けていた。

    ルージュ「何……やってんの?」

    えりか「あちゃー……」

    ブロッサム「ま、まだまだです! 今度はこっちからいきますよ!」

    178 = 156 :

    眠い

    179 = 166 :

    ブロッサム「ブロッサム・フラワーストーム!!」

    ルージュ「私の知らない技……不味い!」

    両腕をクロスさせて防御体勢をとるルージュ。
    が、しばらく待っても攻撃は来なかった。
    恐る恐る見てみると、離れた位置で花びらを纏って回転するブロッサムの姿があった。

    ブロッサム「あれ?」

    えりか「それは防御用の技でしょ……しかもその距離じゃ意味無いよ……」

    ブロッサム「う、うー……」

    ブロッサム(それなら、ブロッサム・シャワーを囮にして飛び込んでインパクトで!)

    ブロッサム「ブロッサム・シャワー!!」

    桃色の光弾幕を発射すると同時に走り出すブロッサム。

    ブロッサム「今だ! ブロッサム・ダブルインパクト!」

    両手で掌底を放つも、両方とも掴んで止められてしまう。

    ルージュ「狙いが見え見えだよ」

    180 = 166 :

    ブロッサム「あう……」

    ルージュ「ふう、警戒してたけど、やっぱりそんなすぐには変わらないか」

    ルージュ「今はまだ、こんなものかな」

    ブロッサム「……」

    ルージュ自身には悪意など欠片も無い。しかしその言葉は確実にブロッサムの心に突き刺さる。

    ルージュ「決めさせてもらうわよ」

    フルーレから生み出した炎を地面にセットするルージュ。

    ルージュ「バーニングストライクってとこ?」

    それを受ければ確実に負ける一撃。
    予想される結果に、ブロッサムは悔し涙を浮かべて拳を握った。

    ブロッサム(優勝どころか……何も出来ないまま……)

    181 = 166 :

    客1「史上最弱は史上最弱か」

    客2「ブロッサムちゃんバカにすんな。土星まで蹴り飛ばすぞ」

    客3「主人公の中では特に良いところも無く負けそうだな」

    客4「あーあ、やっぱりマリンちゃんだけで良いんだよ。ブロッサムいらね」

    客5「主役の器じゃないんだよ、プリキュアってのはもっとこう熱い子の方が……」

    えりか「ちょっとアンタ達! もう一回言ってみなさいよ!」

    「つぼみ!」

    ブロッサム「え?」

    自身を呼ぶ声に、観客席を見やるブロッサム。

    薫子「最初に言ったでしょう? つぼみはつぼみ。他の子と比べる必要も、真似る必要も無いわ」

    決して大きくはないが、よく通る薫子の声。

    ブロッサム「おばあちゃん……」

    薫子「自分流でやりなさい。きっと、つぼみだけの戦い方があるはずよ」

    ブロッサム「……うん!!」

    182 = 166 :

    ルージュ「話は終わった? じゃあいくよ!」

    大火球を蹴り飛ばすルージュ。

    ルージュ「プリキュア・バーニングストライク!!」

    ブロッサム「心の種……いきます!」

    ココロパフュームを振りかけるブロッサム。
    赤いオーラを纏って地面を蹴ると、驚異的な加速で火球を避け、ルージュの背後を取る。

    ルージュ「あっ……」

    ブロッサム「アチョー!!」

    出鱈目に手足を振り回すブロッサム。

    ルージュ「くそっ! よく解んない動きして……」

    ブロッサム「カンフーです!」

    本人的にはそうでも、周囲にはそうは見えない。

    185 :

    咲ちゃんがんばれ

    186 = 166 :

    ルージュ「だあっ!」

    ブロッサム「はっ!」

    ルージュの回し蹴りを後方に飛んで避ける。
    そこでココロパヒュームの効果が切れた。

    ルージュ「やるね。さっきの言葉は撤回するわ」

    ブロッサム「ありがとうございます。でも……」

    ルージュ「ん?」

    ブロッサム「まだ、私だけの戦いを見せていません」

    ルージュ「へぇ……楽しみ」

    構えを取るルージュ。誰の目にも折れない闘争心は明らか。

    ブロッサム「ブロッサムタクト!」

    ルージュ(武器?)

    ブロッサム「集まれ! 花のパワー!」

    ブロッサムの号令を合図に、ルージュの背後に巨大な花が出現する。

    187 = 166 :

    ルージュ「え、え? な、何なの?」

    ブロッサム「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ!!」

    ピンク色の巨大な光弾がルージュを包む。

    ルージュ「うわぁーー!! って、痛くない……それどころか……」

    ブロッサム「はああああああっ!!」

    タクトを勢い良く回すブロッサム。その度にルージュの表情が柔和なものに変わっていく。

    のぞみ「りんちゃん……気持ち良さそう……」

    くるみ「その言い方はどうかと思うわ」

    ブロッサム「はあっ!」

    締めとばかりに振り切る。

    ルージュ「ほわわわ~ん」

    花びらが散った後には、穏やかな顔したルージュがいた。

    188 = 166 :

    タルト『これは……外傷は無いみたいやけど』

    ルージュ「ん~、なんか戦う気がなくなっちゃった……降参」

    番人『勝者! キュアブロッサム!!』

    ブロッサム「や……やったぁ!!」

    飛び跳ねて喜ぶブロッサム。

    マリン「おおー!! やったねブロッサム!!」

    ブロッサム「あれ? どうしてマリンに変身してるんですか?」

    マリン「ん? あぁ、不心得者をちょいちょいっとね」

    ブロッサム「?」

    マリン「ブロッサムは知らなくて良いの」

    ブロッサム「えー! 教えて下さいよー!!」

    薫子(強くないと守れない……それは現実)

    薫子(でも、強さとは決して一つじゃない。つぼみ、あなたの強さがいつか、砂漠にさえ花を咲かせる日が来るはずよ)

    「マリンおしりパンチ……最高や……」

    189 = 166 :

    りん「はぁ……」

    かれん「そう落ち込まなくても」

    こまち「あの技にあんな作用があったなんて」

    のぞみ「どんまいりんちゃん!」

    りん「いや、落ち込んでないよ……」

    うらら「そうなんですか?」

    くるみ「じゃあどうしたのよ」

    りん「あの光に包まれた時……なんか新しい世界が見えたの……」

    のぞみ「もしもーし? りんちゃーん?」

    こまち「フォルテウェイブ……ある意味、純粋な攻撃力の高さ以上に恐ろしい技ね」

    くるみ「心を折る……って言うより悟りを無理矢理開かせた感じね」

    りん「えへー……」

    かれん「どっちかって言うとだらしなくなってない?」

    191 = 166 :

    しばらくしてリング上には勝ち残ったプリキュアが集められた。

    タルト『一回戦は終了! これがベスト8やー!!』

    ラブ「うー、やっぱりちょっと悔しい」

    美希「同感ね」

    うらら「割と評判通りの結果ですかね」

    かれん「そうね、勝つべくして勝った人が多いわ」

    「咲……」

    「舞、まだ寝てた方が……」

    「大丈夫」

    ひかり「たこ焼きいかがですかー?」

    ウェスター「うおお! 美味すぎる!!」

    番人「クイーンの命は何を……」

    長老「よいよい。それでこそ光の園じゃ」

    パイン『なお、準々決勝の組み合わせはこうなります』

    192 = 166 :

    準々決勝第一試合
    キュアマリン対キュアドリーム

    準々決勝第二試合
    ミルキィローズ対キュアパッション

    準々決勝第三試合
    キュアブラック対キュアホワイト

    準々決勝第四試合
    キュアブルーム対キュアブロッサム

    タルト『どれも見逃せへんけどやっぱり注目は』

    パイン『真の主役対決とも言えるブラック対ホワイトですね。こればっかりは全く予想出来ません』

    なぎさ「……」

    ほのか「……良い試合にしましょう」

    なぎさ「……うん」

    193 = 166 :

    えりか「ドーンとやってガーンとやっつけてあげる!」

    のぞみ「こっちだってバーンとギューンといくんだから!」

    えりか「意味解んない!」

    のぞみ「そっちこそ!」

    くるみ「お手柔らかに」

    せつな「精一杯頑張るわ」

    つぼみ「あ、あの……よろしくお願いします」

    「…………人気者でいいね」

    つぼみ「えっ」

    「何でもないよ! こっちこそよろしくね!」

    つぼみ「はい!」

    タルト『早くも盛り上がってるみたいや! んじゃ、一日休憩を挟んで準々決勝スタートやで!!』

    パイン『夜には妖精達のライブがありますのでお楽しみに』

    なぎさ「誰が見るのよそれ……」

    194 = 156 :

    さるさる

    195 = 166 :

    クイーンの宮殿に案内され、それぞれの部屋を宛がわれるプリキュア達。
    一応個室ではあるが、広い為、集まったりするのは自由にされていた。
    そんな中、闇に蠢く者が一人。

    ブンビー「ハイ皆さん、こちら現場のブンビーです。なんちゃって」

    ブンビー「くくく……ここの大浴場にカメラを仕掛ければ……」

    ブンビー「飛ぶように、いや、光の速さで売れる禁断の映像が手に入るはず!」

    ブンビー「これを利用しない手はない」

    小型カメラを携えて忍び足で宮殿を徘徊するブンビー。

    「おい、貴様そこで何をしている?」

    ブンビー(やばっ! 見つかった……? あ? なんだこの鉄仮面)

    サバーク「そのカメラ……そういう事か」

    ブンビー「……」

    男達は瞬時に理解しあった。自分達の目的は、利害は一致する、と。
    固い握手が交わされ、二人は大浴場へと向かうのだった。

    196 = 166 :

    食堂。

    ブッキー「ね、ねぇラブちゃん? お風呂行かないの?」

    ラブ「ほれはべてはらね」

    せつな「これ食べてからね、って……食べるか話すか一つにした方が良いわよ」

    美希「はぁ……こんなとこまで来て」

    なぎさ「むぐぐ! あぐぐ!」

    ひかり「なぎささん!」

    ほのか「ゆっくり噛まないから……」

    美希「どこも似たようなもの、か」

    せつな「……」

    ラブ「どうしたの?」

    せつな「あの二人、明日戦うのにいつも変わらないのね」

    なぎさ「ふぇ?」

    197 = 166 :

    ブッキー「あ、すいませんお食事中に」

    なぎさ「いーよいーよ、そんな気を使わないでさ」

    ほのか「良かったら、皆で食べましょう?」

    美希「じゃあお言葉に甘えて」

    なぎさ「さっきの話だけどさ」

    せつな「はい」

    なぎさ「今更、なんだよね。明日戦うからってほのかに恨みがある訳じゃないし」

    なぎさ「それ以上に私達は同じ時間を過ごしてきた」

    なぎさ「だから今更、ちょっとやそっとでガタガタ言ったりしないよ。いつもと一緒。ね、ほのか」

    満面の笑みを浮かべるなぎさ。

    ほのか「うん」

    美希(ほのかさんは少し違うみたいだけど……言うのも野暮ね)

    198 = 156 :

    でかけるからラス支援
    頑張ってくれ

    199 = 166 :

    なぎさ達が談笑していると、湯上りと思わしきつぼみとえりかが入ってくる。

    えりか「あー! 先輩達だけで美味しそうなの食べてる!」

    つぼみ「え、えりか」

    ひかり「その格好……お風呂上がりですか?」

    つぼみ「はい! 良いお湯でした」

    ラブ「皆で入れば良かったのに」

    なぎさ「ねー」

    せつな「ラブがずっと食べてるからでしょ」

    ほのか「なぎさも」

    つぼみ「私もそう言ったんですけど、えりかがどうしてもすぐに入るって……」

    えりか「あ、汗かいたから気持ち悪くてさ~」

    えりか(こんなスタイル良い人達と一緒にお風呂なんか入れるわけないでしょ!!)

    200 = 166 :

    「……」

    「咲、入らないの?」

    「舞を傷つけた人となんかと一緒に食べられないよ」

    「私は気にしてないわ」

    「それに……」

    「それに?」

    「なんでもない、先にお風呂行ってくるから、舞だけでも食べてくる?」

    「ううん……私は咲といる」

    「……ありがとう」

    (あんな華やかな輪に、入れないよ)


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