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元スレ麦野「・・・浜面が入院?」
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なんという鬼畜だよお前らwwwwww
まあ、15巻だからな
じっくり楽しむといい
まあ、15巻だからな
じっくり楽しむといい
もうレールガンとか終わって
とある科学の原子崩しで始めてくれないだろうか
レールガンは御坂メインだと思ってwktkしてたのに・・
とある科学の原子崩しで始めてくれないだろうか
レールガンは御坂メインだと思ってwktkしてたのに・・
それバッドエンドしか待ってないと思うんだけどどうなの
レールガン2期あればアイテム出るしいいじゃない
レールガン2期あればアイテム出るしいいじゃない
>>396
個人的には原子崩しは平凡の夢をみるかってのが好き。まだ完結してないけど
個人的には原子崩しは平凡の夢をみるかってのが好き。まだ完結してないけど
>>408
エロパロはいつも見てるんだよ
エロパロはいつも見てるんだよ
原作読んだことないとういかアニメすら観たことなくてSSの知識しか持ち合わせていないんだけど
原作20巻だっけ?読むだけの価値はあるの?
原作20巻だっけ?読むだけの価値はあるの?
>>420
そげぶ
そげぶ
麦野んは自称本気出したら超電磁砲くらい瞬殺なのに普通に能力使えない美琴に負けそうな雰囲気がびしびししてるよね
―――――
ここは御馴染み、第七学区にある「アイテム」御用達のファミレスだ。
もはや「アイテム」の特等席となっている、窓側、一番奥の四人掛けテーブルに、いつものカルテットが居た。
時刻は、ちょうど正午。
四人は、ファミレスの開店と同時に入ったため、3時間ほどが経っていた。
「・・退院祝い?」
口を開いたのはご存知、茶髪ロングヘアの麦野沈利。
学園都市第四位の超能力者(レベル5)で、非公式組織「アイテム」のリーダー。
街中ですれ違ったなら、老若男女問わずが二度見してしまうような美貌の持ち主で、
スタイルから自然に醸し出される雰囲気、感度まで(フレンダ談)何から何までほぼ完璧な女性である。
それ故に、色恋沙汰とは無縁な学園都市の裏で活動している、ということが惜しまれることではあるが。
きたあああああああああああああああああ
しええええええええええええええええん
しええええええええええええええええん
「うん。明日、はまづらが退院するって聞いたから。」
「結局、滝壺さんって律儀な良い子だよねー。」
スキルアウトの元同僚に襲撃された浜面は、その際に足を痛めて入院していたが、無事退院することが決まったらしい。
ソファの背もたれに全身を預けながら、無気力さを含ませて、浜面の退院祝いを提案した少女が滝壺理后。
その滝壺を見ながらも、サバの缶詰と格闘している金髪碧眼の女子高生がフレンダだ。
「浜面なんかにそこまでしてやる必要なんてないと思いますけど、入院費だって『上』から出してもらったものですし。」
滝壺の提案に口を挟んだのが、右に流れる前髪が可愛らしい、茶髪ショートヘアの絹旗最愛。
恐らく、この四人の中では最年少で、小学校高学年か、多めに見ても中学生というところ。
この少女も滝壺の方を見ないまま、映画のパンフレットに目を通している。
「まぁ、良いんじゃない。 どうせ明日は仕事ないと思うし。」
「あれ、珍しいねー、麦野があっさり賛成するなんてさ。」
「いつもは、浜面のことになると無条件で超反抗してたような気がしましたけど、丸くなりましたね、麦野サン。」
「それをアンタに言われたくないんだけどねー、絹旗サン。」
つい先日、「アイテム」は一仕事終えたばかりだったので、少しゆとりができていた。
それに、ここ最近の学園都市は不気味なくらいに平静を保っている。
能力者のクーデターや外部からのテロリストの侵入などがない限り、大きな混乱が起こることもないだろう。
最も注意すべき統括理事会の連中や他の暗部組織の動きも沈静化していたための、麦野の判断だった。
「まぁ、たまにはガス抜きしないとアンタたちも疲れちゃうでしょ?」
「そうだねー、私も特に反対する理由はないかなー。」
「麦野や滝壺さんがそこまで言うなら、私も賛成ですかね。」
「・・じゃぁ、早速準備しなきゃだね。」
全員の賛成を得られたためか、滝壺がほんの少し顔をほころばせた。
元々、無表情の彼女が笑顔を作ることは、割と珍しいことである。
「準備って言っても、退院祝いは何するんです? 場所はいつもの隠れ家で良いとして。」
「そうだねー、パーッと宴会で良いんじゃない? 私お酒飲みたいなー。」
「どこで誰がお酒買うのよ、そこらのコンビニじゃ売ってくれないと思うんだけど。」
「結局、麦野なら大丈夫なんじゃない?」
「・・・それ、私が老けてるって意味として捉えて良いのかしら、フレンダ。」
ガン、とアイスコーヒーのグラスを机に叩き置く麦野。
彼女は視線を向けてはいなかったが、それでも寒気がしたフレンダ。
「や、やだなあ麦野。大人びて見えるってことに決まってるじゃん・・。」
「そうですよ、男性店員なら麦野の色仕掛けで堕とせるかもしれませんし。」
「そうそう、バニーガールの衣装で頼めば、少なくとも浜面は堕ちるね。」
「・・・うーん、面倒だけど仕方ないか。」
褒めているのか貶しているのか分からないフレンダと絹旗だったが、麦野の機嫌が上向いたので、良しとする。
「ま、何か言われたときは、前に浜面に作ってもらった免許証見せれば良いか、確かあれ20歳になってた気がするし。」
財布の中を漁ると、偽造の運転免許証がチラリと見えたが、写真写りが悪いので、極力見ないようにしている。
ちなみに、浜面に作ってもらった(プレゼントしてもらった)ものなので、密かに宝物にしていたりする。
「まぁ、今日の夜辺りに買い込んでくるわ。」
「五人分買ってくるとなると、レジ通すとき、店員に、すごい酒豪に見られるかもねー、麦野。」
「・・・・良いわよどうせ。そんなにコンビニ行くわけじゃないし。」
そのくらいなら、特に恥ずかしいことではなかった、同姓の慰み物にされるよりかは。
「やっぱりお菓子とか沢山買い込んじゃうー?」
「それは超必須でしょう。夜通しお菓子パーティーですね。」
「そんなにお菓子食べると太っちゃうかもよ・・、絹旗。」
「私は超大丈夫ですよ、太らない体質ですから。それにまだ私は超成長期なんです、それよりも・・。」
「「「・・・・。」」」
「・・・・な、何でみんなして私のことを見るのよ。」
でも学園都市の八割が学生ってことは酒とかはどうやって売ってるんだような。
規制厳しいだろうなぁ
小萌先生みたいに酒豪でヘビースモーカーなひとはどうしてんだろ
規制厳しいだろうなぁ
小萌先生みたいに酒豪でヘビースモーカーなひとはどうしてんだろ
絹旗は、物理攻撃の他に、重いものを投げ飛ばすなどの戦闘手段から、頻繁にカロリー消費をしている。
フレンダも小回りが利く上、任務中の「アイテム」の中では雑用ポジションであるため、よく動く。
滝壺はそれほど動くタイプではないが、少食だ。
しかし、麦野はあまり動かずとも、能力で周囲を一掃することができる、いわば『大砲型』。
一番激しく黄信号が灯っていたのは麦野だった。
「体重とかさ、最近気にしてんのー? 麦野。」
「・・わ、私は、背が高いから、この中だと必然的に体重は一番重くなるものなのよ!」
「落ち目のモデルとか女優が同じこと言ってるの、超よく耳にしますよねー。」
「だ、だって、最近仕事多くて忙しかったし・・、そういうこと気にする余裕がなかったって言うか・・。」
「結局、女の子はいかなる状況でも、自分の体調管理はきちんとするべきなんだよー。」
「・・・、ストレスの良い発散方法を知らないのよ、私は。」
「言い訳しちゃダメだよ、麦野。」
た、滝壺まで・・、と操縦桿の引っこ抜けたヘリコプターのようにフラフラと墜落していった麦野のテンション。
「私たちは麦野のことを考えているからこそ、あえて超厳しいことを言っているんです。」
「結局さー、女の子の体格っていうのは油断してると、いつの間にか取り返しのつかないことになってるんだって。」
「・・、体重計に乗るだけでも、効果あるって聞くよ。」
恐らく、すっかり麦野に対してサド属性がついたフレンダだけは、好き好んで罵っていると思われるが。
「・・・いくら食べても太らない身体が欲しい。」
そんな麦野の切実な呟きが聞こえたのか、聞こえなかったのか、
学園都市のどこかで、銀髪に白装束のシスターが豪快なくしゃみをしていたのは、また別の話である。
「・・・麦野さー、最近太ったんじゃない?」
「は!?」
図星だったのか、思わずのけぞる麦野を見て、ニヤニヤしているフレンダ。
最近になって、麦野の喜怒哀楽が豊かになってきている、そんな気がしたからでもある。
「何か・・こう、少しプックリしたって言うかさ・・。」
「そういえば最近、任務が上手くいかないっていっては、ピザポ○トを超馬鹿食いしてたの見ましたよ、私。」
「昨日は夜の二時くらいに、一人でチョ○ボールを三箱食べてたよ。」
「・・ちょ、ちょっと滝壺! アンタ、そのとき起きてたの!?」
あ、自白した。と三人が口を揃えて言う。
次々に出てくる証言は、麦野の核心をピンポイントに突いたものだったらしい。
被告人の罪状は明らかであり、弁護のしようがない裁判は、犯人の自白という結末で、小槌が叩かれた。
ちなみに、チョコ○ールのカロリーはマジで高い。
「分かったわよ! 白状してやるわよ! 最近2キロ太ったわよ! で? それが何か悪い!?」
「・・逆ギレしてますよ、この人。」
「だから、私はこのアイスコーヒーにだって、砂糖やミルクすら入れずに、苦いまま頑張って飲んでるのよ!?」
「麦茶とか飲めば良いと思うよ、麦野。」
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