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    元スレメイド「だから愛しています”ご主人様”」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×13
    タグ : - メイド ×2+ - 鶴屋 + - アイドルマスター + - ゴミ + - ロマサガ + - 主人 + - 君は確か + - 夢オチ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    852 = 1 :

    とまぁそんなこんなで、お玉運び、じゃんけん大会、大縄跳び、似顔絵大会十種目経過
    気付けば、俺の勝利は確定していた

    「最終種目、村内借り物競争! この競技で勝った物が優勝となる!」
    「なに!?」
    「いえーい!」
    「うむうむ、まことに正しいルールだ」
    「ね~。いいねいいね」
    「ふふ、とーっても誠実です」
    「い、いいのかしら……?」
    「やった!がんばる!
    「♪」
    「頑張る」
    「うん、がんばろう!」
    「かかかりものですかっしかも村内!うーむ、大変そうです!」

    「異議あり!異議あり!」
    「却下」

    853 = 716 :

    念のためさるよけ

    855 = 700 :

    紫煙

    856 = 1 :

    院長幽霊があらかじめ作っておいた借り物クジ
    乗り移って書いたために、誰も中身をしらない
    それを皆が一つ一つひいていった
    全員が決まり、それぞれがこの家を飛び出していく

    「ん、青、お前はいかないのか?」
    「コク」
    「そうか、俺もだ。なぁ幽霊、お前洒落たことするな。最後にこれをもってきたのも、お前の仕業か?」
    「干渉できないっていってるだろ?」
    「ふむ」

    857 :

    私怨

    858 = 1 :

    最初に戻ってきたのは、緑

    「お、一番か、何もって来た」
    「感謝」
    「え?」
    「私は感謝を持ってきた」

    手渡されたのは、手紙

    「私の感謝」
    「……ありがとう」
    「うん」

    洒落た真似しやがって、くそったれ

    860 = 1 :

    「も、もどりましたっ」
    「ふむ、なにをもってきたんだ?」
    「か、感謝、です。村のおば様がたに教えてもらって育てたアジサイの苗です、いつか見せようと思ってました」
    「そう、か」
    「はい」
    「ありがとう」
    「はい♪」

    くそ、全員、これなのか……

    862 = 700 :

    紫煙

    864 = 1 :

    「もどりましたご主人様っ!」
    「おかえり、褐。何を持ってきたんだい」
    「お題は思い出でしたっ。ですので、本ですっ」
    「本?」
    「私、運動が大好きです、外に出ることが好きです。ですがご主人様は中に良くおられる方でした」
    「……」
    「ご主人様と正反対な私が、どうすればご主人様に近づけるのか、考えました」
    「……」
    「それが、本ですっ! 私のイメージなんですけど、本を読んでる人の多くはご主人様みたいな方だと思ってます。よく内に居る方」
    「外ではあまりよまないかもな」
    「はい、ですので私は、外で本を読む事で、ご主人様と私を両立させたんです。えへへ、思い込みですがっ」
    本を俺に例え、自分の好きな外と組み合わせる
    そうして、褐は、自分と正反対の俺に、少しでも近づこうとしていた
    「そうか」
    「だから、思い出です」
    そうか

    866 = 700 :

    こういう終盤に一人一人が語る展開はやはり熱いな

    867 :

    >>1書くの上手すぎ どうやったらそんな風に書けるんだろう

    支援

    869 = 1 :

    「もどりました~!」
    「おい、なんだそれ」
    「きのこです」
    「お題はなんだ?」
    「思い出です」
    「よしわかったお前は失格だ」
    「ええええなんでええええ。ご主人様のきのこをおもいだし」
    「何をいっとるかあほ!」
    「えへへ、ジョークですジョーク。はい、思い出」
    「これは……?」
    水がはいったビンを渡された
    「銀色に輝いて、綺麗でしょう? そんな話、しましたよね。私の大事な、思い出です」
    「そう、だな」

    あの時、銀がそういう話をしたから、鍵を見つける事ができた

    「思い出だな」
    「はいっ」

    870 :

    4時間読み続けて追いついたわ
    それにしても面白いなおい

    871 :

    やっと追いついたぞ…

    872 = 1 :

    「もどりました、あら、遅かったですか」
    「おかえり」
    「はい、ただいまです」
    茶が持ってきたのは、一枚のタオル
    「私が始めてご主人様とちゃんと言葉を交わしたのは、あの夜でした」
    「洗面所のときか」
    「ふふ、そうです。ご主人様にはたいしたことでなくても、私にとってはとっても重要だったんですよ?」
    「俺も印象的だった」
    「そういっていただけると光栄です。……このタオルは、私が編んだ物です」
    「え?」
    「村の人に教えてもらいました。赤ちゃんと一緒に、よくオフの日は行ってたんです。その時に作りました」
    「……」
    「渡すタイミングなかったですし、その上私器用じゃないので形はあまり良くないですが、思い出にぴったりかなと、思いました。受け取ってくれますか?」
    「あ、あぁ、あぁ」
    「ありがとうございます」
    「あぁ」

    873 = 778 :

    この展開は泣ける

    874 = 1 :

    「ただいま! あうー、おそかったか」
    「お帰り、何をもってきた?」
    「お題は感謝でした。ですので~、じゃじゃん! お花の髪飾り!」
    「へぇ、すごいな」
    「はい、自分でつくったんですよ♪ ご主人様は私にとっての神様です」
    「そりゃいいすぎだよ」
    「そんなこと、ないんです。私があそこを出るには、本当に、神様が微笑んでくれるしか、方法がなかったんです」
    「ふむ……」
    「神様はみんな、頭に花の冠をつけます。ですから私の神様に、これを、作ったんです」
    「……」

    俺はその小さな飾りを頭へとおく

    「どうだ?」
    「さすが、神様です!」
    「はは、そうか」

    876 = 865 :

    続きが気になり過ぎてお昼寝出来なかった

    877 = 700 :

    陛下がついに神に

    878 = 747 :

    大学生→引きこもり→デイトレーダー→ご主人様→王様→神様

    なんという勝ち組

    879 = 867 :

    このSSゲーム化しないかな

    880 = 716 :

    書き終わるまで減速した方良くね?
    このままじゃ終わった後に感想も言えなくなっちまいそうだ

    881 = 1 :

    「もどりました! かかかんだ!」
    「おかえり、かんでないぞ」
    「はっ、すいませんっ。えとえと、私、色々考えたんですけど!」
    「ふむ?」
    「お題は思い出でした。考えた結果です、みててください!」
    「?」
    「ひっひっふー! ひっひっふー!」

    あぁ……そうえいば……
    こんな話も、したな……

    「上手く出来てますか!」
    「あぁ、上手だ」
    「やった! あ、でもでも、借り物競争なのに、借り手すらいないこの失態! しかも物じゃない! いいんでしょうか!」
    「大丈夫だ、誰一人として”借りてきた”人は居なかった。だが桃、形がないのはお前だけだ」
    「はっ、そんなっ」
    「だが……、お題は正しい。クリア。だな。いいだろ? 幽霊」
    「あぁ、かまわん」

    882 = 700 :

    さるさん回避紫煙

    883 = 1 :

    「ふむ、もうほとんど最後だな」
    「おかえり」
    「ただいま。……私のお題はこれだ」
    差し出されたのは、おはぎ
    「ふむ?」
    「私のお題は感謝。私は貴方から、甘える事を学んだ。だから私は、それを形として返す」
    「はは、本当に甘味だな」
    「あぁそうだ。どう形にするか困ったぞ」
    「形じゃなくても良いらしい」
    「なにっ、むぅ、しまったな。それなら最初っからご主人様に抱きつけば解決だったんだが」
    「こらこら」

    甘えは、難しい
    大きくてもいけないし、なかったら黒のようになってしまう
    だから黒は、その絶妙なバランスを保つ事ができたオハギを、選んだ

    「うん、うまい」
    「ふふ、村のおばさまと一緒に作ってきたのだ。うまかろう」

    885 = 1 :

    「もどりましたわ……、遅くなりました」
    「おかえり」
    「ただいまですわ。……私のお題は思い出でした。ですので、これです。意外とここから駅まで遠いのですのね」
    「……切符?」
    「はい。切符です」
    「あぁ、そう、か」

    切符、か………なるほど
    そんなことも、あったな……

    「はっ、手紙ですかそれ!? あう、私もそういうのがよかったですわ……」
    「いや、思い出で切符ってのも……すごく、良い」
    「……はい」

    金と二人の時間を、思い出した

    886 = 1 :

    「最後かああああ」
    「おぉ、おかえり」
    「ふん、悩みすぎたせいね……」
    「お題なんだったんだ?」
    「ひどいわよ! お題なんて書いてあったと思う!? 鉄砲よ鉄砲!」
    「て、鉄砲……?」
    「難しすぎるわ……頭をひねったわ……」
    「鉄砲そのままもってくれば良いじゃないか、駄菓子屋さんいけばおもちゃのがあるだろ」
    「あほ! そんなものもってきてもしかたないでしょ! ほら、これ!」
    「これは……ちけっと……?」
    「そう、チケット。まぁあのときのちけっとじゃないけどね。幽霊、これであってるよね?」
    「あぁ、うむ。あっておる」
    「よし!」

    チケット……すべての、発端
    放たれた一対の銃が、この結果を作り出した
    それはまるで、幻想を作り出す銃で、人を殺すどころか……
    人を、救った

    887 :

    一レス挟まってるのを確認したら支援は自重しようかね

    888 = 1 :

    「これで全員か」
    「こく」
    「青は、なんだったんだ?」
    青がぺらっと開いた紙に書いてあったのは
    「感謝か」
    「コクコク」
    そして青は、俺の方に手を突き

    頬へ、キスをした

    「感謝」
    「ありがと」
    「あ、あ、青おおおお!!!!こら!ちょっと!なにしてるの! 私にもさせなさい!」
    「ちょ、ちょ!?」
    「あ、私も~」
    「こ、こら、私もだ」
    一気に皆がなだれてきた

    891 = 1 :

    「げほっげほっ」
    全員にもみくちゃにされて、俺はぼろぼらだった
    「お、お前ら落ち着け……ころすきか……」
    皆しょぼんとしてしまった
    「い、いや、まぁ、こういうのも、楽しい」
    ぱっと顔が笑顔にかわる。本当にみんな、純粋

    「さて、最後は俺だな」
    「小僧は何をえらんだのか?」
    「俺のお題は、宝」
    ぐっと、紙を握る
    「宝ってのは、色々あると思うんだ、海賊の財宝もそうだし結婚した夫婦なら子供がそうだ。宝ってのは色々と例えられる」
    宝ってのは、自分にとって一番大事なもの
    「家族ってのを、俺は嫌いだった。なんでずっと一緒にいるのかとか、世話を焼くのか、とか。そんなことばっか、考えてた」
    だから俺は最低の人間で、くずな寄生虫だった

    893 = 1 :

    でもな
    「誰にとっても、変化ってのはある。でもそれにはきっかけがなきゃいけない」
    皆、そうだ
    「それは、俺にとってとても重要だった。俺にとってそれは宝といえる」
    変化を作り出してくれるものは、何時だって輝いている
    「その宝がなきゃ、今の俺はいない」
    宝が全てをまわしていった
    「今日一日お前らをみてた。おにごっこやったりカラオケやったり、楽しそうだったよな」
    その笑顔は、まぶしくて
    「皆、変わったんだ。それぞれの宝物を持って、変わったんだ」
    だから宝物とは、何かを変えるもの


    「だからな、よくきけ、俺の宝物は」

    895 = 887 :

    らぶひなっぽい

    896 :

    >>1大好き

    支援

    897 = 1 :



    お前ら全員なんだ


    全部全部、宝物なんだ



    だから、愛してるぜ俺の”家族”

    898 = 870 :

    泣いた

    899 = 865 :

    泣いた


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