私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ黒髪娘「そんなにじろじろ見るものではないぞ」

みんなの評価 : ★★★×22
レスフィルター : (試験中)
男「ご、ごめんっ」
黒髪娘「いや、この程度、なんでもない」
男「いやいや、悪かった」
黒髪娘「こ、こちらこそ……粗末なものを」
男「そんな事無いぞ。ふっくら良い感じだ」
黒髪娘「ふっくらしているからダメなのだ」
男「……」
黒髪娘「……?」
男「あー」
黒髪娘「ん?」
男「いや、こう。色んな誤解がね」
黒髪娘「誤解?」
男「黒髪は、その卑屈なところは良くないぞ?」
黒髪娘「仕方ないではないか。私は不器量なのだ」
男「いいから、こっちこい」
黒髪娘「へ? へ?」
黒髪娘「いや、この程度、なんでもない」
男「いやいや、悪かった」
黒髪娘「こ、こちらこそ……粗末なものを」
男「そんな事無いぞ。ふっくら良い感じだ」
黒髪娘「ふっくらしているからダメなのだ」
男「……」
黒髪娘「……?」
男「あー」
黒髪娘「ん?」
男「いや、こう。色んな誤解がね」
黒髪娘「誤解?」
男「黒髪は、その卑屈なところは良くないぞ?」
黒髪娘「仕方ないではないか。私は不器量なのだ」
男「いいから、こっちこい」
黒髪娘「へ? へ?」
現代編だと……!?
いいいいかんんああおあおおおん俺の胸キュンが黒髪でマッハ
いいいいかんんああおあおおおん俺の胸キュンが黒髪でマッハ
時を刻む水鳥
ゲゲ3部夢子ちゃん
チャチャのどろしーちゃん
マーマレードボーイの芽子
ゲゲ3部夢子ちゃん
チャチャのどろしーちゃん
マーマレードボーイの芽子
>>611
考えない。死ね
考えない。死ね
>>611
脳内再生ってデフォじゃね?
脳内再生ってデフォじゃね?
>>594
いや伊勢崎だ
いや伊勢崎だ
いや、今回はマジでへこんだ。
この2時間くらいp2鯖落ちてたように思う。
もうね、泣きそうです。
この2時間くらいp2鯖落ちてたように思う。
もうね、泣きそうです。
――祖父の家、お茶の間
TV:わははははは! あはははは!
男「判ったか!」 ばぁぁん!!
黒髪娘「っく!!」
男「これがこの時代的な『美人の女』だっ」
黒髪娘「馬鹿な! これは肥満した年増ではないかっ!?」
(注:別に1はTVに悪意があるわけではありあせん)
男「時代と共に価値観は変わるのっ」
黒髪娘「この時代だったら
私だって十人並みの器量だったのか……」
男(いや、この時代だったら相当可愛いだろ)
黒髪娘「しかし年齢はどうにもならない……。
どっちつかずなこの身が恨めしい……」
男「いや、そのままでいいんだって。黒髪は」
TV:わははははは! あはははは!
男「判ったか!」 ばぁぁん!!
黒髪娘「っく!!」
男「これがこの時代的な『美人の女』だっ」
黒髪娘「馬鹿な! これは肥満した年増ではないかっ!?」
(注:別に1はTVに悪意があるわけではありあせん)
男「時代と共に価値観は変わるのっ」
黒髪娘「この時代だったら
私だって十人並みの器量だったのか……」
男(いや、この時代だったら相当可愛いだろ)
黒髪娘「しかし年齢はどうにもならない……。
どっちつかずなこの身が恨めしい……」
男「いや、そのままでいいんだって。黒髪は」
黒髪娘「それにしても、このてれびは不思議だな」
男「まぁ、そうな」
黒髪娘「道術で動いているのか?
つまり、宝貝のごときものなのか?」
男「当たらずとも遠からず、かなぁ」
黒髪娘「それにしても……」
男「ん?」
黒髪娘「何でこの者たちは裸なのだ?」
男「~~っ。ちがうって、着てるじゃん」
黒髪娘「裸も同然ではないか。……デブなのに」
男「デブじゃないって。しかも裸じゃないって。
ただのキャミソールだろうにっ」
黒髪娘「むぅ」
男「これがこっちの世界のスタンダードなのっ」
黒髪娘「そうなのか。こういうのが人気があるのか……」
男「まぁ、そうな」
黒髪娘「道術で動いているのか?
つまり、宝貝のごときものなのか?」
男「当たらずとも遠からず、かなぁ」
黒髪娘「それにしても……」
男「ん?」
黒髪娘「何でこの者たちは裸なのだ?」
男「~~っ。ちがうって、着てるじゃん」
黒髪娘「裸も同然ではないか。……デブなのに」
男「デブじゃないって。しかも裸じゃないって。
ただのキャミソールだろうにっ」
黒髪娘「むぅ」
男「これがこっちの世界のスタンダードなのっ」
黒髪娘「そうなのか。こういうのが人気があるのか……」
男「黒髪はこういうのの影響は受けないで良いんだからなっ」
黒髪娘「むぅ……」
男「こういうのは、そのー。
なんていうのかな、芸人というか。
人気商売で、男性受けを考えてやるものだからっ」
黒髪娘「白拍子※なのか?」
男「それは判らない」
黒髪娘「つまり、その……。遊女、のような?」
男「あー。そうそう。そういうことっ」
黒髪娘「やはり異性への魅力ではないか」ぼそり
男「?」
黒髪娘「いや、なんでもない。いくらなんでも
右大臣家の娘が真似できることではない」
男「そうそう。そのままが一番」
黒髪娘「それはそれで成長を否定されているようでつらい」
男「なんでそんなに急ぐかなぁ」
黒髪娘「……う」
男「まぁ、十分可愛いから心配無用だよ」
※白拍子(しらびょうし):歌舞の一首でありその舞い手。
美人の娘さんがなった。身分は卑しくても貴族の家で
上演することも少なくなかった。
黒髪娘「むぅ……」
男「こういうのは、そのー。
なんていうのかな、芸人というか。
人気商売で、男性受けを考えてやるものだからっ」
黒髪娘「白拍子※なのか?」
男「それは判らない」
黒髪娘「つまり、その……。遊女、のような?」
男「あー。そうそう。そういうことっ」
黒髪娘「やはり異性への魅力ではないか」ぼそり
男「?」
黒髪娘「いや、なんでもない。いくらなんでも
右大臣家の娘が真似できることではない」
男「そうそう。そのままが一番」
黒髪娘「それはそれで成長を否定されているようでつらい」
男「なんでそんなに急ぐかなぁ」
黒髪娘「……う」
男「まぁ、十分可愛いから心配無用だよ」
※白拍子(しらびょうし):歌舞の一首でありその舞い手。
美人の娘さんがなった。身分は卑しくても貴族の家で
上演することも少なくなかった。
――祖父の家、勝手口
からから
姉「こんばんわー」
男「あー。姉ちゃん。電話しようかと思ってた」
姉「ちゃんと買い物行ってきたよ」
男「さんきゅー。何にした?」
姉「アジとハマグリとね、後は野菜はーカブと大根と、
適当に見繕ってきた。和食が良いんでしょ?」
男「んだね。食べつけてるだろうし」
姉「なんだかなぁ。めちゃ惚れじゃない」
男「そういうんじゃないよ」
ドサドサッ
姉「んっと。黒髪ちゃんは?」
男「ああ、いま部屋。布団ひいてるんじゃないかな」
姉「ふぅん……」
男「どったの?」
からから
姉「こんばんわー」
男「あー。姉ちゃん。電話しようかと思ってた」
姉「ちゃんと買い物行ってきたよ」
男「さんきゅー。何にした?」
姉「アジとハマグリとね、後は野菜はーカブと大根と、
適当に見繕ってきた。和食が良いんでしょ?」
男「んだね。食べつけてるだろうし」
姉「なんだかなぁ。めちゃ惚れじゃない」
男「そういうんじゃないよ」
ドサドサッ
姉「んっと。黒髪ちゃんは?」
男「ああ、いま部屋。布団ひいてるんじゃないかな」
姉「ふぅん……」
男「どったの?」
姉「いやいや。あんな娘、どこでモンスターボールに
閉じ込めやがったんだこのえろ人間と思って?」にやにや
男「……」
姉「お。なんか反応薄い?」
男「可愛いとは思うけど、そういうのとはね」
姉「違うの?」
男「――わかんねーけど」
姉「ま。難しいよね。中学生じゃ、ずいぶん年も違うし?
まぁ、歳以外にも色々違うみたいだし」
男「え?」
姉「あの子、ずいぶんお嬢様でしょ?」
男「――どうして?」
姉「だって、お風呂場で髪を洗う時、
明らかに“洗ってもらうことに馴れて”いたもの」
男「……」
閉じ込めやがったんだこのえろ人間と思って?」にやにや
男「……」
姉「お。なんか反応薄い?」
男「可愛いとは思うけど、そういうのとはね」
姉「違うの?」
男「――わかんねーけど」
姉「ま。難しいよね。中学生じゃ、ずいぶん年も違うし?
まぁ、歳以外にも色々違うみたいだし」
男「え?」
姉「あの子、ずいぶんお嬢様でしょ?」
男「――どうして?」
姉「だって、お風呂場で髪を洗う時、
明らかに“洗ってもらうことに馴れて”いたもの」
男「……」
姉「それも、そんじょそこらの箱入り娘じゃないよね」
男「駆け落ちとか誘拐とかじゃないからな」
姉「あったりまえよ。あんたそんなに根性無いでしょ」
男「う」
姉「……ん? 違う?」
男「ま、仰るとおり」
姉「気持ちはわかるけれどね。
――あんた甘いから。
相手の分まで臆病になるって云うのは」
男「……」
姉「でも、あんまり子供扱いしない方が良いよ」
男「また、云われた」
姉「説明無しで大人が全部責任取るって
まさに子供扱いでしょう?
でも、それでも、一緒にいたいって女が願ったら
そうゆうのってただのいじめだからね。
諦めるなら、相手にも諦めるチャンスくらい
あげなさいよね」
男「経験者みたいだな、姉ちゃん」
姉「うっさい。バカ弟」
男「駆け落ちとか誘拐とかじゃないからな」
姉「あったりまえよ。あんたそんなに根性無いでしょ」
男「う」
姉「……ん? 違う?」
男「ま、仰るとおり」
姉「気持ちはわかるけれどね。
――あんた甘いから。
相手の分まで臆病になるって云うのは」
男「……」
姉「でも、あんまり子供扱いしない方が良いよ」
男「また、云われた」
姉「説明無しで大人が全部責任取るって
まさに子供扱いでしょう?
でも、それでも、一緒にいたいって女が願ったら
そうゆうのってただのいじめだからね。
諦めるなら、相手にも諦めるチャンスくらい
あげなさいよね」
男「経験者みたいだな、姉ちゃん」
姉「うっさい。バカ弟」
――祖父の家、お茶の間
姉「と、云うわけで!」
男「本日は、アジフライとかぼちゃの煮物。
カブのクリーム詰め。大根のお味噌汁です」
姉「いぇーいっ!」
黒髪娘「……」じぃっ
男「どしたの?」
黒髪娘「あ。いえ、すごく美味しそうだ……です」
姉「いいのよ。普段どおりで。黒髪ちゃんは」
黒髪娘「すいません……。すごく美味しそう」
男「ではいただきますっ」
姉「頂きますっ!」
黒髪娘「いた、だきます」 ちらっ
男「そうそう、ご自由にどうぞ。
ああ、ソースかけるな、……んっしょっと」
姉「お姉ちゃんもー!」
姉「と、云うわけで!」
男「本日は、アジフライとかぼちゃの煮物。
カブのクリーム詰め。大根のお味噌汁です」
姉「いぇーいっ!」
黒髪娘「……」じぃっ
男「どしたの?」
黒髪娘「あ。いえ、すごく美味しそうだ……です」
姉「いいのよ。普段どおりで。黒髪ちゃんは」
黒髪娘「すいません……。すごく美味しそう」
男「ではいただきますっ」
姉「頂きますっ!」
黒髪娘「いた、だきます」 ちらっ
男「そうそう、ご自由にどうぞ。
ああ、ソースかけるな、……んっしょっと」
姉「お姉ちゃんもー!」
姉「美味しいねぇ。
……こうやって、来てみるとさ。
お爺ちゃんの家も良いねぇ。
なんか、落ち着くね。木造住宅は」
男「だろー? 俺なんか気に入っちゃってさ」
黒髪娘 もぐもぐ
姉「美味しい?」
黒髪娘「はい。このカブがとても美味しい」
姉「そっか」 にこにこ
男「なんか予想外に仲が良いな」
黒髪娘「そうか?」
姉「そう? 仲がよいのは普通でしょう」
男(連合軍を組まれた気がする……)
黒髪娘「アジをこのように食べるのは初めてだ」
姉「へ?」
……こうやって、来てみるとさ。
お爺ちゃんの家も良いねぇ。
なんか、落ち着くね。木造住宅は」
男「だろー? 俺なんか気に入っちゃってさ」
黒髪娘 もぐもぐ
姉「美味しい?」
黒髪娘「はい。このカブがとても美味しい」
姉「そっか」 にこにこ
男「なんか予想外に仲が良いな」
黒髪娘「そうか?」
姉「そう? 仲がよいのは普通でしょう」
男(連合軍を組まれた気がする……)
黒髪娘「アジをこのように食べるのは初めてだ」
姉「へ?」
黒髪娘「いつも、煮るか焼くかです」
姉「そうなんだ。ふぅん」
男「あー(たしか、まだ“揚げる”はないんだったな)」
黒髪娘「外側のサクサクがとても美味だ」
姉「だね」 にこっ
男(くっ。姉ちゃん、また何か誤解してるだろう。
金持ちのお嬢様で世間知らずだとかっ。
いや、金持ちのお嬢様は間違いではないんだが)
黒髪娘「ん……」もくもく
姉「ねー。あんた達」
男「ん?」
姉「デートはいかないの?」
男「っく。なっ……。なに云うの、姉ちゃん」
姉「なんだって良いでしょ。黒髪ちゃんに聞いてるの」
黒髪娘「明日連れてって頂けるのだ。
……約束しているのです」 にこり
姉「そうなんだ。ふぅん」
男「あー(たしか、まだ“揚げる”はないんだったな)」
黒髪娘「外側のサクサクがとても美味だ」
姉「だね」 にこっ
男(くっ。姉ちゃん、また何か誤解してるだろう。
金持ちのお嬢様で世間知らずだとかっ。
いや、金持ちのお嬢様は間違いではないんだが)
黒髪娘「ん……」もくもく
姉「ねー。あんた達」
男「ん?」
姉「デートはいかないの?」
男「っく。なっ……。なに云うの、姉ちゃん」
姉「なんだって良いでしょ。黒髪ちゃんに聞いてるの」
黒髪娘「明日連れてって頂けるのだ。
……約束しているのです」 にこり
姉「わお! ね。どこどこ? どこいくの?」
男「……う」
黒髪娘「駅前と云うところの本屋です。
それから、みすどなる所も約束しました」
姉「あんた相手14歳だからって
なに手抜きのコースですませようとしてんのよっ!!
駅前の本屋って何よ、それあんた散歩じゃないのよっ!」
男「ちげーって!! これは手抜きとかじゃないんだって!!」
黒髪娘「あっ。はい。姉御殿。ちがいます。
その、わたしがお願いしたのだ……です」
姉「そなの?」
男「そうなの。こいつ、本好きでさ」
黒髪娘 こくこく
姉「じゃ、しょうがないけど……」むぅ
男「ったく。お味噌汁もう少しいる人ー」
黒髪娘「はい」おずおず
姉「お姉ちゃんもー!」
男「あいあい。わっかりましたっての」
男「……う」
黒髪娘「駅前と云うところの本屋です。
それから、みすどなる所も約束しました」
姉「あんた相手14歳だからって
なに手抜きのコースですませようとしてんのよっ!!
駅前の本屋って何よ、それあんた散歩じゃないのよっ!」
男「ちげーって!! これは手抜きとかじゃないんだって!!」
黒髪娘「あっ。はい。姉御殿。ちがいます。
その、わたしがお願いしたのだ……です」
姉「そなの?」
男「そうなの。こいつ、本好きでさ」
黒髪娘 こくこく
姉「じゃ、しょうがないけど……」むぅ
男「ったく。お味噌汁もう少しいる人ー」
黒髪娘「はい」おずおず
姉「お姉ちゃんもー!」
男「あいあい。わっかりましたっての」
漢字とひらがな読めるなら文字は読めるだろうな
意味がわかるかどうかは別だが
意味がわかるかどうかは別だが
――祖父の家、客室、女性組
姉「ふんふーん♪」
しゃすっ、しゃすっ。
黒髪娘「……」ぴしっ
姉「そんなに緊張しないで良いよ? 黒髪ちゃん」
黒髪娘「は、はい。姉御殿」
姉「本当に、綺麗な髪ね」
黒髪娘「ありがとうございます。
母上にも、その……親しき人にも、
それだけは褒められるのです」
姉「そっか」
黒髪娘「私は生まれつきかわいげのない性分だから」
姉「そんな事無いのに」
黒髪娘「……」
姉「ふんふーん♪」
しゃすっ、しゃすっ。
黒髪娘「……」ぴしっ
姉「そんなに緊張しないで良いよ? 黒髪ちゃん」
黒髪娘「は、はい。姉御殿」
姉「本当に、綺麗な髪ね」
黒髪娘「ありがとうございます。
母上にも、その……親しき人にも、
それだけは褒められるのです」
姉「そっか」
黒髪娘「私は生まれつきかわいげのない性分だから」
姉「そんな事無いのに」
黒髪娘「……」
姉「ん。出来た。……黒髪ちゃんは奥ね。
その方が温かいから」
黒髪娘「はい。その……」
姉「ん? なに?」
黒髪娘「髪をとかして頂きありがとうございます」ふかぶか
姉「や、やだなぁ。そんな三つ指ついて頭下げないでよ。
そんなに大したことはしてないってば」
黒髪娘「いえ、男殿もそうですが、
私には何一つ恩返しが出来る当てもないのに
これほどに受け入れてくださって。
感謝の言葉もないです」
姉「やだな、そんなこと。
……それに、私はともかくとしてね。
男相手には、お返しというか……
ほら、あっちも下心も無きにしも……というか……」
黒髪娘「はい?」 きょとん
姉「ん~。お布団入ろうか」
黒髪娘「はい」
その方が温かいから」
黒髪娘「はい。その……」
姉「ん? なに?」
黒髪娘「髪をとかして頂きありがとうございます」ふかぶか
姉「や、やだなぁ。そんな三つ指ついて頭下げないでよ。
そんなに大したことはしてないってば」
黒髪娘「いえ、男殿もそうですが、
私には何一つ恩返しが出来る当てもないのに
これほどに受け入れてくださって。
感謝の言葉もないです」
姉「やだな、そんなこと。
……それに、私はともかくとしてね。
男相手には、お返しというか……
ほら、あっちも下心も無きにしも……というか……」
黒髪娘「はい?」 きょとん
姉「ん~。お布団入ろうか」
黒髪娘「はい」
ぱちんっ。
姉「……ふぅ」
黒髪娘「……お布団、柔らかい」
姉「黒髪ちゃんは懐いてるね。うちのバカにさ」
黒髪娘「男殿は聡明な方です。
私は何度も助けられました。
意地っ張りで人と衝突して、
それで拗ねて引きこもっていた私を歌会に連れ出してくれた」
姉(引きこもり……か。なんだ、弟のやつ
ちょっとは考えて、手を貸してるんじゃない)
黒髪娘「……初めて内裏の友人と云える人が出来たのも
男殿のお陰だと思ってる……です」
姉「そっか」
黒髪娘「男殿は私にいろいろなことを教えてくれます。
私の学んだことを飽きもせずにいつまでも聞いてくれますし。
寒い日に二人で炬燵に入って、互いに本を読んだり
喋らないで過ごしたりするのも
気持ちが和む……ます」
姉「……ふぅ」
黒髪娘「……お布団、柔らかい」
姉「黒髪ちゃんは懐いてるね。うちのバカにさ」
黒髪娘「男殿は聡明な方です。
私は何度も助けられました。
意地っ張りで人と衝突して、
それで拗ねて引きこもっていた私を歌会に連れ出してくれた」
姉(引きこもり……か。なんだ、弟のやつ
ちょっとは考えて、手を貸してるんじゃない)
黒髪娘「……初めて内裏の友人と云える人が出来たのも
男殿のお陰だと思ってる……です」
姉「そっか」
黒髪娘「男殿は私にいろいろなことを教えてくれます。
私の学んだことを飽きもせずにいつまでも聞いてくれますし。
寒い日に二人で炬燵に入って、互いに本を読んだり
喋らないで過ごしたりするのも
気持ちが和む……ます」
姉「黒髪ちゃんは、弟のこと……らぶ?」
黒髪娘「らぶ?」 きょとん
姉「あれ?」
黒髪娘「らぶとは……なんでしょう?」
姉「えっと……うぅ。困ったな……」
黒髪娘「??」
姉「弟のこと、好きなのかな、って」
黒髪娘「……」 きゅぅっ
姉「……?」
黒髪娘「わか……りませぬ……」
姉「へ?」
黒髪娘「私は余りにも不調法で、
そんな事が赦されるような……身でも……」
姉「……(っちゃぁ、地雷踏んじゃったかな)」
黒髪娘「でも」
黒髪娘「らぶ?」 きょとん
姉「あれ?」
黒髪娘「らぶとは……なんでしょう?」
姉「えっと……うぅ。困ったな……」
黒髪娘「??」
姉「弟のこと、好きなのかな、って」
黒髪娘「……」 きゅぅっ
姉「……?」
黒髪娘「わか……りませぬ……」
姉「へ?」
黒髪娘「私は余りにも不調法で、
そんな事が赦されるような……身でも……」
姉「……(っちゃぁ、地雷踏んじゃったかな)」
黒髪娘「でも」



類似してるかもしれないスレッド
- リンク「うわあぁぁ怖いよナビィぃぃいいいい」 (461) - [54%] - 2012/9/29 15:00 ★
- 雪ノ下「ねこすきいいいいいいいいいいいいいい」 (116) - [51%] - 2013/9/16 16:15 ☆
- あかり「あかりにとって、初恋はあなたでした」 (260) - [50%] - 2011/11/13 5:45 ★★
- 竜「不老不死ってそんなに良いものじゃないよ」 (412) - [50%] - 2010/6/9 20:00 ★★
- ほむら「もういやだわまどかなんてどうでもい」 (710) - [50%] - 2012/4/18 7:30 ★★★×4
- 佐々木「キョン。せめてゴムをつけてくれないか」 (336) - [49%] - 2012/2/18 10:00 ★★★×4
- 伊織「そしてふたなりしかいなくなった」 (536) - [49%] - 2012/12/6 4:30 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について