のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,363,943人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレキョン「学園都市?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 露伴 + - angelbeats + - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - エヴァンゲリオン + - キョン + - キョン「 + - キョン「もしも願い一つ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    301 = 206 :

    イヌ可愛いよイヌ

    304 = 142 :


     上条さんを先頭にイヌ(仮)を追いかけて裏路地を進む俺たち一行。
     イヌ(仮)はすいすいと進んでいき、廃ビルの前でまた立ち止まる。

    上条「なるほど、この中か」

     何がなるほどなのか通訳してもらえませんかねえ。

     上条さんの言葉を理解したかのようにイヌ(仮)は廃ビルの中へ突入。
     続いて俺たちも突入しようとする。

     するとそこでカコーン、と音がした。

    古泉「……誰かいます、気をつけてください」

     すると古泉が小声で俺たちに言った。
     一同に緊張が走る。

     警戒しながら中へ突入する。

     イヌ(仮)はそんな空気などおかまいなしに、俺たちが連いてきたことを確認すると、さっさと二階に消えてしまった。

     みんなで顔を見合わせて、確認を取る。
     意見は一致、GOだ。

    305 = 142 :

     足音を殺して、ゆっくりと二階に上がる。

     階段を上りきると、踊り場から部屋へのドアがなくなっていて、外からの光が薄暗い階段を照らしていた。

     すぐに踊り場に躍り出るようなことはしない。ゆっくりと、慎重に、上条さんが壁を這うようにして進み、部屋の中を覗き込む。

    上条「どうした御坂妹!?」

    キョン「お、おい!」

     すると上条さんは血相を変えて部屋の中に飛び込んでいった。
     慌てて俺たちも上条さんの後を追う。

     部屋の中には、散乱したガラスと、壊れたペット用のゲージと、イヌ(仮)と、

     ゴーグルをしたまま銃を抱えた、傷だらけの御坂美琴がいた。

    306 = 206 :

    なんかヤバイぜ

    307 = 142 :

    御坂「どうしてここに、とミサカは驚きながら質問します」

     驚いて、銃を降ろす御坂美琴。というかなんだそのウザい喋り方は。

    上条「こいつが俺たちを案内してな……というかお前こそどうしたんだよ!」

     上条さんは御坂美琴から離れた位置で毛繕いをしている黒猫を親指で指す。

    御坂「どうもしてません、とミサカは回答します」

    上条「こんな傷だらけでどうもしてないわけないだろ!
       あの医者に確認したらなんともない、って言ってたのに、どうしてこんな……」

    御坂「……」

     上条さんの言葉を聞くと御坂美琴はばつの悪そうに目を伏せる。

    キョン「なあ御坂さん、何があったかくらいは、話してくれないか?」

    309 = 142 :


     俺たちは腰を下ろし、長門風に言えば会話モードに移行した。

    御坂「まず、その人たちは誰ですかとミサカは疑問を投げかけます」

    上条「ああ、こいつらはちょっと色々厄介ごとがあってな。協力してなんとかしてるってところだ」

    御坂「……全然説明になってませんとミサカは貴方の説明力のなさに呆れてみます」

    上条「だって、こいつらの言うこと難しくてよくわからないんだもん!」

     同意見だ。

    古泉「まあ、まずは自己紹介をしておきましょうか。
       僕は古泉一樹、この街では特に珍しくもない超能力者です」

    キョン「それでこいつが長門、まあ、宇宙人だ。まあ俺と朝比奈さんはいいよな」

    御坂「よくありません、誰ですか、というか宇宙人って意味が分かりませんとミサカは矢継ぎ早に質問をぶつけてみます」

    キョン「誰ですか……ってなんか変なやつらから助けてくれたじゃんか」

    御坂「……お姉様と勘違いしていませんかとミサカは間違いを予想してみます」

    キョン「お姉様?」

    上条「ああ、言ってなかったな。こいつは御坂妹。
       言うなれば、まあ、御坂美琴の双子の妹だ」

     本当にいたのかよ。

    310 :

    禁書読んだことないんだけど超能力者って自己紹介ってアリなの?

    311 = 206 :

    上条「だって、こいつらの言うこと難しくてよくわからないんだもん!」
    ちょっと吹いた

    312 = 245 :

    超能力者は自分の名前名乗ってから戦うのがデフォ
    だいたい四文字漢字にクールなルビ振ってる

    313 = 152 :

    そういえば
    学生=超能力者(広い意味で)
    だから余り意味のない自己紹介かもね

    314 = 145 :

    なんでにゃーにゃーはレベル0なのに自動回復付いてるの?それともレベル1だったっけ?

    315 = 205 :

    超能力者っていうとレベル5指すからどうなのってことじゃないのか?

    316 = 142 :


    御坂「つまりまとめると、超能力者、未来人、宇宙人、そして特に面白味もない普遍的な貧弱一般人が涼宮ハルヒの周りに集まって世界を大いに盛り上げようとしているわけですねとミサカは要約してみます」

    キョン「ちょっと待て、なんか物凄く失礼なことを言いやがっただろ」

    古泉「それはまあ置いておいて、そんなところですね」

    上条「えー、これ一発で信じられるの……?」

     上条さんが少し不気味気な表情をする。

     すると御坂妹さんはふぅ、と軽く息を吐くとこう言いやがった。

    御坂「出来の悪い三流SFですね。まるでK川辺りが大賞にでも選びそうですとミサカは電撃使いとしての目線から語ります」

     畜生、やっぱり信じてなかったか。

    御坂「そのSOS団のくだりはどうでもいいですとミサカは話題を変えます」

     しかもどうでもいいと流しやがった。

    御坂「涼宮ハルヒ、ですか……やはり貴方は関わってしまったのですねとミサカは自分の努力が徒労に終わったことにショックを感じます」

    317 = 159 :

    >>316
    電撃使いが上手すぎてwwwwww

    319 = 142 :

    >>315
    レベル5とルビの振られる超能力者と単に超能力を使う意味での超能力者の二種類が禁書世界には存在するんだぜ
    ----------------------------------------------------------------
    古泉「……やはり、貴方も涼宮さん絡みですか」

    御坂「そうですよ。よくもこの人も巻き込んでくださりやがりましたねとミサカは怨念を籠めながら呪詛を呟きます」

     なんだ、みんな上条さん大好きなんだな。

    上条「もうここまで来たら俺は引き返せない」

     上条さんの言葉で空気が一変して真剣なものになる。
     何このイケメン。

    上条「だから、何があったか、教えてくれるか?」

    御坂「……仕方ありませんねとミサカは諦めます」

    321 :

    追いついた
    クソ面白い

    322 = 206 :

    本当にハルヒはトラブルメイカーだな

    323 :

    一通さんは何処行った?

    325 = 321 :

    >>322
    ハルヒ>>>>>>>>相川七瀬

    326 = 206 :

    >>325
    ハルヒ「いつもget down!」

    327 = 310 :

    >>319
    そうなのか
    理解したでござる、にんにん

    328 :

    >>324
    殺してどーする

    329 :

    ハルヒってレベル6超えてるイメージがあるんだが
    佐天さんに戯れで一方以上の能力くれてやったりとか、そんな感じ

    330 = 152 :

    >>322
    ハルヒが望んだのではなく、アレイスターあたりに連れて来られたという可能性もないわけじゃないけどね
    悪人だと思ったら実は……、なんてのは禁書ではよくあるし

    331 :

    >>329
    佐天さんはやっぱり第四波動だろ

    332 = 213 :

    >>316
    電撃使いwwwww
    センスを感じるわ

    333 = 167 :

    佐天さん、原作では幻想御手で
    風力使い(エアロシューター)だったの知ってる奴何人いるだろう

    まぁ手の中で風で葉動かしただけだから風力使いじゃない可能性もあるけど

    334 = 152 :

    風力使いだったら嬉嬉として初春のスカート捲るんだろうな

    335 :

    気圧差による風力操作

    336 = 331 :

    >>333
    念動力の可能性もあるけどな

    338 = 206 :

    おかえりー

    339 = 176 :

    脱出していただと…

    341 :

    原作読み込んでいるのが分かる面白さ
    原作読んでないけど~とか抜かす奴とは違うな

    342 = 142 :




    打止「ケーキ♪ ケーキ♪ ってミサカはミサカは即興詩を紡いでみる」

     嬉しそうに炊飯器を眺める10歳ほどの少女。
     説明するまでもなく、炊飯器とは万能調理器具なのである。

    黄泉川「そんな眺めてても残り時間は変わらないじゃんよ」

    打止「こうやって眺めてるのが幸せなのってミサカはミサカは説明してみたり」

    黄泉川「あんまり近づいて火傷したら危ないじゃんよ……」

     そんな保護者の心配を余所に打ち止めは楽しそうに炊飯器の液晶画面を眺め続ける。

     と、そこへピンポーンとインターフォンが鳴った。

    黄泉川「お、桔梗のやつ帰ってきたかな」

     そうして黄泉川は何の疑いもなく玄関を開ける。

    黄泉川「おかえりじゃん……ってあれ?」

     しかし、そこに予想していた人物はいなかった。
     代わりにいたのは。


    ハルヒ「こんにちは。打ち止めって子、いますか?」

    343 = 206 :

    打止きたあああああああああああああ

    344 = 152 :

    逃げてえええええええええ

    345 = 142 :

    打止「フルーツの到着かなってミサカはミサカは楽しみにしてみる」

     黄泉川が来訪者を迎えに行ったのを見て、打ち止めは期待を籠めた視線を玄関の辺りに送ってみる。

     『妹達』は今、危機に瀕してはいるが、その危機が去るのも実は時間の問題なのだ。
     それまで耐え抜けばいいだけで、耐え抜いたら10032号と一緒にいるはずの彼と接触が取れるのだ。

     打ち止めはそれが楽しみで楽しみで仕方がない。

     そして、そのためのケーキなのである。

    打止「少し作るのが早すぎたかなってミサカはミサカはちょっと不安になってみる」

     一瞬、不安げな表情をするが、思い直す。

    打止「でも、あの人に任せておけば大丈夫だよねってミサカはミサカは再確認してみたり」

     そして、再び笑顔。

    打止「え――」

     だが、その笑顔は、次の瞬間に固まる。

     居間まで一直線に吹っ飛んできた緑色のジャージ姿の保護者を見て。

    346 = 215 :

    うわあああああああ

    347 = 206 :

    ハルヒ市ね

    348 = 259 :

    原作におけるハルヒの屑っぷりも見事に再現してますな

    349 = 142 :

     どがっしゃーん、という凄まじい音を起てて壁に激突する黄泉川。

    黄泉川「いきなりやってくれるじゃん……」

     しかし黄泉川は玄関に立てかけてあったはずの警備員用の盾を手にふらふらと立ち上がる。

    ハルヒ「そっちこそいきなり強烈に拒否してくれるじゃないですか。
        だから『退いて』もらっただけですよ」

     そこに土足で入り込んできた女子高生。彼女は打ち止めの見たことのない制服を着ていた。

    黄泉川「逃げろ打ち止め! なんか知らないがお前を狙ってるみたいじゃん!」

    打止「な、なんで――」

     しかし、打ち止めは固まったまま動かない。

     なぜ、彼女はこちらに来たのか、理由がない。

     彼女の能力を以てすれば、上位個体である打ち止めを介さずに、ミサカネットワークを掌握することが可能であり、わざわざ打ち止めを狙う必要がないのだ。

    350 = 167 :

    誰もハルヒはこんなんじゃないって言わないところがwww


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 露伴 + - angelbeats + - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - エヴァンゲリオン + - キョン + - キョン「 + - キョン「もしも願い一つ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について