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元スレキョン「学園都市?」
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古泉「んふ、僕の能力が気になるようですね」
キョン「こいつも読心術でも使えるのか。しかし、古泉の場合に限っては気持ち悪い」
古泉「酷いですね」
キョン「だが、これだけは確認しておくべきだろう。ハルヒが能力を持って戦ってる以上、みんなの能力も把握しておかないとな」
割と真剣に言ってみる。
みくる「私は今はキョンくんと変わらないですぅ……」
ああ、すみません、責めてるつもりはないんです。だからそんな申し訳なさそうな声しないでください朝比奈さん。
古泉「僕はこんな感じですかね」
何気なしに古泉が手をかざすと、そこに小さな赤い玉が生まれる。
古泉「ここはちょっとした閉鎖空間なのでしょうか、ある程度の能力は使えるようです。
しかし、場所によってその強弱にムラがあり、まだまだ安定して使えるわけではありませんがね」
おお、俺と朝比奈さんが一般人な以上、これは頼もしい。
間違っても口には出さんが。
古泉「頼りにしてもらって光栄です」
キョン「顔を離せ気色悪い」
キョン「こいつも読心術でも使えるのか。しかし、古泉の場合に限っては気持ち悪い」
古泉「酷いですね」
キョン「だが、これだけは確認しておくべきだろう。ハルヒが能力を持って戦ってる以上、みんなの能力も把握しておかないとな」
割と真剣に言ってみる。
みくる「私は今はキョンくんと変わらないですぅ……」
ああ、すみません、責めてるつもりはないんです。だからそんな申し訳なさそうな声しないでください朝比奈さん。
古泉「僕はこんな感じですかね」
何気なしに古泉が手をかざすと、そこに小さな赤い玉が生まれる。
古泉「ここはちょっとした閉鎖空間なのでしょうか、ある程度の能力は使えるようです。
しかし、場所によってその強弱にムラがあり、まだまだ安定して使えるわけではありませんがね」
おお、俺と朝比奈さんが一般人な以上、これは頼もしい。
間違っても口には出さんが。
古泉「頼りにしてもらって光栄です」
キョン「顔を離せ気色悪い」
禁書「とーまもすごいんだよ!」
突然、今まで完全に空気と同化してたシスターさんが提案した。
手をばたばたさせてる動作が小動物チックで可愛らしい。
キョン「って上条さんも何か力があるのか?」
上条「ああ一応な」
上条さんはそう言うと右腕を捲って見せる。
上条「この右手は『幻想殺し』って言ってな、超能力だろうが魔術だろうが、例え神の力だろうが異能ならなんでも打ち消せるんだ」
ほぉ、便利な能力があったもんだ。
ん? じゃあこの人はハルヒの改変の影響を受けないんじゃ……
古泉「というか、貴方も協力してくれるんですか?」
キョン「確かに、これは俺たちの問題だ。無理に協力してもらう必要はない」
俺がそう言うと、上条さんは大きく息を吸い込んだ。
上条「御坂が関係してるかもしれないんだろ? それなら俺の問題でもあるし、何よりお前ら困ってるんだろ?
上条さんは友情に熱い男ですよ、友達を見捨てるわけがないじゃないですか。
それにな、人を助けるのに理由なんかいらねえ。助けたいから助ける、それで十分だろ?」
すごいお節介焼きだな。こいつに惚れた女の子は可哀想だ。
突然、今まで完全に空気と同化してたシスターさんが提案した。
手をばたばたさせてる動作が小動物チックで可愛らしい。
キョン「って上条さんも何か力があるのか?」
上条「ああ一応な」
上条さんはそう言うと右腕を捲って見せる。
上条「この右手は『幻想殺し』って言ってな、超能力だろうが魔術だろうが、例え神の力だろうが異能ならなんでも打ち消せるんだ」
ほぉ、便利な能力があったもんだ。
ん? じゃあこの人はハルヒの改変の影響を受けないんじゃ……
古泉「というか、貴方も協力してくれるんですか?」
キョン「確かに、これは俺たちの問題だ。無理に協力してもらう必要はない」
俺がそう言うと、上条さんは大きく息を吸い込んだ。
上条「御坂が関係してるかもしれないんだろ? それなら俺の問題でもあるし、何よりお前ら困ってるんだろ?
上条さんは友情に熱い男ですよ、友達を見捨てるわけがないじゃないですか。
それにな、人を助けるのに理由なんかいらねえ。助けたいから助ける、それで十分だろ?」
すごいお節介焼きだな。こいつに惚れた女の子は可哀想だ。
上条さんセリフの長さから既にただならないウザさを感じるぜw
流石話術サイド
流石話術サイド
古泉「ではまた明日」
みくる「学校で会いましょうね」
そう言って、古泉と朝比奈さんは帰って行く。
朝比奈さんも一応は能力者であるらしい古泉と一緒ならまあまあ安心できるだろう。
上条「さーて、そろそろ夕飯にしますか」
禁書「やったー! 今日の夕飯は何かな!?」
上条「うーむ、そうだな……卵が残ってたはずだが……」
冷蔵庫をがさごそを漁る上条さん。
うむ、微笑ましい光景だ。
上条「げっ……消費期限過ぎてやがる……不幸だ……」
禁書「え……」
シスターさんが絶望したような顔になる。それほどまで夕飯が楽しみだったのか。
キョン「……うちに大量にカレーが余ってるんだが食べるか?」
いたたまれなくなって、提案してみた。
みくる「学校で会いましょうね」
そう言って、古泉と朝比奈さんは帰って行く。
朝比奈さんも一応は能力者であるらしい古泉と一緒ならまあまあ安心できるだろう。
上条「さーて、そろそろ夕飯にしますか」
禁書「やったー! 今日の夕飯は何かな!?」
上条「うーむ、そうだな……卵が残ってたはずだが……」
冷蔵庫をがさごそを漁る上条さん。
うむ、微笑ましい光景だ。
上条「げっ……消費期限過ぎてやがる……不幸だ……」
禁書「え……」
シスターさんが絶望したような顔になる。それほどまで夕飯が楽しみだったのか。
キョン「……うちに大量にカレーが余ってるんだが食べるか?」
いたたまれなくなって、提案してみた。
上条「本当か!?」
禁書「本当!?」
キョン「あ、ああ本当だ」
二人のあまりの食いつきの良さに驚く。
どんだけ飢えてるんだ。
上条「よっしゃ、今日はカレーパーティーだぞインデックス!」
禁書「カレー♪ カレー♪」
しかしシスターさんが可愛いからよしとしよう。
……何か忘れているような。
禁書「本当!?」
キョン「あ、ああ本当だ」
二人のあまりの食いつきの良さに驚く。
どんだけ飢えてるんだ。
上条「よっしゃ、今日はカレーパーティーだぞインデックス!」
禁書「カレー♪ カレー♪」
しかしシスターさんが可愛いからよしとしよう。
……何か忘れているような。
ハルヒ「キョン……」
廃ビルの中で独りごちる。
見られた。あんなことしてるのはキョンだけには見られたくなかったのに。
……嫌われたらどうしよう。いや、キョンに嫌われるようなことなんてどうでも……
ハルヒ「どうでも……よくない……」
……どうしよう。
いや、どうすればいいかなんてわかってる。
私がレベル6になれば、どうとでもできるのだから。
ハルヒ「頑張るしかない、か……」
そう言って私は立ち上がる。しかし、ふらっと軽く目眩がした。
ハルヒ「そういえばあれから寝てなかったっけ」
このままでは私の能力は満足に発揮できない。
仕方ないので私はまた座り込んでしばらく寝ることにした。
長門が大量に作ってくれたはずのカレーが、一晩にして空鍋と化した。
食べたのはほとんどシスターさん。あの胃袋はどうなってやがる。
そして、今夜の晩飯はどうしようかと思案しながら、学校で作戦会議である。
上条「そういえば、もう一人、対有機ちゃんだかなんだかって人がいるらしいな」
キョン「長門のことか。
アイツにさえ連絡が自由に取れればこの案件もすぐに終わるんだろうが……」
古泉「しかしこの学園都市、というのは予想以上に厄介でしてね……機関が入り込めない場所が多いのですよ」
上条「長門っていうのはそんなにすごいやつなのか?」
キョン「ああ、すごいったらすごい。俺たちの切り札みたいなもんだ。
この街のレベルで言ったらレベル5は余裕なんじゃないかってくらいだ」
上条「おいおい、レベル5って生身一つで軍隊に立ち向かえる化け物だぜ?」
キョン「軍どころか世界を敵に回しても平気なやつだ」
上条「そりゃ頼もしいな」
古泉「でも今回は彼女も上手く動けないようですね。
機関の力を以てしても彼女がいるところは一切のデータが手に入らないのですよ」
上条「機関ってのはよくわからないが、セキュリティが堅いところにいるのか」
キョン「なんでも、長門曰く特殊な学校だそうだ」
古泉「霧ヶ丘女学院、というところです。まあ、僕たちのように無粋な男の近寄れる雰囲気じゃありませんね」
「!」
上条「霧ヶ丘女学院? うーむ、どこか身近で聞いたことがあるような……」
こいつの情報網はどこまですごいんだ。
そういえばお嬢様学校のレベル5にも連絡してたし、あのシスターさんの言いぶりもあるし、かなりの女誑しなんじゃないだろうか。
「……。」
古泉「本当ですか? 我々は僅かな情報でも欲しいところです。なんとか思い出してもらえませんか」
「……。」
上条「いつだっけな……最初は強烈な印象が合った気がするんだが……」
「……。」
うーん、と悩み込む上条。
かなりの記憶の奥底に眠っているらしい。
「……。」
機関の力を以てしても彼女がいるところは一切のデータが手に入らないのですよ」
上条「機関ってのはよくわからないが、セキュリティが堅いところにいるのか」
キョン「なんでも、長門曰く特殊な学校だそうだ」
古泉「霧ヶ丘女学院、というところです。まあ、僕たちのように無粋な男の近寄れる雰囲気じゃありませんね」
「!」
上条「霧ヶ丘女学院? うーむ、どこか身近で聞いたことがあるような……」
こいつの情報網はどこまですごいんだ。
そういえばお嬢様学校のレベル5にも連絡してたし、あのシスターさんの言いぶりもあるし、かなりの女誑しなんじゃないだろうか。
「……。」
古泉「本当ですか? 我々は僅かな情報でも欲しいところです。なんとか思い出してもらえませんか」
「……。」
上条「いつだっけな……最初は強烈な印象が合った気がするんだが……」
「……。」
うーん、と悩み込む上条。
かなりの記憶の奥底に眠っているらしい。
「……。」
上条「うーん、霧ヶ丘、霧ヶ丘……あ、思い出した!」
「!!」
俯いて悩んでいた上条さんは顔を上げて輝かしい笑顔を作る。
上条「風斬氷華ってやつが通ってる学校だ!」
「!?」
やはり女の子か。なんだかこの人の周りがわかってきた気がするぞ。
古泉「おお、知り合いがいるのですか。
早速その方に連絡を取りましょう」
「……!」
上条「それがだなあ……なんというか、ちょっと特殊なやつで、そういうのは難しいんだよなあ……」
そしてやはり訳ありか。
古泉「そうですか、残念です」
やれやれ、と言った風の古泉。
しかし、頼みの上条さんもダメならどうしたもんかね。
「!!」
俯いて悩んでいた上条さんは顔を上げて輝かしい笑顔を作る。
上条「風斬氷華ってやつが通ってる学校だ!」
「!?」
やはり女の子か。なんだかこの人の周りがわかってきた気がするぞ。
古泉「おお、知り合いがいるのですか。
早速その方に連絡を取りましょう」
「……!」
上条「それがだなあ……なんというか、ちょっと特殊なやつで、そういうのは難しいんだよなあ……」
そしてやはり訳ありか。
古泉「そうですか、残念です」
やれやれ、と言った風の古泉。
しかし、頼みの上条さんもダメならどうしたもんかね。
小萌「霧ヶ丘女学院ですかー?」
「……!!」
すると横から小学生のような女の子が話に飛び込んで来た。我らが合法ロリ先生、小萌先生だ。
小萌「霧ヶ丘女学院と言えば……」
「……! ……!」
小萌「うちに居候してる結標ちゃんのいるところですねー」
「……!?」
上条「また先生は誰か拾ってきたんですか……」
拾うってなんだ、ペットみたいに家出少女でも世話してるのか。
古泉「ともかく、霧ヶ丘女学院に近い人がいるならよかったです。
その人を紹介してもらえませんか?」
「……。……。」
小萌「でもそんなのこのクラスにもっと適任がいますよー?」
「……?」
上条「そんな人いましたっけ?」
小萌「何言ってるんですか、上条ちゃん。姫神ちゃんがいるじゃないですかー」
「……!!」
すると横から小学生のような女の子が話に飛び込んで来た。我らが合法ロリ先生、小萌先生だ。
小萌「霧ヶ丘女学院と言えば……」
「……! ……!」
小萌「うちに居候してる結標ちゃんのいるところですねー」
「……!?」
上条「また先生は誰か拾ってきたんですか……」
拾うってなんだ、ペットみたいに家出少女でも世話してるのか。
古泉「ともかく、霧ヶ丘女学院に近い人がいるならよかったです。
その人を紹介してもらえませんか?」
「……。……。」
小萌「でもそんなのこのクラスにもっと適任がいますよー?」
「……?」
上条「そんな人いましたっけ?」
小萌「何言ってるんですか、上条ちゃん。姫神ちゃんがいるじゃないですかー」
姫神「……!!!」
上条「えっと……ああ、そういえば姫神のやつも霧ヶ丘にいたんだっけ?」
これは酷い。
上条「なあ姫神、霧ヶ丘女学院にいる長門ってやつと連絡取りたいんだけどできるか?」
すたすたととある女子生徒に話しかける上条さん。
というかそんなところに人がいたのか。
姫神「それは。人に物を頼む態度じゃない。それに今のえっとは何。その間は何。」
上条「あれ、姫神サン、何か怒ってらっしゃいます?」
吹寄「……やってよし」
姫神「イッペン。死ンデミル?」
上条「えっと……ああ、そういえば姫神のやつも霧ヶ丘にいたんだっけ?」
これは酷い。
上条「なあ姫神、霧ヶ丘女学院にいる長門ってやつと連絡取りたいんだけどできるか?」
すたすたととある女子生徒に話しかける上条さん。
というかそんなところに人がいたのか。
姫神「それは。人に物を頼む態度じゃない。それに今のえっとは何。その間は何。」
上条「あれ、姫神サン、何か怒ってらっしゃいます?」
吹寄「……やってよし」
姫神「イッペン。死ンデミル?」
公式にも寝たにされる姫神ェ…
そして放課後。
あの後、上条さんは思い切りボディブローを食らって吹っ飛んだ。自業自得である。
結局、姫神さんは協力してくれた。つつがなく長門を連れ出してきて、久々にみんな揃ったところだ。
しかし姫神さんは、電話で小萌先生に、
『インデックスちゃんと結標ちゃんとで鍋パーティをするので姫神ちゃんも来ませんかー?』
と呼び出され、
「私の出番はもう終わり。ふふふ……。」
と呟きながら小萌先生の家に向かっていった。
そしてファミレスで会議、というか情報交換。
しかし長門の方は情報を得ていなかったらしく、こちらが一方的に情報提供するだけの形となった。
そこで目下の目的である、長門との直接的なコンタクトなのだが……
長門「各自の携帯端末の情報を操作し、私の脳内に直接情報を送信できるようにした」
と言われたものの、生憎俺は携帯を壊しちまってる。
ということで、長門、朝比奈さん、上条さん、俺、古泉のメンバーで携帯ショップへ向かっているところである。
キョン「なんだこりゃ……」
見れば見るほど奇っ怪な機械ども。
ヘッドセットにしか見えないものや、まるで鉄鋼の塊のようなもの、果てはカエルの形をしたものまである。
これが携帯電話だというのだから驚きだ。
上条「あー、外の人間には確かに携帯には見えないだろうなあ」
キョン「携帯には見えないというか、携帯に必要のない機能までついてるものもあるぞ」
上条「携帯に詰め込むには技術が余ってる状態だからなー。これなんかシンプルでいいんじゃないか?」
店の外に陳列されてるモックの一つを手に取る上条さん。
キョン「何々……耐火耐熱耐圧耐水耐衝撃携帯?
大気圏突破しても平気ですって携帯をそこに持って行って意味あるのか……」
なんだこの技術の無駄遣いは。誰が欲しがるんだこんなもの。
「なー」
と、携帯を選んで悩んでる俺たちの、正確には上条さんの足下へ小さな黒猫が擦り寄ってきた。
見れば見るほど奇っ怪な機械ども。
ヘッドセットにしか見えないものや、まるで鉄鋼の塊のようなもの、果てはカエルの形をしたものまである。
これが携帯電話だというのだから驚きだ。
上条「あー、外の人間には確かに携帯には見えないだろうなあ」
キョン「携帯には見えないというか、携帯に必要のない機能までついてるものもあるぞ」
上条「携帯に詰め込むには技術が余ってる状態だからなー。これなんかシンプルでいいんじゃないか?」
店の外に陳列されてるモックの一つを手に取る上条さん。
キョン「何々……耐火耐熱耐圧耐水耐衝撃携帯?
大気圏突破しても平気ですって携帯をそこに持って行って意味あるのか……」
なんだこの技術の無駄遣いは。誰が欲しがるんだこんなもの。
「なー」
と、携帯を選んで悩んでる俺たちの、正確には上条さんの足下へ小さな黒猫が擦り寄ってきた。
象が踏んでも大丈夫な筆箱がかなり昔に実用化されてるから
耐火耐熱耐圧耐水耐衝撃携帯が開発されるのもそう遠くないな
耐火耐熱耐圧耐水耐衝撃携帯が開発されるのもそう遠くないな
>>277
もう・・・何が何だか・・・・
もう・・・何が何だか・・・・
>>279
それでも…それでも上条さんなら海ポチャでさよならしてくれる
それでも…それでも上条さんなら海ポチャでさよならしてくれる
>>275
ミスった
------------------------------------------------------
「あれから追いかけて来なくなったなァ」
傷だらけの少女の身体を降ろして身を隠し、そのまま一晩が明けた。
今はコンビニで買ってきたコーヒーを順調に消化しているところである。
「しっかし、これだけ騒ぎが起きてるのに警備員や風紀委員どころか一般人すら騒がないのはどういうことだ?」
「箝口令が敷かれているのです、とミサカは説明します」
もぞり、と少女が動く。
「起きてたのか」
「それに加えて、私からもできる限りの情報を漏らすまい、としているのですから騒がれてもらっては困りますとミサカは追加説明もします」
「混乱が起きてた方が逃げやすいンじゃねェのか?」
「確かにそうかもしれませんが、それでは巻き込まれる人が出てくるのですよとミサカは短絡的な思考に呆れます」
「善人様ですねェ。まァ、カタギのやつらを巻き込むのは俺も本意じゃねェな」
「それに、巻き込みたくない人もいるのですとミサカは本心も言ってみます」
ミスった
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「あれから追いかけて来なくなったなァ」
傷だらけの少女の身体を降ろして身を隠し、そのまま一晩が明けた。
今はコンビニで買ってきたコーヒーを順調に消化しているところである。
「しっかし、これだけ騒ぎが起きてるのに警備員や風紀委員どころか一般人すら騒がないのはどういうことだ?」
「箝口令が敷かれているのです、とミサカは説明します」
もぞり、と少女が動く。
「起きてたのか」
「それに加えて、私からもできる限りの情報を漏らすまい、としているのですから騒がれてもらっては困りますとミサカは追加説明もします」
「混乱が起きてた方が逃げやすいンじゃねェのか?」
「確かにそうかもしれませんが、それでは巻き込まれる人が出てくるのですよとミサカは短絡的な思考に呆れます」
「善人様ですねェ。まァ、カタギのやつらを巻き込むのは俺も本意じゃねェな」
「それに、巻き込みたくない人もいるのですとミサカは本心も言ってみます」
>>282
この御坂って打ち止めだよな?
この御坂って打ち止めだよな?
>>284
お前禁書見たことあるのか?
お前禁書見たことあるのか?
>>284
口調から察するに上位個体ではなく学園都市に常駐するシスターズの中の1人かと思われます。とミサカは懇切丁寧に説明しました。
口調から察するに上位個体ではなく学園都市に常駐するシスターズの中の1人かと思われます。とミサカは懇切丁寧に説明しました。
「巻き込みたくない人だ?」
「自分の身を顧みず、一度会っただけの他人のためにも全力で命を張るお節介さんが、困ったことにいるのですよとミサカは溜息混じりに話してみます」
「そいつはとンだ善人様だなァ。そいつだけは巻き込みたくないってか」
そう言うと彼はコーヒーを一気に飲み干す。
「昨日、俺にお前のお姉様とやらと同じ思考って言ったけどな、お前のその思考こそソックリだよ」
「私は素直になれないお姉様とは違いますとミサカは少し憤慨してみます」
「ハッ……本当にソックリだよお前らは」
すると突然、少女は起き上がった。
「涼宮ハルヒが動きましたとミサカは切迫した状況を伝えます!」
「ついに来やがったか」
彼はアキカン!を投げ捨てる。廃ビルにカコーン、と静寂には大きな音が響いた。
「彼女が来たのはこちらではありませんとミサカは情報伝達の齟齬を訂正します!」
「チッ……別の『妹達』は『冥土返し』のところにいるンだっけか。そっちを狙われたか」
「違います!」
「彼女が狙ってるのは――クソ上司の方ですとミサカは衝撃の事実を明かします!」
「自分の身を顧みず、一度会っただけの他人のためにも全力で命を張るお節介さんが、困ったことにいるのですよとミサカは溜息混じりに話してみます」
「そいつはとンだ善人様だなァ。そいつだけは巻き込みたくないってか」
そう言うと彼はコーヒーを一気に飲み干す。
「昨日、俺にお前のお姉様とやらと同じ思考って言ったけどな、お前のその思考こそソックリだよ」
「私は素直になれないお姉様とは違いますとミサカは少し憤慨してみます」
「ハッ……本当にソックリだよお前らは」
すると突然、少女は起き上がった。
「涼宮ハルヒが動きましたとミサカは切迫した状況を伝えます!」
「ついに来やがったか」
彼はアキカン!を投げ捨てる。廃ビルにカコーン、と静寂には大きな音が響いた。
「彼女が来たのはこちらではありませんとミサカは情報伝達の齟齬を訂正します!」
「チッ……別の『妹達』は『冥土返し』のところにいるンだっけか。そっちを狙われたか」
「違います!」
「彼女が狙ってるのは――クソ上司の方ですとミサカは衝撃の事実を明かします!」
>>293
アキカン!wwwwwwwwwwwww
アキカン!wwwwwwwwwwwww
>>1のPCの文字変換がどんな状態なのか凄い気になる
上条「お前は……」
上条さんが足下に擦り寄ってきた猫を抱き上げる。
本当に猫に縁のある人だな、いつか猫の地蔵の呪いにでもかかりそうだ。
みくる「上条さんのペットですか?」
上条「いや……こいつはイヌだ」
キョン「いやどう見ても猫だ」
上条「そうじゃなくて、こいつの名前らしきものだよ」
長門「猫なのにイヌ……」
無表情の長門だが、少し笑ったような気がする。こういうのがツボなのか。
上条「ちゃんとした名前はなんだっけなあ……ともかく、昨日話した御坂美琴の、まあ妹みたいな感じのやつのペットだ」
妹みたいな感じってわけわからん。妹じゃないのか。
上条「とすると……御坂妹のやつが近くにいるのか?」
キョン「いやいや、猫と散歩なんか普通はできないぞ。
それこそ、何かの呪いにでもかかって猫の言葉がわかるようにならない限りは」
上条「でもこいつは普段アイツの病室にいるしなあ……痛っ」
いつまでも抱いていた上条さんにイラついたのか噛みつくイヌ(仮)。
というか病院で猫を飼っていいのか。
「なー」
とたっと地面に音もなく降り立つと、裏路地の入り口まで走っていき、そこで立ち止まる。
上条「……連いて来い、って言ってるのか?」
すごいな上条さん。猫の言葉がわかるのか。
上条「とすると……御坂妹のやつが近くにいるのか?」
キョン「いやいや、猫と散歩なんか普通はできないぞ。
それこそ、何かの呪いにでもかかって猫の言葉がわかるようにならない限りは」
上条「でもこいつは普段アイツの病室にいるしなあ……痛っ」
いつまでも抱いていた上条さんにイラついたのか噛みつくイヌ(仮)。
というか病院で猫を飼っていいのか。
「なー」
とたっと地面に音もなく降り立つと、裏路地の入り口まで走っていき、そこで立ち止まる。
上条「……連いて来い、って言ってるのか?」
すごいな上条さん。猫の言葉がわかるのか。
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