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元スレ女騎士「私は女であることなど捨てたのだ」
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だが待って欲しい
あと100レス続くんだから大どんでん返しがあるのではないだろうか
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>>354
いや、フラグが兵士同士の会話でたってた
いや、フラグが兵士同士の会話でたってた
――――時は遡る
騎士(…あれは……王妃?)
騎士(誰と話して……)
王妃「…もう何度目の失敗ですか」
魔物「すんません、邪魔が入ったようで」
騎士「……!?」
騎士(王妃が…魔物と!?)
王妃「邪魔……あの騎士の事ですか」
魔物「それさえなきゃ、ちゃんと殺せてたんだ」
王妃「あの女……わざわざ非番の日に襲わせたと言うのに」
王妃「しかし、あれも怪我をし、しばらくは動けまい」
王妃「すぐにでも始末をしてもらいたいのですが」
魔物「そら無理な話だ、こっちだって暇じゃないんでね」
魔物「少なくとも1ヵ月以上は先になる」
王妃「……次の事はまた今度話しましょう」
王妃「夜はあまり外に出れないのでね」
魔物「それさえなきゃ、ちゃんと殺せてたんだ」
王妃「あの女……わざわざ非番の日に襲わせたと言うのに」
王妃「しかし、あれも怪我をし、しばらくは動けまい」
王妃「すぐにでも始末をしてもらいたいのですが」
魔物「そら無理な話だ、こっちだって暇じゃないんでね」
魔物「少なくとも1ヵ月以上は先になる」
王妃「……次の事はまた今度話しましょう」
王妃「夜はあまり外に出れないのでね」
騎士(…どういう事だ…王妃が姫を…)
騎士(王妃が魔物を仕向けていただと!?)
騎士(こんな事があってたまるか…!!)
騎士(どうする…城中に広めるか?)
騎士(…いや、それはだめだ。 姫の耳にも入ってしまう)
騎士(愛する母親に狙われていたなどと知られてはいけない…!!)
騎士(しかし、このまま放っておくわけにもいかない)
騎士(どうすれば…)
騎士「…………」
姫「騎士、行ってらっしゃい」
騎士「はい。 また二週間後に帰って参りますので」
姫「うん。 気をつけてね」
騎士(魔物たちも一ヶ月は攻めてきたりはしない)
騎士(私も同じ程戦うことはできない……ならば)
騎士(その間に魔物の巣を見つけ出す)
騎士(そして、復帰次第――…)
――
盗賊a「ずびばぜん、ずびばぜん…! 許じで下ざい…!!」
盗賊b「ぬ、盗んだものは、返しますから…!!」
騎士「別に私は盗品を奪還しに来たわけではない」
騎士「訊きたいことがある
魔物の住処を知っていたら教えろ、盗賊なら国中を走り回っているだろう」
盗賊a「へ、へぇ。 ち、地図を……」 ペラッ
盗賊a「こ、ここらへん…俺ら盗賊の間で、絶対に通ってはいけないと…」
盗賊a「洞窟…ま、魔物のでかい巣があるから、近づいてはいけないと……」
騎士「ふむ…」
騎士(ここなら魔物が城に襲撃に来る方向や旅人の噂とも一致する)
盗賊a「ずびばぜん、ずびばぜん…! 許じで下ざい…!!」
盗賊b「ぬ、盗んだものは、返しますから…!!」
騎士「別に私は盗品を奪還しに来たわけではない」
騎士「訊きたいことがある
魔物の住処を知っていたら教えろ、盗賊なら国中を走り回っているだろう」
盗賊a「へ、へぇ。 ち、地図を……」 ペラッ
盗賊a「こ、ここらへん…俺ら盗賊の間で、絶対に通ってはいけないと…」
盗賊a「洞窟…ま、魔物のでかい巣があるから、近づいてはいけないと……」
騎士「ふむ…」
騎士(ここなら魔物が城に襲撃に来る方向や旅人の噂とも一致する)
盗賊a「……」チラ
盗賊a(盗賊b、今だやれ―――!)
ガキィィンッ
盗賊b「あ、あ……」 ポロ
騎士「私は貴様等を殺すつもりはないんだが…
望むのなら殺してやってもいいぞ、私は躊躇しないからな」
盗賊b「ひ、ひぃぃ……」
盗賊a「お…女のくせに…女のくせに……ッ!」
騎士「……」 スッ
ゴキンッ
盗賊a「があああああああッッ!! 腕がッ腕がぁぁああああ!!!」
盗賊a(盗賊b、今だやれ―――!)
ガキィィンッ
盗賊b「あ、あ……」 ポロ
騎士「私は貴様等を殺すつもりはないんだが…
望むのなら殺してやってもいいぞ、私は躊躇しないからな」
盗賊b「ひ、ひぃぃ……」
盗賊a「お…女のくせに…女のくせに……ッ!」
騎士「……」 スッ
ゴキンッ
盗賊a「があああああああッッ!! 腕がッ腕がぁぁああああ!!!」
村長「あ、ありがとうございました。 盗賊を捕まえて下さって」
村長「御蔭で家宝の壷も無事に返ってこれました」
村長「何かお礼を。 村人も皆歓迎するでしょう」
騎士「ありがとう御座います、しかし生憎時間がないので…」
騎士「そうだ、周辺の村などからの、魔物に関する噂があれば是非」
村長「そ、そんなもので宜しいのでしょうか」
騎士「はい」
村長「分かりました。 ええと――」
村長「御蔭で家宝の壷も無事に返ってこれました」
村長「何かお礼を。 村人も皆歓迎するでしょう」
騎士「ありがとう御座います、しかし生憎時間がないので…」
騎士「そうだ、周辺の村などからの、魔物に関する噂があれば是非」
村長「そ、そんなもので宜しいのでしょうか」
騎士「はい」
村長「分かりました。 ええと――」
騎士(次はこの村……時間的にも最後になりそうだな)
騎士「Go,go」
馬「ブルルフッ」 パカラッ
騎士「…済まないな、もう少しだ。 帰ったらゆっくり休ませてやるからな」
騎士(国内の魔物の住処は大きく分けて5ヵ所……)
騎士(城に襲撃に来た魔物の形態はその内最も勢力を持つ所)
騎士(前に姫を攫った魔物もそこからの派生だった。 場所もそう遠くはない)
騎士「……」
――
兵士A「魔物…!」
兵士B「姫様、すぐに避難所へ――」
騎士「待て!」
騎士「避難所は恐らく危険……このまま、この部屋にいた方がいい」
姫「えっ」
兵士A「隊長、何を――」
騎士「いいから! お前たちは姫から離れるな!」
姫「騎士は! 騎士はどこに行くの!?」
騎士「離れたところでおびき寄せます。 では」
姫「あっ――」
兵士A「魔物…!」
兵士B「姫様、すぐに避難所へ――」
騎士「待て!」
騎士「避難所は恐らく危険……このまま、この部屋にいた方がいい」
姫「えっ」
兵士A「隊長、何を――」
騎士「いいから! お前たちは姫から離れるな!」
姫「騎士は! 騎士はどこに行くの!?」
騎士「離れたところでおびき寄せます。 では」
姫「あっ――」
タタタタタッ
騎士(避難所の場所…王妃ならすべて把握していてもおかしくはない)
騎士(魔物側にその場所が知れ渡っていたとしたら、下手に動かない方が得策)
騎士(何度も襲撃の邪魔をした私ももちろん狙われていることだろう)
騎士(私が常に姫の傍にいると思っているとしたら、危険……)
騎士(一緒に居てはいけない――!)
騎士「ぉらァ!」
ドシュッ
魔物「ヒ……」 ドサ
騎士(避難所の場所…王妃ならすべて把握していてもおかしくはない)
騎士(魔物側にその場所が知れ渡っていたとしたら、下手に動かない方が得策)
騎士(何度も襲撃の邪魔をした私ももちろん狙われていることだろう)
騎士(私が常に姫の傍にいると思っているとしたら、危険……)
騎士(一緒に居てはいけない――!)
騎士「ぉらァ!」
ドシュッ
魔物「ヒ……」 ドサ
騎士(今すべきは、この襲撃に乗じて王妃を――)
騎士「…!!」
ザッ…
魔物「…お前は姫の女近衛兵。 姫はどこだ」
騎士「邪魔だ。 退け」
魔物「姫の場所まで案内してくれんなら退いてやる」
騎士「ふん……ふざけたことを!」 バッ
ヒュッッ ギリギリギリギリッ
魔物「…っぶねぇ!」
騎士「時間が惜しい、邪魔をするな!」
騎士「…!!」
ザッ…
魔物「…お前は姫の女近衛兵。 姫はどこだ」
騎士「邪魔だ。 退け」
魔物「姫の場所まで案内してくれんなら退いてやる」
騎士「ふん……ふざけたことを!」 バッ
ヒュッッ ギリギリギリギリッ
魔物「…っぶねぇ!」
騎士「時間が惜しい、邪魔をするな!」
「魔物が撤退したぞォォ!!」
「「ウオオォォオオオオオッ!!」」
騎士「……チッ」
騎士(間に合わなかったか)
騎士「……む」 ツツー
騎士(血…、かすったか。 選りによって頭、隠せないな…)
騎士(……また姫に叱られる)
騎士「……戻るか」 グイッ
王妃「近衛に貴女からの荷物を受け取りました」
王妃「けど……開ける前に、魔物に焼かれてしまいましてね」
姫「…! そんな…」
騎士「…!!」
騎士(……こいつ)
騎士(嘘だ)
騎士(あの見下すような、氷のように冷たい目)
騎士(この女、自分の手で)
騎士(姫の、愛情の籠った贈り物を)
騎士(それを分かって)
騎士(姫を泣かせた)
騎士(……誰が許すものか)
騎士「…兵士A、兵士B」
兵士A「はい」
兵士B「うい」
騎士「…話がある。 少し付き合え」
兵士A「話とは」
騎士「……ここは些か静かすぎる」
騎士「移動するぞ」
兵士B(…他人には聞かれちゃ困る話ってわけか)
兵士A「はい」
兵士B「うい」
騎士「…話がある。 少し付き合え」
兵士A「話とは」
騎士「……ここは些か静かすぎる」
騎士「移動するぞ」
兵士B(…他人には聞かれちゃ困る話ってわけか)
騎士「おい、今空いてるか」
医師「ん、騎士か。 俺の分の患者は終わって他のに手をだそうとしてたんだが」
騎士「なら丁度いい、私を診ろ」
医師「あ? そんな悪そうには見えんが……まぁいいや鎧脱げ」
兵士B「えーと隊長、俺ら外で待ってましょうか」
騎士「いい、部屋に入ってろ、このまま話す」
兵士B「はぁ」
兵士A(衛生面を考え医療塔は石造りであり、声が外に漏れにくい)
兵士A(加えて今日の魔物の襲撃の為怪我人が多く、紛れやすい……)
兵士A「……それで、話とは」
騎士「……そうだな、…単刀直入に言えば」
騎士「明日、王妃を殺しに行く」
医師「ん、騎士か。 俺の分の患者は終わって他のに手をだそうとしてたんだが」
騎士「なら丁度いい、私を診ろ」
医師「あ? そんな悪そうには見えんが……まぁいいや鎧脱げ」
兵士B「えーと隊長、俺ら外で待ってましょうか」
騎士「いい、部屋に入ってろ、このまま話す」
兵士B「はぁ」
兵士A(衛生面を考え医療塔は石造りであり、声が外に漏れにくい)
兵士A(加えて今日の魔物の襲撃の為怪我人が多く、紛れやすい……)
兵士A「……それで、話とは」
騎士「……そうだな、…単刀直入に言えば」
騎士「明日、王妃を殺しに行く」
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