私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ女騎士「私は女であることなど捨てたのだ」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
ガチャ
騎士「姫」
姫「…! 騎士!」
騎士「魔物は撤退しました。 お怪我はありませんか」
姫「平気。 …騎士は?」
騎士「いえ、大丈夫です」
姫「……兜をはずして」
騎士「え、いや…」
姫「はずして」
騎士「……」 カパ
姫「…ばか。 血が出てる。 ばか」
騎士「……」
王妃「! 姫」
姫「お母様! ご無事でしたか」
王妃「ええ。 貴女も無事みたいで良かった」
王妃「それより…」
王妃「近衛に貴女からの荷物を受け取りました」
王妃「けど……開ける前に、魔物に焼かれてしまいましてね」
姫「…! そんな…」
王妃「…何か、大切なものでしたかしら?」
姫「……っ、…いえ、……」
姫「大した物でもなかったので。 それより、お母様が無事で安心しました」
王妃「そう……ごめんなさいね」
王妃「では、私はまたお客様がいらっしゃるので、これで」
姫「お母様! ご無事でしたか」
王妃「ええ。 貴女も無事みたいで良かった」
王妃「それより…」
王妃「近衛に貴女からの荷物を受け取りました」
王妃「けど……開ける前に、魔物に焼かれてしまいましてね」
姫「…! そんな…」
王妃「…何か、大切なものでしたかしら?」
姫「……っ、…いえ、……」
姫「大した物でもなかったので。 それより、お母様が無事で安心しました」
王妃「そう……ごめんなさいね」
王妃「では、私はまたお客様がいらっしゃるので、これで」
カツ カツ カツ カツ
兵士A「部屋に魔物は現れませんでした」
騎士「そうか」
兵士B「…今回は姫様がご無事であったから良かったものの、
万が一部屋に魔物が現れていたら……」
騎士「分かっている。 私だけの責任だ、咎めは受ける」
兵士B「……」 チラ
兵士B(…避難所の入り口付近、かなり荒らされていたな)
兵士B(避難所に行っていたとしたら、また遭遇していたかもしれない)
兵士A「……」
王妃「! 姫」
姫「お母様! ご無事でしたか」
王妃「ええ。 貴女も無事みたいで良かった」
王妃「それより…」
王妃「近衛に貴女からの荷物を受け取りました」
王妃「けど……開ける前に、魔物に焼かれてしまいましてね」
姫「…! そんな…」
王妃「…何か、大切なものでしたかしら?」
姫「……っ、…いえ、……」
姫「大した物でもなかったので。 それより、お母様が無事で安心しました」
王妃「そう……ごめんなさいね」
王妃「では、私はまたお客様がいらっしゃるので、これで」
姫「お母様! ご無事でしたか」
王妃「ええ。 貴女も無事みたいで良かった」
王妃「それより…」
王妃「近衛に貴女からの荷物を受け取りました」
王妃「けど……開ける前に、魔物に焼かれてしまいましてね」
姫「…! そんな…」
王妃「…何か、大切なものでしたかしら?」
姫「……っ、…いえ、……」
姫「大した物でもなかったので。 それより、お母様が無事で安心しました」
王妃「そう……ごめんなさいね」
王妃「では、私はまたお客様がいらっしゃるので、これで」
姫「…………」
騎士「姫…」
姫「……魔物だから…仕方ないよ」
姫「お母様が無事だったんだから、それだけでっ…」
騎士「姫…」
姫「ほら、それに。 タピストリーはまた作れるし」
騎士「姫」
姫「大丈夫だよ」
騎士「姫…っ」 ぎゅ
姫「……あ」 ぽろぽろ
姫「…ぅ…」 ぎゅっ
兵士A「…隊長、姫は」
騎士「あのままお休みになられた」
騎士「…兵士C、兵士D。 少し早いが、代わってくれるか」
兵士C「ええ、構いませんよ」
兵士D「今から始めるのも大差ありませんし。 どうぞお休みください」
騎士「ありがとう」
騎士「…兵士A、兵士B」
兵士A「はい」
兵士B「うい」
騎士「…話がある。 少し付き合え」
睡眠薬を投薬したので、もう寝ないといけない。
是非とも、明日まで残っててほしい。
是非とも、明日まで残っててほしい。
姫「…うーん…」 パチ
姫「……あれ、朝…」
姫(…昨日は、騎士に抱きついたまま…寝てしまった)
姫(これで2回目。 ああ、恥ずかしい……)
侍女「あら、姫様。 おはようございます、今ちょうど起こそうと」
姫「うん、おはよ…」
侍女「お着替えはこちらに。 ミサが始まります」
姫「うん。 ……眠い…」
侍女「…? 姫様、ベッドに指輪があるのですが」
姫「え、あ…それ、私の。 抜けちゃったみたい」
侍女「素敵な指輪ですね」
姫「騎士がくれたの」
侍女「騎士様が? へぇ…」
侍女「でも、姫様には少し大きいようですね。
どうでしょう、紐を通して首から掛けてみては」
姫「あ、それいいね」
侍女「では、用意しておきます」
侍女「姫、こちらに。 髪を整えます」
姫「え、あ…それ、私の。 抜けちゃったみたい」
侍女「素敵な指輪ですね」
姫「騎士がくれたの」
侍女「騎士様が? へぇ…」
侍女「でも、姫様には少し大きいようですね。
どうでしょう、紐を通して首から掛けてみては」
姫「あ、それいいね」
侍女「では、用意しておきます」
侍女「姫、こちらに。 髪を整えます」
神父「――、――――」
神父「――――、――――!」
神父「―――――――――――」
神父「―――、――」
姫(眠い……)
侍女「ミルクをお持ちしました」
姫「ありがとう」
姫「ん……」
姫「今日のミルクは濃厚で美味しい。 パンにつけるには最適」
姫「――― ―――――」
教師「声は喉からでなく、腹部の底から」
姫「――――― ――――」
教師「“が”ではありません。 “か゚”ですよ」
姫「―――…うぇぇ、喉が渇いた…」
教師「こちらにお飲物を」
姫「……はぁ。 疲れた」
姫(騎士が来るまで……あと半刻程度)
姫(…少し、寝ようかな…)
姫「…スー…スー……」
姫「……ん」 パチ
騎士「あ、ひ、姫」
姫「あ。 騎士! おはよう」
騎士「ふふ、もうお昼ですよ。 おはようございます」
姫「あ、あれ? 寝すぎちゃったかな」
姫「起こしてくれればよかったのに」
騎士「姫があまりにも気持ちよさそうに眠っていらっしゃったので」
姫「もう」
騎士「今日は小春日和です。 無理もありません」
姫「騎士はさ。 どうして騎士になったの?」
騎士「騎士になった理由ですか? …特別な理由なんかはありませんよ」
騎士「物心ついたときには既に剣を握っていましたね。 ただの棒きれでしたが」
騎士「働ける年になってから下働きをしたり傭兵をしたり」
騎士「それで、現団長殿にお誘いいただき、今に至ります」
姫「今の団長さんが? へー」
姫「でも、そこから騎士階級に成り上がるなんて。 すごい」
騎士「ただ闘うことが好きなだけです」
騎士(……ですが、今は)
騎士(…貴女を守るために――)
姫「騎士、おやすみー」
騎士「はい、おやすみなさい」
騎士「……」
騎士「……姫」
姫「? どうしたの?」
騎士「……いえ」
騎士「……私はもう行きます」
姫「うん。 お疲れ様」
騎士「……」
騎士「…さようなら」
兵士A「隊長」
騎士「ああ」
騎士「……私は王妃様に謁見することになっている」
兵士C「このような時間にですか?」
騎士「昼間はなかなか時間がとれないからな」
騎士「…お前たち」
騎士「後は任せたぞ」
兵士CD「「はっ」」
兵士B「……」
兵士A「……」
騎士「ああ」
騎士「……私は王妃様に謁見することになっている」
兵士C「このような時間にですか?」
騎士「昼間はなかなか時間がとれないからな」
騎士「…お前たち」
騎士「後は任せたぞ」
兵士CD「「はっ」」
兵士B「……」
兵士A「……」
姫「……」
姫(眠れない)
姫(お昼寝しちゃったから当然なんだけど)
姫「……」
――さようなら
姫「……」
姫(騎士、いつもあんなこと言わないのに)
姫「……」
姫(……なんだか胸騒ぎがする)
カツン コツン カツン コツン
騎士「……王妃様」
王妃「騎士ね。 頭を上げて」
騎士「……」 スッ
騎士「…夜分に時間をとらせてしまい申し訳ございません」
王妃「構いませんよ。 ……それで、話というのは」
騎士「はい」
騎士「貴女を、殺しに」
兵士C「? 姫様どこへ」
姫「うん、ちょっと」
兵士D「明かりも無しだと危険ですよ、今用意…」
タタタッ
兵士D「ああ! お待ちください!」
兵士C「しかも裸足で…! 追いかけるぞ!」
ペタペタペタペタ
姫「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
姫(すごく悪い予感がする)
姫「……お母様……、騎士…!」
姫「うん、ちょっと」
兵士D「明かりも無しだと危険ですよ、今用意…」
タタタッ
兵士D「ああ! お待ちください!」
兵士C「しかも裸足で…! 追いかけるぞ!」
ペタペタペタペタ
姫「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
姫(すごく悪い予感がする)
姫「……お母様……、騎士…!」
姫「ハァ、ハァ…………!」
姫「…人が倒れて……」
姫「……扉があいている」
姫「…………」 ギィ
姫「…衛兵さんたち、皆……ひどい、誰がこんな…っ」
姫「!!」
姫「……騎士…?」
騎士「!」
ズルッ… ドシャッ
姫「…!! お母様…!?」
騎士「姫……」
姫「なに…、…なんなの……」
姫「騎士が、やったの……?」
騎士「……」
姫「騎士が、お母様を、その剣で……!?」
騎士「……」
姫「……否定、しないの……?」
姫「どうしてッ……どうしてお母様を!!」
騎士「……」
騎士「…何を言っても……言い訳にしかならないでしょう」
姫「…!! お母様…!?」
騎士「姫……」
姫「なに…、…なんなの……」
姫「騎士が、やったの……?」
騎士「……」
姫「騎士が、お母様を、その剣で……!?」
騎士「……」
姫「……否定、しないの……?」
姫「どうしてッ……どうしてお母様を!!」
騎士「……」
騎士「…何を言っても……言い訳にしかならないでしょう」
姫「何で、何で、何で……!! 答えてよ、騎士!!!」
騎士「……」
兵士C「姫様どう……うわ!? 何だこの有様ッ」
兵士D「!! 王妃様!!」
騎士「……チッ」 ダッ
パリー―――ン
兵士C「隊ty…ッ、窓から逃げた…!! 兵士D、外の者に連絡を!」
兵士D「ああ!」
兵士C「姫様、お怪我は!」
姫「うゥ、う、あぁあああ…お母様っ…お母様ぁ…」
姫「お母様ッ……」
姫「お母様ぁあああぁぁあああああッ!!」
騎士「……」
兵士C「姫様どう……うわ!? 何だこの有様ッ」
兵士D「!! 王妃様!!」
騎士「……チッ」 ダッ
パリー―――ン
兵士C「隊ty…ッ、窓から逃げた…!! 兵士D、外の者に連絡を!」
兵士D「ああ!」
兵士C「姫様、お怪我は!」
姫「うゥ、う、あぁあああ…お母様っ…お母様ぁ…」
姫「お母様ッ……」
姫「お母様ぁあああぁぁあああああッ!!」
なんで皆もっと支援しないんだよ
1が延々と一人で投下とか可哀想だろ
1が延々と一人で投下とか可哀想だろ
――
「……姫様、あれからずっと部屋に閉じこもって……」
「…無理もないさ、最愛の王妃様が亡くなられたんだ」
「しかも、まさか騎士殿が……」
「…殿、なんかつけたら駄目だろ、もう」
兵士A「……」
「殺してすぐに逃げたんだろう? 結構経つがまだ捕まってないのか」
「どこに隠れているのやら、有名だから町中で見かけたらすぐ知らせがあると思うが」
「……姫様、あれからずっと部屋に閉じこもって……」
「…無理もないさ、最愛の王妃様が亡くなられたんだ」
「しかも、まさか騎士殿が……」
「…殿、なんかつけたら駄目だろ、もう」
兵士A「……」
「殺してすぐに逃げたんだろう? 結構経つがまだ捕まってないのか」
「どこに隠れているのやら、有名だから町中で見かけたらすぐ知らせがあると思うが」
「何で騎士様、いや騎士は王妃様を」
「ほらあれだ…騎士殿…騎士は姫様を好いてて、王妃様に妬いていたとか」
「なっ……そんな事でか!?」
「独占欲ってやつかね」
兵士B「……」
「はっ…おっそろしいねぇ…」
「女の嫉妬」
「ほらあれだ…騎士殿…騎士は姫様を好いてて、王妃様に妬いていたとか」
「なっ……そんな事でか!?」
「独占欲ってやつかね」
兵士B「……」
「はっ…おっそろしいねぇ…」
「女の嫉妬」
類似してるかもしれないスレッド
- 姫騎士「私がオーガには勝てないだと?」 (125) - [55%] - 2013/1/8 13:45 ☆
- 女先輩「私が愛してるのは男だけだから」 (1001) - [55%] - 2012/12/4 8:45 ★★★
- 女騎士「……あいつは長い髪が好みなのか?」 (353) - [52%] - 2012/3/28 7:15 ★
- 女騎士「もう女騎士はやめる。>>3になる」 (119) - [49%] - 2016/4/8 13:30 ○
- しずか「私は源しずかという人間が嫌いです」 (489) - [49%] - 2013/8/30 7:45 ★
- 女騎士「くっ殺せ」 オーク「ああ、任せろ」 (487) - [49%] - 2017/1/4 18:30 ○
- 幼馴染「はぁ?まだそんなこと覚えてたの?」 (1001) - [49%] - 2009/4/30 0:03 ★★★×13
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について