元スレ妹「はじめまして、妹です」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
451 :
気体支援
452 :
「これが、最後の我が儘です……お願い……」
――なんてことだ。
気付かなければ、それが一番良かったのかもしれない。が、もう遅い。
彼女はさっき言ったじゃないか。今夜だけ、一度だけで構わないと。
――諦めているんだ。もしかしたら、今日ではない、ずっと以前から。
俺に、愛され続けることを。
俺の浅はかな思いなど、遥か遠くに置いてきぼりにして。
彼女は、心から望んだいた、俺と共に過ごす未来を全て投げ出してまで、この一夜を選んだ。
俺は彼女にそんな残酷な決意をさせていたのか。年下の、まだ中学生の妹に。
視界が滲む。
彼女を想う。ひたすらに想う。胸が苦しくて、誘発する痛みが更に俺を苦しめる。それでも想う。止まらない痛み。彼女と同じ痛み。
熱いものが俺の頬を伝い、義妹の髪を濡らした。
「ああ……」
454 = 452 :
義妹、お前を救いたい。お前を抱きしめたい。そして離さないでくれ、俺を。
「兄さん……兄さ――」
繰り返される呪詛を遮り、彼女の唇を塞いだ。一瞬、俺を抱きしめる腕に力が籠もる。が、やがて彼女は俺にその身を委ねてきた。
幾度となく重ね合う唇に、混じり合った二人の涙が流れ込んでも、彼女は構わず俺を求め続けた。
455 = 452 :
~~・~~
「このココアには、友に都合して貰った睡眠薬が入っています」
「ごめんなさい兄さん。もう、こうするしか――」
トントン カチャ
「返事も待たずに開けるなんて、随分とせっかちなのね。で、何の用?」
「……」
パタン
「黙って突っ立ってちゃわかんないわよ」
「――決着を、つけたい」
456 = 438 :
鬱か…
458 = 452 :
「あ~あ、つまんない用事」
「私は生まれてからずっと、母さんと二人きりで暮らしてきた」
「ふ~ん?」
「お前が私から父さんと兄さんを奪い、14年もの間独り占めしていたからだ」
「……だから、何?」
「――!?」
「あんたの不幸自慢聞いて、あたしが同情するとでも思った?
「お前という奴は……」
「――ああ、反省とか謝罪を求めてんの。ならとんだお門違いね」
「何だと?」
459 = 452 :
「その件で責められるのは、あたしらの親よね。あたしは寧ろ被害者じゃん」
カチ……
「ねえ、そうでしょ?」
カチカチカチカチカチン
「あんたもそう思わない?」
「――いいから、返せ」ザッ!
ピシュッ!
「――ひうっ!」
~~・~~
460 = 438 :
敢えて言おう蛇足であると
461 :
かきだめするならまつのに
462 :
これがどこぞの鬼才SS書きが言っていた
所謂「キモウト化」というやつなのか…恐ろしい
463 = 438 :
>>461 同意せざるを得ない
464 = 452 :
ホテルを出ると、既に日はとっぷりと暮れていた。
俺はポケットから手を引き抜いた。僅かに歩調を緩めて彼女の隣に並ぶ。
そして無言のまま義妹の手を取り、指を絡めた。
一瞬、躊躇したかのように肩が震え、しかしすぐさま強く握り返してきた。
触れる指先が酷く冷たく感じる。
たまらず、早く早く俺の熱を受け取ってくれ、と願った。
「……義妹?」
家に着いてからも、義妹は繋いだ手を離そうとはしなかった。
だから、俺たちはもう一度、ベッドで互いの愛を確かめ合った。
「……ぁ……」
義妹はもう泣かなかった。
俺の手をきつく握りしめて離さない彼女。その細い肩を抱きしめたまま、俺たちはひとつのベッドで眠りについた。
と、ここまで書いたところで鬱バッド直行に気づき没決定
いま読み返しても…全くわけ分からん駄文だねこりゃ
465 :
普通に妹√がまだ見てないから見たいぜ
とりあえずがんがれ
466 = 439 :
少なすぎて物足りなさすぎ
フライングだけど妹ルートの序盤だけ投下
>>317 分岐点
~~夕食後 リビング
パタパタトテトテ
妹「ふはー……やっとのんびり出来るー」ポスッ
義妹「兄さんお待たせしました。あ、コーヒーのお代わりはいかがですか?」ソワソワ
兄「いや、いいよ。まだあるから」
妹「さて、と……」スゥ……←思考モード突入
妹(そろそろあの事をはっきりさせないとね……)
467 = 439 :
義妹「では、食後のデザートはいかがですか? キナコたっぷりのわらび餅が冷蔵庫で絶賛待機中です」ウロウロ
兄「まだ腹一杯で……ウップ、ちょっと食えないな」
妹「う~ん……どうしよっかな……」ボソボソ
妹(唐突に切り出すような話題じゃないし……大体、あたしが聞いた話だけじゃあ信じてもらえないかも……)
469 = 439 :
義妹「――アイス! アイスなら胃壁の隙間にぬるぬると入っていくかもしれませんね。すぐに持ってきましょう」ドタバタ
兄「要らんて。……どうしたんだ義妹、テンション高いぞ」
妹「そうね……ハードル高いな……」ボソボソ
妹(でもあの話の信憑性はかなり高いのよね……お母さん本人から聞いた話だって、叔母さん言ってたし……)
470 = 439 :
義妹「そうですか? はいそうですねそうでしょうとも。逸る気持ちを抑えられない、純情可憐で一途な義妹の咲き乱れっぷり、さあどうぞごらんください」クルクルクル
兄「変に気を回したり、相変わらずテンションたけーし。どう見てもおかしい」
妹「そうよね……だとしたらあたしは……」ボソボソ
妹(家族を取るか、お兄ちゃん取るか決めなきゃなんない。そしてさっき、あたしは自然と選んでた……)
妹「――お兄ちゃんを」
471 = 439 :
兄「俺をどうする気だ」
妹「……はっ?」
義妹「ハアハアハア……。さっきからブツブツ五月蝿いな妹。何が言いたいんだ?」イライラ
妹「――えっ嘘、あたし声出してた?」
兄「……なんだ、独り言だったのか」
妹「う、うん、ちょっとね。考え事してた」
兄「俺たちに相づち打ってたにしては、まるで噛み合ってなくてすげえ不気味だった」
義妹「人は孤独を経験すると、独り言が多くなるそうです」
兄「……妹。もしも悩み事があるんなら、お前が話したいと思った時で良いから、俺に絶対話してくれよ」
472 = 438 :
私怨
473 = 439 :
妹「あ、うん分かった」
妹(……どうしよう。今ここで言っちゃおっかな……もし知ってたら話早いし――)
妹(――ううん、二人は絶対に知らない。だって知ってたら、あたしがここに居れるはず無いもん……)
兄「で、何悩んでんだ? さっさと話せよ俺が暇な内にほら早く」
義妹「強引でゴーイングマイウェイな兄さんも素敵です」ウットリ
妹(……本当の事知ったら、義妹、どうなっちゃうかな――)
妹(――ねえ、喜ぶ? 怒る? それとも……うん、そうだよね。あんたはきっと……泣く、よね)
妹「う~ん……どうしよっかな……」
義妹「振り出しに戻ったか」
はいここまで
書き貯めに入ります
文章量足りなかった場合、さっきまで書いた微エロシーンを本編に突っ込んじゃうかもしれん
475 = 438 :
纏まるならいいがさっきのは雰囲気大分違ってたぞ
477 :
個人的には、さっきのなしで、このまま妹ルートを書いて欲しい
478 :
鬱は
鬱は無しの方向で
479 = 438 :
寝る保
480 :
ほ
483 = 451 :
ほっしゅ
484 = 451 :
ほ
486 :
とりあえず服脱いだ
490 :
鬱だけはやめてくれ…
494 = 438 :
上げようか
500 :
義妹ルートの没設定をもっと読みたい
妹ルートが終わった後でいいので…
みんなの評価 : ★★
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