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    元スレ妹「はじめまして、妹です」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 黒猫 + - ハルヒ + - ユージ + - ルイズ + - 女サンタ + - + - 年上 + - 敬語妹 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 313 :

    「義妹ちゃんはどう思う? ……俺と一緒に、暮らすこと」

    「……分かりません」ドキドキドキドキ

    (私は――)

    「俺は、義妹ちゃんの兄さんになりたいな」

    「私は――」キュンッ



    ――兄さんが、欲しいの?

     ~~・~~

    「ねえ、兄さん」

    352 :

    しえん

    353 = 313 :

     ~~兄部屋

    「……ん!?(今、義妹の声がしたような……)」モゾモゾ

    「結局、あなたにとっての私は義理の妹」

    (――確かに聞こえる! 空耳じゃない!)

    「それ以外の何者でもないのですね」

    (こんな夜中に――どこから!?)キョロキョロ

    「あなたは、いつも優しかった……」

    (……ベランダか!)ストッ

    354 = 313 :

     ~~ベランダ

    「妹ちゃんが来てからは、多少控え目になりましたが」クスリ

    「……何故義妹の私に、あんなにも優しくしてくれたのですか」

    「実の妹のように愛してくれるその優しさを、時折……どうしようもない程、疎ましく感じる事もありました」

    「兄妹としての自分を……受け入れてしまいそうになるのです」

    「だからこそ私は、いつだって強く、自分の想いを伝え続けました」

    「あなたを『兄さん』と呼ぶことに、慣れて仕舞わないように」

    355 = 313 :

    「きっと……只の自惚れだと、あなたは笑うでしょうが」

    「あなたと私は、心の奥で、お互いを求め合っているに違いない……と」

    「私はずーっと信じていたんですよ?」

    「まるで幼い子供のように……」クス

    「無邪気な想いを……真っ直ぐ真剣に」

    「もしもあなたが私との関係を望んだなら、私は躊躇うことなく受け入れていたでしょう」

    「でもあなたは……私と触れ合う度に必ず思うのです。『義妹』は守るべき家族なのだと」

    「あなたの良心は、私を異性として愛することを決して許さない……」

    「……優し過ぎるから……」

    356 = 313 :

    「ずっと、考えていました」

    「あなたと言う存在は、私にとって一体何なのか……」

    「義父の連れ子。変な人。義理の兄。優しい人。愛すべき家族。大切な人。血の繋がらない兄妹。好きな人。兄さん。愛しい人。――みんな、あなた」

    「今の私には、もうその答えを見つけられません」

    「私の中で変わっていく、あなたへの想い」

    ――『義妹は、変わったの?』

    357 :

    まだ途中だけど最後にハーレムENDもかいてくれないと
    俺のトラウマスレになるぞ

    358 = 313 :

    「いつまでも変わらない、あなたの……」

    ――『本当に、変わらないの?』

    「……あ」

    ――『いつから、好きだったの?』

    (あの時から)

    (初めて会った時から)

    (ずっとずーっと、好きだったの)

    「……ああ、違う……私は……」

    359 = 313 :

    「申し訳ありません。今、少しだけ……分かった気がします」

    「私は、家族なんて……」

    「優しい兄さんなんて……そんなもの最初から、欲しくは無かったのです」

    「私が欲しかったのは……」

    「初めて出逢った時、本当に欲しいと思ったのは……」

    「――フフッ。クックックッ」

    「全く私は……何を今更。未練がましいにも程があります」

    「もうどうでもいい話なのに」

    「先程、すべて失なったというのに……」

    360 = 313 :

    カラカラカラ ペタペタペタ

    「……起きてらしたんですね、兄さん」

    「……」ペタン

    「兄さん、見てください」

    「……ん」

    「月が、綺麗です」ポロリ

    「うん、綺麗だ」

    「はい、とっても……」ポロポロ

    (――義妹っ!)

    ギュッ!

    361 = 313 :

    「……これは、同情ですか……?」ポロポロ

    「……違う」

    「では、また兄妹として慰めるつもりなのですね……」ポロポロポロ

    「――違うッ!!」

    「憐れみなんて向けないでください。余計、惨めに……なり、ます……」ポロポロポロポロ

    「ゴメン……ゴメンな……」グイッ

    「あ……」ピクンッ

    ……チュッ

    「!? ――んっ……」

    (兄……さん……)

    ギューッ

    362 = 313 :

     ~~・・・

    「……なぜ」

    「……ん?」

    「……何故、私にキスしたんですか」

    「義妹が好きだからだよ」

    「本当……ですか」

    「もう二度と、お前に嘘はつかないって決めた」

    「……私たちは家族で、兄妹です」

    「うん。でも好きなんだ」

    「では私を女として」
    「――そうじゃない!!」

    「!?」ビクッ

    363 = 313 :

    「家族だの兄妹だの――ましてや女として見ろ、だと! そんなもの、俺がお前を好きな事とは全然関係ない! そんなのどうだっていいんだ!」

    「え……」

    「全部、俺たちが、自分の心を誤魔化す為に言い訳してただけだ! 俺もお前も、本当はとっくの昔に好きだって気付いてた! そうだろ!」

    「……でも……でも兄さんはいつだって優しくて……、私の兄さんになる為に……優しくして……」

    「……最初はそれで良かった。義妹が微笑んでくれたら、それだけで。優しくすればする程、お前は笑顔になって、幸せになれるような気がしてた」

    「それが、いつしか……。却ってお前を苦しめているとも知らず……ゴメン、許してくれ」

    364 = 313 :

    「……いいえ、私……私が、自分で思っていた程、強くなかったから……。私、もっと強く……」グスッ

    「お前の強い想いが俺を変えたんだぞ? ずっと俺を好きでいてくれて、ありがとうな」

    「……はいっ……」グスグス

    「それと……義妹はちょっと泣き虫なくらいがちょうどいいよ」ポンポン

    「……私、このままで、いいんですか……」ポロッ

    「いいんだ。お前まで変わる必要はないから。義妹は義妹のままで、ずっと俺のそばにいてくれ」

    「あ……あああ……」ポロポロ

    365 = 313 :

    「初めて会った時のお前も、家族のお前も、兄妹のお前も、ひとりの女であるお前も、何一つ変わらずに――」

    「俺は、義妹を愛してる」

    「――!!」

    「これが俺の愛し方だ。駄目か?」

    ギュッ

    「……駄目……じゃ、ありません……」ポロポロ

    「家族をまた失うのが怖かったんだ。優しくしながら遠ざけてた……ゴメンな……」ナデナデ

    「う……ううううううああああああん」ポロポロポロポロ



    366 = 357 :

    とりあえず支援

    367 = 313 :

     ~~翌朝

    義母「みんなー、そろそろ起きなさーい」

    ガチャ パタン×3

    妹・兄・義妹「「「おはよ」う」ございます」

    「夕べは中途半端に興奮しちゃって、なかなか寝付けなかったよー」←大嘘

    「一晩中あれこれ考えてたら一睡も出来なかった」←自業自得

    「大泣きしたらスッキリしたのか、朝まで熟睡でした」←本当

    「ンフッ、ゴメンねえ。昨日のアレ、そんなにショックだったぁ?」ニヤニヤ

    「……謝る必要は無い。もう済んだことだ」

    「あっそ。ならいいけど」プイッ

    「ああ、いいんだ。――兄さん、ちょっと宜しいですか?」ニヤリ

    368 = 313 :

    「んあ、にゃに」ゴシゴシ

    「ええ、ちょっと。お目覚めの、キスを///」ズイッ

    チュッ

    「!!!?」

    「私は兄さんを愛し続けます。今の、私のままで///」ヒソヒソ

    「あ……う……///」

    「チッ……油断した」

    「――これで、回数だけなら私の勝ちだな」ニヤニヤ

    「なっ!? 今なんて言った! 回数ってどーゆーことよ!?」

    「言葉通りの意味だが?」

    「チックショウ、いつの間にっ」

    369 = 336 :

    「以前、お前に言った筈だ」

    「あんたが言った事なんか、一々覚えてないけどね」イライラ

    「『兄さんは私だけのもの』だと」

    「ま~だそんな妄想に浸ってるの? やーねー」

    「……だがその想いは、昨晩純潔と共に捨てた。今日からは――」

    「『私の全ては兄さんのもの』だっ!!」

    「――ッ!!」

    「どうしてこうなった」

    370 = 336 :

    「……言っちゃった///」
    「おいちょっと待て」

    「もう言ってしまったんです///」
    「その発言には語弊があるだろ」

    「言ってしまったからには後戻りは出来ませんよ、兄さん///」ギュッ
    「そ、そんな……まさかお兄ちゃん、あたしが寝てる間に義妹と――」ワナワナ
    「みんな落ち着こうよ」

    「エエエエッチしちゃったのおおおお!?」

    「してません」
    「まだ///」

    「しません」
    「今は///」

    「いつするの?」
    「今夜///」

    「今日がお前の命日だ」



    義妹ルート Fin

    メインテーマソング Friends/REBECCA

    372 = 357 :

    >>370
    とりあえず乙

    妹ルートとハーレムルートが楽しみだ

    374 = 336 :

    あー終わった終わった
    まだ妹ルート書いてないのに何だかもう気が抜けたんですけど

    いつ書き終わるか分かんないから、保守面倒だったら落としちゃってもいいよ

    375 = 333 :

    俺とVTなんとかがいれば余裕だ、心配いらない

    377 = 357 :

    ふぅ・・・

    俺としたことが狙ってたシーン手前で果ててしまったぜ

    378 = 333 :

    あ、じゃあ僕はもう寝ますね

    379 = 357 :

    流石に梅雨は3日風呂はいらんかったらやばいな

    というわけで俺も寝る

    後は任せた

    380 = 352 :

    寝る前ほ

    381 :

    えー寝るのー?

    382 :

    ほっしゅほっしゅ

    383 :

    いつヤンデレ化するかヒヤヒヤしてたけど杞憂だったようだ

    384 :

    ほっほ

    385 = 313 :

    馬鹿な……
    寝ずに五時間書いて、たったの2000文字……だと?


    あまりの遅筆っぷりに泣きたくなってきた

    386 :

    しかし本当に幼馴染はあれだけだったのかww

    387 :

    ふっ

    388 = 386 :

    落ちるぞカス

    390 :

    しゅ

    393 :

    ほっしゅ

    394 = 387 :

    395 = 311 :

    >>391 これ土日のじゃなくね?

    396 :

    土日とか関係ないだろ


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