のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,063,068人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ新ジャンル「囚人二人」

    新ジャンル覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    201 = 156 :


    ……ドン、ガタン、バタン!

    (……さっきから隣うるせえな)

    ――きゃあぁあっ!

    (ああ、隣に新しく来たの、女だったのか)
    「いやぁあっ、やめてぇっ!」
    (……うるせえな……看守にレイプでもされてんのか?)

    ……がしゃん!

    「来ないで、来ないでぇ!」
    (そういえば、前の奴が穴開けてたな、確かここらへんに……)

    (あれ?……暗い……?というか何だこれ。やけにカサカサして……)

    「おーい、どうかしたのか?」
    「ひゃああぁあ!?しゃ、喋った!!」
    「……ん?」
    「ゴキブリが喋ったあああ!」
    「ちょwwこれGの腹かよ!」
    「うわあああんこわいよー!」


    202 = 169 :

    >>201
    ちとワロタw

    208 :

    >>146
    新ジャンル「便所飯」だっけ?あれを思い出した

    210 = 181 :

    211 = 197 :

    >>208
    「壁越し」だな。あれはいいものだ

    212 = 176 :

    なんかこう大地震が起こるとか政変とか戦争とか…駄目か。

    213 = 156 :

    落としはさせん!落としはさせんぞ!

    214 :

    ネタバレ

    215 = 204 :

    >>214zipでくれ

    217 :

    保酒

    219 :

    良スレ発見

    222 = 152 :

    ほすほす

    223 :

    ねむほしゅ

    225 :

    ☆ してヤンよ

    226 :

    よかったまだあった
    保守

    227 = 225 :

    またまた 保守

    229 = 225 :

    落とさねえぞ 畜生

    230 = 196 :

    231 :

    看守「ほら、さっさと入れ」

    暗い、暗い牢屋のなか。
    今日からここが私の居場所。
    そして多分…私が終わるところ。
    うん、それでいいかな、それで。

    「ん…新入りか?」
    「え、あ、はいっ!」
    「珍しいな、こんなところに女がくるなんて」
    「へぇ…そうなんですか?」
    「……へぇって…」
    「あの、私女っていいます。よろしくお願いしますっ」
    「……男だ、よろしく…」

    突然の声。
    壁越しから聞こえる声は少しだけ寂しげな男性の声でした。
    それが、男さんの最初の印象。

    232 = 231 :

    「男さんはなんでここにいるんですか?」
    「…お前は馬鹿か」
    「あはは…よく言われます…」
    「はぁ……殺人だよ。些細なことで喧嘩して、気づいたときにはそこに殺人者の出来上がり」
    「男さん、そんなことしなそうな人ですけどね」
    「何を根拠にそんな言葉が出てくるんだよ…大体会って…というか話し始めてから数分しか経ってない人間の何が分かる」
    「根拠…そうですね…私の直感って当たるんですよ」
    「…やっぱりこいつ馬鹿だ…」

    233 = 231 :

    「お前は…女はどうしてここに連れてこられた?」
    「人殺し」
    「え?」
    「ん、どうかしました?」
    「いや…なんでもない…」
    「ふふ、おかしな男さんですね」
    「うるさい…でも、虫も殺さないような可愛い声のやつが人殺しなぁ…」
    「あ! 今ほめてくれました? えへへ、ありがとうございますっ」
    「…ポジティブって言葉はこういう奴の為にあるんだな…」

    235 = 219 :

    >>1はまだかー

    236 :

    期待してるから上手に保つんだ

    237 :

    たもつ

    238 = 217 :

    >>1には期待してるぞ!

    241 :

    「牢屋のなかって、思ってたより広いんですね」
    「そこそこにな」
    「へぇ……あ、ラクガキありましたっ」
    「ほう、何が書いてあるんだ?」
    「これは…えーと、顔…かな? 芸術性があふれてますよ」
    「お前のセンスを疑うよ…」
    「もー! ほんとですよー! 他には……あ」
    「なんだ?」
    「生きたい……ごめんなさい…って書いてあります…」
    「………」
    「仕方ないんですよね……犯した罪を償うのは当たり前のことなんです…それが」
    「止めろ、もういい」
    「…ごめんなさい」

    242 = 241 :


    「そこにはな」
    「?」
    「妻子持ちだった男がいたんだよ」
    「…だった、ですか…」
    「ああ。その男の妻が浮気癖のあるやつで、何度も自宅に連れてきたらしいんだ」
    「……同じ、女として許せません……」
    「まあ、聞け。それでもその男は妻のことを許していた、何故だと思う?」
    「………」
    「自分が、自分が悪いんだとその男は俺に言ったんだよ。妻を満足させることのできない自分が悪いと」
    「だって、そんな!」
    「正直こいつは馬鹿だと俺は思ったよ。でもな、その男にとってはそれが罪だったんだ」

    243 = 241 :

    「奥さんを満足させることが出来なかったのが、罪…?」
    「理解し難いよな。浮気癖のある妻をどう満足させればいいんだ」
    「……」
    「そんなある日、いつものようにその男の妻は別な男を自宅に連れてきた」
     「夜も遅かったらしいからな、酒も含んでたしお互い酔ってたんだろう。男の妻と連れてきた男が口論になったんだ」
     「男が止めに入ったときには妻は死んでいた、連れてきた男が妻を刺殺した」
    「…ッ!」
    「それを見た男は、気が触れたんだろう…妻に刺さってるナイフを抜き、男を刺し、寝ていた子供をも殺した」
    「そんな…そんな……ひどい…」
    「気づいたときにはここにいたそうだ、まったくひどい話だ…」
    「……」
    「…ごめん、泣かんでくれ」

    244 = 156 :

    >>1を信じて保守

    245 :

    「でも、最悪の末路だったとしても」
    「……え…?」
    「その男は最後まで妻や子供のことを愛していた、それだけは間違いない」
    「…はいっ」
    「…つまらない話をしたな」
    「そんなこと…ないです」
    「それじゃ、俺はもう寝る。お前も休めよ、朝は早い」
    「おやすみなさい…」
    「おやすみ…か。久しぶりに聞いた気がするよ」
    「これから、おやすみになるときは言ってあげますよ」
    「はは、それじゃ…おやすみ」
    「…はい、おやすみなさい」

    246 = 204 :

    >>1はまだか!?

    保守

    247 :

    「…さん、男さんっ!」
    「……んっ、看守か…」
    「違いますよ! 昨日入ってきた女です」
    「…あぁ……そうだっけか…」
    「その歳でもうボケてきましたか?」
    「…お前、意外とひどいことをサラッと言うタイプだろ…?」
    「そうなんですか?」
    「はぁ……もういい。それに俺はまだ22だ」
    「意外と若かったですねぇ…」
    「………」
    「えへへ、それよりも朝ですよ! おはようございますっ」
    「……あぁ、おはよう」

    248 = 247 :

    >>1の独壇場っぽいからROMるわ

    249 :

    >>248
    >>1は乗っ取り推奨とか言ってたから好きにやるといいんだぜ

    250 = 204 :

    >>248いや、ぜひ続けてくれ


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / 新ジャンル一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について